■7月11日に高崎駅東口にオープンしたヤマダ電機本社ビル建設工事で発生した残土は、土地所有者で建設工事を請け負った清水建設を通じて、株式会社ヨシイという得体の知れない地元の高崎市寺尾町にある業者が処理を請け負い、高崎駅から約10キロほど西にある安中市岩野谷地区の東野殿の神沢牧場が、群馬県農業公社から金を借りて入手した土地に搬入し、高さ10m以上に盛土作業をしていたところ、昨年5月23日に発生した崩落事故により、おびただしい量の土砂が、周辺の谷間や、下流の水田などに流入して、いまだに放置されたままになっています。
残土流出事故責任について、残土排出元のヤマダ電機は、「残土処理は工事を一括請け負っている請負先の清水建設でないとわからない」として、「清水建設に詳細を問い合わせてくれ」と主張し、本件には責任がないことを強調しました。
残土排出工事を請け負った清水建設は、「残土を処分地に搬入後の埋土作業には関与しておらず、神沢牧場から造成作業を請け負った株式会社ヨシイの責任だ」として、シランプリ。
残土流出土地所有者で農業委員でもある神沢牧場主と親しい安中市長は、「農地法手続き上、残土流出させても報告義務はない」などと法律を捻じ曲げた解釈を平然と言い放っております。
また、農地法の許認可権を持つ群馬県農政部は、事故を放置したまま改善命令を出そうとしません。不思議なことに、大量の土砂が流れ込んだ隣接土地所有者の朝日新聞グループの日刊スポーツ社も沈黙を続けたままです。
■ズサンな盛土工事を行った株式会社ヨシイに、責任の所在について次の内容の公開質問状を出しましたが、完全に無視されたままです。
**********
平成20年2月25日
郵便番号370-0865 高崎市寺尾町1236 代表取締役 篠原秀和 様
件名:安中市野殿字大真弓入の畑地の埋土大規模流出事故について(公開質問状)
・・(前略)・・地元の字大真弓入で、牧場関係者が農地一時転用手続きにより、畑地基盤整備のための埋土作業を一昨年来、行なっていたところ、昨年5月下旬の大雨で、推定1万数千立米もの大量の土砂が流出し、日刊スポーツなどが所有する周辺や下流の土地を埋めるなどの被害が出ました(添付現場写真参照)。
行政資料を取り寄せて調査したところ、この埋土作業は、貴社が施工していることが判明しました。このことについて、下記事項にご回答下さるようお願い申し上げます。なお、回答は3月14日(金)必着でお願いします。
記
1.残土9500立米については、高崎市石原町3430の東京農業大学第二高等学校の校舎新築工事に関する土工事によって発生した根伐り残土ということですが、これは事実でしょうか。
2.事実とすれば、同校から、どのような経緯で残土処分を請け負ったのですか。
3.残土35000立米については、高崎市栄町1-1の㈱ヤマダ電機の本社新築工事に関する槌工事によって発生した根伐り残土ということですが、これは事実でしょうか。
4.事実とすれば、同社から、どのような経緯で残土処分を請け負ったのですか。
5.埋土作業では、最新の注意を払ったはずでしょうが、大規模な土砂の流出を招いた原因は、どこにあるとお考えですか。
6.このことについて、牧場関係者、行政、あるいは隣接地権者から何か苦情なり、指導なり、要請がありましたか。あった場合、どこから、どのような内容の苦情なり、指導なり、要請を受けましたか。また、それに対して、どのような対応を取っていますか。
以上
**********
■この株式会社ヨシイについて各方面から情報を頂きました。同社の所在地は高崎市寺尾町にあり、高崎市から吉井町に抜ける中山峠のところの葬儀場の日典ラサ中山の近くにあります。株式会社ヨシイは、以前「南部建設」と称して、吉井町の多胡碑のある奥の山を削って、採石した石を売っていたことがありましたが、何十億円かの負債を出して、破産しました。いまでも、吉井町の奥の山の上には採石用のベルトコンベアが放置されたままになっています。負債を出して破産したことになっていますが、実際には、隠し金がバレないように偽装倒産させたという情報もあります。いわゆる、踏み倒しとマネーロンダリングです。
このため、地元の土建業界では知る人ぞ知る会社ですが、なぜか大手ゼネコンの清水建設が下請けに使っています。もっとも、直接下請けに出さずに、東京本社の近くの品川にある大崎建設という会社を経由しています。きっと、いわく付きだということを知っていたに違いありません。ヤマダ電機も当然調べればわかったはずですが、清水建設が起用したことにしておくのが一番無難です。
ヨシイは、「南部建設」当時から、高崎市の斎場にあがってゆく信号のあたりに、コンテナを積んだ簡易事務所で営業していましたが、現在は黄色い立派な事務所を作りました。現在、サンコー72ゴルフ場の工事を大々的に施工していますが、昨年後半から農大二高の校舎新築工事も清水建設の下請けで残土処理を手がけました。ダンプカーやユンボなど土砂運搬や造成用の重機もかなり保有しているようです。
高崎市から吉井町に向かって車を走らせると「ヨシイ」と書いた重機を目にします。中山峠を上り、サンコーゴルフ場入口を過ぎると、南陽台入口の信号がありますが、その先の道路拡張工事のうち、ちょうど吉井の物産センターの前の工事を請け負っているのが株式会社ヨシイです。
清水建設やヤマダ電機が起用した会社だからきちんとした会社だろうと、安中市や群馬県は思っているようですが、とんでもありません。責任の所在について質した公開質問状を完全に無視し続ける態度がそのころを明らかにしています。
なお、引続きヨシイ、ヤマダ電機、清水建設などの情報について、このブログにおよせください。
【岩野谷の水と緑を守る会】
残土流出事故責任について、残土排出元のヤマダ電機は、「残土処理は工事を一括請け負っている請負先の清水建設でないとわからない」として、「清水建設に詳細を問い合わせてくれ」と主張し、本件には責任がないことを強調しました。
残土排出工事を請け負った清水建設は、「残土を処分地に搬入後の埋土作業には関与しておらず、神沢牧場から造成作業を請け負った株式会社ヨシイの責任だ」として、シランプリ。
残土流出土地所有者で農業委員でもある神沢牧場主と親しい安中市長は、「農地法手続き上、残土流出させても報告義務はない」などと法律を捻じ曲げた解釈を平然と言い放っております。
また、農地法の許認可権を持つ群馬県農政部は、事故を放置したまま改善命令を出そうとしません。不思議なことに、大量の土砂が流れ込んだ隣接土地所有者の朝日新聞グループの日刊スポーツ社も沈黙を続けたままです。
■ズサンな盛土工事を行った株式会社ヨシイに、責任の所在について次の内容の公開質問状を出しましたが、完全に無視されたままです。
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平成20年2月25日
郵便番号370-0865 高崎市寺尾町1236 代表取締役 篠原秀和 様
件名:安中市野殿字大真弓入の畑地の埋土大規模流出事故について(公開質問状)
・・(前略)・・地元の字大真弓入で、牧場関係者が農地一時転用手続きにより、畑地基盤整備のための埋土作業を一昨年来、行なっていたところ、昨年5月下旬の大雨で、推定1万数千立米もの大量の土砂が流出し、日刊スポーツなどが所有する周辺や下流の土地を埋めるなどの被害が出ました(添付現場写真参照)。
行政資料を取り寄せて調査したところ、この埋土作業は、貴社が施工していることが判明しました。このことについて、下記事項にご回答下さるようお願い申し上げます。なお、回答は3月14日(金)必着でお願いします。
記
1.残土9500立米については、高崎市石原町3430の東京農業大学第二高等学校の校舎新築工事に関する土工事によって発生した根伐り残土ということですが、これは事実でしょうか。
2.事実とすれば、同校から、どのような経緯で残土処分を請け負ったのですか。
3.残土35000立米については、高崎市栄町1-1の㈱ヤマダ電機の本社新築工事に関する槌工事によって発生した根伐り残土ということですが、これは事実でしょうか。
4.事実とすれば、同社から、どのような経緯で残土処分を請け負ったのですか。
5.埋土作業では、最新の注意を払ったはずでしょうが、大規模な土砂の流出を招いた原因は、どこにあるとお考えですか。
6.このことについて、牧場関係者、行政、あるいは隣接地権者から何か苦情なり、指導なり、要請がありましたか。あった場合、どこから、どのような内容の苦情なり、指導なり、要請を受けましたか。また、それに対して、どのような対応を取っていますか。
以上
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■この株式会社ヨシイについて各方面から情報を頂きました。同社の所在地は高崎市寺尾町にあり、高崎市から吉井町に抜ける中山峠のところの葬儀場の日典ラサ中山の近くにあります。株式会社ヨシイは、以前「南部建設」と称して、吉井町の多胡碑のある奥の山を削って、採石した石を売っていたことがありましたが、何十億円かの負債を出して、破産しました。いまでも、吉井町の奥の山の上には採石用のベルトコンベアが放置されたままになっています。負債を出して破産したことになっていますが、実際には、隠し金がバレないように偽装倒産させたという情報もあります。いわゆる、踏み倒しとマネーロンダリングです。
このため、地元の土建業界では知る人ぞ知る会社ですが、なぜか大手ゼネコンの清水建設が下請けに使っています。もっとも、直接下請けに出さずに、東京本社の近くの品川にある大崎建設という会社を経由しています。きっと、いわく付きだということを知っていたに違いありません。ヤマダ電機も当然調べればわかったはずですが、清水建設が起用したことにしておくのが一番無難です。
ヨシイは、「南部建設」当時から、高崎市の斎場にあがってゆく信号のあたりに、コンテナを積んだ簡易事務所で営業していましたが、現在は黄色い立派な事務所を作りました。現在、サンコー72ゴルフ場の工事を大々的に施工していますが、昨年後半から農大二高の校舎新築工事も清水建設の下請けで残土処理を手がけました。ダンプカーやユンボなど土砂運搬や造成用の重機もかなり保有しているようです。
高崎市から吉井町に向かって車を走らせると「ヨシイ」と書いた重機を目にします。中山峠を上り、サンコーゴルフ場入口を過ぎると、南陽台入口の信号がありますが、その先の道路拡張工事のうち、ちょうど吉井の物産センターの前の工事を請け負っているのが株式会社ヨシイです。
清水建設やヤマダ電機が起用した会社だからきちんとした会社だろうと、安中市や群馬県は思っているようですが、とんでもありません。責任の所在について質した公開質問状を完全に無視し続ける態度がそのころを明らかにしています。
なお、引続きヨシイ、ヤマダ電機、清水建設などの情報について、このブログにおよせください。
【岩野谷の水と緑を守る会】