「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20090531

2009-05-31 | 矮小布団圧縮袋

○どうせ明日からは怒涛の激動状態だろう。備えて、というか天候が回復したので、午前中は掃除と洗濯物干しと片付けをし、午後は日帰り湯治。このところ休めなかったので久々だ…
神社で休憩中のひこにゃんとむすび丸。

田舎の公園の芝生でひなたぼっこ。(脇のは十六茶。) なぜか、案外大きい恐竜のオブジェ?が…(はじっこで、子供が遊んでいる)。


数年前に話題にしたオオキンケイギク特定外来生物で生態系に影響が懸念され増殖を防ぐべき花なんだそうだ。同様に、虫の方の特定外来生物・セアカゴケグモは博多の埠頭に上陸して問題になってたが、そういうのみたいなわけで。そのせいか、うちの近所の土手は刈り取られてたな。やや郊外の県道や農道のアスファルト沿いに、時々まだ群れている。
さて帰ってきて、宿題を布団の上でしながら、半分療養感覚。早く寝たい。

本日のBGM:J-MELO (NHK総合、5/31 2:30~)
Guest interview :Vamps NHKワールド(英語放送)の時間。海外向け放送としてはいいとして、あんなLIVEのMCの連中で真面目なNHKとしては内容が大丈夫なのか(><)という懸念とは関係なく、淡々と放送。だが完璧日本語である(笑)。これがほんとの「和魂洋才」、っつのもよかろう。ほら何せ、身体が蕎麦で出来てるからw。
そんな今頃Zepp Sendaiで怪奇な毒を振り撒いているであろう人々の、改めて「Evanescent」のPVを久しぶりに見て(ここんところテレビ見るのもなかなか…深夜帰ってきてから留守録チェックばっかしだし)気づいたこと。Zepp Fukuokaに合わせての予習はi-tuneのDLではなくアルバム全曲さわり紹介だったのだが、albumの一曲目からの流れがもしVampireなストーリーだったなら、と考えて。1曲目で出現して、2曲目で暴れて、そして、…Secret in My Heartで人間に道ならぬ恋心を抱いてしまったとしても、不死の吸血鬼と違って、人間はすぐに死んでしまうのである。だからEvanescentでは、吸血鬼がもし恋を続けてたら、季節が何度巡っても死者を半永久的に追慕し続けることになる…みたいな意味ですかねPVは。(でも最初見たとき、生きてたらこのくらいになってる娘がいてもいい父親か?みたいに思ったよ正直・爆) (20090531)
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20090530

2009-05-30 | 矮小布団圧縮袋

○冷やし中華はじめました(爆)←自宅で。
そんな土曜も出張会議で仕事帰り。まだ泥濘は続く。泥だらけ。とほほ。部屋そうじもしないとなあ。ぬいぐるみはひこにゃんにせよむすび丸にせよたれぱんだにせよ、地が白いのが多いから、遊ぶとちょっとずつ汚れてきちゃうのだ。そのうち、洗うかなあ…



本日のBGM:L'Arc~en~Ciel LIVE IN PARIS (NHK総合、5/29 25:10~)
BSとかじゃなくてNHK総合だったからびっくり(^^;;)ちょうどLIVE DVDが出たところで、ラストの方のDISC2でも見てたあたりと、インタビューなども混ざってた。ちょうど一年ほど前になるL’7を思い出す(去年は水道橋でも大正でも、抜け出して行けてまだよかったよ…今年なんか同じ市内に居たって行けなかったりするんだぜ・涙)。欧州の人の騒ぎっぷりを見てると、なんかこう別の意味で不思議である。そりゃもうおっさんはまぎれもなくおっさんだし、会場の広さとか狭さとかとも違うし、元よりソロとは全然違う。しかし、なぜかほんとによくわかんないんだけど、この4人が揃った場に居合わせると、みんななんだか異常に快感になってきちゃって、にこにこしてしまう。そしていつのまにか泣きながら「あなた」だの「My Heart Draws~」なんか歌っちゃってたりするという。富士急もだったよな。なんだったんだろうかあの花火のような最強さは。若い人が集まってるけど、なんかもっと大人をも励ます「歌は心」みたいになってきてるし、10年前のイメージと違って渋く熟してきた感じもし、それで、全ナンバーがみんなclassicになってて定着してて、つられて口から出てきたりとか。「みんなが(メンバー自身も、スタッフも、客も、…)みんな、ほんとに好きなんだな」、それでおっきくなってしまったのか、と思う。そういう感じでとりあえず、あと2年は生きてて、もう一回、見に行きたいな、行こう、と思ってしまうという。不思議としか言いようがない何か。(20090530)
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Zepp Fukuoka (20090525)

2009-05-25 | live2002-2024

○「Vamps LIVE 2009」 5/25 (Zepp Fukuoka)
土曜は出張、日曜も今日も夕方7時近くまで残業。昨日のVAMPARKも夜、開始から30分過ぎ頃に覗きに寄ってスタンプラリー状態だったが(爆)。今日も途中のMC付近でようやく合流。指定席チケット大人買いで帰りに寄れりゃ行く、という近場ならではの贅沢さとはいえ、平日業務で会社をすぐ退けないのが社会人の辛いところ。だが、今日は前回より異様に暑くて(!)、途中でもやっぱし来てよかったと納得。なぜならば今日は、なぜか着いて15~20分で汗だくになってしまう場内温度の高さと揺れ揺れだったからだ(なんだったんだ…)。こういうこともあるんだね。Ju-Ken先生の運動能力と宴会要員度の高さには舌を巻く。新しいナンバーの演奏も再度生で聴くごとに音が耳にはまっていく感じで音源を期待する(昭和後期生まれの自分はCD発売まで待つ^^)。2階から丸見えなのだが、ラストの方での前方の揉み合いが塩ならぬ「水撒いておくれ」わっしょい祭りと化しており、壇上のHYDE先生がべろべろなめなめしたりしつこくタッチしまくったりで粘る粘る^^。ごきげんである。福岡に居ると、うまいもんばっかしで「太る」(爆)←わかるぞ、それは^^。ちったあふっくらしましたかね。福岡で買物したというショートパンツ姿を「想像して♪」言われてもさ(^^;;)。そこの少年少女よ、「履いてみせてー」とか言っていいのか。休日に家でトランクスでごろごろしてる同年輩のおとーさんに同じことが言えるのか君たちは^^(※あくまでも心の中のつっこみ><)…そんな余韻の中、自称べスパに飛び乗り脱出。みんな薄着っぽいな。福岡の夜は案外涼しい。大量発汗後に風邪引くなよ。(※別に全員集合のカトちゃんではない) 

なーんてことやって帰ってきたら、夜のテレビのニュースで、福岡でも今日新型インフルエンザ発生とのこと。今週あたり来そうだな、と会社でも言っていたところだったが、遅いのか早いのか。さて、尾藤イサオ先生ではないが、明日はどっちだ(爆) 
(20090525)
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20090521

2009-05-21 | live2002-2024

○今日も朝からびっちり仕事、午後豪雨となったが、夕刻晴れたので、会社帰りにZeppに寄る。話の種にVAMPARKなるものを覗く。平日だし遅い時間なので混雑なしでよかった。昨年は福岡に来た知人が行って、ポクポンの収穫を自慢して帰っていった^^が、自分はゲーセンで遊ぶっていう文化習慣がほんとに全く無いので(ほんとにUFOキャッチャーとかも知らない。欲しいぬいぐるみは目的のだけ買うから、ガチャガチャならまだできるんだけど)、一番前に行って30分くらい、「ほおおお」ステージの上や機材の並びや内部の壁など造作をまじまじと見学し、記念スタンプを御朱印帳?みたいなのにもらってトレカを数枚買って、…朝から結構疲れてたんで、ここで帰還。感想としては「…べラ・ルゴシだけじゃなくて、岸田森も壁に貼っといてくれ!^^ぜし!」

プリングルスって、おやつというよりは、もはや味的にはご飯のおかずなんだが…(※たれぱんだの隣のやつ。普通のサワークリームオニオン系とチキンブイヨン系とむすび丸と並べてみる。サイズは同じで柄違い。吸血鬼仕様のやつは、玉葱の顔が兇悪で、柄悪そー^^そして蝙蝠が飛んでるw)

本日のBGM:サントリー和イスキー「」先週の太平記最終回以来、思い出して貴重映像を探す。歌って踊ってワイヤーアクションもスタントなしで流鏑馬もできるハムレット。かっちょよすぎて嫌味だな。「ぜんぜん」。
音楽戦士のゲスト:Vamps回(5/16) 別の録画分から借りて見せてもらう。ただただ蕎麦への愛を異様に熱く語り倒す10分間(爆)。とりあえず、あたしゃやっぱし「かけ」じゃなくて「もり」だわ。 (20090521
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Zepp Fukuoka (20090520)

2009-05-20 | live2002-2024

○「Vamps LIVE 2009」(5/20 開演19:06~21:07位? 会場:Zepp Fukuoka)
GWにまだふらっと行けた関西が今あんなんなってるとすると、もはや明日、明後日、うちの方だってどうなるかわかんないからして。福岡に戒厳令が敷かれない前に行ってきました(爆)昨年秋ぶりのVamps。それにしても厳しくなってきた。今日も朝8時半からの業務が終わらず、顧客や遠方からの客、業務連絡のメールの追伸、なんだかんだ夕方6時近くまで退社できず、終わらせて後片付けもそこそこに、急ぎ愛車=自称べスパで、ぎりぎり7時前に間に合ったほど(平日はきつい。が、仕事帰りに寄れるっていう立地条件が確かに捨てがたいな…ここは…)
 幸い今回は2階指定席なので、153cmの自分にはこれまでで一番ステージ全体がよく見えた(爆)Zeppである。アーリーの渾身の叩きっぷりが最初から最後まで堪能できてかっこよかった。去年夏見た時よりしっくりきてる感じ。なんと髪のとんがった?JIN氏やクールなK.A.Z氏や今年も再会できたJu-ken氏も健在で、HYDE先生がまたまた、不吉な赤い光の乱れ飛ぶステージで妖しく邪悪なオーラを(笑)振り撒いていたが、ラストは薔薇のマイクスタンドを粉砕して猛然と退場(爆)。この声と音とが背後の壁からも床からもじんじん来るのが箱のよいとこ。新アルバム(なんか、通すと何か映画のようだね)については、まだ試聴版の一部の予習だけで今日行ったが、新しいナンバーはステージでフルで聴くと、COSMOSなんてPCでの試聴より遥かにheavyでよろしい。SECRET IN MY HEARTなぞ、もう昔の映画みたいなしっとりした邦題をつけて進ぜようかと思う勢い(^^;;)だがしかしMCがまただよ!おとうさんたら下品!(みんな目をさませ、おっさんはおとーさんとそーかわんないだぞ!おとーさんが言ったら「やだー信じらんなーい~セクハラおやじ~」とか嫌がるだろ?・笑)ま、あいかわらずですということで。博多で買物した「しろい…ベージュの、かわいい…か・ば・ん」とか「さむい…インフルエンザじゃないよ…俺そうだったら、このへん(スタンディングの最前列の方)あぶないよ~♪」とか言ってますよ^^。いやまじで。
 うちの会社は市内の端の方で中心部からは遠く、こんな密集度での10代20代の若者たちの騒ぎを見るのは久しぶりだ(つか5月3日以来か…)。怒号は彼らに任せ、「へいほー」大合唱の狂乱の会場を見下ろしつつ、心地よき振動波に身を任せる真っ黒尽くめでマスクのガードマンみたいな自分こそ、吸血鬼というよりは屋根の上のガーゴイルか、はたまたエドガーアランポー「赤死病の仮面」の悪魔のような気分だよ。ふっふっふ。ま、演奏者よりちょっといい年こいた分別あるはずの大人なので、明日も早朝から出勤だし、ここで居残って体調崩すわけにもいかず、「今日のところはここまでにしといてやる。」引き際を心得てダッシュで帰ってきたところ。昨年と違って、チケットは行ける日をとっといているとはいえ、直前まで残業と会議が終わらない中年としては、優雅に魔物的に楽しませていただこうという企画である。(今シーズン、まず一回は行けてよかった。ほっ。)福岡は昼間暑くても、案外朝や夜冷えるので、ご一同は体調に気をつけていただきたいものです。…しっかし、今週からおっさんたち御滞在中。颯爽たる青嵐の博多の空気が吸血鬼様御一行で澱んでるだろ実は、おい(^^;;) (20090520 22:14)
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20090519

2009-05-19 | 矮小布団圧縮袋

○昨日今日も早朝から混戦状態。苦しい時ほど、誰が浅ましい心根であるか、逆に誰が義理堅く心意気の強い人かというのが、しみじみあからさまに見えすいてしまうようだと、つくづく思う。(先日、かなりとりこんでしまったが、こんな感じで、時々書ける時に、時々無理しない程度に書こうと思ってます。)

今日のBGM:家にへとへとで帰り着き、テレビをつけて、流れた曲(この際、運転中流れてくるラジオの音楽が古関裕而の「昼のいこいのテーマ」だろうが演歌だろうが、Zeppの若造りおっさんたちとは違い、いささかも動じんワシである^^;)
・池田輝男「雨の夜汽車」(NHK歌謡コンサート、5/19、20:00~)この回、冠二郎先生はわりとしっとりめの歌だった。話題は初登場の池田氏。作曲は水森英夫先生。いきなり「長岡駅か~ら~寺泊~♪」で「おおっ!あなたを追って出雲崎に続くご当地ソングかい!」と思い、そして軽く「おそくはないない♪」で進行し、ラスト「あ~めの~♪」超ハイトーンボイスが冴えて通りまくる。「伊万里の伝説の演歌師」だそうだ。2コーラス目の3番「三条すぎれば弥彦線~」。もう、こうなってくると主人公がどこへ行くのか(爆)歌詞の続きが捨て置けない元祖新潟市民(^^;;)。こういう時は四角い知恵の箱を使って、いつもはHanoi Rocksなんかも聴いてるようつべで、和洋関係なくぐぐってみる。「雨の夜汽車」うーん、いいぞ。このプロモのロケ地の景色は?(実は西蒲原はあまり詳しくないのだ…越後線なのかな?ちがうのかな?鉄ヲタの人なら、ホーム形式や車両種で見てわかるんだろうな…)しかし、もっとすごいのは池田輝男先生のカラオケ指導(!!)「雨の夜汽車ワンポイントレッスン」。ちょっとなまってるのが佐賀んもんな喋り方の先生だなとも思ったが、この軽やかな模範歌唱んとこもすごい上に、きちんとマルカートとレガートとレジェロを使い分ける懇切な技術指導。歌詞の意味を理解すること、表現するということ、それを歌という心地よいものに載っけて生み出すこと、演じること、いろいろなことに通じるというか、勉強になる。
 (※写真:シャガの群生する公園の前で「わー」遊んでる休日のむすび丸。ワシも休みたい…うらやましい…)(20090519)
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20090516

2009-05-16 | 矮小布団圧縮袋

○この2日間、緊急事態でテレビもラジオも全く見られない。祭りらしいのだが、とても参加できない。フジの特番なぞは最初から、それでもスペイン坂だの音楽戦士だのは留守録しとけばよかったかと後で気づいたが、そんな考えが頭から完全に吹っ飛ぶような事件だった。今、夕方家に戻ってきて、やっと思い出した。
 昨夜は20~30分眠ってすぐ眼が覚めてしまう、という状態が朝まで続き、眠れないでいる。昨日も今日も緊急対策会議で朝から夜まで電話と話し合いに追われた。何より、そういった事態を招いた不注意や裏切りや欺瞞に対する怒りで、交感神経が麻痺してしまったらしく、食欲が30時間以上無いのである。明日も対策本部で作業なので、今日は少し食べて休もうとは思う…

 連休前とは一転。昨日から今日にかけて、自分の今日までの12年間のことを思い出した。目を覚ましたら、全部今までのことが夢で、12年前の5月16日だったりしないのかなとすら。この12年間は何だったのだろうか。自分は無為に、夢を見るように12年間を過ごしてしまったのだろうか。その過ごし方の中で、所詮、何をもっともらしいことを言おうが、何が得られたのか。気晴らしは気晴らしにすぎないのか、とも思った。もちろん、それらは自分の生活を豊かにしてくれたし、それによって人生の興味も発見も広くまたは深く広がっただろうし、発想が広がることは、自分の仕事にも確かにプラスだとは思う。だが、結局、気晴らしは気晴らしである。もっと言えばオプションであり、それが無ければ心が死んで身体も死んでいたかもしれないような気分はするけれど、そのために命を賭けているかというと、少し違う。仕事を適当にして、芸事の楽しみを本筋とする、というのも、行き方としてはあっただろう。自分は最初は、難しく考えず、なにもこだわらず守る意識もなく、楽しみだけを味わうつもりだったかもしれない。しかし、仕事を続けていくうちに、歳もとり、生かしてもらっている責任も感じ、半端ではいかんのではないかと思い始めてしまっている。もっと気軽に来たはずだったのに、いつのまにか、本気になってしまったというのか自分は。
 芸能も音楽も自分の生活の基盤が築けてこそのたしなみである。今はゆっくりと落ち着いて楽しんでられる状態ではない。状況がもう少したってみてから、でないと、楽しむこともできなさそうだ。正直、来週からを、どうしようかなと思っているくらいだ。

 12年前に自分は、来た今の土地で、のんびり暮らすのだろうなと思っていた。しかし所謂「東京を愛したが、東京は私を愛してはくれなかった」の地方版、みたいな按配で、これから先はわからなくなってきた。もしまたどこかへ行くとすれば、自分がこの立地条件で得られた演芸事に対するスタンスも、今後はどうするか考えなければなるまい。まあ、娯楽の多い土地で、この年月、享楽的にずっと夢を見させていただいていたのだとでも思うか。12年間の間に、ネットだの衛星放送だの、田舎でも享受できる情報はずっと多彩になってはいるし、12年たって日本全体の娯楽の質が少しずつ凋落している今日、都会だから良いとも限らなくなってきたから、自分の「都市寄生生活」への欲求度も変わってきたし。ここらで一回り、もう一度自分の人生について考えてみたい。
 この部屋もまたしばらく、数行で済ますか、休載するかもしれないが、その場合もご了承願いたい。(※ちなみに、新型インフルエンザではない。)

本日のBGM:
・「太平記」最終回(時代劇専門チャンネル、5/14 時間拡大版81分)
この非常時に随分心慰められたのは、その「不幸」のカタルシスな内容だけではなかった。単純で子供っぽい二項対立でなく複雑でポリフォニックな戦略や思考というものを思い出させてくれたドラマだったからだ。直義の死のシーンはリアルタイム放送時もリアルで衝撃的に残った。もはやゴッドファーザーのような重さで、多くの滅亡を見、晩年に向かって「また生き残ってしまった」という尊氏の自嘲めいた悲痛さと、したたかな佐々木道誉の揶揄と軽妙さ。歴史的事実はわかっていても、展開が見え透いた予定調和では全然無いから、大人のドラマとして緊張して見られるのだ。また、改めて真田広之や大地康雄といった俳優の貴重さを思う。比べて、このようなドラマが制作できない現在のテレビ、こうした作品のレベルをわからないで適当なもので満足すると見下されている視聴者、ということを思えば、さほど今のテレビに執着する必要はなく、多少留守録が失敗しても大したことねえなと思えるのも救いだ…テレビにとっては救いの無いことだが。
・VAMPS / Life on Mars? CDでフルで聴いたのは初めて。Roentgenの時はDavid Sylvianに似てると思ったが、Bowieの歌だとこういう歌い方もできるということだと思う。アレンジ的には70年代風より重くて、80年代の「商業ロック」的にいわれた頃のBowieぽいようにも感じたが(自分も元々ファンというのと違う、多分HYDE氏もいうような「後からの」なので、これはこれでいい)。※逆にLucy in the Sky with Diamondsの時はどっちかというと、自分が中学生の時に元のSgt. Peppersのアルバムに嵌った方なので、最初「ええ?」と思い、ライブで聴いてようやく意味がわかった感じだった。今回のこっちはCDで聴いてもわりと納得かも。(20090516)

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20090510

2009-05-11 | 矮小布団圧縮袋

○今朝はWSの「祝・放浪記2000回」とめざましTVのVAMPSインタビューで起きる。多分日曜のスポニチ記事に光一選手が載ってたかもしれん森光子さんの方は、土曜夜のNHK総合の記念特番の王・元監督にテンション上がった(元気そうじゃん)。王さんと並ぶともちろんコンパクト。以前、博多座で、でんぐり返しを見られたのが(その次の日、自分の方が風邪でダウンしてしまったのが苦い思い出であるが)本当に貴重だったんだなとひとしお。VAMPSの方は昨夜のMUSIC JAPAN(NHK総合)が、新堂本兄弟の裏の清志郎さん特番の次だったので、だぶらず録れての明くる朝であった。そうこうして、平日に入ってしまって大混戦模様の昼の仕事の後、夜、仕事帰りにPCを見ると、今度はFM福岡で先日のKenちゃんに続きVAMPSの人を、同じMC:BUTCHさんが迎えて前夜祭トークだってさ(汗)。この業務上の修羅場でくそ忙しい時に、連日騒ぎである。だいたい夕方に会社を早めに抜けられるのかどうかすら覚束ない。遠出でなく通えるとしてもちと照れる隠密行動の上に何より体力的にもつのか不安だ。インフルエンザはどーなったんだよ。全くもってどーなることやらわからん。

本日のBGM:The Power Station/ Go To Zero (『The Power Station』 (1985) ※2005 US盤 )
 こないだの剛紫のLIVEがのっけからベースからチョッパーで入ったので何かを思い出し、脳裏に駆け巡るものを追想した。高校2年の時の文化祭で弾丸チョッパーを繰り出していた同級生のK君の面影も、ふと浮かんだりした。そこにとどまらず以降もはまった「黒っぽい」ぶにぶにbassの数々が、Mark KingといいMarcus Millerといい「かっちょええ!」と思った自分の1980年代の耳の記憶につながっていく。funkな黒っぽいrockって感じだった。それで、帰ってきて取り出してシャッフル君に注入したCDがこれだ。所詮アイドルが音楽活動だ?アーチストとのユニットだ?のどーのこーの、とギャラリーが悪口雑言を飛ばすのはThe Power Stationの時もリアルタイムで見聞きして知っておる。ロバートパーマーおじさんもトニートンプソンも、なんでDuran Duranなぞと組むのか?おぜぜにはかなわんのか?などと喧しかったものである。しかし実際はノリノリで、24年後の今、改めて聴いてみると奇跡的に「もうこの組み合わせは不可能な」かっちょええ歴史的名盤となっている。勢いだとしてもやっといてほんとによかったユニットとしか言いようがないが、巡り合わせというか、その意味はいつか歴史がきっと証明するのだろう…大阪の5月3日の夕方の音は、そんなことを次から次へと思い出させるような、ぶにぶに、ずしずし、の肉っぽいfunkよりの方の音だった。ここ最近Kenちゃんといい、どっちかというと聴く音楽のアタックがrock乗りのが多かったから、剛のわりとハイテンポな奴の方で、思い出したんだろう、と思う。(写真:天王寺駅で改札出るたれぱんだ)(20090511)
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20090505

2009-05-06 | 矮小布団圧縮袋

○いつも海辺の家に住んでいるので、先々月の湯治あたりから、既に「山の空気に浸る」欲求の兆候みたいなものがあったのだろうか。5月5日、吉野の余韻が抜けず、どうも何故か山道に惹かれてしまい、そのままついに立花山までバイクとばして初登頂(!?)しちゃいました。うっそうとした森の登山道の中では、風がさわさわと鳴り、うぐいすの声ばかり聞こえます。


登山道の入口から進む。まだこのへんは余裕のむすび丸。


  
中腹。難所はこれからさ。昔の足利尊氏の家臣の大友氏が作ったのが元という山城の地で、戦国時代にも激戦地だった石垣の跡もあるそうな。(石の大きさをたれぱんだで比較参照)急勾配には綱も張ってある。影の軍団のJACのロケみたいな気分だぜ。



徒歩約40分、唐突に視界が開けて、山頂(汗)。本丸跡。眼下に福岡が広がる絶景ポイント。「立花山を制する者は博多を制す」ってやつだな。
(いきなりシャッフル君の流し出すBGM:なぜか「風林火山」オープニングテーマ←これはいい!頂上で聴くと気分出るぞ^^)
11年前に初めて飛行機で九州に来て、着陸する前に下の景色を見て感動したのだが、その時の気分を思い出した俯瞰。
もちろん山頂でおにぎりを食べる。子供の日でお休みで天気も良かったので、ちびっこも多く、わんこを散歩に連れてきてる?人もいて、山にしてはにぎやかな方だったのかもしれない。ただ登って下りるハイキング程度なのに結構全身運動で気分がほぐれる充実感てのは、街中に出るより圧倒的に安価な趣味だしな。


いつも通るときに下から山の形を眺めているだけだったが、ついにあの上の方に達したわけですか。行けるかな?と思ったけど、思い立ったら行けるもんですな。一歩油断すると転落する斜面だし(行き交う人も、わりと昨日の雨で湿ってたので枯葉で足元が滑ってた)、下手なアトラクションよりスリルが半端なく何時間も持続して凄いぞ(登り道も汗だくだが、下り道を下りるのもなかなか滑りやすくて難しいのだ)。そうか、こんな感じで人々は山歩きに行ったりするのか。と知った(自分は寺社参詣とか山菜採りとか温泉湯治とか、目的があれば山へ向かう方だったが、登るために登る、というのはあまりしなかったからね)。
 帰ってきて6日は、全身じわじわ筋肉痛(笑)なのでお休み。掃除してスーパーで買物。日頃の運動不足を痛感。今後のために、もう少し基礎体力や筋力をつけておけたらいいのですが。


平日の準備なんか全然してないなあ(涙)
今メールがきた。ぶたさん…去年もだけどツアー前に山里で合宿っていうのがなんかすごい^^暗黒山伏御一同様の峯入か護摩祈祷みたいなもん?←そんな深山じゃないだろが^^(20090506追記)
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20090504拾遺

2009-05-05 | 矮小布団圧縮袋

○…こないだ来た時よりも、せんとくんのグッズが少し増えている。まんとくんと並んでる(!)ゆるキャラ共演に、なにげなくちゃっかり混じって記念写真むすび丸(^^;;)

 3月に一度、奈良市内には出張で来てたのだが、どうも物見の暇がなかった。そこで、5月3日は剛紫の大阪城ホールを聴いた後、よく以前ラジオとかでつよしが言ってた帰省コースのひとつ「大阪→鶴橋→近鉄線で生駒越え→西大寺~奈良」という流れでこっちに泊まってみよう、という企画で行く(※「大阪のつよしの代わりに、奈良行って来てやるぜ(笑)」っつわけではなく、実はぎりぎりまで3日に行けるかどうかわからず大阪内でのホテル予約をしそこない、知ってる場所でとれたのが奈良だったんだけどね^^;;ほら、大阪なら通勤圏でしょ?)。4日は奈良から近鉄を使ってどっか行こう!と思っていたが、まだ決めていなかった。何せ関西の線路といえばJR東海道線や新幹線位しかイメージできない他国人の乏しい空間認識。さしたる鉄ヲタというわけではないが、近鉄の路線図は発見があって楽しい(「なに!奈良から伊勢に特急で行けるだと!?」の衝撃など。よく考えてみりゃ街道があったのかと。その他、そことここが実は近いとか、どこで奥地になってて線が行き止まりなのか、など)。4日も橿原神宮や伊勢神宮とかそのへんを狙っていた。が、3日のつよしのMCを聞いているうちに、そういえば吉野って、まだ行ってないな、と気づき、さらに4日の西大寺乗換えの窓口で「今日は連休で鳥羽行き指定席満席です」という言葉に、ついつい吉野まで指定券を買ってしまったのだ(^^;;)。おかげでここ数年はまっている「関西各地のdeepな田舎探訪」シリーズに、強力なサイキックパワースポット?がまたひとつ加わった。いかがですか観光大使さま(何この展開^^)
※以下、農林通信員のたれぱんだとともにお送りいたします(「昼のいこい」風)

 
 西大寺に向かう途中の電車から。平城京跡付近は剛のMCいわく「空が360度」見えるというくらい、まだまだだだっ広い野が見える。こういう景色って、20年後30年後、どうなってるのかねえ。
 
   
 大和国はあまりにも奥が深いのです。俺ら他所もんが修学旅行みたいな奈良市内付近どまりではまだまだわかんなくて通り過ぎてしまうものですが、吉野まで来ると、その奥の方の片鱗に触れる気がしますな。近鉄吉野特急。橿原神宮前駅で買ったお昼の、梅守のわさび葉漬け巻き鮭すしと、柚子いなり。もはや「世界の車窓から」状態ですじゃ(※MP3シャッフル君が突然流して度肝を抜くお昼のBGM:「風の行方」^^;from『Tierra』 うへえ)次第にずんずん奥地へ。

 
 銅の鳥居は、帰ってきてから家で見た時専ch『太平記』で、ちょうど高師直(柄本明さん)がかっかっかっと高笑いしながら焼き討ちして炎上してたところだと思う(><) (←その後、再建)
 その鳥居のちょうど隣の旅館で日帰り立ち寄り入浴可(冷鉱泉を加水加熱)の露天風呂をやっていて。突然初めて来たのに、温泉、と言われると、いきなり入っちゃう(※常々持参の銭湯用タオルと、お土産屋さんで買った吉野山ご当地観光手ぬぐいを使うのであります)…これがまた、この景色(!)でお風呂、ですからねえ。くせのないつるっとしたお湯。あがってから、お土産屋さんまでとぼとぼ歩いて行って、桜ソフトクリームを食べました(桜の味^^)。
    

 時間がなくて上の方にはまだ全然行けてないので、来る方法はわかったから今度また来なきゃ。連休中で人も多いのか?…と思いきや、桜の季節とはまた違うからか、程々にまばらな中のんびり楽しめる。案外、電車も空いていたし。歴史ある聖なる山の緑の空気に包まれ、山伏の人もバス停あたりからちらほら見かけ、ここからずっと奥に入ると語っちゃいけない修験道の世界の入口なはずなんだけど、その一方で、この世俗的な楽しみとのつながりもひっくるめてこだわらないおおらかさみたいな。おばちゃんの「おおきに」。いろんなところがくらくら眩暈がするほどdeep。
 不思議と、「既視感」を感じるんですな。自分は、ここに来たことがあるような気がする。立石寺か日光東照宮か恵林寺か、似たどこか別の山奥の場所の記憶なのかな?、と思いながらも、それとも何か違うような。たとえて言えば前世が何かお坊さんか忍者かでそこで生活していた?もしくは予知夢で見たのか?幻覚かしら。それと、急激に起こってきた気分「…山って、なんか、いいな。」(…あれあれ?どうしちゃったんだ自分?)(20090505追記)
   
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