備忘簿

日常の呟きを記録する。

クララ「眩草」

2007年07月17日 06時28分11秒 | 野草
自宅の近くの公園の茂みに自生していた。昨年も見たので、今年はどうかなと思っていたが、無事に咲いてくれた。このマメ科の植物はクララという和名らしからぬ名前だ。欧米人の女性の名前に見られ、クララ・シューマンなどと言う人が有名なのは私でさえも知っているほど。だが、これはれっきとした和名なのだ。図鑑によれば「その根をかんでみると頭がくらくらするほど苦い草という「眩まし草」が訛ってクララという名になった」とあった。
このクララの根を乾燥したものを漢方では苦参(くじん)といい、根の形態が人参に似ていて、苦味があるところから、苦参と呼ばれているという。広辞苑によれば「健胃薬や蔬菜の殺虫薬等に用いた」とある。
コメント (2)
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