血糖値を上げないためには糖質を制限することが最も大切です。
糖質とは砂糖、果糖、乳糖などの糖分や炭水化物のことです。
歯医者でよく「甘いものはやめましょう。」と説明しますが、それに「ご飯やパン、
麺類、パスタ」が加わります。
私は現在、夕食のご飯を0にすることを中心に糖質制限を行っています。
http://blog.goo.ne.jp/obatadental/e/305e6d2ce6caf3f10cd7182c3b38f1cc
糖質を控えタンパク質、脂質中心の食生活にすると食後の血糖値は上がりにく
くなります。
おかず中心の食生活になるということです。
お腹いっぱいになるには今まで以上のおかず(タンパク質)が必要に
なりますので、この食生活には食費が高くなるという欠点があります。
もう一つとても重要なことがあります。
お腹が減った時に糖質を摂らないことです。
人はお腹が減った時に糖質(特に甘いもの)が欲しくなります。
低血糖の時に甘いものが欲しくなるのは脳が感じるからなのですが、それは
ワナです。(その理由は今後話します。)
そして低血糖の時に糖質を摂ると急激に血糖値が上がります。
砂糖だけでなく炭水化物でも急激に血糖値が上がります。
これは血糖値が不安定になる最大の原因になります。
お腹が減った時にはナッツやチーズなどのタンパク質を摂ると血糖値が上がら
ないので、血糖値が安定するようになります。
小腹が減った時にはタンパク質を補給してください。
最後に、炭水化物を食べる場合は食事の最後に食べることが大切です。
血糖値を急激に上げるものは糖質だけなので、野菜やおかずを食べてゆっくり
血糖値が上がった後に炭水化物を食べると急激に血糖値が上げるのを防ぐ
ことができます。
デザートも同じです。
デザートも食後に食べれば血糖値が急激に上がることはありません。
糖質の制限や食べるタイミングを工夫すると血糖値が上がりにくい
食生活を送ることができます。
ただ、糖質制限は人によってはとても難しいことです。