21世紀モデルのまちづくり事業

3月7日(水) 高齢者・障がい者・子育て世帯居住安定化推進事業シンポジウム

 今日は午前中、10日(土)に開催するWAKWAk設立記念シンポジウムの資料印刷。100部印刷したのですが、当日、資料が足りないくらいになればうれしい悲鳴です。

 午後から、大阪市内で開催された国交省の「高齢者等居住安定化推進事業シンポジウム」に出席。

 この事業は、2009(H21)年に国の高齢者居住安定化モデル事業として創設され、昨年度から「高齢者住まい法」改正を受けて「高齢者・障がい者・子育て世帯居住安定化事業」と「サービス付き高齢者向け住宅整備事業」として実施されています。

 平たく言えば、これまでのハードとしての住宅整備からソフトとしての住まい方を重視した制度への転換です。同時に、公募に基づき、評価委員会選定方式で採択事業が決定される仕組みも先導的です。

 今日のシンポジウムでは、選定審査委員でもある大阪市立大・三浦研准教授から、制度への期待と提案への着眼ポイント、その後、採択事業の事例報告として「まちづくりエンアパートメント/大阪市西成区(社福・ヒューマンライツ福祉協会)」、「泉北ほっとけないネットワーク/堺市南区(NPOすまいるセンター)」等の紹介のほか、「スープの冷めない距離での安心生活と地域共生ケア」等の採択事業者報告も行われました。

 いずれも、人口密集地や近郊大型公営住宅における地域再生への取り組み、福祉の社会的資源を活用した住まいづくりが特徴です。

 住まいの21世紀モデルへの先導的試みへ、たくさんのヒントをもらって帰りました。

 

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