「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20100429

2010-04-29 | 矮小布団圧縮袋

○昭和の日。わしらの感覚じゃ天皇誕生日だな。我ら熱血労働者「昭和の子供」は本日も休日出勤。ローソンでお昼のサンドイッチとおやつを買い、とりあえず外でお日様を浴び、校正一件をまず郵送し、遅れていた書類を作り、同じく休日出勤の上司と進行打ち合わせ。あっという間に日がとっぷりと暮れて、会社を出る頃には表は暗くなっている。

そんな気分のBGM: Inspector Morse Theme/Barrington Pheloung (「主任警部モース」のテーマ)
というより元々creative Zen nano plusを数台現役で持っているので、こいつの隠れ技line in入力でTV音源を128kbpsにmp3化してシャッフル君に落とすということができる。いつも夜中にテレビで流しながら机で宿題してるから慣れてきて、モースとルイスの会話の声ってなんか落ち着くんだな。でもってあのテーマを残業中のBGMに使うと、もう、ここはテムズバレーですか?っつうぐらい、デスクワークにもわびさび風情が漂うのだ(爆)(20100429)
 
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20100428

2010-04-28 | 矮小布団圧縮袋

○夜になって風が強くなり、少し嵐めいて寒くなってきた。むすび丸とリラックマのいる茶の間で電気ストーブをつける。「さむいわね」「さむいわよ」

本日のBGM:「ケルヴィムとセラフィム」「アヴリルの昏睡」(「主任警部モース」、AXNミステリー 月~金18:00~、24:05~他)
昨日は寝る前に見始めて結局最後まで見てしまった(睡眠不足)。今日は夜帰ってきて18時からの放送録画分を見ながら宿題。実は昔NHKの吹替版が放送されていたそうなのだが見ておらず、原作の小説もまだ読んでいないのに、恥ずかしながら今回始めて字幕版ドラマではまってしまい、今、ちょっと心を奪われている。ミステリーというより、ほとんど人間模様ドラマとして、すっかり気になって見てしまっている。ふと気がつくと、このドラマ版の渋い中年Chief Inspector Morse(John Thaw)とDetective Sergeant Lewis(Kevin Whately)がなぜ英国で絶大な人気を誇る名コンビだったのか、じわじわと理解されてきた。そして毎晩、ラストシーンからエンディングロールの「あの」テーマ音楽が鳴る頃に、もうなんとも言えない、せつなくやるせない気分で「oh, therefore the struggle will continue…」な胸いっぱいな心地になるのだった(この濃ゆいドラマを一日一本2時間で月~金で毎日放送してるのだ!毎晩映画館に行ってるみたいな贅沢な気分)。どちらかというとバーナビー警部や他の番組の方が事件のショッキングな死体のシーンやトリックの賑々しさがあると思うのだが、このモース警部は淡々と、非常に地味に、謎解きと人間ドラマが展開する。推理を途中で建て直したりするパターンが簡単ではなく(まあ、子供向けの番組ではないので、むやみな説明的な台詞なぞないのだ)、試行錯誤の過程を地道に楽しむ中で、田舎の中流階級の日常生活から大学周辺のアカデミックな感じとかが交錯するドラマなのである。アメリカンな弱肉強食トレンディセレブのドラマやストリートなドラマが極端にモデルみたいなハリウッド造作の美男美女ばかり出てくるのに比べれば、こっちの方がよっぽど身近に普通に、美人でも中年とか少女でも不細工とか庶民的でリアルな感じだ。モースとルイスのちょっとひねくれた愛情表現がなんとも英国式わびさびで、ほんのちょっとしたことの積み重なりが、極めて周到に組み立てられている。だから一回見てよくわかんなかった時、録画DVDをまた最初の場面から見直してみて「あ、ここが伏線だったのね」と意味がわかる、再視聴に堪えるドラマだ。もうシリーズ後半の方だから、もうすぐ終わっちゃうのかなあと思いつつ、最初の方を録ってなかったのがちょっと残念。また再放送しないかなあ。モースが自室や車内でかけてるクラシックの定番がまた、いい。「ケルヴィム…」は「それぞれの音楽観の違い」(爆)にウケつつも、モースの孤独の原因みたいな過去の心の傷のようなものが少し修復されるか?いやまだ彼はそれを抱き続けて生きていくのか?…的なラストのちらりとした余韻が泣ける。(20100428)
 
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20100426

2010-04-26 | 矮小布団圧縮袋

○最近酒は全然飲まない。コーヒーや紅茶や緑茶以外では、夜はほうじ茶(おみやげにもらった一保堂の極上のがえらく美味い)。そしてちょっと気分を変える時はノンカロリー系の炭酸飲料程度ですな。問題のペプシNEXは、こないだMr.Maxの売場にL'ArcのでかいPOPがあり(ううう、ゆっきーがもはや人間のくせにアニメキャラの実写版みたいやん!かっちょええ~)と内心ぷるぷるしながら前を通った(※でも、いい年こいた大人だからそんな自分の気持ちは表情には一切出さない><)。そんなこんなで時々ペプシNEXを飲むこともある。最近はその他、リラックマボールペンの付いたおーいお茶の玄米茶(※前述のほうじ茶をいつも飲んでいるので、こっちのペットボトルのほうじ茶の方は、ちょっと…)をだいぶスーパーで買って、会社の昼や夕方の休憩時に飲んでいた。数日前からはその中に、個人的にはEXILEとは全く関係がないが(笑)「大人のキリンレモン」も加わった。三ツ矢サイダー ALL ZEROは比較的懐かしい、いかにもサイダーな甘さなのに比べて、大人のキリンレモンは甘味が少ないドライタイプ。そして噂のオルニチンというやつ入り。自分は元々朝起きるのが辛い方なので、しじみ成分が要るのかもしれない。
 ちなみに、うちで使っているガラスコップは、何かのプレゼントの景品か、大概「各地の地酒の銘入りカップ酒」のカップばかりである(各地に旅した時に見つけたら土産に買い、だいたい中身は料理用の日本酒の空瓶に移し、容器をコップに使うのだ。寒い地方の超辛口なら飲む方にとっとくけど)。紙ラベルならはがして使い、ガラスカップに粋な銘が入ってるやつはそのまま記念になる。この「萬代」は地元福岡の宇美町の小林酒造ので、市内の一部スーパーなどにある「カップ萬代」の容器であった。
 むすび丸「だから、この中身は炭酸で、大人のキリンレモンなの。お酒じゃないのよ~♪」←※よっぱらっているのではない。

本日のBGM:「グアテマラでサバイバル」(Discovery Channel,サバイバルゲーム“Man VS. Wild ”)
久々に夜22時前に帰れたぜ。今月から新しいシーズン4になったのだが、シーズン初期に比べてやたら演出が派手な気がする(ロッキー2回目とかも)。で「活火山からの脱出は時間との戦い」とか言ってるわりには次々と不可能に挑戦してくれる(><)ベアさんなのだった。高所恐怖症です、とかのたまわってるわりには、降下途中で立ち往生とか(^^;;)異様な高さの滝つぼに落下とか、「引き返すという言葉は辞書にない(爆)」あいかわらずよーやってくれる。あまりにも無謀な御一行はともかく、ロケ隊のサイモン(カメラ担当)には悪いが、確かにすべてひっくるめて荒々しい自然は美しい。そして、芋虫はやはり生で食べるより加熱した方がおいしいらしい(むしろ、いつも生、はやめよう><)。本日のベアさんのお言葉「大きな失敗をしないよう、小さな成功を重ねていくのです」でも「遺跡で焚き火は禁物です」。(20100426)
 

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20100425

2010-04-25 | 矮小布団圧縮袋

○やっと晴れた。紫外線が強いというから洗濯物を干す。徐々に天候回復か?少し安くなって数が出てきた地場物の野菜を買い出しに、農協までバイクをとばす。
リラックマ「つつじが花盛りですね」。確かに、気がつくとすっかり八重桜や薔薇が咲き乱れ、青葉の季節に。でも用事が済んだら家に帰って宿題をしなきゃ。とほほ。


産直市で菜つき大根1本100円やイチゴ1盛り250円を買う時の
本日のBGM: spin alone /Ken (「in physical」)
昨年の天神のミーハーな追っかけ遊山からはや約一周年記念(^^;;)。全く、年月進行が超特急並みだと思ふ。あんときはまだ余裕あったなあ(泣)信じられんわい。今やろうったってそんな暇もない。
ま~わ~せえ~んじぇ~る♪の声を聴いてると、ふと思う。一度聴いてみたいのが、KenちゃんがVocalシャウトで渾身カバーするカラオケ大会アルバム「全曲B’z」(爆)。徳永英明とはまた意味が違って、ハイトーンでくらくらするぞこの企画。きっと。 (20100425)
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20100423

2010-04-23 | 矮小布団圧縮袋

○残業中。たれぱんだ「なかなか天気が回復しませんねえ」。今日も寒い。

本日のBGM:
主任警部モース「モース イタリアの事件」(AXNミステリー)
世界ふれあい街歩き「コッツウォルズ Ⅱ」(NHK総合)
…こうして見れば確かに街自体、建物自体が結構な景色なのはわかる。だが、モース警部はオックスフォードでもイタリアでも、映し出す画面が綺麗で色調が渋い。これはドラマムービーとしてのカメラの技と質だろう。教養担当モースが歴史芸術を語り常識人のルイスが朝食にベーコンを欲しがる凸凹コンビな名所旧跡ロケ?的。しかし「やまびこ○○号に消えた女・悲しみの三陸海岸に潜む謎!」(爆)みたいにせこくはない。もうちょっとゆったりしている。オペラ歌手役のFrances Barberという女優さんは名探偵ポワロの「ベールをかけた貴婦人」にも出てて、その時は吹き替えがドロンジョ様小原乃梨子さんだったのだが、こうして字幕版で見ててわかるとおり、元々の女優さんの英語の声自体が、結構小原さんに似た婀娜っぽい声だったんだな。しかし昨日のHappy Familiesといい、イギリスのミステリーはじわじわと悲惨で、かなり残酷なところも。(20100423)
 
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20100422

2010-04-22 | 矮小布団圧縮袋

○二日連続で深夜残業続きで睡眠不足。家に帰るとむすび丸とリラックマがごーろごろ「あくせくしたってはじまりませんぜ」「ませんぜ」。いいなあ。おまいらは。(…だから今日は夜9時には帰ってきて、洗濯をして夕飯に。最近料理をする時間がないから、野菜が足りなくて困る。それからまた宿題の校正とチェック)

本日のBGM:DEVIL SIDE / Vamps のCM
 なにせこのところ帰宅しても時間が遅いしすぐ寝てしまう(かろうじてRKBのどんなもんや(24:40頃~)の2人ラジオには間に合うくらい。2人でしょーもない話をしているのを聞くと懐かしい。さすがにもう高校生の会話じゃないが、普通に会社帰りのサラリーマンが電車帰りでしゃべってるみたいなのが、傍らに漏れ聴こえてくるような感じである)。
 だからM-onのサキドリ!にも間に合わんほどで機会が過ぎてしまった。この15秒スポットのサビだけちょっと聴くと予感としてはcountdownみたいな勢いなのかね。年とってくるとおじさんというよりマダムっぽい。いや、こういうゴージャスな御婦人見ますよ博多の近所に(爆)(20100422)
 
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20100420

2010-04-20 | 閑話休題・本日の効果音

○今日も朝8時半出社で夜22時半退社。作業が終わらないからしょうがない。別件のチケットが当たったらしいが空腹のあまりコンビニに取りに寄るのを忘れていてまっすぐ帰ってしまい夕食。ちなみに先週買ったリラックマのぶどうマシュマロの袋は色といい脱力感といい、デザインがかなりかわいい。中身は個包装できれいだし、何かに使えないかなあ(何に使うんだ)

本日のBGM:ATTENTION-UNBALANCED Ⅱ (「沙粧妙子 最後の事件 サントラ」)
 今や「レッドクリフ」の岩代太郎、な位に著名な作曲家であるが、個人的な影響度から言って最もインパクトのある傑作は未だにこれだろうと思っている。15年前のこの曲は、作曲者の名前を全く知らないままだったのに、マイケルランドウのようなギターの重なる印象深い旋律の音楽が記憶にへばりついて離れないという、ただその音の存在だけで中毒性の高いオープニングだったのである。残虐な事件が連続する21世紀の今日から見れば、この番組自体も相当際どい内容で、多分もう地上波では放送されなさそうな感じだが、思えばL'Arc~en~Cielなら「heavenly」の頃、その1995年と言えば阪神大震災で明け、サリン事件が起こり、SMAPなら(個人的には最高傑作と感じる)「007 Gold Singer」の頃。そしてテレ朝では深夜に「BLACK OUT」も始まり、という、テレビにせよアイドルにせよ何か異様に極端な「何かの創造の爛熟」の不穏な気合のレベルが昂じていた頃と記憶する(21世紀に入ってどんどんテレビがレベルダウンしていくのは、現実の残虐な事件がテレビを易々と超えてしまっているというのか、ただ単に制作供給する側が貧困なだけか)。その頃の「沙粧妙子 最後の事件」である。
 今思うと、まだ就職して数年目のぺーぺーの頃の自分は、この(昔はフジのバラエティでパロディにされて笑われていたけど)沙粧妙子の異様に陰鬱なクールさにせよ、まだ浅野温子的「最先端女性の戯画化」を「まさか、やりすぎだろ」としか思ってなかった。なにせ、何とその後15年も、この自分が仕事を続けてキャリアを築いてしまうとは、その頃はまだ想像すらしていなかったのである(いつまで仕事を続けるのか、腰掛けでいつ適当に退職するのか、どちらにしようかも、全く考えていなかった)。しかし、この年齢になって今にして思えば、あの浅野温子の眉間に皺寄せた表情とエキセントリックな演技はあながち誇張でもなく、まさしくその後15年の我々が辿った社会のシステムの中でのキャリア女性の日々の苦悩を象徴的に予兆していたかのようだ。あのくらいのヘビーな土壇場のハードな修羅場というか、どのような絶望的な状況が起ころうがそのくらいの勢いで冷然と乗り越えないと生きていけないシーンというのは、リーマンショックのみならずこの15年間で確かに何度もやってきているようである(自分と違う境遇の人でも、例えば結婚や出産や育児や介護や転職やその他、様々の修羅場で誰もがそれぞれに、それを経験しているだろう)。
 自分はもちろんプロポーションやスタイルなんざあんなにかっこよかありやせんし、もてやしませんぜ。ただ元々煙草は20代前半でやめていて吸わないくらいで、気づけばすっかり「若い子」ではなくなり、どちらかといえば「動じない」方で(クールでもないが)、そこそこに怖がられ、低音の声で若い者らを諭す側になっていた(だいたい、沙粧妙子は33歳になんて見えない。本当は精神年齢的には43歳じゃないのか、と今見てて思う)。だから、妙子のように「気休めは通用しない」と毒舌を吐きながら、異様なストレスを抱えて救いようのない働き方をしている専門職の女性だって、15年前よりも現実的に、社会の一般的存在として身近に圧倒的に増加してきていると思うのである(ま、要するに「中身おっさん」を15年前に先取りしてた、ともいう・爆)。妙子も酷い精神的外傷でもって内心もっと深いところで絶望的に「ワークライフバランス?けっっ」とか冷笑してそうな感じがするから。だから(ほんとはVTRに録ってあるのだが、押入れから出すのがめんどくさいから)ちょっとようつべあたりで番組一部を垣間見ると、15年前にはわからなかった思いや違った感慨とともに、浅野温子を見ている自分に気づくのであった。
 と思ったら今年、どうやらついにDVD版が発売されるらしいとのこと。何か禍々しくて怖いなあ。封印されてた梶浦が15年ぶりに蘇ってくるみたいで(><)。(20100420)
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20100419

2010-04-19 | 矮小布団圧縮袋

○夜8時半頃まで残業してて玄関から出たら土砂降りである。急いで帰って来たが寒くてぶるぶる。リラックマ「寒いから、油揚と菜っ葉と里芋の味噌汁~」

本日のBGM:「ショスコム荘」(「シャーロック・ホームズの冒険 完全版」20:00~ AXNミステリー)
 実はNHKで見てたホームズのシリーズは、後半の方は前半や中盤の頃と比べるとあまりしつこく見てるわけではない(爆)。だんだん、自分が先に読んでた原作のイメージよりもドラマ脚色が派手に強くなってきて、ちょっと違和感、ぽくなってきたところもあるからでもある。だから結構、今回改めて見て、えええ?こんな話だったっけ?のようなところもあったり。ショスコム・オールド・プレイスだって、ただ墓場が気持ち悪い位で、そんな大した話だったか?な気分だが、この回に関しては、なにせまだ「若き日」のジュード・ロウ先生がゲスト出演してる(!)という点で、その手のマニアには有名な一品らしい。この話だったら、多分あの役だろうな、と思って今日見直してみたら、やっぱり当たってた(^^)っていうか、一度これを見たことはあるのだが、ジュードロウとは意識して見てなかったというだけで(^^;)そう思って見れば確かにまだ子供っぽくてかわいい。これが十数年後に、食わず嫌いに出演(爆)じゃなくて何と映画「シャーロック・ホームズ」でおちゃめなワトソン役だったりしちゃったりするんだぜ(笑)。(20100419)
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20100418

2010-04-18 | 矮小布団圧縮袋

○友人のLIVEの誘いがあり昼少しだけ街に出る。かなりよかった(彼女の知人でもその演奏を見たこと無かった人は、初めて見たら、これが彼女の正体かと知って惚れるだろう^^)。自分は夕方から昨日の続きの作業を宿題でするので帰るが、途中で、これも何週間ぶりかの天神に寄る。


なぜかピーター・フランクル氏がいて、生で普通に大道芸のジャグリングを展開していた。その新天町商店街の人だかりを遠くから。


元岩田屋の場所に先月開店した噂の福岡PARCO。先週は帰りに名古屋の繁華街を歩いたとはいえ、近い天神は最近全然買物とか出かけてなかった。日曜で天気がよかったせいだけでなく、まだ珍しいのかエスカレーターの列といい人大杉(爆)改装された元岩田屋の建物内でこんな混雑は始めてだな自分は。で、噂の6Fのクマ屋(リラックマストア)を覗く。混雑(※人が混んでるところは写さない><)。
 自分が今日買い替えたかったのは、ここんところ使用頻度が増してきてちゃんとしたのが必要になってきて困っていた、ちょっと大人用の名刺入れだった。これはなんぼなんでもキャラクターショップで脱力した柄のを買うわけにはいかない(爆)。それで、大きすぎたり高すぎたり、小さすぎたり安すぎたりと、なかなかちょうどいいというのが、いざ探してみるとないもんで、新規に入ってる文具屋だけでなく向かいの老舗の「とうじ」や丸善や新天町のもちっと大人の店も回って、ようやくちょうどいいくらいの落ち着いたのを選んで購入。いつも近くの商店街で野菜や食料品を買うのとは違って、見慣れないところを一時間くらい歩き回ると、勉強になるもんだ。うーん、そろそろ歳相応職名相応の身支度って要るのか。ただ安いのも駄目だし高くてもしっくりこなくて使い勝手が悪くても駄目だし、難しい。
 自分の工房の机の上ならクマがいてもいいが、会議や折衝の席ではそういうくつろいだ気分にはならないし。逆に、大人相手の苦々しい会議でも可愛いやつをつかっていると、家に帰ってクマやパンダを見た時にまで変な記憶の刷り込みで会議が悪夢的にフラッシュバックする、なんてのは嫌だから、使う場所を分けた方がいいのだろう。

本日のBGM:「ブルース・パーティントン設計書」(「シャーロック・ホームズの冒険」完全版 AXNミステリー)
 このシリーズのマイクロフトが(自分の元々思ってたイメージよか年上だけど)毎度おちゃめ(シャーロックもおちゃめだが・笑)である。こっちも留守録で見ている方。我々が最初に見て露口茂氏のかっとんだ台詞まで脳裏に刷り込まれてるNHKの吹替版は一回45分放送で、この「完全版」の50数分前後のやつを毎週見てると、相当カットされていたのであるとわかってくる。この回もいろいろ細かいシーンが「見たことないからきっとカットされてたんだな」(「悪魔の足」だったかはコーンワルで療養中なのにホームズがコカインかなんかみたいなのやっててワトソンが苦い顔するシーンがあったっけ、でも多分NHKでは見てない気がする^^)とかがわかる。それ以外では日本語版がいろいろ独特なのを加えていたことも(福田豊士さんの「気付けに一杯」なんて完全に日本語版のおまけだもんね)。(20100418)
 
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20100415

2010-04-16 | 矮小布団圧縮袋

○このところ気温が寒いので、夜帰って夕食は塩ラーメンにするたれぱんだ。

本日のBGM:主任警部モース(AXNミステリー、月~金18:00~、24:05~)
 寝る前に24時過ぎから最初始まっても、つけたまますぐ意識を失って眠ってしまうので、一応18時から留守録しておいて、後で見たりする。一話完結で第一回からではなく途中から見始めたんだけど、案外「教養」が謎解きのヒントな所と、結構辛辣な所と趣味性があるのとで、わりと「バーナビー警部」より「主任警部モース」の方を何となく見てしまうのだった。要所で突然クラシックや宗教音楽やオールディーズやらが入り込んでくるし。だんだんルイスが普通にいい人で、モースがちょっと癖があるけどいい人だとわかってきた。本当は、ルイスみたいに普通の常識的にいい人になりたい気持ちもある。だけどどうしても気づかないうちにモースみたいに「傲慢」(笑)になっちゃって、いかにも官僚な俗物な管理職な上司に「おまえ非常識だ」っていわれちゃう。視聴者の自分も同じような独身者だから、結構わかるような気がするし、だからこそ仕事の相方として逆にルイスみたいな人が必要なのであろう。熱血、というのとは全然違う、奇抜な展開が淡々と地道に描かれる(まあ「ドラマ人間模様」やね)大人の視聴に堪えるドラマなのだった。「#17 ファット・チャンス」はカソリック神学の固陋と米国風ダイエット産業との皮肉な取り合わせ、「#18 誰がハリー・フィールドを殺したのか?」では美学美術史の裏面、のように、いかにもオックスフォードな各々その道の拘りが来て、それぞれそこに極めて下世話な人間関係の歪みが絡むような感じである。日本でいうと、京都大学周辺の寺社も美術館博物館も歴史好事家も伝統的セレブも元公家さんも家元も絡む殺人事件でロケ大覚寺や有栖川付近(必殺仕事人かい・爆)とかか。「京都殺人案内」もそういうのを狙っていたのか。だが日本の2時間ドラマよりもロケが美しく上質な感じがするのは、元々英国のこういうものの環境保存やら凝り様が凄まじく、「深い教養」と「下世話な世俗」が奇妙に縺れ合い罵り合いながらも同居している国民性だからかもしれない。日本のドラマでやってみてもうまく作れないとすれば、制作者のどこかに「実益に関係ない教養なんてダサい」ような浅薄な考え方があって、教養層の人物を描くにもどこか浅く偽者ぽい「なんちゃって教授とかなんちゃって家元」みたいなギャグになってしまうためかもしれない。それか「相棒」みたいに、ちょっと教養タイプの刑事が水谷豊的にデフォルメされてしまうためかもしれない。だいたい日本で本当に大学教授や学者を本物らしく演じられる役者って誰だろう?そんな大げさにでなく、さりげなく普通に教養趣味の心得のある刑事役をドラマで作れないくらい、日本社会では教養というものが市民生活から乖離してるってのか?そういう格好よさを見抜けない幼稚な文化なのか?しかし、日本だって元々長年伝統的教養と世俗趣味とが両立した国だったはずである。その文化が退行したのはここ数十年、比較的昨今の軽薄な拝金主義グローバリズムなんたらあたりからひどくなったのだろうか。まあ「主任警部モース」でも英国伝統遺産を食いつぶす「拝金主義迎合」「実は火の車」な虚妄セレブ連中はこっ酷く皮肉られてはいる。モース警部がいきなり趣味のオペラやドイツ語の素養で切り返す瞬間に気取った敵が襤褸を出したりするところがあるので、どうやら日本だけのことでもないらしいのだが。(20100416)
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