■若宮苑が利用者である自分の母親をダマしてケアプランを偽造したにも拘わらずに、不正な介護報酬を支給したとして当会会員の岩崎優氏が高崎市長を相手取り、若宮苑の偽造ケアプランに基づいて支給した介護報酬を返還するよう求めている行政訴訟事件の第7回口頭弁論が2017年9月14日、前橋地裁(塩田直也裁判長)で開かれました。その模様について、傍聴した当会の別の会員から次の通り報告がありました。
裁判当初から被告高崎市は、若宮苑を被告市側の補助参加人として参加することを認め、「偽造ケアプランではない。若宮苑の指出直美栄養士が岩崎優氏から確かにサインをもらっている」とタッグで主張をしていました。
そこで原告岩崎氏は、「自分はサインなどしていない」という事実を証明するために、全国の裁判所等から選任鑑定人として指定を受けている筆跡鑑定人に筆跡鑑定を依頼しました。その結果、やはり文書偽造されたケアプランであると鑑定されたのです。
原告岩崎氏は、偽造と鑑定された筆跡鑑定書を裁判長に提出し、若宮苑の指出直美栄養士の証人尋問を申請しました。
ところが今回の口頭弁論で、呆れたことに被告市側は「指出栄養士については証人としては検討していません」と裁判長に主張するのです。
そこで裁判長は被告市側に「指出栄養士の証人申請をしないのなら、別の人物の証人申請を考えているのですか?」と問いかけました。
すると被告市側は、「考えていません。申請は一切なしです」と身勝手な主張をする有様でした。
■これまでにも、若宮苑の指出直美栄養士は「岩崎優さんからソファーの椅子に座ってサインをもらいました。」と証拠のない証言をするだけでしたが、高崎市は証拠のない証言を全面的に受け入れる方針を示したのです。
そのため、岩崎氏は全国の裁判所から選任鑑定人として指定されている筆跡鑑定人のひとりである東京筆跡印鑑鑑定所の川野一吉氏に筆跡鑑定を依頼しました。
その結果、同鑑定人が『偽造』と鑑定した筆跡鑑定書を証拠に、岩崎氏は「私はサインをしていない!」と高崎市に対して主張してきましたが、高崎市は公権力で岩崎氏の主張をねじ伏せ、一切聞く耳を持たずに若宮苑の証拠のない証言を全面的に受け入れ、偽造ケアプランに介護給付費を支給したのです。
そのため、岩崎氏は原告として、高崎市を相手取り、行政訴訟に踏み切り、法廷の場できちんと決着を付けることにしたのでした。
■果たして、高崎市の公権力がどこまで司法の場で通用するのか、当会としても今後の裁判を注目しているところです。
次回の口頭弁論は平成29年11月15日(水)13時10分より前橋地裁本館2階の第21号法廷で開催されます。本件住民監査請求を棄却した高崎市監査委員はもとより、現在、住民監査を行っている最中の群馬県監査委員の方々も是非、傍聴して下さい。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
※参考資料「裁判提出資料」
〇原告陳述書:PDF ⇒ u1q.pdf
〇証拠申出書:PDF ⇒ o.pdf
〇尋問事項1:PDF ⇒ u3q.pdf
〇尋問事項2:PDF ⇒ u4q.pdf
〇筆跡鑑定書(簡易鑑定):PDF ⇒ u5mij.pdf
〇鑑定結果:PDF ⇒ u6.pdf
〇鑑定所見(簡易鑑定結果):PDF ⇒ u7ij.pdf
〇東京筆跡印鑑鑑定所:PDF ⇒ u8m.pdf
〇鑑定例:PDF ⇒ u9.pdf
裁判当初から被告高崎市は、若宮苑を被告市側の補助参加人として参加することを認め、「偽造ケアプランではない。若宮苑の指出直美栄養士が岩崎優氏から確かにサインをもらっている」とタッグで主張をしていました。
そこで原告岩崎氏は、「自分はサインなどしていない」という事実を証明するために、全国の裁判所等から選任鑑定人として指定を受けている筆跡鑑定人に筆跡鑑定を依頼しました。その結果、やはり文書偽造されたケアプランであると鑑定されたのです。
原告岩崎氏は、偽造と鑑定された筆跡鑑定書を裁判長に提出し、若宮苑の指出直美栄養士の証人尋問を申請しました。
ところが今回の口頭弁論で、呆れたことに被告市側は「指出栄養士については証人としては検討していません」と裁判長に主張するのです。
そこで裁判長は被告市側に「指出栄養士の証人申請をしないのなら、別の人物の証人申請を考えているのですか?」と問いかけました。
すると被告市側は、「考えていません。申請は一切なしです」と身勝手な主張をする有様でした。
■これまでにも、若宮苑の指出直美栄養士は「岩崎優さんからソファーの椅子に座ってサインをもらいました。」と証拠のない証言をするだけでしたが、高崎市は証拠のない証言を全面的に受け入れる方針を示したのです。
そのため、岩崎氏は全国の裁判所から選任鑑定人として指定されている筆跡鑑定人のひとりである東京筆跡印鑑鑑定所の川野一吉氏に筆跡鑑定を依頼しました。
その結果、同鑑定人が『偽造』と鑑定した筆跡鑑定書を証拠に、岩崎氏は「私はサインをしていない!」と高崎市に対して主張してきましたが、高崎市は公権力で岩崎氏の主張をねじ伏せ、一切聞く耳を持たずに若宮苑の証拠のない証言を全面的に受け入れ、偽造ケアプランに介護給付費を支給したのです。
そのため、岩崎氏は原告として、高崎市を相手取り、行政訴訟に踏み切り、法廷の場できちんと決着を付けることにしたのでした。
■果たして、高崎市の公権力がどこまで司法の場で通用するのか、当会としても今後の裁判を注目しているところです。
次回の口頭弁論は平成29年11月15日(水)13時10分より前橋地裁本館2階の第21号法廷で開催されます。本件住民監査請求を棄却した高崎市監査委員はもとより、現在、住民監査を行っている最中の群馬県監査委員の方々も是非、傍聴して下さい。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
※参考資料「裁判提出資料」
〇原告陳述書:PDF ⇒ u1q.pdf
〇証拠申出書:PDF ⇒ o.pdf
〇尋問事項1:PDF ⇒ u3q.pdf
〇尋問事項2:PDF ⇒ u4q.pdf
〇筆跡鑑定書(簡易鑑定):PDF ⇒ u5mij.pdf
〇鑑定結果:PDF ⇒ u6.pdf
〇鑑定所見(簡易鑑定結果):PDF ⇒ u7ij.pdf
〇東京筆跡印鑑鑑定所:PDF ⇒ u8m.pdf
〇鑑定例:PDF ⇒ u9.pdf
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