トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草。花は5、6月頃に咲くのだが、今の時期はその葉や茎が美しく紅葉して、ここ成東・東金食虫植物群落ではヤマラッキョウの紫色の花と美しさを競っている感じだ。高燈台は名の通り背の高い植物なのだが、この時期には横に倒れたりしてまっすぐ立っているものは少ない。それがかえって草原をより以上に赤く染めている。11月2日、山武市内で撮影。
キク科フジバカマ属の多年草。日当たりの良い湿地に生えると図鑑にある通り、ここ成東・東金食虫植物群落も九十九里平野のただ中にあり、大変日当たりがよい。しかし、湿地というよりは野原に近い。ヒヨドリが鳴く頃に咲くのでヒヨドリバナで、やや湿地に生えているのでサワが付いたものだろう。
ヒヨドリバナは普通に平地で見られるが、サワヒヨドリはそうそうには見られない。花は、密な房状に咲いているのだが、遠目には何かくしゃくしゃとして毛むくじゃらのように見えるのが面白い。11月2日、山武市内で撮影。
ヒヨドリバナは普通に平地で見られるが、サワヒヨドリはそうそうには見られない。花は、密な房状に咲いているのだが、遠目には何かくしゃくしゃとして毛むくじゃらのように見えるのが面白い。11月2日、山武市内で撮影。
タデ科タデ属の多年草。ほんのりと薄紅色をした桜の花に似た五弁の小さな花が茎の先にびっしりとついており、下の方から咲くのかと思いきや、上の方からも咲いており、どちらからとは決まっていないように見える。じつは我が家の庭の片隅にも生えているのだが、それと比べても、この成東・東金食虫植物群落のものは花も多く付いており、やや大きいように思われ野性味が強く感じられた。11月2日、山武市内で撮影。
ユキノシタ科ウメバチソウ属の多年草。白梅の花が一輪ずつ茎頂に咲いているように見える。そして、梅鉢紋に似ているというのでこの名が付いたそうだが、まあ、ありがちな名前である。成東・東金食虫植物群落では、ヤマラッキョウの紫色の花がそちこちで咲いており、一面紫に染まったように見える中、小さいがこの白い花が結構目立つ。11月2日、山武市内で撮影。
タデ科タデ属の1年草。ミゾソバによく似ており、それよりもやや繊細な感じがして、ママコノシリヌグイ同様に茎に下向きの短い刺がびっしりとついる。これがミゾソバなどという名にならなかったのは、水辺に生えていて、ウナギでもつかめそうだというのでこの名が付いたのか、はたまた本当にウナギが釣れた時にこれでウナギをつかんだのかも知れない。成東・東金食虫植物群落のほんの片隅にまとまって生えていた。11月2日、山武市内で撮影。
バラ科・ワレモコウ属の多年草。バラ科であると言うことが何とも不思議に思われる。茎の先の赤い細かな花が集まった花序を付けて風に揺れている。図鑑によればその小さな花には花弁が無く4個の萼片が花弁に見えるのだという。そして、このように花が4数性で花弁がないものはバラ科としては大変珍しいのだという。成東・東金食虫植物群落ではヤマラッキョウの紫色の花で一面染まる中にワレモコウが自己主張していた。11月2日、山武市内で撮影。
サギ科の鳥。オオダイサギなのか、チュウダイサギなのかはわたしには判断できないのでダイサギとしておく。撮った時期が11月なので、まだチュウダイサギがいる可能性もあり、オオダイサギが渡ってきている可能性もあるからだ。それに、最新の情報ではオオダイサギをただダイサギといい、夏に見られるダイサギをチュウダイサギと言うらしい。ややこしい話だ。11月2日、印西市内で撮影。
クイナ科オオバン属の鳥。クイナ科の中では最も大きくハトくらいの大きさ。全身真っ黒と言いたいところだが、背はやや茶色味を帯びているようだ。嘴に続く額は堅くて(額板)白いのが特徴でだ。ほぼ周年見られるようだ。九十九里浜の漁港などへ行くと、冬期オオバンが数十羽の群れを作って静かな漁港で生活しているのを見る。成田市内で撮影。
カモ科マガモ属の鳥。越冬のために秋になるとやってくる。河川、湖沼、河口、干潟、海岸などで生活する。画像の雄はまだエクリプスの状態で、これから繁殖期の雄の体色になってゆく。手前が雄で、奥が雌。
成田市の坂田ヶ池で撮ったものだが、中には早くも繁殖羽に近いものもおり、個体によってまちまちのようだ。この池にはこの他にコガモやオオバンなどがおり、コガモもまだエクリプスの状態だった。11月2日、成田市内で撮影。
成田市の坂田ヶ池で撮ったものだが、中には早くも繁殖羽に近いものもおり、個体によってまちまちのようだ。この池にはこの他にコガモやオオバンなどがおり、コガモもまだエクリプスの状態だった。11月2日、成田市内で撮影。
マメ科タンキリマメ属の多年草。名の由来は、この実を食すると痰を止めるという俗説によるそうだ。秋になり熟すると豆果が赤く染まり、何とも可愛いという感じになる。それに、この鞘が割れると漆黒のつやのある丸い豆が鞘のへりにひっついている。それも叉結構な眺めだ。画像のものは、時期が1週間ほど早かったのでまだ鞘が割れておらず、鞘を透かして黒い色が見えていた。里山のへりの日当たりの良い茂みに毎年同じところに生えているので、この時期になると見に行くのが楽しみの一つになっている。10月14日、四街道市内で撮影。