市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

穏やかな日和のもと1月10日に行われた北野殿恒例のどんど焼き

2016-01-12 23:49:00 | 国内外からのトピックス
■本年も1月10日(日)朝、恒例のどんど焼きが地元の安中市岩野谷地区北野殿公会堂の前の広場で開催されました。今年は都合で朝7時半のどんど焼き点火時には立ち会えませんでしたが、たくさんの地元住民が、子ども達と元気な姿を目の当たりにして、住民相互の交流を行いました。

すっかり焼きあがったマイダマ(繭玉)。

 当日は天候に恵まれ、風もほとんどなく快晴の穏やかな日和でした。暖冬の影響で気温も三が日よりは低めとはいえ、例年より暖かく、薄着でも気にならないほどでした。


 茂木市長もどんど焼き点火時には会場に姿を見せていましたが、当日は市の公務で成人式に出席するため、間もなく退席しました。








 昨年から始まった子ども達への餅つき体験を兼ねた餅つき大会は、今年はさらに本格的になり、合計7臼が準備され、子どもたちや大人たちが交互に杵をふるいました。そして、8キロの小豆をつかった餡子もちと辛味もちが作られ参加住民にふるまわれました。餡のつぶつぶも甘味加減も程よく、餅もよくつかれていて、おいしくいただきました。




 その他、いつものように、青竹でつくったおちょこに、たき火で温めた青竹の香りのする日本酒で乾杯をしました。





 あつまった40名ほどの地元住民の話題としては、現在工事中のヒヤ坂の通学路整備工事の状況をはじめ、東邦亜鉛公害問題による畑地土壌改良事業の進捗状況などでした。その他には、地元のパチンコ「コスモ」の跡地を関東新聞販売が購入したことが話題に上りました。



 今年92歳となる北野殿地区最高齢の男性のかたも元気で歩いて出席し、健康の秘訣として、毎朝の焼酎の一杯でストレス解消し、カアちゃんの言うことを聞き仲良く過ごす事を挙げられておられました。
 また、昨年秋、夫婦で台湾に3泊4日のツアーで行かれたかたからは、一人4万円の予算で高雄から台北まで、各地の名所や本場の台湾料理を味わえたことと、なにより親日的なので楽しい旅ができたことをお伝え頂きました。台湾の総統選もいよいよあと1月16日に迫りました。



 今年は暖冬で、ミカンの出来が本場並みによかったことや、会場付近の梅の木には既に梅の花が咲きそろっている枝もたくさん見られました。



 準備に携わった皆さん、本当にご苦労様でした。

■ところで、1月10日(日)に安中市文化センターで開催された成人式に参加されたかたがたが生まれた1995年(平成7年)は1月17日に阪神淡路大震災、3月20日に地下鉄サリン事件、そして6月3日に(市役所内部での発覚は5月18日)安中市土地開発公社51億円巨額詐欺横領事件が発生した年でもあります。

 あれから20年。当時生まれた方々が立派に成人されたこの20年という歳月で、すっかり風化した感があるタゴ51億円事件ですが、まだあと86年間も和解金と称して、安中市から群馬銀行に毎年2000万円(最後の年は1000万円)ずつ事件の尻拭いを公金で支払うことになっています。

 すなわち、この20年間の歳月が、あと4回半以上繰り返したのち、ようやくタゴ51億円事件に対する私たち安中市民の負担が終焉を迎えるのです。

 この尻拭い金の支払は民法の規定で、10年毎に当事者同士(安中市・市土地開発公社及び群馬銀行)で更新手続をしますが、既に平成20年12月25日に1回目の更新手続きが行われ、次回は平成30年(2018年)12月25日が予定されています。

 当会は、この尻拭い金は、事件の関係者が負担すべきだとして土地開発公社の元職員やその上司、そして歴代の理事ら幹部らを相手取り、損害賠償請求訴訟を起こしましたが、最高裁で「公社は、安中市とは別法人なので、住民には訴訟資格がない」ということで訴えそのものを棄却されました。したがって、事件の関係者は誰もなにも責任をとっていません。

 なぜ、あと86年間も、私たちの子々孫々にいたるまで、この安中市にとって不名誉な事件の尻拭いをしなければならないのか、当会は引続いて、安中市や群馬銀行に対してこの103年ローンにピリオドを打つよう、申入れを続けてゆく所存です。

【1月15日追記】
中宿のパチンコCOSMO廃業に伴う後片付け工事中の模様。1月15日撮影。




【ひらく会情報部】

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