■WHOのテドロス事務局長は4月8日のジュネーブの本部における記者会見で、3か月前からインターネット上で、人種差別的な中傷を受けていると明らかにし、「攻撃は台湾から来た。台湾の外交部は知っていたが、何もせず、むしろ私を批判し始めた」と主張しました。これに対して台湾の捜査機関、法務部調査局は同10日、記者会見を開き「台湾から中傷が行われた根拠は見つかっていない」と反論しました。一方、調査局は、テドロス事務局長の発言後、ツイッターに「台湾人を代表して謝罪します」などという書き込みが100件以上投稿され、アカウントを分析した結果、中国のユーザーの間で拡散された疑いがあると指摘しました。
テドロス事務局長の主張には蔡英文総統も反論しており同9日、自身のフェイスブックに「台湾は長年国際組織から排除され、誰よりも差別と孤立の味を分かっている。テドロス事務局長にはぜひ台湾に来てもらい、差別を受けながらも国際社会に貢献しようと取り組む姿を見てほしい」と書き込んでいます。WHOをめぐっては、アメリカのトランプ大統領からも「新型コロナウイルスへの対応が中国寄りだ」と批判を受けているテドロス事務局長ですが、なんと「ウイルスを政治化しないでほしい」と訴えている始末。当のご本人が中国の言うなりで台湾を差別しているのですから、まさに噴飯ものです。
**********NHK News Web 2020年4月11日
WHO事務局長「台湾から人種的な中傷」に台湾が反論
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200411/k10012381581000.html
WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は、台湾から人種差別的な中傷を受けたと主張しましたが、これに対して、台湾の捜査機関は、根拠は見つかっていないと反論しています。
WHOのテドロス事務局長は今月8日の記者会見で、3か月前からインターネット上で、人種差別的な中傷を受けていると明らかにし、「攻撃は台湾から来た。台湾の外交部は知っていたが、何もせず、むしろ私を批判し始めた」と主張しました。
これに対して台湾の捜査機関、法務部調査局は10日、記者会見を開き、台湾から中傷が行われた根拠は見つかっていないと反論しました。
一方、調査局は、テドロス事務局長の発言後、ツイッターに「台湾人を代表して謝罪します」などという書き込みが100件以上投稿され、アカウントを分析した結果、中国のユーザーの間で拡散された疑いがあると指摘しました。
テドロス事務局長の主張には蔡英文総統も反論していて、9日、自身のフェイスブックに「台湾は長年国際組織から排除され、誰よりも差別と孤立の味を分かっている。テドロス事務局長にはぜひ台湾に来てもらい、差別を受けながらも国際社会に貢献しようと取り組む姿を見てほしい」と書き込んでいます。
WHOをめぐっては、アメリカのトランプ大統領から新型コロナウイルスへの対応が中国寄りだと批判を受けていて、テドロス事務局長は「ウイルスを政治化しないでほしい」と訴えています。
**********産経2020年4月11日05:00
【主張】WHOテドロス氏 事務局長の任に堪えない
↑世界保健機関のテドロス事務局長(AP)↑
世界保健機関(WHO)を率いる重い任に堪える人物ではやはりなかった。テドロス事務局長のことである。
テドロス氏は8日の記者会見で、台湾から「人種差別を含む中傷を3カ月にわたり受けた」と言い出し、台湾の外交部長(外相に相当)が関わったと非難した。
中傷の具体的な内容に一切触れなかった。極めて不可解な言動であり、台湾の蔡英文総統が非難は事実無根だとして「強烈な抗議」を表明し、謝罪を求めたのは当然である。
中国・武漢発の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)という重大な危機への対応が後手後手に回っているのがテドロス氏だ。
2300万人の人口を抱え、新型ウイルスの流行を防いでいる台湾をWHOから排除し続けているのも、同じ人物である。にもかかわらず、ありもしない「差別」を口実に被害者を演じるのか。
蔡氏は「台湾は長年にわたって国際組織から排除され、孤立や差別がどのようなものか誰よりも知っており、あらゆる差別に反対だ」と反論した。
中国から多額の経済援助を受けているエチオピア出身のテドロス氏は、決してほめられたものではない中国の新型ウイルスへの対応を再三ほめたたえるなど、習近平政権の意向に沿ったとみられる言動を繰り返してきた。
台湾への不可解な非難でテドロス氏の政治的偏向が一層はっきりした。国際機関の事務局長に求められる中立性は失われている。
中国外務省の趙立堅報道官は「テドロス氏に対する人身攻撃と人種主義の言行を強く非難する」と、テドロス氏を擁護した。そのうえで台湾がWHO参加を求める目的は「独立」にあるとし、断固反対すると語った。
トランプ米大統領は「中国に偏っている」とWHOを批判した。これに対し、テドロス氏は「死者の増加を望まないなら政治問題化するな」などと反論し、反省のそぶりすら示していない。
パンデミックという重大な危機にあってWHOの事務局長を更迭することは本来望ましくない。だが、テドロス氏の言動はあまりに偏っている。日本は事務局長更迭を含むWHOの改革に向け、米国と協調して取り組まなくてはならない。
**********TAIWAN TODAY 2020年04月10日
WHO事務局長への人種差別は事実無根、台湾はエチオピアの医療人員育成にも協力
↑WHOの事務局長が人種差別を受けたと台湾を非難したことに対し、外交部は事実無根だと反論すると共に謝罪を要求。台湾は同事務局長の祖国エチオピアへも多大な支援を行っている。写真左は三軍総医院で研修を受けるエチオピアの研修生たち。(三軍総医院のフェイスブックより)↑
世界保健機関(WHO)がスイス・ジュネーブで8日に行った記者会見の席上、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は台湾ならびに外交部(日本の外務省に相当)を強く非難した。テドロス事務局長は、台湾と外交部から3カ月を超える人身攻撃を受けていると説明、その被害はメディアによる評論からテドロス氏への様々な呼び名、そして黒人であることなどにわたり「もはや耐えられない」と訴えた。
これに対して中華民国外交部は9日午前に声明を出し、テドロス氏の批判は事実に基づいたものではないと反論すると共に台湾への謝罪を強く要求した。
WHOのテドロス事務局長は1965年に当時はエチオピアの領土だったアスマラ(現在はエリトリアの首都)に生まれ、エチオピアの保健大臣と外務大臣を歴任した。微生物学が専門。テドロス氏は今回、台湾から人種差別を受けたとしているが、実は台湾は長期にわたり、公式、非公式なルートを通じてテドロス氏の祖国であるエチオピアを支援している。支援の分野は医療と公衆衛生、栄養面と食糧、教育、児童と女性の権利、心と社会へのサポート、水資源、生活能力と収入の向上、緊急救援物資の提供など多岐にわたる。
政府の予算を元に活動する財団法人国際合作発展基金会(ICDF)によれば、同基金会が台湾で行う「国際人力資源培訓研習班計画」(国際マンパワー育成研修プロジェクト)では近年、エチオピアから3人の研修生を受け入れた。これら研修生はそれぞれ、2012年の「環境監測与天然災害管理」(環境モニタリングと自然災害管理)と「科学工業園区規画及管理」(サイエンスパークの計画と管理)、2017年の「潔浄能源発展策略」(クリーンエネルギー発展戦略)の研修クラスに参加した。
研修クラスへの参加を申請するには中華民国の在外公館もしくは国際組織による推薦を受ける必要がある。しかし台湾までの往復チケット、及び台湾滞在中の研修、食事、宿泊、交通などの費用は全額国際合作発展基金会が負担している。1人にかかる費用は15万台湾元(約53万円)で研修は2週間。
国際合作発展基金会ではまた、2018年の「友好国家医事人員訓練計画」(友好国医療人員訓練プロジェクト)にエチオピアから5人を受け入れた。研修地点は馬偕紀念医院(病院)の小児科(1人)と三軍総医院(病院)産婦人科(4人)で、費用は同基金会が1人分を負担。外交部が4人分を負担した。この5人の台湾における研修期間はそれぞれのカリキュラムに応じて1カ月から3カ月間で、経費は病院が負担した他、国家合作発展基金が受け持った研修生のケースでは、航空券、補助手当、保険料などで同基金会が7万台湾元(約25万日本円)近くを負担した。
また、同基金会以外にも、台湾児童及び家庭扶基金会や台湾北部・台北市にオフィスを設置している国際組織「国境なき医師団」、その他の慈善団体、宗教団体など複数のNGOが募金や里親活動、地元での調整などに努め、台湾の人々と企業の善意をエチオピアにおける具体的な成果に結び付けている。
さらにエチオピアからの交換留学生を救った例も。国立中興大学(台湾中部・台中市)に短期交換留学で就学していたMERRY HAILU GEBRETSADIKさんは先ごろ静脈血栓症で緊急手術を受けた。しかし、中華民国の健康保険に加わることが出来なかったため145万台湾元(約516万日本円)という高額な治療代を支払わなければならなかった。そこで国際同済会台湾総会(Kiwanis Taiwan)など複数の団体が協力、病院側も緊急救助金を使ったことで治療代を約93万台湾元(約331万日本円)に抑えることが出来たほか、2週間で51万台湾元(約181万日本円)の寄付を集めることにも成功、MERRYさんの窮地を救い、台湾の人々のエチオピアに対する友情を示した。
**********
■こうした中国一辺倒で台湾蔑視のWHO事務局長の姿勢に世界中から疑問の声が沸き上がり、とうとう辞任を求める電子署名者数が世界中で4月13日現在92万以上集まっています。
**********Huffington Post 2020年03月26日 13時33分 JST
WHOテドロス事務局長は「即座に辞任すべき」。52万筆のオンライン署名が世界中から集まる
呼びかけ文は英語や日本語、中国語など10カ国語以上の言語で投稿されている。
↑AFP PHOTO / CHRISTOPHER BLACK / WHOテドロス事務局長↑
終息する気配のない新型コロナウイルス感染症。世界の動向を踏まえて情報発信を続けているWHO(世界保健機関)のテドロス・アダノム事務局長に、「即時辞任」を求める声が高まっている。
署名サイト「change.org」で2カ月前に始まったこのキャンペーンには、3月26日午後0時半時点で、約52万筆を超える署名が集まった。呼びかけ文は英語や日本語、中国語など10カ国語以上の言語で投稿されている。
発起人はカナダ在住の「Osuka Yip」さんで、テドロス事務局長が1月23日に「時期尚早」として緊急事態宣言を見送ったことを問題視。「テドロス氏が事態をあまりにも過少評価していたことが感染拡大を防げなった原因の一つであるのは明確」と非難した。
さらに、テドロス事務局長が「客観的な調査や評価をせずに、中国政府から報告されている死亡者数と感染者数を鵜呑みにしている」として、「WHOは政治的に中立な立場だと信じていたのに、失望している」とつづった。
★にじむ中国への配慮★
WHOが緊急事態宣言を出したのは1月30日。
この時の記者会見でも、テドロス事務局長は「社会的、経済的に深刻な影響があるにもかかわらず中国政府が卓越した対策を講じたことを称賛する」「世界の人々を感染から守る中国の努力がなければ、感染例や死者はもっと増えていただろう」などと中国への配慮をにじませていた。
1月23日に緊急事態宣言を見送った際には、中国政府代表が「問題外だ」と宣言を見送るよう圧力をかけたという報道もある。中国は1月25日が旧正月に当たる春節で、宣言のタイミングが遅かったという指摘は少なくない。
**********NHK News Web 2020年3月27日 8時22分
WHOテドロス事務局長の辞任求めネット上で署名活動
新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長の対応をめぐり、インターネット上では「事態を過小評価していた」などとして、辞任を求める署名活動が展開されていて、これまでに56万人以上から賛同する署名が集まっています。
欧米を中心に新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないなか、インターネット上ではWHOのテドロス事務局長の対応を批判する声が出ていて、辞任を求める署名活動が展開されています。
アメリカで立ち上げられたサイト「チェンジ・ドット・オーグ」(Change.org)で行われている署名活動では、27日午前7時の時点で、56万人以上から賛同する署名が集まっています。
発起人は、テドロス事務局長の辞任を求める理由について、「事態を過小評価していたことが、感染拡大を防げなかった原因の1つだ」などと指摘しています。
そのうえで、「WHOは政治的に中立だと思っていたのに、私たちは本当に失望している。テドロス氏は客観的な調査をせずに、中国政府から報告される死者や感染者の数をうのみにしている」と批判しました。
これに関連して麻生副総理兼財務大臣も、26日、「早い話が、WHOが『ワールド・ヘルス・オーガナイゼーション』ではなく、『チャイニーズ・ヘルス・オーガナイゼーション』ではないかと、『CHO』に直せという声が、わんわん出たことがもとだ」と述べました。
一方で、テドロス事務局長は、辞任を求める署名活動についてこれまでのところ直接、言及していません。
***********
この電子署名の趣旨に関心のあるかたは次のサイトをご覧ください。
**********
https://www.change.org/p/united-nations-call-for-the-resignation-of-tedros-adhanom-ghebreyesus-who-director-general?signed=true
【日本語版メッセージ】
2020/1/23、テドロスWHO事務局長は世界的に感染が危惧されていた中国新型コロナウィルスの緊急事態宣言を見送りました。そして今、制御不能の事態に陥る可能性を全世界が恐れています。1/24日たったの800人だった感染者は、わずか5日で10000人まで急速に膨れ上がりました。これはテドロス氏が事態をあまりにも過少評価していた事が感染拡大を防げなった原因の一つであるのは明確です。
我々はテドロス氏はWHO事務局長として全くふさわしくないと非常に強い憤りを覚えます。そして即時に事務局長職から退くことを要求します。
WHOは政治的に中立であるべきでした。ですがテドロス氏は客観的な調査や評価を全く行う事もなく、中国政府から報告されている死亡者、感染者数を鵜呑みにしています。
また台湾はWHOから排除されるべきではありませんが、WHOは依然として台湾の参加を認めておりません。台湾の持つ最新の医療技術は現在WHOに加盟している多くの国々と比べても進んでいます。
再び国際連合とWHOを信頼するに値する組織にするために、皆様の投票を切にお願いいたします。
**********
ご覧のとおり、新型コロナの感染者の増加に合わせるかのように、WHO事務局長の辞任を求める署名者数は現在92万を超えてなお、刻々と増加の一途を辿っています。我が国の状況は相変わらず先行きが全く不透明ですが、このような未曽有の悲惨な状況を招いた原因究明と真相解明、そして責任の明確化をおろそかにしては再発防止は望むべくもありません。
【群馬県台湾総会理事】
テドロス事務局長の主張には蔡英文総統も反論しており同9日、自身のフェイスブックに「台湾は長年国際組織から排除され、誰よりも差別と孤立の味を分かっている。テドロス事務局長にはぜひ台湾に来てもらい、差別を受けながらも国際社会に貢献しようと取り組む姿を見てほしい」と書き込んでいます。WHOをめぐっては、アメリカのトランプ大統領からも「新型コロナウイルスへの対応が中国寄りだ」と批判を受けているテドロス事務局長ですが、なんと「ウイルスを政治化しないでほしい」と訴えている始末。当のご本人が中国の言うなりで台湾を差別しているのですから、まさに噴飯ものです。
**********NHK News Web 2020年4月11日
WHO事務局長「台湾から人種的な中傷」に台湾が反論
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200411/k10012381581000.html
WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は、台湾から人種差別的な中傷を受けたと主張しましたが、これに対して、台湾の捜査機関は、根拠は見つかっていないと反論しています。
WHOのテドロス事務局長は今月8日の記者会見で、3か月前からインターネット上で、人種差別的な中傷を受けていると明らかにし、「攻撃は台湾から来た。台湾の外交部は知っていたが、何もせず、むしろ私を批判し始めた」と主張しました。
これに対して台湾の捜査機関、法務部調査局は10日、記者会見を開き、台湾から中傷が行われた根拠は見つかっていないと反論しました。
一方、調査局は、テドロス事務局長の発言後、ツイッターに「台湾人を代表して謝罪します」などという書き込みが100件以上投稿され、アカウントを分析した結果、中国のユーザーの間で拡散された疑いがあると指摘しました。
テドロス事務局長の主張には蔡英文総統も反論していて、9日、自身のフェイスブックに「台湾は長年国際組織から排除され、誰よりも差別と孤立の味を分かっている。テドロス事務局長にはぜひ台湾に来てもらい、差別を受けながらも国際社会に貢献しようと取り組む姿を見てほしい」と書き込んでいます。
WHOをめぐっては、アメリカのトランプ大統領から新型コロナウイルスへの対応が中国寄りだと批判を受けていて、テドロス事務局長は「ウイルスを政治化しないでほしい」と訴えています。
**********産経2020年4月11日05:00
【主張】WHOテドロス氏 事務局長の任に堪えない
↑世界保健機関のテドロス事務局長(AP)↑
世界保健機関(WHO)を率いる重い任に堪える人物ではやはりなかった。テドロス事務局長のことである。
テドロス氏は8日の記者会見で、台湾から「人種差別を含む中傷を3カ月にわたり受けた」と言い出し、台湾の外交部長(外相に相当)が関わったと非難した。
中傷の具体的な内容に一切触れなかった。極めて不可解な言動であり、台湾の蔡英文総統が非難は事実無根だとして「強烈な抗議」を表明し、謝罪を求めたのは当然である。
中国・武漢発の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)という重大な危機への対応が後手後手に回っているのがテドロス氏だ。
2300万人の人口を抱え、新型ウイルスの流行を防いでいる台湾をWHOから排除し続けているのも、同じ人物である。にもかかわらず、ありもしない「差別」を口実に被害者を演じるのか。
蔡氏は「台湾は長年にわたって国際組織から排除され、孤立や差別がどのようなものか誰よりも知っており、あらゆる差別に反対だ」と反論した。
中国から多額の経済援助を受けているエチオピア出身のテドロス氏は、決してほめられたものではない中国の新型ウイルスへの対応を再三ほめたたえるなど、習近平政権の意向に沿ったとみられる言動を繰り返してきた。
台湾への不可解な非難でテドロス氏の政治的偏向が一層はっきりした。国際機関の事務局長に求められる中立性は失われている。
中国外務省の趙立堅報道官は「テドロス氏に対する人身攻撃と人種主義の言行を強く非難する」と、テドロス氏を擁護した。そのうえで台湾がWHO参加を求める目的は「独立」にあるとし、断固反対すると語った。
トランプ米大統領は「中国に偏っている」とWHOを批判した。これに対し、テドロス氏は「死者の増加を望まないなら政治問題化するな」などと反論し、反省のそぶりすら示していない。
パンデミックという重大な危機にあってWHOの事務局長を更迭することは本来望ましくない。だが、テドロス氏の言動はあまりに偏っている。日本は事務局長更迭を含むWHOの改革に向け、米国と協調して取り組まなくてはならない。
**********TAIWAN TODAY 2020年04月10日
WHO事務局長への人種差別は事実無根、台湾はエチオピアの医療人員育成にも協力
↑WHOの事務局長が人種差別を受けたと台湾を非難したことに対し、外交部は事実無根だと反論すると共に謝罪を要求。台湾は同事務局長の祖国エチオピアへも多大な支援を行っている。写真左は三軍総医院で研修を受けるエチオピアの研修生たち。(三軍総医院のフェイスブックより)↑
世界保健機関(WHO)がスイス・ジュネーブで8日に行った記者会見の席上、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は台湾ならびに外交部(日本の外務省に相当)を強く非難した。テドロス事務局長は、台湾と外交部から3カ月を超える人身攻撃を受けていると説明、その被害はメディアによる評論からテドロス氏への様々な呼び名、そして黒人であることなどにわたり「もはや耐えられない」と訴えた。
これに対して中華民国外交部は9日午前に声明を出し、テドロス氏の批判は事実に基づいたものではないと反論すると共に台湾への謝罪を強く要求した。
WHOのテドロス事務局長は1965年に当時はエチオピアの領土だったアスマラ(現在はエリトリアの首都)に生まれ、エチオピアの保健大臣と外務大臣を歴任した。微生物学が専門。テドロス氏は今回、台湾から人種差別を受けたとしているが、実は台湾は長期にわたり、公式、非公式なルートを通じてテドロス氏の祖国であるエチオピアを支援している。支援の分野は医療と公衆衛生、栄養面と食糧、教育、児童と女性の権利、心と社会へのサポート、水資源、生活能力と収入の向上、緊急救援物資の提供など多岐にわたる。
政府の予算を元に活動する財団法人国際合作発展基金会(ICDF)によれば、同基金会が台湾で行う「国際人力資源培訓研習班計画」(国際マンパワー育成研修プロジェクト)では近年、エチオピアから3人の研修生を受け入れた。これら研修生はそれぞれ、2012年の「環境監測与天然災害管理」(環境モニタリングと自然災害管理)と「科学工業園区規画及管理」(サイエンスパークの計画と管理)、2017年の「潔浄能源発展策略」(クリーンエネルギー発展戦略)の研修クラスに参加した。
研修クラスへの参加を申請するには中華民国の在外公館もしくは国際組織による推薦を受ける必要がある。しかし台湾までの往復チケット、及び台湾滞在中の研修、食事、宿泊、交通などの費用は全額国際合作発展基金会が負担している。1人にかかる費用は15万台湾元(約53万円)で研修は2週間。
国際合作発展基金会ではまた、2018年の「友好国家医事人員訓練計画」(友好国医療人員訓練プロジェクト)にエチオピアから5人を受け入れた。研修地点は馬偕紀念医院(病院)の小児科(1人)と三軍総医院(病院)産婦人科(4人)で、費用は同基金会が1人分を負担。外交部が4人分を負担した。この5人の台湾における研修期間はそれぞれのカリキュラムに応じて1カ月から3カ月間で、経費は病院が負担した他、国家合作発展基金が受け持った研修生のケースでは、航空券、補助手当、保険料などで同基金会が7万台湾元(約25万日本円)近くを負担した。
また、同基金会以外にも、台湾児童及び家庭扶基金会や台湾北部・台北市にオフィスを設置している国際組織「国境なき医師団」、その他の慈善団体、宗教団体など複数のNGOが募金や里親活動、地元での調整などに努め、台湾の人々と企業の善意をエチオピアにおける具体的な成果に結び付けている。
さらにエチオピアからの交換留学生を救った例も。国立中興大学(台湾中部・台中市)に短期交換留学で就学していたMERRY HAILU GEBRETSADIKさんは先ごろ静脈血栓症で緊急手術を受けた。しかし、中華民国の健康保険に加わることが出来なかったため145万台湾元(約516万日本円)という高額な治療代を支払わなければならなかった。そこで国際同済会台湾総会(Kiwanis Taiwan)など複数の団体が協力、病院側も緊急救助金を使ったことで治療代を約93万台湾元(約331万日本円)に抑えることが出来たほか、2週間で51万台湾元(約181万日本円)の寄付を集めることにも成功、MERRYさんの窮地を救い、台湾の人々のエチオピアに対する友情を示した。
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■こうした中国一辺倒で台湾蔑視のWHO事務局長の姿勢に世界中から疑問の声が沸き上がり、とうとう辞任を求める電子署名者数が世界中で4月13日現在92万以上集まっています。
**********Huffington Post 2020年03月26日 13時33分 JST
WHOテドロス事務局長は「即座に辞任すべき」。52万筆のオンライン署名が世界中から集まる
呼びかけ文は英語や日本語、中国語など10カ国語以上の言語で投稿されている。
↑AFP PHOTO / CHRISTOPHER BLACK / WHOテドロス事務局長↑
終息する気配のない新型コロナウイルス感染症。世界の動向を踏まえて情報発信を続けているWHO(世界保健機関)のテドロス・アダノム事務局長に、「即時辞任」を求める声が高まっている。
署名サイト「change.org」で2カ月前に始まったこのキャンペーンには、3月26日午後0時半時点で、約52万筆を超える署名が集まった。呼びかけ文は英語や日本語、中国語など10カ国語以上の言語で投稿されている。
発起人はカナダ在住の「Osuka Yip」さんで、テドロス事務局長が1月23日に「時期尚早」として緊急事態宣言を見送ったことを問題視。「テドロス氏が事態をあまりにも過少評価していたことが感染拡大を防げなった原因の一つであるのは明確」と非難した。
さらに、テドロス事務局長が「客観的な調査や評価をせずに、中国政府から報告されている死亡者数と感染者数を鵜呑みにしている」として、「WHOは政治的に中立な立場だと信じていたのに、失望している」とつづった。
★にじむ中国への配慮★
WHOが緊急事態宣言を出したのは1月30日。
この時の記者会見でも、テドロス事務局長は「社会的、経済的に深刻な影響があるにもかかわらず中国政府が卓越した対策を講じたことを称賛する」「世界の人々を感染から守る中国の努力がなければ、感染例や死者はもっと増えていただろう」などと中国への配慮をにじませていた。
1月23日に緊急事態宣言を見送った際には、中国政府代表が「問題外だ」と宣言を見送るよう圧力をかけたという報道もある。中国は1月25日が旧正月に当たる春節で、宣言のタイミングが遅かったという指摘は少なくない。
**********NHK News Web 2020年3月27日 8時22分
WHOテドロス事務局長の辞任求めネット上で署名活動
新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長の対応をめぐり、インターネット上では「事態を過小評価していた」などとして、辞任を求める署名活動が展開されていて、これまでに56万人以上から賛同する署名が集まっています。
欧米を中心に新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないなか、インターネット上ではWHOのテドロス事務局長の対応を批判する声が出ていて、辞任を求める署名活動が展開されています。
アメリカで立ち上げられたサイト「チェンジ・ドット・オーグ」(Change.org)で行われている署名活動では、27日午前7時の時点で、56万人以上から賛同する署名が集まっています。
発起人は、テドロス事務局長の辞任を求める理由について、「事態を過小評価していたことが、感染拡大を防げなかった原因の1つだ」などと指摘しています。
そのうえで、「WHOは政治的に中立だと思っていたのに、私たちは本当に失望している。テドロス氏は客観的な調査をせずに、中国政府から報告される死者や感染者の数をうのみにしている」と批判しました。
これに関連して麻生副総理兼財務大臣も、26日、「早い話が、WHOが『ワールド・ヘルス・オーガナイゼーション』ではなく、『チャイニーズ・ヘルス・オーガナイゼーション』ではないかと、『CHO』に直せという声が、わんわん出たことがもとだ」と述べました。
一方で、テドロス事務局長は、辞任を求める署名活動についてこれまでのところ直接、言及していません。
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この電子署名の趣旨に関心のあるかたは次のサイトをご覧ください。
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https://www.change.org/p/united-nations-call-for-the-resignation-of-tedros-adhanom-ghebreyesus-who-director-general?signed=true
【日本語版メッセージ】
2020/1/23、テドロスWHO事務局長は世界的に感染が危惧されていた中国新型コロナウィルスの緊急事態宣言を見送りました。そして今、制御不能の事態に陥る可能性を全世界が恐れています。1/24日たったの800人だった感染者は、わずか5日で10000人まで急速に膨れ上がりました。これはテドロス氏が事態をあまりにも過少評価していた事が感染拡大を防げなった原因の一つであるのは明確です。
我々はテドロス氏はWHO事務局長として全くふさわしくないと非常に強い憤りを覚えます。そして即時に事務局長職から退くことを要求します。
WHOは政治的に中立であるべきでした。ですがテドロス氏は客観的な調査や評価を全く行う事もなく、中国政府から報告されている死亡者、感染者数を鵜呑みにしています。
また台湾はWHOから排除されるべきではありませんが、WHOは依然として台湾の参加を認めておりません。台湾の持つ最新の医療技術は現在WHOに加盟している多くの国々と比べても進んでいます。
再び国際連合とWHOを信頼するに値する組織にするために、皆様の投票を切にお願いいたします。
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ご覧のとおり、新型コロナの感染者の増加に合わせるかのように、WHO事務局長の辞任を求める署名者数は現在92万を超えてなお、刻々と増加の一途を辿っています。我が国の状況は相変わらず先行きが全く不透明ですが、このような未曽有の悲惨な状況を招いた原因究明と真相解明、そして責任の明確化をおろそかにしては再発防止は望むべくもありません。
【群馬県台湾総会理事】
それにしてもWHOの対応には呆れるばかりで、台湾の反応やトランプ大統領の発言も理解出来ます。
トランプ大統領は「中国ウィルス」「中国肺炎」などと発言し、WHOの拠出金の削減も示唆して、デトロス会長のことを強く批判しています。口の悪い人からは「デトロス肺炎」「デスロス肺炎」という隠語すら聞こえてきます。
個人的には、デトロス会長にはやめてもらいたいので、色々な人に呼びかけて電子署名したいのですが、我々の立場で署名していいのかという心配もあります。所謂取り巻き集団が、重箱の隅を突く様なことをして、足を引っ張られないか心配しています。
仕方ないので、個人的に署名をするだけに留めたいと思います。
COVID-19が早く終息することを願っています。
いつもブログをご愛読くださりありがとうございます。
今年の元旦に、わずか3カ月半で世界中がこれほどの混乱に投げ込まれるなど、どれほどの人々が予測できたでしょうか。おそらく、完全な終息宣言を世界中の国が出せるまでには、誰も予想がつかない犠牲と期間が必要になるかもしれません。
遺伝子工学が目覚ましく発達し、人のゲノムの解析まで可能となりましたが、一方で遺伝子操作でこれまでには考えもしなかった特質を備えた生物が誕生することになりました。
今回の新型コロナが、突然変異を繰り返して自然に出現したのか、それとも人為的に作り出されたのか、コンピュータグラフィック技術の進歩で画像や動画が本物か偽物かもはやだれにも検証できなくなってきているように、生物界でもこれまでの常識の延長戦とは別の切り口から途方もない事態が起きている観があります。
換言すれば、これまでの政治・社会・経済・文化・習慣など、我々をとりまくあらゆることがガラガラポンで見直される転換期にあるということもできます。
限られた人生の最終章でまさかこのような事態を経験するとは思いもよりませんでした。
世界がふたたびグローバルに安心・安全に往来できる日が来ることを切に願っております。
筆者より