シロチョウ科・キチョウ属の蝶。本州北部以南に普通に見られる。モンキチョウよりも見られるのは少ないように思う。雄の方が色が濃いそうなので、画像のものは雄かもしれない。食草は萩などのマメ科の植物。秋に出現したものはそのまま越冬して、翌春に産卵するという。6月7日、千葉市内で撮影。
ジャノメチョウ科の蝶。里山の裾などの茂みの外側をひらひらと飛んでいるのをよく見かける。どこにでも居るような蝶だ。地味だが中々粋な模様で、翅裏を縦に走る白色帯がまっすぐに入り、その後ろ側に大きな目玉が2つ有り、粋と言うよりは面白い模様だ。5月27日、千葉市内で撮影。
ムラサキ科イヌムラサキ属の多年草。何とも鮮やかな空色で、星が落ちてきたような感じに見える。もちろんその名は、蛍の光の色にたとえたものだが。乾いた草地や林縁に生えていることが多いようで、少し繁った茂みの中に覗く空色の花は、良く目立つ。5月8日、千葉市内で撮影。
キキョウ科タニギキョウ属の多年草。谷と付いているが別に谷に咲いているわけではないようで、山地の木陰などに生えている。山地と言っても高い山というわけでもなく、普通の里山の山裾などにも咲いている。花は直径6、7mmで結構小さいが、たくさん咲いているし、咲く時期がまだ他の大きな植物が育つ前なので見つけやすい。花は白くて可憐だ。5月8日、千葉市内で撮影。
センリョウ科センリョウ属の多年草。この花を静御前にたとえた人のも頷けるたたずまいだ。なぜかこの花を見つけると大変いとおしいという気持ちにもなるのが不思議だ。花穂にある白い棒状のものは雄しべだそうで、一つの花には3本の雄しべがあると言うことなので、一つの花穂には30個近い花が付いていると言うことになるのだろうか。4月13日、千葉市内で撮影。
スズメ目アトリ科の留鳥。スズメよりやや小さいようだ。良く群れをなして飛んだり止まったりしているのを見る。キリキリコロコロなどと鳴いているが、その中にビーンという鳴き声が入るのですぐにわかる。昔と言ってもそんなに昔ではないが、私の若い頃にはたくさん市街地でも見られたが、最近ではあまり見られなくなった。しかし、郊外へ行けばいくらでも見られるのだが。3月28日、千葉市内で撮影。
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年素。高さは15cmほどで、花弁状に見えるものは萼で8~13個着いているらしい。見た感じは大変優雅で美しい。しかし、画像のものは、市の自然公園に咲いていたものだが、元々自然に自生していたのだが、いつの間にか見られなくなっていた。そこで、野草園に植えたものが、細々と咲いている。3月28日、千葉市内で撮影。
先月、菜の花の中を走る「いすみ鉄道」を撮るというツアーに参加して撮った写真。いすみ鉄道は元国鉄木原線で大原駅-上総中野駅間を走っている。木原線と言うから、本当は大原-木更津間を計画していたのだろうが、大原側からは上総中野まで、木更津からは久留里線として上総亀山までで、上総中野-上総亀山間は未着工のままだったのだろう。いずれにしろ、木原線は第三セクターに引き継がれいすみ鉄道として残った。ただ、赤字で経営は困難なのだろう。沿線に菜の花を咲かせて、この時期の集客に努めている訳だと思う。3月26日、いすみ市内で撮影。
マンサク科マンサク属の落葉小高木。マンサクの赤花品種。ニホンの山野に自生している。マンサクは黄色い花だが、このアカバナマンサクは赤く大変華やかな感じがする。外国から移入されたものだと思ったら、日本原産であるという。黄色いマンサクは何度か山野に咲いているのを見ているが、赤いマンサクは自生のものはまだ見たことがない。画像のものは佐倉市にある歴史民俗博物館付属の「くらしの植物苑」に咲いていたもの。私の持っている図鑑にはベニバナマンサクとあり、現地の名札にはアカバナマンサクとあった。アカバナかべにばなかどちらが正しいのだろうか。まあ、どちらでも良いのかもしれない。2月22日、佐倉市内で撮影。