キジ目キジ科キジ属の留鳥。日本の国鳥。まだ繁殖期ではないのだろうか、キジの雌が単独で採餌していた。付近に雄は居ないかと見回したが、雄の姿は全く見かけなかった。私にとって初めて雌単独の姿を見たものだった。話は変わるが、あのキジバトは、このキジの雌に体色が似ていると言う名前なのだが、そう言えば似ていなくもない。3月2日、千葉市内で撮影。
ペリカン目ウ科ウ属の留鳥。近くの小川の土手道を歩いていると川下の方からカワウが飛んでくるのを見付けた。さっそくカメラを向けて少し手前から撮りだした。そして、真横を飛びすぎて後へ行くまで撮っていて、撮った中でまあ見られると思う画像を載せてみたもの。3月2日、千葉市内で撮影。
スズメ目モズ科モズ属の留鳥。留鳥とは言いながら、平地では夏期には見られない。その感は高地などへ移動し避暑で、秋涼しくなってまた里へ下りてくると言う優雅な生活。百舌とは、色々な小鳥の鳴き真似をして、近づいてきた小鳥をその鋭い嘴で捕らえて獲物とすると言う。言うなれば小さな猛禽である。ただ、足の爪は鋭くないので、獲物を食するときには木の棘などに獲物を指してついばむ。これが食べ残されてモズのハヤニエとなると言う。3月9日、千葉市内で撮影。
ツグミ科ツグミ属の冬鳥。冬鳥として日本全国的に飛来するが、厳寒期は暖かい地方へ移動する。まあ、千葉市も暖かい地方に含まれるのだろうか。この公園では何度も見かける。だから、2月8日にもこの公園で撮ったものを載せている。だから月一のペースと言う事になる。だが、それでもこの鳥は4月いっぱいでほぼ居なくなってしまうので何度載せても良いと思う。2月19日、千葉市都市緑化公園で撮影。
スズメ目メジロ科メジロ属の留鳥。目が白いわけではない。まあ、これは当然だろうが、目の周囲の縁取りに白い短毛がリングとなっているだけなのだ。メジロは花の蜜が大好物で、梅にウグイスならぬ梅にメジロの事の方がとりわけ多いのだ。何しろウグイスは昆虫食だから。画像のものは、とある公園の河津桜に吸密に来ていたメジロ。2月19日、千葉市都市緑化植物園で撮影。
ツグミ科ツグミ属の留鳥。夏期は中部以北の山地の明るい林で繁殖するそうだが、冬期には暖地へ移動し、市街地の公園等にいるという。赤い腹故にこの和名。だが、真っ赤ではなく朱色というか橙色だ。画像のものも、市の公園の茂みにいたところを撮ったもの。がさごそと枯れ葉を脚でどけながらその下に居るであろう虫を探していた。2月19日、千葉市内で撮影。
カモ目カモ科マガモ属の冬鳥。印西市に毎年渡来するコハクチョウと共に、大量に田圃にいたオナガガモも、コハクチョウが北へ帰ってしまった現在はどうしているのだろうか。他の所へ移っていったのかも知れない。その片割れがここ谷津干潟で見られたなどと言うことは無いだろう。しかし、谷津干潟にもオナガガモが居た。ここにも一時大量にいたことがあるが、今年はまあそれほどでもないようだ。2月21日、習志野市谷津干潟で撮影。
カモ目カモ科マガモ属の冬鳥。和名は、頭から首にかけて赤褐色、即ち緋色であることによる。ヒドリガモ雄は、額から頭頂がクリーム色なのが特徴か。これが何となくモヒカン刈りに見えてやや滑稽な感じが私にはする。首や嘴が他の鴨に比して短いかも知れない。淡水ガモだが、海上で生活するものも多い。2月21日、習志野市内で撮影。
カモメ科カモメ属の冬鳥。冬羽は頭部が白く嘴と脚が赤い。目の後ろに黒い斑点があるのが特徴。おかしな写真しか撮れなかったのだが、左の2羽と右の真ん中の1羽がユリカモメだ。後の、セグロカモメに比してかなり小さいのが分かる。白く可愛いので百合に例えた和名だという。また、在原業平の伊勢物語に謳われた都鳥はこのユリカモメのことだろうと言われている。2月21日、船橋市三番瀬で撮影。