■日本の将来を担う子どもたちが通う学校は、安全が最優先されるべき施設です。その神聖な場所に、まさかの有害スラグが不法投棄された様子をお伝えしてきました。前回は渋川中学校でしたが、子どもたちの健康を真剣に心配する特別調査チーム「リットン調査団」は、渋川市のホームページで確認できるその他の学校についても、老体に鞭打って追加調査することにしました。その渾身のレポートをご覧ください。なお、渋川市のホームページはこちらです↓
http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/suragusaiseki270306.html
http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/documents/261024bunsekikekka.pdf
■最初に訪れたのは、「橘北小学校 駐車場」です。こちらのフッ素の値は溶出量試験0.21(<0.8)、含有量試験3600(<4000)です。基準値を下回るように、コントロールされたような感じの数値です。
航空写真で見た場所はこちらです。↓
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地図で示すと、こちらです。↓
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↑橘北小学校駐車場です。ここは渋川市北橘町なので、“北橘”小学校だと勘違いしていました。↑
↑看板の足元を見ると、角張り・黒光り・白斑点石が有害スラグです。最近何かしら忘れているな、と思ったら、指差し確認を怠っていましたね。やはりGOLD FINGER(黄金の手)やGOD FINGER(神の手)が登場しなければ「リットン調査団」らしくありませんものね。ところでローマ字の綴り、間違ってないよね?最近は小学校でも英語を教えているようなので・・・。↑
↑更にアップで、サビ浮石を見てみましょう。有害スラグに間違いなし!若干再生砕石も見えます。お役人様は、きっとこの辺をサンプリングして、少しの有害スラグと再生砕石を粉にして水につけて分析試験したのでしょう。基準値を下回るように、調査結果を調整されたのでは困りますね。有害スラグの塊だけを調査すれば、基準超えの有害物質が検出されることは、大同特殊鋼の内部文章で確認済みでしたよね。↑
↑側溝の脇まで有害スラグが・・・。どれだけの有害物質が雨水とともに川へ流れたのだろう。↑
↑あれれ?駐車場の奥を見ると、有害スラグ生一本状態のところがあります。ここをサンプリング分析・試験すれば基準値は軽くオーバーですよね。ここが変だよ、渋川市!他の学校より濃度が高いのは有害スラグの量が多いからですね。このまま、お役人様は放置しておくつもりなのでしょうか?↑
■次に「赤城北中学校 駐車場」を訪れました。こちらのフッ素の値は溶出量試験0.21(<0.8)、含有量試験1900(<4000)です。こちらも基準値を下回るようコントロールされているみたいです。
航空写真で見た場所はこちらです。↓
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地図で示すとこちらです。↓
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↑赤城北中学校を訪れました。問題の駐車場は運動場の反対側にあります。↑
↑駐車場全景です。かなり広い駐車場ですね。これだけ広ければ、運動会などの開催に、とても便利ですね。有害スラグの絨毯に、お出迎えしてもらえるところが難点ですけど・・・(困)。↑
↑こちらは、天然砕石の中に有害スラグが混ざっている感じですね。↑
↑出た!角張り・黒光り・白斑点・サビ浮石、まさに有害スラグだ。↑
■燃料を給油し(高!)(泣;)八木原駅近くの古巻小学校へ向かいました。なぜか“八木原”小学校じゃないのですね。こちらのフッ素の値は溶出量試験0.15(<0.8)、含有量試験300(<4000)です。渋川中学校と同じで再生砕石で薄められているようです。固体同士なので、実際は薄まったことになりませんが・・・。
航空写真で見た場所はこちらです。↓
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地図で示すとこちらです。↓
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↑古巻小学校の裏側に来ました。職員駐車場ですね。ん?何やらイタズラ書きが。↑
↑再生砕石のなかに有害スラグ。↑
↑コンクリートやアスファルトを砕いたものに混じってサビ浮き石。↑
↑奥が古巻小学校。その時「こっちにもスラグがあるぞ~~」の声が・・・。↑
↑古巻小学校裏門です。再生砕石が見えます。↑
↑うわぁ~見事なサビ浮石。再生砕石の中に有害スラグだ。この場所を市役所のお役人様は把握しているのだろうか?渋川市役所は本気で、住民環境保全のため積極的にスラグを探しているの!?↑
■以上、「平成27年3月 渋川市使用状況調査」に掲載されていた市内の小中学校をご覧頂きました。
この調査データは、土壌汚染対策法に基づく指定機関でない市環境課環境分析室で分析した“参考値”なのだそうです。“参考値”という言葉を使って、まさか渋川市役所のお役人様は、勉強不足を正当化しようとしているのではないでしょうね?
特に、第187回国会での産業委員会第8号に記された環境省の鎌形・政府参考人の次の答弁の内容をきちんと勉強して理解していなければ、環境省の考えとズレを生じる分析調査となってしまいます。
**********
○鎌形政府参考人 御指摘は、廃棄物と認識されるものを廃棄物でないものと混合するという行為についてということだと解釈いたしますけれども、廃棄物につきまして処理という行為がございますが、廃棄物の処理につきましては、物理的、化学的または生物学的な手段によって形態、外観、内容等について変化させるということでございますので、御指摘のようなスラグを希釈目的で自然砕石と混合する、このような行為は廃棄物の処理には当たらないということでございまして、混合されたものにつきましては、廃棄物と廃棄物でないものを混合したものとして取り扱っていくべきもの、こういうことと解釈してございます。
**********
この鎌形参考人の答弁をよく勉強していれば、調査現場に有害スラグが見受けられた場合には、周りの土や石を一緒にサンプリングするのではなく、有害スラグそのものを集めて分析しなければならないことが、容易に理解できるはずです。
■当会が入手した次の内部資料をご覧下さい。
↑当会が入手した2013年当時の内部資料で「スラグF含有量分析 管理表(6月度)」となっています。↑
詳しくは次のPDFをご覧ください。読みやすく縦長に分割したものも付けてあります。
スラグF含有量分析管理表原本→ o.pdf
スラグF含有量分析管理表1→ p.pdf
スラグF含有量分析管理表2→ q.pdf
F値の列をご覧下さい。ちょっとビックリするような数値が並んでいますが、覚悟を決めて、目を凝らして下さい。暗号化されていますが、Fとは「フッ素」のことだと思われます。
そのF値の列には、22,100~8,400まで並んでいますが、全て土壌環境基準の4,000を上回っています。一番低い数字でも基準の倍以上の値を示しています。この内部資料により、大同特殊鋼から排出される全てのスラグには、環境基準を上回るフッ素が含まれていることの蓋然性が、強く疑われるのです。
環境省の鎌形政府参考人の答弁と、この内部資料を合わせて考えれば、次の事実が容易に思い描けることになります。
・もし有害スラグが一粒でも不法投棄されていれば、そこには土壌環境基準を上回る有害物質が含まれていること。
・このことは、大同の内部資料から明らかであり、生活環境保全上の支障が生ずる可能性が大となり、よって、撤去対象の廃棄物であること。
・なぜなら、不法投棄された産業廃棄物は原因者負担で撤去しなければならないからであること。
このため、渋川市に求められているのは、これまでのようにスラグ中の有害物質の量を誤魔化すために“参考値”として実態にそぐわない分析結果を公表するのではなく、有害スラグの不法投棄場所を徹底的に調査し、一粒でも不法投棄されていれば、優先順位を決めて直ちに原因者負担で撤去するという不退転の決意への方針転換なのです。
■有害スラグは、一粒でも不法投棄されていれば、撤去対象となる有害な産業廃棄物であることが勉強できました。
そこで、前回の渋川中学校を含め4つの学校の調査を振り返ってみましょう。
建設資材として安心・安全な「砕石・再生砕石」があるのに、子どもたちの安心・安全が最優先されるべき学校に、有害スラグが積極的に使用されていた事実が浮き彫りにされました。
この背景には、子どもたちの健全な環境作りよりも、利権あさりのための環境作りに精を出してきた政治体質が存在していると思われます。
歴代の首長らが、有害スラグの不法投棄に積極的に関わってきたのではないか?だから議会で、早期措置を求められても、裁判が提起されるまで動こうとしないのではないか?
住民の間でこうした疑問が沸々と湧いて来てしまうのも、行政不信のなせる業だと言えます。
【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】
http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/suragusaiseki270306.html
http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/documents/261024bunsekikekka.pdf
■最初に訪れたのは、「橘北小学校 駐車場」です。こちらのフッ素の値は溶出量試験0.21(<0.8)、含有量試験3600(<4000)です。基準値を下回るように、コントロールされたような感じの数値です。
航空写真で見た場所はこちらです。↓
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地図で示すと、こちらです。↓
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↑橘北小学校駐車場です。ここは渋川市北橘町なので、“北橘”小学校だと勘違いしていました。↑
↑看板の足元を見ると、角張り・黒光り・白斑点石が有害スラグです。最近何かしら忘れているな、と思ったら、指差し確認を怠っていましたね。やはりGOLD FINGER(黄金の手)やGOD FINGER(神の手)が登場しなければ「リットン調査団」らしくありませんものね。ところでローマ字の綴り、間違ってないよね?最近は小学校でも英語を教えているようなので・・・。↑
↑更にアップで、サビ浮石を見てみましょう。有害スラグに間違いなし!若干再生砕石も見えます。お役人様は、きっとこの辺をサンプリングして、少しの有害スラグと再生砕石を粉にして水につけて分析試験したのでしょう。基準値を下回るように、調査結果を調整されたのでは困りますね。有害スラグの塊だけを調査すれば、基準超えの有害物質が検出されることは、大同特殊鋼の内部文章で確認済みでしたよね。↑
↑側溝の脇まで有害スラグが・・・。どれだけの有害物質が雨水とともに川へ流れたのだろう。↑
↑あれれ?駐車場の奥を見ると、有害スラグ生一本状態のところがあります。ここをサンプリング分析・試験すれば基準値は軽くオーバーですよね。ここが変だよ、渋川市!他の学校より濃度が高いのは有害スラグの量が多いからですね。このまま、お役人様は放置しておくつもりなのでしょうか?↑
■次に「赤城北中学校 駐車場」を訪れました。こちらのフッ素の値は溶出量試験0.21(<0.8)、含有量試験1900(<4000)です。こちらも基準値を下回るようコントロールされているみたいです。
航空写真で見た場所はこちらです。↓
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地図で示すとこちらです。↓
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↑赤城北中学校を訪れました。問題の駐車場は運動場の反対側にあります。↑
↑駐車場全景です。かなり広い駐車場ですね。これだけ広ければ、運動会などの開催に、とても便利ですね。有害スラグの絨毯に、お出迎えしてもらえるところが難点ですけど・・・(困)。↑
↑こちらは、天然砕石の中に有害スラグが混ざっている感じですね。↑
↑出た!角張り・黒光り・白斑点・サビ浮石、まさに有害スラグだ。↑
■燃料を給油し(高!)(泣;)八木原駅近くの古巻小学校へ向かいました。なぜか“八木原”小学校じゃないのですね。こちらのフッ素の値は溶出量試験0.15(<0.8)、含有量試験300(<4000)です。渋川中学校と同じで再生砕石で薄められているようです。固体同士なので、実際は薄まったことになりませんが・・・。
航空写真で見た場所はこちらです。↓
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地図で示すとこちらです。↓
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↑古巻小学校の裏側に来ました。職員駐車場ですね。ん?何やらイタズラ書きが。↑
↑再生砕石のなかに有害スラグ。↑
↑コンクリートやアスファルトを砕いたものに混じってサビ浮き石。↑
↑奥が古巻小学校。その時「こっちにもスラグがあるぞ~~」の声が・・・。↑
↑古巻小学校裏門です。再生砕石が見えます。↑
↑うわぁ~見事なサビ浮石。再生砕石の中に有害スラグだ。この場所を市役所のお役人様は把握しているのだろうか?渋川市役所は本気で、住民環境保全のため積極的にスラグを探しているの!?↑
■以上、「平成27年3月 渋川市使用状況調査」に掲載されていた市内の小中学校をご覧頂きました。
この調査データは、土壌汚染対策法に基づく指定機関でない市環境課環境分析室で分析した“参考値”なのだそうです。“参考値”という言葉を使って、まさか渋川市役所のお役人様は、勉強不足を正当化しようとしているのではないでしょうね?
特に、第187回国会での産業委員会第8号に記された環境省の鎌形・政府参考人の次の答弁の内容をきちんと勉強して理解していなければ、環境省の考えとズレを生じる分析調査となってしまいます。
**********
○鎌形政府参考人 御指摘は、廃棄物と認識されるものを廃棄物でないものと混合するという行為についてということだと解釈いたしますけれども、廃棄物につきまして処理という行為がございますが、廃棄物の処理につきましては、物理的、化学的または生物学的な手段によって形態、外観、内容等について変化させるということでございますので、御指摘のようなスラグを希釈目的で自然砕石と混合する、このような行為は廃棄物の処理には当たらないということでございまして、混合されたものにつきましては、廃棄物と廃棄物でないものを混合したものとして取り扱っていくべきもの、こういうことと解釈してございます。
**********
この鎌形参考人の答弁をよく勉強していれば、調査現場に有害スラグが見受けられた場合には、周りの土や石を一緒にサンプリングするのではなく、有害スラグそのものを集めて分析しなければならないことが、容易に理解できるはずです。
■当会が入手した次の内部資料をご覧下さい。
↑当会が入手した2013年当時の内部資料で「スラグF含有量分析 管理表(6月度)」となっています。↑
詳しくは次のPDFをご覧ください。読みやすく縦長に分割したものも付けてあります。
スラグF含有量分析管理表原本→ o.pdf
スラグF含有量分析管理表1→ p.pdf
スラグF含有量分析管理表2→ q.pdf
F値の列をご覧下さい。ちょっとビックリするような数値が並んでいますが、覚悟を決めて、目を凝らして下さい。暗号化されていますが、Fとは「フッ素」のことだと思われます。
そのF値の列には、22,100~8,400まで並んでいますが、全て土壌環境基準の4,000を上回っています。一番低い数字でも基準の倍以上の値を示しています。この内部資料により、大同特殊鋼から排出される全てのスラグには、環境基準を上回るフッ素が含まれていることの蓋然性が、強く疑われるのです。
環境省の鎌形政府参考人の答弁と、この内部資料を合わせて考えれば、次の事実が容易に思い描けることになります。
・もし有害スラグが一粒でも不法投棄されていれば、そこには土壌環境基準を上回る有害物質が含まれていること。
・このことは、大同の内部資料から明らかであり、生活環境保全上の支障が生ずる可能性が大となり、よって、撤去対象の廃棄物であること。
・なぜなら、不法投棄された産業廃棄物は原因者負担で撤去しなければならないからであること。
このため、渋川市に求められているのは、これまでのようにスラグ中の有害物質の量を誤魔化すために“参考値”として実態にそぐわない分析結果を公表するのではなく、有害スラグの不法投棄場所を徹底的に調査し、一粒でも不法投棄されていれば、優先順位を決めて直ちに原因者負担で撤去するという不退転の決意への方針転換なのです。
■有害スラグは、一粒でも不法投棄されていれば、撤去対象となる有害な産業廃棄物であることが勉強できました。
そこで、前回の渋川中学校を含め4つの学校の調査を振り返ってみましょう。
建設資材として安心・安全な「砕石・再生砕石」があるのに、子どもたちの安心・安全が最優先されるべき学校に、有害スラグが積極的に使用されていた事実が浮き彫りにされました。
この背景には、子どもたちの健全な環境作りよりも、利権あさりのための環境作りに精を出してきた政治体質が存在していると思われます。
歴代の首長らが、有害スラグの不法投棄に積極的に関わってきたのではないか?だから議会で、早期措置を求められても、裁判が提起されるまで動こうとしないのではないか?
住民の間でこうした疑問が沸々と湧いて来てしまうのも、行政不信のなせる業だと言えます。
【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】