■2018年7月27日に群馬県が「県道に使用された建設資材の基準値超過について(建設企画課)」と題して記者発表しましたが、その内容たるやビックリ仰天!鉛やヒ素が基準値を爆発的に超えて含まれているというものでした。テレビや新聞報道でも大きく取り上げられたことを、当会のブログでも皆様に報告済みです。
○2018年7月27日:【速報】群馬県スラグ行政を象徴!…当会の告発から1年かかってようやく公表の背後に東邦亜鉛の影か↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2708.html
○2018年7月29日:【速報】高崎渋川線バイパスにスラグ汚染報道・・鉄鋼スラグに続いて非鉄スラグの不法投棄か!↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2710.html
○2018年8月5日:高崎渋川線バイパスの鉛・ヒ素入りスラグ撤去方針!…じゃ~佐藤がばら撒いた有害スラグも撤去しろよ!↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2712.html
○2018年8月12日:鉛・ヒ素入りスラグ不法投棄問題!…群馬県中にばら撒かれているかも?↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2724.html
その後、3週間が経過した8月20日に、突然群馬県は次の内容記事を記者発表しました。
*****群馬県報道提供資料*****PDF ⇒ 20180820_houdou_teikyou_siryou_hitetu_slag.pdf
【8月20日】県道工事に使用された建設資材の下の土壌調査結果について -「土壌への影響はありませんでした」-(建設企画課)
県道高崎渋川線バイパス(仲原交差点~新蟹沢大橋付近)の中央分離帯部に使用された一部の建設資材から、土壌汚染対策法で定める基準値を超える「鉛」及び「砒素(ひそ)」が検出されました。
このたび、これらが土壌に溶出していないかどうか、建設資材直下の土壌調査を実施したところ、土壌汚染対策法で定める基準値内であり、土壌への影響はないことが判明しました。
1.対象区域
県道高崎渋川線バイパスの仲原交差点(高崎市金古町地内)から新蟹沢大橋付近(榛東村大字新井地内)までの約900メートル間。(別添1 参照)
2.土壌調査結果(速報値)
保護路肩部の建設資材から、土壌汚染対策法に定める基準値を超えて「鉛」と「砒素」が検出されたため、当該建設資材直下約1mの土壌における「鉛」及び「砒素」を確認する土壌溶出量調査(環境省告示第18号)及び土壌含有量調査(環境省告示第19号)を実施したところ、土壌汚染対策法で定める基準値内であり、土壌への影響はないことが判明しました。(別添2 参照)
3.今後の対応
1.撤去工事は8月21日より着手し、9月末までに完了予定です。
2.県で建設資材が全て撤去されたことを確認後、4車線化工事に着手します。
【別添1】土壌調査の実施箇所(pdf ⇒ 100076584_betten_1.pdf)
【別添2】建設資材直下土壌調査結果(速報値)(pdf ⇒ 100076585_betten_2.pdf)
このページについてのお問い合わせ
県土整備部建設企画課
〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
電話 027-226-3531
FAX 027-224-1426
E-mail kensetsukika@pref.gunma.lg.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの一部(@pref.gunma.lg.jp)を画像化しております。
**********
■この行政から提供された提供資料をもとに、マスコミが本日の朝刊に掲載しました。事の本質をまったく知ろうとする姿勢が見えません。ぜひ当会のブログに目を通していただきたいものですが、記者クラブのメンバー各社としては、そうした姿勢は禁物と感じていることでしょう。
**********東京新聞2018年8月21日
【群馬】土壌への影響なし 高崎渋川線バイパス有害物質 きょうから撤去
県道高崎渋川線バイパスの高崎市と榛東村の境の約九百メートル間で、中央分離帯部の盛り土に使われた建設資材から土壌汚染対策法の基準を超える鉛とヒ素が検出された問題で、県は二十日、直下の土壌への影響はなかったと発表した。
県によると、基準を超える鉛とヒ素が検出された区間のうち五カ所で、県が直下約一メートルの土壌を調査したところ、いずれも基準値を下回った。県は盛り土部分の工事を行った事業者に撤去を求め、二十一日から撤去工事に着手し、九月末までに完了予定という。
問題の区間はバイパスの仲原交差点(高崎市金古町)-新蟹沢大橋付近(榛東村新井)間で、二〇一二年六月に暫定二車線で開通し、本年度、四車線化に着工予定だった。
基準超の有害物質が検出されたのは、車線の中央分離帯側で舗装面の端を保護するために盛り土された部分。表面は液体状のアスファルトを散布して覆う措置をしてあったが、中の建設資材から検出された。
県は撤去工事終了後に四車線化工事に着手する。 (石井宏昌)
*********上毛新聞2018年8月21日
高渋バイパス 土壌に影響なし 鉛とヒ素検出問題
県道高崎渋川線バイパスの中央分離帯の盛土から環境基準値を超える鉛とヒ素が検出された問題で、県は20日、盛り土の下の土壌の数値は基準値内で、影響はないとする調査結果を発表した。21日に撤去工事をはじめ、9月末までに完了させる予定。撤去を確認後、4車線化工事に取り掛かる。
対象区域は仲原交差点(高崎市金古町)-新蟹沢大橋(榛東村新井)の約900メートル。盛り土の約1メートル直下の土壌に鉛とヒ素が溶出していないか調べたところ、いずれも土壌汚染対策法で定める溶出量の基準値(1リットル当たり0.01ミリグラム)内だった。鉛の含有量も基準値(1キログラム当たり150ミリグラム)内だった。
盛り土は路肩を保護する目的で、表面をアスファルト乳剤で覆っている。溶出量の調査で基準値の最大25倍の鉛と2.1倍のヒ素、含有量の調査で13倍の鉛が検出されていた。撤去工事は当時の請負業者が行う。
*********
■このように、明らかに不法投棄された非鉄スラグの直下の土壌には基準値の150ppmこそ超えていないものの、本来あってはならない鉛が最大88ppmもあります。東邦亜鉛周辺の土壌よりも高濃度と思われますが、土壌汚染対策法では、野菜や穀類などの食べ物への影響には触れられておらず、これほど鉛に汚染されていても、残置できると群馬県では判断しているのです。
これでは、東邦亜鉛安中製錬所周辺の重金属汚染土壌の撤去事業が、半世紀にわたって、足踏みを続けているはずです。誰が、この事業の進行を食い止めているのか、その理由が皆さんにもよく認識できることと思います。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
○2018年7月27日:【速報】群馬県スラグ行政を象徴!…当会の告発から1年かかってようやく公表の背後に東邦亜鉛の影か↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2708.html
○2018年7月29日:【速報】高崎渋川線バイパスにスラグ汚染報道・・鉄鋼スラグに続いて非鉄スラグの不法投棄か!↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2710.html
○2018年8月5日:高崎渋川線バイパスの鉛・ヒ素入りスラグ撤去方針!…じゃ~佐藤がばら撒いた有害スラグも撤去しろよ!↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2712.html
○2018年8月12日:鉛・ヒ素入りスラグ不法投棄問題!…群馬県中にばら撒かれているかも?↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2724.html
その後、3週間が経過した8月20日に、突然群馬県は次の内容記事を記者発表しました。
*****群馬県報道提供資料*****PDF ⇒ 20180820_houdou_teikyou_siryou_hitetu_slag.pdf
【8月20日】県道工事に使用された建設資材の下の土壌調査結果について -「土壌への影響はありませんでした」-(建設企画課)
県道高崎渋川線バイパス(仲原交差点~新蟹沢大橋付近)の中央分離帯部に使用された一部の建設資材から、土壌汚染対策法で定める基準値を超える「鉛」及び「砒素(ひそ)」が検出されました。
このたび、これらが土壌に溶出していないかどうか、建設資材直下の土壌調査を実施したところ、土壌汚染対策法で定める基準値内であり、土壌への影響はないことが判明しました。
1.対象区域
県道高崎渋川線バイパスの仲原交差点(高崎市金古町地内)から新蟹沢大橋付近(榛東村大字新井地内)までの約900メートル間。(別添1 参照)
2.土壌調査結果(速報値)
保護路肩部の建設資材から、土壌汚染対策法に定める基準値を超えて「鉛」と「砒素」が検出されたため、当該建設資材直下約1mの土壌における「鉛」及び「砒素」を確認する土壌溶出量調査(環境省告示第18号)及び土壌含有量調査(環境省告示第19号)を実施したところ、土壌汚染対策法で定める基準値内であり、土壌への影響はないことが判明しました。(別添2 参照)
3.今後の対応
1.撤去工事は8月21日より着手し、9月末までに完了予定です。
2.県で建設資材が全て撤去されたことを確認後、4車線化工事に着手します。
【別添1】土壌調査の実施箇所(pdf ⇒ 100076584_betten_1.pdf)
【別添2】建設資材直下土壌調査結果(速報値)(pdf ⇒ 100076585_betten_2.pdf)
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〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
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迷惑メール対策のため、メールアドレスの一部(@pref.gunma.lg.jp)を画像化しております。
**********
■この行政から提供された提供資料をもとに、マスコミが本日の朝刊に掲載しました。事の本質をまったく知ろうとする姿勢が見えません。ぜひ当会のブログに目を通していただきたいものですが、記者クラブのメンバー各社としては、そうした姿勢は禁物と感じていることでしょう。
**********東京新聞2018年8月21日
【群馬】土壌への影響なし 高崎渋川線バイパス有害物質 きょうから撤去
県道高崎渋川線バイパスの高崎市と榛東村の境の約九百メートル間で、中央分離帯部の盛り土に使われた建設資材から土壌汚染対策法の基準を超える鉛とヒ素が検出された問題で、県は二十日、直下の土壌への影響はなかったと発表した。
県によると、基準を超える鉛とヒ素が検出された区間のうち五カ所で、県が直下約一メートルの土壌を調査したところ、いずれも基準値を下回った。県は盛り土部分の工事を行った事業者に撤去を求め、二十一日から撤去工事に着手し、九月末までに完了予定という。
問題の区間はバイパスの仲原交差点(高崎市金古町)-新蟹沢大橋付近(榛東村新井)間で、二〇一二年六月に暫定二車線で開通し、本年度、四車線化に着工予定だった。
基準超の有害物質が検出されたのは、車線の中央分離帯側で舗装面の端を保護するために盛り土された部分。表面は液体状のアスファルトを散布して覆う措置をしてあったが、中の建設資材から検出された。
県は撤去工事終了後に四車線化工事に着手する。 (石井宏昌)
*********上毛新聞2018年8月21日
高渋バイパス 土壌に影響なし 鉛とヒ素検出問題
県道高崎渋川線バイパスの中央分離帯の盛土から環境基準値を超える鉛とヒ素が検出された問題で、県は20日、盛り土の下の土壌の数値は基準値内で、影響はないとする調査結果を発表した。21日に撤去工事をはじめ、9月末までに完了させる予定。撤去を確認後、4車線化工事に取り掛かる。
対象区域は仲原交差点(高崎市金古町)-新蟹沢大橋(榛東村新井)の約900メートル。盛り土の約1メートル直下の土壌に鉛とヒ素が溶出していないか調べたところ、いずれも土壌汚染対策法で定める溶出量の基準値(1リットル当たり0.01ミリグラム)内だった。鉛の含有量も基準値(1キログラム当たり150ミリグラム)内だった。
盛り土は路肩を保護する目的で、表面をアスファルト乳剤で覆っている。溶出量の調査で基準値の最大25倍の鉛と2.1倍のヒ素、含有量の調査で13倍の鉛が検出されていた。撤去工事は当時の請負業者が行う。
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■このように、明らかに不法投棄された非鉄スラグの直下の土壌には基準値の150ppmこそ超えていないものの、本来あってはならない鉛が最大88ppmもあります。東邦亜鉛周辺の土壌よりも高濃度と思われますが、土壌汚染対策法では、野菜や穀類などの食べ物への影響には触れられておらず、これほど鉛に汚染されていても、残置できると群馬県では判断しているのです。
これでは、東邦亜鉛安中製錬所周辺の重金属汚染土壌の撤去事業が、半世紀にわたって、足踏みを続けているはずです。誰が、この事業の進行を食い止めているのか、その理由が皆さんにもよく認識できることと思います。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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