「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20080630

2008-06-30 | 矮小布団圧縮袋

○そういえばちょうど一年前の今日は厚生年金会館の広島に泊まって厳島神社で、元気のいい鹿に地図を食われたりしてきたのである。という時間の流れを、堂本兄弟が始まり33分探偵らしく髪を切ったつよしの渋い姿を見て突然思い出した。今日は黒か。その黒は、最近のわしらの格好だな。照れ。
 一年が経つのが速いといえば速いが、去年の今日はまだ、山梨県や滋賀県がどういう場所か、その景色も空気の匂いも人のしゃべり方も全然わからなかった。しかしひょんなことで、思えばそのたった一年で、全く予想もしない場所に迷い込み、山道を忍者のように歩き続け、そして全く知らなかった人々と遭遇することになるのである。年の瀬の天神地区をパズルラリーで周り、地元福岡と東京と大阪とをぐるぐる。去年の今頃、一年後に大阪ドーム行って梅田で大宴会、なんて、誰が予想できただろうか?

 …そして、やはりprofileの更新の必要性を思う。SHOCKがENDLESSに変わったあたりに何かが変わり始めた予感もしたが、多分全然LIVEにも行けず、さらに引越作業や研修出張などで鬱屈した2005年の夏が過ぎて、2005年秋にTOWERのコラボでENDLIなるものが始まり箭内さんとかの姿を見かけだした頃から、自分の職場の地獄絵図の修羅場化(変な日本語><)が激化し、2006年が明ける頃、自分の心も社会的に非常に荒みきった飢餓感に襲われていた。その感覚に言葉を与え、具体化して受け止めるための呻吟の中で、自分は毎晩毎晩、次第に小学校や中学校の夢を見てうなされるようになり、そして自分が小中学校の時にそうであったように、まるで乾いた脳が水分を求めてごくごく飲み干すように、大量に音楽を聴き始める。折から、ダイハツBe-goのラジオCMでつよしが出るので民放FMを平素より長時間流し続けて聞くようになっていた。そこから次から次へと、しばらく数年注意が向いてなかった音楽が聴こえてきて、流れてきたのが…
 
 元々の趣味の傾向は最初に設定した「本日の効果音」(~2007)で述べているとして、そのベースに1996年頃から「KinKi Kidsを観察する」傾向性が混入した時に、それを入口として、せいぜいロキノン読者だった自分がそれまで全く縁のなかったTV雑誌やWSの芸能コーナーから諸雑誌スポーツ紙等に至るまでの現代日本文化に触れる羽目となり、さらにそれを入口として全くの文系人間がPCとnetと携帯をゼロから学んでしまう羽目となったのである。ついでに言うとこのまま東日本で一生を送ると日本の西半分の文化を知らず日本を知ったことにならんということに気づき、全半生を過ごした東日本から本州を出た海外(!)に移住してしまうという無謀な冒険に出たのがこの10年かそこらである。そして、2005年頃から今日までには、さらに上記の如き公私の変質が発生した。多分2ちゃん風に卑俗な表現でいうと「なんだよじゃにおたかららるおたまでのはなしかよ自重w」と揶揄されそうだが、まあそんなもんだ。近年3年近くの記述は如実にその傾向を表していよう。ただ、受容範囲と行動半径は確実に拡大深化したと思う、二次元も三次元も。という点でも変質している。例として、39コンとソロコン、そして先日DVDにもなったφコンも、この一年の自分の旅の中の「一部」であって、大部分ではない。しかし、この一年の旅を総合する主体としての「自分」がいて、まぎれもなく「すべて楽しめる」自分でなければ味わえなかった一年である。そしてそういう感じ方ができなければ書けない事を、ここに自分は書いているようだ。と、今は読み直して思い出しながら、実感しているのである。主体性がないとただ消費するだけで搾取されている空しさばかりになるだろうが、そういう空しさではなく、確かな享受者側の手応えをどう作るか、という方法を学んでいるのかもしれない。単に、病膏肓に入る、ともいえるが。

 (話を戻すと)そのような点から考えても、早晩profileは少し更新しようかなあ。と思いつつ、時間がなくて遅れているので申し訳ない。と、日付が変わったところでそんな感想めいたことを急いで記す。また朝から仕事なもんで失礼。(20080630 0:49)
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20080629

2008-06-29 | 矮小布団圧縮袋

○平日も土曜も会議はしごで緊張。緊張が続くと疲弊が慢性化する。何年も続くと病となる。それがやっと人目にふれ始めた、ってだけにすぎない。これから「普通」のことだって、取り戻していくところなのである。それだけ、普通じゃなかったし、普通じゃないんだという、麻痺しない感覚は、持っていないといけない。麻痺していくと、生きながら死んでるみたいになる。それはいやだ。「しぶとく」なることだ、と、師匠からの手紙に書いてあった。
 どうしたって、社会の歪みに無関係でなんていられないのである、普通の生活をしていれば。うちの会社分の年金納付状況の通知郵便が来た。正採用前の状況なんて聞かないとわからないから、満額じゃないのかとか、よくわからん。払ってない人が多いなんて話を聞けば、なおさらのこと。
 「しぶとく」生きられるだろうか。多分、そんなこともあって、聴く音楽が「そもそも聴いていた元の意識のに戻ってきた」感じがするのであろう。
 日曜。昨日の豪雨が少しやみ、町内会の廃棄物回収の手伝いの後、掃除したり。

 BGM:GRAPEVINE 「CORE」、 アルバム「Sing」(PCCA02687)より。6月18日発売。今の俺的に今週インパクト大だったんだ。すまんな(笑)。つか、スペシャで見た淡々とうねるようなCOREの潔いPVに酩酊したのも一因。重い?自分的には相当POPな方で、懐かしいbassパターンがスルメ的にリピートされる。デビュー後11年の風格の例。Superflyとの対バンって見てみたかった。ミスチルやバンプやoasisでなく、おらの感覚としては質的にBBSやVINEやRadioheadかなと思う。
 と思い出して、突然聴きたくなってしまい続けて部屋の棚からthe bends やKid Aとかを出して延々と沈む霧雨の日曜午後の陰鬱美的な過ごし方。テレビは消して。そーなんだ、思い出すと一気に爆発的に聴く癖がある。
 なんか、読み物の小説を読み出して、火がつくと一気読みする時みたいなもんだ。(でも自分は村上春樹ファンではない)で今、スーパーの買い出しの帰りにタワレコ寄ってみたらなんと2枚組ベストとか出てんのね。こわ(笑)。いいんかねそーゆーの。二枚のだとDISC2の方がいいような。
 …とりあえず、クラウザーさんのタワレコ夏うちわは、会社で使ってると笑われるだろうか。

 …夕方テレビをつける。ルルーシュの人が出てくるたび、声にまだ慣れないせいか?絵が可愛げなのに声と台詞がかっこつけて威嚇的だからか?聞くとつい、「ぷっ」と笑いが出てしまうのはなぜか。(20080629)
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20080627

2008-06-27 | 矮小布団圧縮袋

○…その瞬間、子供の頃に日曜午後にテレビで見た演芸寄席の立川談志の落語の枕か漫談かが脳裏にひらめいた。それは「回文」の話で、上から読んでも下から読んでも同じ言葉についての話だったが、穏やかなところでは「私、負けましたわ」あたり?から始めて行ってどんどんエスカレートして、ラスト「談志が死んだ」あたりまで行くやつだ。

 夜間の佐川急便が来た時にそれを見て、一瞬すぐ思い出したのは、そのオチを言う所の談志師匠の憮然とした顔である。確かに真っ黒な箱で真正面にHYDE IS DEADと書いてあれば、配達のおじさんが不審物と思うのも無理はない。
 「このはいどというのは、なんか歌手か何かですか」とおじさんは言った。
 「はい、まあ」と答え、だがすかさず、聞かずにはいられなかった。
 「大きいし雨の中すみません。これ、他にもたくさんあったんですか」
 「はい、2、3軒、ありました」
 …ちょっと笑ってしまった。(すみません。) うーん、ご近所にもいるのか。
 こういうものなら例えばKinKi Kidsのカレンダーのパッケージなどで経験済みであったとはいえ、やはり異様な包装のようであり、照れる。
 しかもむやみに縁起悪いという(笑)。
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20080621

2008-06-21 | 矮小布団圧縮袋

○今、出先移動中、FM福岡で番組「SUBARU OFFTIME CRUISE」が来週最終回と聴いた。といっても昨年の春頃から流れるSUBARUのレガシィCMのMy Heart ~目的で(爆)、なんとなく毎週土曜朝、聴ける時は家や車中で聴いていたのだが。間宮さんの声質が快活かつ大人で聴きやすく(去年秋のNHKミュージックスクエアのてっちゃんゲストの回など、プロの醍醐味を感じた)、晴れた休日の朝に洗濯物なんか干しながら聴くと、日々荒廃した精神の中にも瞬間の爽快感が通り抜けるというか、各地の行楽情報が「ああまだ日本にも平和な場所があるな」って感じだったりして、確かにofftimeに軽やかに「大人」な番組だったので惜しまれる。何より(聴いてるうちにだんだんそっちがメイン目的になったのだけれど)選曲が洋楽邦楽にわたり不易で良質なのだ。曲紹介もちゃんとしてるから啓蒙的だし。(来週、聴けるかわからないけど、おつかれさま、というのもあきらめきれず惜しいので書いてしまいました)

 BGM:富田ラボfeaturing田中拡邦(Mamalaid Rag)「アタタカイ雨
 今週のラストナンバー。このシメが心憎い季節感。(これが「梅雨」というものの美的情調表現だ!と、日本を知らない外国人に紹介してもいい位・笑)かつてもう少し自分にも周りにも余裕があったような感じがした頃、こんな「豊かな」曲がたくさんラジオから流れていて、よく聴いていたような気がするんだが。
 昔がよかったとか言ってるんじゃなくて、今もこれからも常に必要なもの。飢えて殺伐とした心を満たすのは懐古主義でも応援歌でもなく、単純に音楽として懇篤な質の高さへの感動である。
 予定調和に堕ちない未知の冒険を「安心して任せられる感じ」、本当の実力に、飢えているのでしょうな。それはそもそも強迫観念に追いまくられているものには得られるべくもなく。青さも権威も絶対化された強制の瞬間に形骸に堕する。良い意味の「大人」でありたいもの、ということを思った音楽を、夏至というにはあまりにも降り続く強雨の一日に。(20080621)

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20080618

2008-06-18 | 矮小布団圧縮袋

○…この「別室」も2002年の設立以来なんと、まる6年(!?)になりました。自分でもちょっと驚いてます。以前の移転時に遡及記事がまだ埋められないままで空いてたり、profileもどーにかせにゃ(笑)と思いつつ、しばらく手直しするのが難しそうで、すみません。特に途中から全然内容の趣旨が違ってきてないか(爆)みたいに感じる人がいると思うんですけど、例えば、従来のを一度止めてリニューアルして新しいの始めるとかすりゃいいんじゃないかとか、そういう考え方もあるかもしれません。でも、この何というか木に竹を接いだというか一人の人間の中であっても予想外の展開が起こりうるのだ(ましてや他者など思い通りにできるはずがない)という所が体現されてるとすれば、変質の過程が体現されてる形、てのも一興かなあ、と思い始め。これ、例えば自分が芸能人で事務所移籍したとか途中からレーベルが変わったとかなら問題あるかもしれない(笑)けど、所詮こんなの只の一平民のくだけた漫録ですからね。最初から非売品な上に書いてる人が結局同じなんだから別にいいか、という。ただ、辛うじて「無用者が世をすねつつ、とりあえず世は音楽につれ」的に、聴いてる音楽の話題で進行してるってことが一貫している、ということで、ご勘弁くだされm(__)m。
 特にこの3年くらい職場のボヤキ含めて激動ってるんですけど、励ましのメールをお送りくださる方、お運びいただいている方、トラックバックなどで興味深い記事をご紹介くださる方、奇特にもブックマークくださってる方など、感謝いたします。皆様にも心から御礼を申し上げます。返信が遅かったり鉄砲玉みたいにどっか行っちゃったりしてて申し訳ありません、時々更新していたら生きてるということでお許しくださいませ。なお、これを書いている小生を知っている人は、極々少数の方々です(笑)。あ、それでも6年の間に、ついにお会いした方が、出来ましたよ!(お世話になってます^^;;)当初の発足時から考えると、それも驚きです。たった6年、あっという間、でも6年もすると、多少蓄積も出来、変化もあり、維持もあり、そして人生も歴史も動いていく、ということでしょうか。何も全く変わらなかったら逆にそりゃ不気味ですね。今思うと不思議なくらい、6年前、なんであんなこと考えてたんだろう?どうして気がつかなかったんだろう?なんてことは、たくさんあります。一個一個はくだらないかも、ですけど、だから「続けてみる」もんかもしんないです。

 大体、昨日も今日もタワレコが閉まる時間前に退社できず。今日はもし早く帰れたらm-onでB'z特集とVisualizmでも見るべと思っておったのだが。あかんかったわ。仕方なく、どんなもんやがラジオから流れつつm-onのオリラジの番組リクエストでwinter fallのPVが流れ、日付変わる前にl0ve in the φからLove Addictへと流れるとんでもない展開(爆)のPVのrequest chartを見ながら夕食。あ、つよしくんとは関係ないと思います、自分ちょっとweightがまた増加気味(多分、週末ごとの外遊!と、営業外回り増加のストレスでし+案外食べてるはず)なので、気をつけないといけないのです。昨日はDVD発売日記念?ブタクサ騒動のLFと、着うた解禁記念?某おっさんモバイルのDiaryの実録じいちゃん騒動で、つい夜間のデスクで吹いてしもた。△の時もびっくりだったが改めてVAMPS特集サイト読んでて、dwangoって凄いのな。今、携帯って何でもできんだな。全然使いこなしてないけど。基本的に音が鳴るのは使えないんだ仕事柄。無音の待受画像やFLASHならかなり遊んでるけどね。でも、自分も中年のくせにこんなとこいじってるから(中高生かよ…)、同僚や先輩の中年壮年高年齢層に「なんでそんな広範な技術を知ってるんだ?」と言われようが、理由言えるかそんなの。まあ、先は思いやられますが、まだ旅は続くのではないかと思っています。陳謝々々。(20080618)
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20080616

2008-06-16 | 矮小布団圧縮袋

○日頃の定時の業務が元々ある上に、度重なる電話交渉続きで疲弊。どうも自分も目上目下関係なく言葉がもっと柔らかく言えないといけないなと反省。

 昨日、雨の日曜の夕方から夜にかけてぼんやり半眠半醒で本の続きを読んでいて、茶の間のテレビが流れている…なんて室内にいられるのは何週間ぶりなのか(以下略)。それで早く寝ればよかったのにと思いつつ。回想。
▽…会社の同僚とか後輩が以前話していて、検索中にwikipediaで設定だけ先に読んでしまっていたが、本編を初めて見たコードギアス・反逆のルルーシュR2(RKB)。なんとなくヲタ心というか、言ってた意味がわかった。これ、見始めたら全部見るんだろうなあ。これも久しぶりにアニメを見ると、キャラの性格がやはり未成熟なところに設定されてる意味を思う。それで台詞に「甘いな。」とか出てくるわけだ。そりゃ甘いわ(笑)でもストーリーを展開させる力だからね。今日は第10回で黒の騎士団VS中華連邦戦闘編。三国志ぽい感じもしつつ。
▽「Hertz」(スペシャ)。大橋卓弥氏ゲスト回。VAMPSインタビュー少々あり。めざましTVの時と同じ格好のように見える2名。
▽「GLAY特番~NEW SINGLE “VERB” & “HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2007-2008” SPECIAL TALK~ 」(m-on)ファンというわけではないし酒の味と同じく酔えるかどうかの嗜好は人それぞれであるが、バンドとしての展開がいい感じという話。「また会おうって約束したから」みたいな言い方がよかった。audienceが略奪されるのでも監視するのでもない(audienceは保護者でも担任の先生でもない)。「一緒に歩いてきて良かった、と思えるような」、でありたい。しかしそれがいかに至難で尊い道のりであることか。いい音楽によって、それがaudienceと幸福に成し遂げられる時ほど「かっこいい」ものはない。「high-communications」てのは伊達じゃないようだ。原点の基本。だから単純に、「かっこいい。」そう思ったら身に行く。嘘をつかないで積み重ねていけるかどうかが、かっこいいかどうかになるようにも思う。
▽新堂本兄弟(TNC) 「何があかんのやろな?」なあに、そんなん見てりゃ一目瞭然よ。またまた、ほんとは自分でもわかってるくせにぃ(笑)。そんな画伯対決はともかく、ほとんどのKinKiヲタの全く預かり知らないであろうところで、net上の大騒ぎになっていた。はっきりいってオリスタがきっかけです(笑)。KinKi目的で番組を見てる視聴者には毎回当たり前でもはや驚きもしないことではあるが、雑誌の予告記事に内容が出ているのに「編集でカットされ放送されない」恒例に、この番組日頃あまり見てないバンギャも沸騰(大笑)。そして知る人がウケる「ご奉仕」。そういう様々な角度から別の意味でのスリルとサスペンスを味わせてもらった回である。P氏様、さらに敵を増やしませぬよう(笑)。で、手越くんは東京ドームの何日目に行ったんですか?(そういう興味で見てるしなあ。)  (20080616)
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20080615

2008-06-15 | 矮小布団圧縮袋

○地震被災の東北の皆様お見舞い申し上げます。土曜の夕方、岩手や宮城や山形の知人から続々メールが来て無事だった事がわかり安堵したが、余震が大きいと聞く。ご注意ください。

 そんな土曜日も午後から出勤&出張打ち合わせ。仕事だと初対面の人は緊張する。遊びや楽しみの知り合いならいいのに。しかし遊びの知り合いですら対人恐怖で駄目だった以前と比べれば、少しはましになっているのか。誰でも八方美人に付き合えるのでもなく、誰でも全部人が駄目でもなく、相手に応じて関係のとり方を考える学習のしかたのようなものを練習してるんだろうと考える。これは細かい日々の人と人の等身大の関係のつみ重ねで、持ち続けている必要のあるものなんだろう。老若男女関係なく。でもそれは、どんな筋トレよりも一番、人間としてのエネルギーをフルで使うような気がする。(たとえば、人を誠意をもって叱る時なんかも、すごく体力を使う。)
 あっちゃいけない、といおうが悲しかろうが、ヒトラーのような人は実際にいたことはいたし、絶対いないとは限らず、少なくとも、一人で部屋に居過ぎて孤絶感のあまり、全世界が自分の敵であり、全世界も自分自身をも破壊滅亡を祈って呪う、みたいな気分にならない、という心的メカニズムは、メカニズムそのものとしては皆無ではない、ということだ。基本的なコミュニケーションの中で、うまくいけばそれをつなげて、うまくいかなかったらしないようにする、という学習を一つ一つ面倒くさがらずにやって、いい加減にしないこと。だとは思う。たとえばまるで畑を毎日耕したり草取りしたりするように、漬物瓶を酸化しないようかき回して手入れするような。
 それはそれですごくエネルギーを使う。かなりしんどい。でも、それしか、被害妄想が誇大妄想になって人から略奪しようとして結果自分の価値を破壊することを自ら防止する方法を、身体で覚えられないんじゃないか。下手な運動部なんて入らなくたって、相当毎日そのものがheavyに運動だよなあ。と、子供の頃から基本音系サークルしか遍歴しとらん自分は思い返すのである。そして多少の気恥ずかしさはそろそろ初老にさしかかった忘却力の救いにまかせて。

 対策会議と電話応対で気づくと日付が変わってる。夜、CDTVを見るつもりでRKBをつけっぱなしでいつのまにか眠っていた。起きると朝から雨。この何週間位か、週末日曜に家にいられなかった。どうせ週明け出社すりゃ突貫工事だろうから今日少し休養したい。会社の敷地の庭の木の梅の実が大量に完熟し、拾い集めて洗って拭いて色々漬ける。今蜂蜜漬け汁がうまくてソーダ割りやヨーグルトかけに利用。やっと家計簿をつけて古新聞を畳んだ。掃除と買物もしたいし、外出続きだと落ち着いてできないうちにクローゼットが詰まってくるから冬物もしまわんと。
BGM:留守録しといたφDVDの冒頭ナンバー含む「J-POP clips」からグループ魂PV特集まで(m-on)。おとうさんには大和田伸也さんの助さんに出てきてほしい。

 …で、今、店頭残り一冊のオリスタを久々に買った。なんか、もう一週間たつんだな。(今頃、新幹線の中?)不思議だ。始終全部が濃い夢のような感じだが、写真を見て、本当にあったんだと思う。
 そこは、「海」だったのか。
 地震のニュースを見るにつけても、大勢のいろんな人々を思い出して、その一人一人が、ほんとに人々みんなが無事であってほしい。大阪でも初対面の人も結構いたんだけど、また次まで生きていようぜ、と、そう思うようなLIVE後の感覚、っていうのは、うまく言えないのだが、これは正直、ほんとうのところなのである。不思議でしょ?でも、そうなんですよ。何なんでしょうね、これは。
(20080615)
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20080611

2008-06-11 | 矮小布団圧縮袋

○…業務と趣味の両立は年々厳しくなる、単純な作業量の物理的な意味で。今日はひやっとしたがなんとかもちこたえた?か。でも、精神的な抑圧のメカニズムが理解されてきた頃から、理由なく煽られる不安の心理的負担はやや少しずつ軽減され、その分、切り替えた後の集中力は少しずつ戻り始めたかもしれない。何より、ローテーション作業よりも、考えて書く仕事の方で頭が少し回るようになってきた。何日も連続して気の休まる時が無かった頃の2~3月頃が一番辛かった。不安で死にそうな気分の時は、判断力も思考力も奪われる。作業ができるようになれば、半ばはったりもある。いや大体、九州のここまで流れてきてる時点で、自分の存在が元々はったりでできてるみたいなもんだと思えば。後は気力で直撃してみる。これまで自分の人生に不足していたものこそ「直撃」だったような気がするから。時には局面を覆すために予想外の反応ができるような経験の学習というか。メールより直筆の手紙、手紙よりは直接会うこと、そして…以前のように迷惑をかける事を怖がって引っ込まずに、迷惑をかけて謝り倒しても押す方になる自分。あとはなるようにしかならん。そう考えてみると、この2年で、自分が随分変わったような。

 そんなちょっとしたデスクの修羅場から家に帰ってまだぼうっとしてる間、書きながら、2人どんなもんやの俺ファンがラジオから鳴り出し(かみおうてへんやんなあ・笑)、同時にm-onのPVを流している。そもそも市場経済学的に経営陣が有効な販売戦略データとして扱っていいのかどうか何が分母かよくわからない統計学的ランキングは別にどうでもいいので、作品でaudienceの満足度に真っ向勝負を挑んでほしいものではある。もちろん一般論である。明日も朝早いので早く寝ないと。と思いつつ。
 水野晴郎さん合掌。

BGM:φLIVE DVDより「硝子の少年」「永遠に」 …月曜からサキドリ!で部分公開中。曲名が永遠、じゃなくて、永遠に、だったことに気づく。
元気ロケッツ「Star Line」… なんか残るのはなぜ。
GLAY 「VERB」 …GLAYに何かが起こったようだ。
VAMPS 「LOVE ADDICT」 …こっちもサキドリ!で解禁。吸血鬼そんなに好きか。ジャケットがちと困り。おっさんよく働くよな。
BS2「Wednesday J-pop」(NHK・BS2)24:00~(再)、※木11~、金25~(再) …西川兄さんもよく働くよな。昨夜TMのPV特集をやっていて若い時はもっと丸い感じがしたのだが、顔が大人顔になってやせた?LIVEレポでL'Arc京セラドームのRSGも一瞬きた。
おまけ 東京スター銀行のCM …何故BGMがStrawberry Fieldsなんすか?
 (20080612 0:24)
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20080609

2008-06-09 | live2002-2024

○…新大阪始発で博多行きで帰る。携帯でnet中「新聞来とるで!」の文を読み、駅で地元大阪版を購入して正解。記事の地方版ごと面積差もあるが、(http://www.daily.co.jp/gossip/2008/06/09/0001120715.shtml)だいたいデイリーは福岡市内コンビニには無いのだ(このへんは何かで何年も鍛えられてるね・笑)。乗車後、前夜の宴会仲間からの続々メール着信に「帰る前に大阪版買いなはれ」で応酬。朝食後また少し眠り、やがて列車は西国へ。あんまし寝てないのと筋肉痛が来る前のまだ興奮した状態で(この後がやばいのだ)、このまま会社へ出勤せねばならん(><)

 東京出張で福岡を出てからぐるっと本州を移動してまた格別な夜に突入した、kenちゃんの淫靡な(笑)MCの表現を真似るならば、月曜は「後朝の心」(爆)。

 どのように喩えるのかが難しいが、予想では「しばらくLIVEが無いとか思うと、最終日は悲しく感じるのだろうか?」とも思ったりしてたその今朝が、もっと全然予想と違って意外だった。しばらくLIVEをお休みなのは確かに見たい方、その濃さを味わいたい方からすればちと寂しいわけだが、逆に、この2年位ずっとTOUR(称するならば「絶倫」)だったということが逆にとんでもない、ふんだんな豪奢な贅沢の連続だったわけだし、今の感覚としても、もっとずっしりとした手ごたえの質的感触として残っている。
 多分、その「手ごたえ」はこれからも本当だろう。既に古典作品が共有されてるだけでなく、だいたい、しゃべりが上手いとは思えない(笑)リップサービスに聴き手もあまり左右されないこともわかっててウケてるので、そういう一種の安心感が(安心といっても、音そのものとしたらとんでもないポテンシャルで)ある感じである。まあ、能書きも弁解もいらん。始まったら聴け。て感じで、いいよ。だからブレがあんまり無い感じがする。約束もそんなに大げさに上段ふりかぶってじゃなくて、そこそこ適当に、それ相当に何か来てくれるだろう、位で、信頼感もちょうどいいのである。全然昔のインディーズの頃からの地元ファン、って人と今回知り合って話を聴けたんだけど、「平和、とか?そんなん全然、深い意味じゃないから」てか、そーゆー感じなのだ(聞いてた一同全員爆笑)。好きだけど、服従じゃない。だから呪われるこたない、っていう気楽さが、逆に、スケールとなる。将来、その時、好きでいれば行けばいいし、そうでなければ行かなくたっていい。16~7年来の最古参姐さんすら、それだけ越えて来た山が半端なく、そのくらいの肚で、それぞれの愛し所を自分が知ってる、いい意味で適当、ってのが、最初に体験した時に自分が直観的に察知した「懐の深さ」であり、適当なところが一番適切に「大切にできる」のかもしれないと思う。
 「人間的に好きとかあんまそんなんじゃないし。曲がよくてLIVEがよきゃそれで」単純な話。聴いてる側も自分を縛らない。そのくせ、創造される世界観の中ではコスプレとかして遊んでるのである、人々は(爆)

 物理的には自分が大阪まで遠征しとるはずなのだが、まるで大阪港まで「おかえり!」と出迎えに行った気分になってしまっている。
 それで思うのだが、次は何年後予定、っていう時の意味の「これ」が、単純なローテーションやっつけ仕事とは全く別の次元で、creativeなことなら、それでいい。消費され管理され略奪されつくされるような使われ方はしない。と考える。大人。実際、自分の書いてる仕事だってそういうの必要だからわかる。船は帰港し、ドックに入る。
 だいたいあの東京ドームのタイムマシンに突然便乗してから、このL7の京セラドームまで、自分があたかも巨大客船に乗って、全く何が起こるか予想外だった世界巡りの航海をしていたようなもんだったのかもしれない。そういうスケールで、自分の中に何か少しずつ変質が起こって、「そんな理由がなければ絶対、人生で一回も行くことが無かったはずの」この2年くらいの日本各地の様々な旅先とか、「そんな理由がなければ絶対、人生で絶対会って話して飯を食うことも無かったはずの」人々のことなどが、再度脳裏に巡ってくる。

 …その逢瀬の間、外界ではまた殺伐とした事件が起こっていたとニュースで知る。秋葉原のその時刻にはもう自分は既に東京を出て車中にいた。
 人生の中で、少しでも幸福な感覚の存在を知ることは、生命維持の最大の防御となるというか。理屈はどうでもいいのである。ともかく、最低あと3年くらいなんとか生きてないと味わえないんだったら、っていう、その生理的欲望には勝てないという。それだけ。そのために、心も命も死なないように、と心から再会を期すヲタの人々と。人間って情けないけど、でもだから面白いんだ、と考えられるだけでも。
 ほら、そういうところが「文化だから」(笑)。 (20080609)
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ちなみに

2008-06-09 | live2002-2024

後半でスタンド1階脇側にも降ってきました銀テープが。LINKだったっけ
(とりあえず巻き止める芯になってみるぱんだ)
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