なりたい自分になれる”記憶” あなたは買いますか?
ずっと昔にシュワちゃん版も見たはずなのですが、ほとんど覚えてないのです。おばちゃんの顔がぐ~んと開いてシュワちゃんになったこととか、妻だと思っていた女性の方が、本当の妻より美人だったとか、つまらないことしか覚えてなくて、肝心のメインテーマがなんだったのか、結局何を言いたかった作品だったのか、ぜ~んぜん覚えてないのです。アホだ・・・。
ともかく、そんなこともあって、おさらいのつもりで鑑賞しました。予告もよくできてましたし、期待してました。
でも結論から言うと、退屈でした。なんでなのか、自分でもわかりません。
役者たちはみな、とてもがんばってましたし上手でした。映像も素晴らしかったし、女性たちも強かった!(この作品、個人的な話で恐縮なんですが「アベンジャーズ」と続けて見たので、強すぎる女性たちにほんのちょっとsickになりました。でも、ちょっとだけです。)
それなのに、なぜ退屈だったのか・・・。わかりません。
お話も大体わかりました。要するに、富裕層と貧民層に完全に分かれている社会に、疑問を投げかけた人たちがいた。彼らは反体制派として地下に潜りつつ、過激な活動もしていた。そのなかでも目立つリーダーだったコリン・ファレルは、捕らえられ記憶を上書きされていたのだった・・・。
とまぁ、こんな筋ですね。間違っていたらごめんなさい。
アイデアもおもしろい。自分だったら、どんな記憶を買うかな・・・などと考えてしまったり。
ともかく、おもしろいはずです。私もそのつもりでした。
自分が疲れてたのかな。いやいや、「アベンジャーズ」を楽しんで、気分は高揚していたはず。わからないなぁ~~。
でも、お話を理解できたことや、女優陣が本当にがんばっていたことなど、見ておいてよかったことも。
それにしても、こんな世界イヤですね。「TIME」のような。自分はきっと貧民層なんだろうなぁ・・・と思うとぞっとします。
監督レン・ワイズマン。