■岡田義弘市長就任後、安中市の北野殿地区で騒がしくなっていた市営墓地計画は、東邦亜鉛安中精練所に隣接した約5ヘクタールの土地を候補地としていました。なぜ、国内でも有数のカドミウム等の重大汚染土壌でしられる東邦亜鉛周辺の土地に公営墓地なのか…当会はこれまで、この不可思議なテーマについて調査や分析を行ってきました。
その結果、この事業の目的として、東邦亜鉛から長年にわたり政治献金を受けてきた岡田市長が、その見返りに、カドミウム等による汚染土壌を除去して、安全な山土に入れ替える畑地改良事業を、あれやこれやといろいろな手段を用いて進ませないようにして、事業費の3分の1程度を負担しなければならない東邦亜鉛に塩を送ろうとする施策の一環の可能性が地元で指摘されています。
■それよりもなによりも、いくらなんでも、東邦亜鉛による重金属汚染のもっともひどい場所に、大切な御先祖様を埋葬するなど、もってのほかであり、まず汚染土壌の浄化が先決であるとの地元の声を背景に、当会では、御先祖の尊厳を無視した市営墓地計画の問題点を、これまでいろいろな観点から抽出してきました。
幸い、当会の主張が理解され、昨年3月に岩野谷地区の総意として、東邦亜鉛に隣接した予定地に市営墓地を計画するのは撤回してほしい、と、岡田市長に申し入れがなされました。
その後、岡田市長は市営墓地計画について、ギブアップしたと思われていましたが、1月10日(日)に、市議会の保守系の会派の「安政の会」発行のチラシと、民主・社民クラブ所属の小宮市議発行のチラシが新聞折り込みをされており、その中で、市営墓地の候補地が松井田に予定されていることが触れられていました。
■情報によると、岡田市長が選んだ市営墓地の新たな候補地は、松井田町五料の小竹地区であることが判明しました。
この場所は、妙義山の裾野にあり、具体的な場所として、岡田市長の思惑では、「小竹協業養蚕の桑園跡地にどうだろうか」という話のようです。実際に、今週末の、1月16日に小竹地区で説明会がある予定で、その後、周辺他地区でも説明が予定されているようです。
このあたりは、数年前からサンパイ業者が目をつけており、色々と騒ぎがあった場所ですが、市営墓地であれば、サンパイで土壌や水質、大気などが極度に汚染される心配もなくなるわけで、地元では受け入れられやすいと思います。また、桑園跡地であれば、東邦亜鉛から遥か遠くに位置しているため、重金属を含む降下煤塵による今後の汚染の心配もなく、眺望も良いため、御先祖様も安心して、良好な環境で永眠することができるというわけです。
■ところで、この「小竹協業養蚕」というのは、1966年から地元の11農家によって運営されていた農事組合法人「小竹協業養蚕組合」のことです。国から払い下げを受けて、国有林10ヘクタールを集団桑園として開墾し、組合員の労働量にしたがって賃金を支払う形式を確立させるなど、当時としては先進的な運営が行われていました。しかし、組合設立から、半世紀を過ぎて、養蚕の衰退とともに、桑園跡地を持て余していた同組合にとっては、市営墓地の話は渡りに船かもしれません。碓氷製糸を通じて、こうした話が岡田市長に持ち込まれた可能性もあります。
これも、岡田市長のたぐいまれな地元情報の収集力の成果であり、4月に迫った市長選を睨んでの戦略の一環と思われますが、あれほどご衷心だった東邦亜鉛周辺での市営墓地計画を簡単にあきらめたとは、どうも考えにくいところがあり、まだしっくりしません。市営墓地による地元雇用や地元経済への波及効果は、それほどインパクトがあるとは思えないからです。一方、当初の候補地だった北野殿地区の場合には、東邦亜鉛にとって多大なメリットがあると考えられます。
というのは、市長選を有利に進めるためには、公約違反など意に介さない岡田市長のことですから、財政難などお構いなしに、合併特例債を振りかざして、票がいただけそうなら、なりふりかまわず計画を打ち出すのは、得意中の得意だからです。
■選挙まであと3カ月たらず。今後も、岡田市長により、どんな計画をぶち上げるか、市民の関心が集まりそうです。でも、裏でサンパイ業者との密約だけはご免です。
【ひらく会情報部】
その結果、この事業の目的として、東邦亜鉛から長年にわたり政治献金を受けてきた岡田市長が、その見返りに、カドミウム等による汚染土壌を除去して、安全な山土に入れ替える畑地改良事業を、あれやこれやといろいろな手段を用いて進ませないようにして、事業費の3分の1程度を負担しなければならない東邦亜鉛に塩を送ろうとする施策の一環の可能性が地元で指摘されています。
■それよりもなによりも、いくらなんでも、東邦亜鉛による重金属汚染のもっともひどい場所に、大切な御先祖様を埋葬するなど、もってのほかであり、まず汚染土壌の浄化が先決であるとの地元の声を背景に、当会では、御先祖の尊厳を無視した市営墓地計画の問題点を、これまでいろいろな観点から抽出してきました。
幸い、当会の主張が理解され、昨年3月に岩野谷地区の総意として、東邦亜鉛に隣接した予定地に市営墓地を計画するのは撤回してほしい、と、岡田市長に申し入れがなされました。
その後、岡田市長は市営墓地計画について、ギブアップしたと思われていましたが、1月10日(日)に、市議会の保守系の会派の「安政の会」発行のチラシと、民主・社民クラブ所属の小宮市議発行のチラシが新聞折り込みをされており、その中で、市営墓地の候補地が松井田に予定されていることが触れられていました。
■情報によると、岡田市長が選んだ市営墓地の新たな候補地は、松井田町五料の小竹地区であることが判明しました。
この場所は、妙義山の裾野にあり、具体的な場所として、岡田市長の思惑では、「小竹協業養蚕の桑園跡地にどうだろうか」という話のようです。実際に、今週末の、1月16日に小竹地区で説明会がある予定で、その後、周辺他地区でも説明が予定されているようです。
このあたりは、数年前からサンパイ業者が目をつけており、色々と騒ぎがあった場所ですが、市営墓地であれば、サンパイで土壌や水質、大気などが極度に汚染される心配もなくなるわけで、地元では受け入れられやすいと思います。また、桑園跡地であれば、東邦亜鉛から遥か遠くに位置しているため、重金属を含む降下煤塵による今後の汚染の心配もなく、眺望も良いため、御先祖様も安心して、良好な環境で永眠することができるというわけです。
■ところで、この「小竹協業養蚕」というのは、1966年から地元の11農家によって運営されていた農事組合法人「小竹協業養蚕組合」のことです。国から払い下げを受けて、国有林10ヘクタールを集団桑園として開墾し、組合員の労働量にしたがって賃金を支払う形式を確立させるなど、当時としては先進的な運営が行われていました。しかし、組合設立から、半世紀を過ぎて、養蚕の衰退とともに、桑園跡地を持て余していた同組合にとっては、市営墓地の話は渡りに船かもしれません。碓氷製糸を通じて、こうした話が岡田市長に持ち込まれた可能性もあります。
これも、岡田市長のたぐいまれな地元情報の収集力の成果であり、4月に迫った市長選を睨んでの戦略の一環と思われますが、あれほどご衷心だった東邦亜鉛周辺での市営墓地計画を簡単にあきらめたとは、どうも考えにくいところがあり、まだしっくりしません。市営墓地による地元雇用や地元経済への波及効果は、それほどインパクトがあるとは思えないからです。一方、当初の候補地だった北野殿地区の場合には、東邦亜鉛にとって多大なメリットがあると考えられます。
というのは、市長選を有利に進めるためには、公約違反など意に介さない岡田市長のことですから、財政難などお構いなしに、合併特例債を振りかざして、票がいただけそうなら、なりふりかまわず計画を打ち出すのは、得意中の得意だからです。
■選挙まであと3カ月たらず。今後も、岡田市長により、どんな計画をぶち上げるか、市民の関心が集まりそうです。でも、裏でサンパイ業者との密約だけはご免です。
【ひらく会情報部】
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