ブナ科シイ属の常緑高木。図鑑によれば「日本の照葉樹林の最重要種で、かっては東北地方以南の海岸沿いの山野を広く被っていた」と言う。遠い昔の中学生の頃、学校まで30分程歩いて行くのだが、その道筋に大きな椎の木があり、毎年秋になるとシイの実が道にこぼれていて、それを拾っては外皮を剥いて中の白い半透明な実を取り出しては食しながら登校したものだった。こつこつと堅い実はほんのりと甘い味がしてこの実を食べるのが楽しみだった。この記憶は今でもかなり鮮明に覚えており、それと共に学校の同級生の顔も浮かんできたりその頃の生活も浮かんできたりする。10月11日、千葉市内で撮影。
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