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(旧)小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

顎を鍛える食べ物

2009-02-11 09:37:00 | 小児歯科

前回、子供のうちは顎を鍛えるような食べ物を意識して与えることが必要である

ことを書きました。

         

(しつこいですが、大人は無理に顎を鍛えようとしてはいけません。)

              

では、どのような食べ物が良いのでしょうか。

            

                    

根菜類

        

ニンジン、大根、ごぼう、レンコン、、、、などです。

         

ごぼうやレンコンは焼いても硬いですが、ニンジンや大根は生かじりが良いです。 

                

            

魚の丸かじり

            

めざし、ししゃもにぼしなど1匹丸ごと食べられる魚を骨ごといくのが良いです。

         

                     

肉やするめ

           

これらも歯ごたえがあるのですが、顎の許容範囲を超えると子供でも顎関節症に

なることがあります。

硬すぎるものは頻繁に食べさせない方がよいでしょう。

                

            

ガム

        

ガムは究極的にやわらかい食べ物です。噛むというよりも歯をこすっている状態に

なります。そのため、ガムは顎を鍛えることにはなりません。

食べ物を噛むということが顎に対する刺激になります。

                   

                

根菜類や魚は子供の食卓からあまり見かけなくなった食べ物です。

                

古来日本人が食べていたものが顎によさそうです。

                

逆に海外から入ってきた、ハンバーグ、カレー、スパゲッティなどはやわらかい

食べ物の代表です。

                        

              

「食育」という言葉がはやっていますが、顎によい食べ物は食育の観点からも

よい食べ物です。

              

                    

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


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子供の顎を鍛える

2009-02-10 09:17:00 | 小児歯科

顎や歯を鍛えることは必要がないし、しっかりと食事をすることで充分であることを

書きました。

               

ただ、子供の顎に関しては少し意識して鍛える必要があります。

               

といっても、やわらかいものばかり食べさせないようにすれば良いだけの話です。

                     

近年やわらかい食べ物ばかりを食べさせているためか、子供の顎の成長が悪く

なっている傾向があります。

              

顎の成長が悪くなると歯並びが悪くなって、八重歯やらんぐい歯になってしまいます。

            

また、子供の頃の顎の成長が悪いと将来顎関節症になりやすくなるかもしれま

せん。

                     

ですから成長期には顎を鍛えて、成長が終わったら(20歳)顎を鍛えようとする

のではなくよく噛んで食事をすることが大切です。


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歯ぐき 化膿 腫れる 子供

2009-01-29 09:36:00 | 小児歯科

子供の乳歯が化膿して腫れるのは、そのほとんどが「歯の根の化膿」が原因

です。

          

乳歯の周りに、歯周病の化膿がおこることはまれです。

                    

逆に乳歯の根の化膿はよくあることです。

               

子供は大人よりも化膿に対する反応が早く、すぐに腫れますしすぐに腫れは

ひきます。

           

その治療は永久歯に行う根の治療と同じ手順で行います。

          

ただ最終的に根の中に入れる薬が永久歯とは異なります。                

乳歯の根は永久歯と生え変わる時に溶けてなくなるため、薬も溶けてなくなる

ような材質のものを使用します。

                 

永久歯のように強い薬を入れるわけではないので、乳歯の根の治療は再発する

ことが時々見られます。

                   

再発とは、一度治療して治したのにふたたび腫れるようになることです。

                   

再発したらもう一度根の治療を行う必要があります。

               

子供の化膿は治りやすいので再治療もそれほど手間がかかりません。

            

           

なお、化膿しているのをほうっておくのは良くありません。

             

後から生えてくる永久歯に悪影響があるからです。

                

化膿したままの乳歯と生え変わった永久歯に、その表面のエナメル質が弱って

しまうことがあるのです。

              

表面が弱いということは虫歯になりやすいということです。

                  

        

そのため抜け替わる乳歯といえども、しっかりと治療する必要があります。

        

              

小幡歯科医院

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削るか進行止めか 乳歯

2009-01-27 09:33:00 | 小児歯科

「虫歯の進行止め」という薬があります。

          

サホライド(フッ化ジアンミン銀溶液)という液体を初期の虫歯に塗って進行を抑え

ます。

         

対象は乳歯です。

           

子供にいきなり削る治療をすると、歯科に対するイメージが悪くなる心配があり

ます。

          

そのために大人になっても歯科医院をなかなか受診できなくなっては困ります。

          

ですから乳歯に虫歯ができた場合で、削る治療がまだできないと判断された時

には、この「虫歯の進行止め」の薬を塗ることで対応します。

            

薬を塗れば虫歯がずっと進行しないわけではなく、3~4ヶ月に1回定期的に薬を

塗る必要があります。

               

ただある程度虫歯が進行したら削る治療に移行しなくてはならなくなります。

            

             

その基準は、、、、、(前回のお話と重なりますが)

              

C1の虫歯は薬を塗ることで充分対応できます。

              

C2の虫歯は削って治療した方が良いです。

                

           

ただし、歯科医院を怖がっているうちはC2の虫歯でも薬を塗って対応すること

があります。

          

                

小幡歯科医院

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母乳で虫歯になる

2008-12-05 09:03:00 | 小児歯科

            

                     

「母乳では虫歯にならない」という検索がありましたが、実は母乳で虫歯になる

可能性があります。

                   

最近、「無理に断乳せず卒乳しましょう」という考え方があり3歳、4歳まで母乳を

与えているお母さんがいるようです。

                  

この母乳により虫歯(とくに前歯)になっているお子さんを時々見かけます。

                     

母乳で虫歯になりやすいとは思えないので、歯の質が弱いお子さんなのでしょう。

                

乳歯の前歯があやしい場合は歯科医院でご相談ください。

          

             

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子供の歯ぎしり

2008-11-23 09:07:00 | 小児歯科

「子供が歯ぎしりをしているので心配だ。」という相談をよく受けます。

                  

子供の歯ぎしりはまったく心配ありません。

                    

乳歯は永久歯よりもやわらかく歯ぎしりしやすいようにできていて、歯ぎしりしても

うまくすり減ります。

               

そのため、歯ぎしりによる悪影響が出ません。(大人の歯ぎしりは悪影響が出る

ことがありますが。)

                

                 

乳歯が上下に1~2本生えているだけでも子供は歯ぎしりします。

                   

そういうわけでは、歯ぎしりは持って生まれた人間の習癖だと考えられます。

                

子供が歯ぎしりをしていても決して愛情不足ではありませんので、心配しないで

ください。

                 

                   

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味覚形成と母乳

2008-11-21 09:58:00 | 小児歯科

          

                      

味覚と母乳に関する検索がありました。

                   

            

味覚は3歳頃までに形成されるといわれています。

                

3歳までに砂糖の味を覚えさせてしまうと病みつきになってしまう可能性があり

ます。

               

それほど砂糖の味は刺激的でおいしく感じます。

                  

3歳までは砂糖の味を覚えさせないで、でんぷんや果物の甘さで満足できるように

させたいものです。

                

それが生まれてから一番最初に行う虫歯予防にもなります。

               

          

                    

母乳は虫歯の原因になる可能性があります。

           

1歳半くらいまでに断乳していればまず問題はありませんが、それ以降続けると

虫歯になるリスクが生じてきます。

                    

授乳は子供とのスキンシップになるので、無理に断乳せず卒乳していこうという

考え方によって3歳くらいまで授乳を続ける方が増えているそうです。

                 

虫歯になっていなければ断乳を急ぐ必要はありませんが、虫歯になる傾向が

あれば卒乳について考える必要があります。

               

そのために「1歳半検診」は重要です。

                 

目黒区では保健所で無料の1歳半検診を行っているので是非受診してください。

           

            

小幡歯科医院

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子供が歯をぶつけたら

2008-08-22 10:00:00 | 小児歯科

           

「子供 歯をぶつけた」で検索がありました。

             

子供はよく前歯をぶつけます。

             

乳歯の前歯をぶつけた時にどういうことが起こるか説明します。

              

                  

ぶつけると以下のことが起こる可能性があります。

          

歯が欠ける

少し欠けただけなら放っておいても構いません。

大きく欠けたりしみるようであれば、詰め物をします。

          

歯がぐらぐらする

少しぐらぐらしているだけなら1週間でぐらぐらはとまります。

大きくぐらついている場合はそのままにすると抜けてしまうこともあるので、隣の

歯に接着剤で固定します。1~2週間でぐらぐらはかなり収まります。

          

歯が抜ける

歯が抜けてしまってもすぐに戻せば(再植)元に戻ります。

ただし抜けてから時間が経っていたり、抜けた歯が汚れてしまっている場合は

元に戻しません。後から生えてくる永久歯に悪影響を与える心配があるからです。

         

歯の根が折れる

レントゲンを撮らないと確認できません。

歯の根が折れていてもそのままにしておきます。乳歯の根は永久歯に吸収されて

しまうからです。

ただし、感染(歯ぐきが腫れる、レントゲンで黒く写る)が認められた場合は早めに

その乳歯を抜きます。

            

歯の神経が死ぬ

歯の神経はすぐには死にません。ぶつけてから数ヶ月以上経ってから神経が

死んでしまうことがあります。

乳歯の神経が死んでしまうと「歯が黒くなる」、「歯ぐきが腫れる」、「レントゲンで

黒く写る」という変化が現れます。

こういう変化が起こったら乳歯の神経を取る治療をします。

死んでしまった神経を取らないと感染してしまって、永久歯に悪影響を与える心配

があるからです。

                        

                 

乳歯をぶつけてしまっても

痛みがない

歯ぐきも腫れていない

歯がぐらぐらしていない

歯の色が変わっていない

         

状態であれば心配はいりません。

         

          

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/index.html

                  


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歯と年齢(3歳~6歳の歯並び)

2008-08-15 10:00:00 | 小児歯科

乳歯がすべて揃うと歯並びが気になってくるものです。

           

すきっ歯、受け口、乱ぐい歯など、、、、、。

          

乳歯のすきっ歯は全く心配ありません。乳歯よりも大きな永久歯に生え変わる

時に有利になるくらいです。 

             

受け口は専門的に「反対咬合」とよばれるもので、下の前歯が上の前歯よりも

前に出てしまっている状態です。

            

乱ぐい歯は前歯が混み合っている状態で、大人の場合は「八重歯」になりやすい

状態です。

              

乳歯の歯並びが永久歯に影響するとは限りません。

           

ですから乳歯の歯並びが悪くても心配する必要はありません。

              

ですが、将来歯並びが悪くなるのであれば早めに対応しておきたいものです。

            

まずは矯正専門医に相談することです。

                   

では、何歳になったら相談すると良いのでしょうか。

           

矯正専門医に聞くと「歯並びが気になった時」に相談するのが良いとのことです。

             

つまり相談するのは何歳でもいい、ということです。

                       

専門医であれば歯並びを見ただけで、将来の予測ができます。

                 

それによって次は何歳の時にチェックをすれば良いかわかります。

             

そうやって定期的に専門医に相談することによって、必要な矯正の時期を計る

事ができます。

                

ちなみに5歳までに矯正治療を始めることはめったにないそうです。

             

また適切な矯正開始時期は小学校3年生くらいであることが多いそうです。

                

矯正治療は何歳からでも(成人でも)始められるものですが、8~9歳が適切で

ある理由はその時期に始めると歯を抜かないで矯正ができる可能性が

高くなるからです。

               


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歯と年齢(3歳~6歳の虫歯の治療)

2008-08-14 10:00:00 | 小児歯科

残念ながら乳歯に虫歯ができてしまった場合、治療が必要です。

             

歯科治療に理解がない年齢なので、大人とは違ったアプローチになります。

          

無理やり治療をすると歯医者嫌いになり、大人になっても歯科医院に足が遠のく

ようになってしまいます。

             

ですからなるべく削らないで、虫歯を進行させないことが大切です。

                   

               

虫歯はその進行している深さによって対応が異なります。

                   

                   

           

■ C0 歯の表面だけが溶け出している状態、(虫歯の前段階)

                

歯の表面が白濁~黄色くなっている状態です。(この状態から進むと茶色~黒く

なり、さらに進行すると穴があきます。)

                

まったく治療の必要はないのですが、虫歯を進行させない環境をつくりたいもの

です。そのためには適切な食生活と歯磨きが大切です。

                 

うまくいけば溶けてしまった表面が再石灰化して元の歯の状態に戻ることがあり

ます。またフッ素は再石灰化を手助けするので、定期的にフッ素を塗るのも有効

です。

                    

歯科医院での定期健診も大切ですが、おうちの方が日頃歯の状態をチェックして、

歯の色が進行していないか確かめてください。進行しているようであれば早めに

歯科医院を受診してください。

                       

                      

■ C1 虫歯が表層のエナメル質にとどまっている状態

            

まだ、削る必要はありません。虫歯を進行させないように努力します。虫歯が進行

しそうもなければ、定期健診とフッ素塗布で対応可能です。

                

食生活の内容をお聞きして、甘いものを好んで食べているようなら積極的に虫歯

の進行を抑えます。

                     

虫歯の進行止めの薬(サホライド)を塗ると虫歯の進行をとめることができます。

              

ただサホライドを塗るとかえって虫歯の部分が黒くなってしまいます。奥歯であれ

ば問題はありませんが、前歯で見た目が気になる場合はサホライドは使用でき

ません。ですので、親御さんと相談してから塗るかどうか決めます。

               

サホライドはずっと効果があるわけではないので、定期的(3~4ヶ月)に塗る必要

があります。

              

             

■ C2 虫歯が内部の象牙質にまで進んでいる状態

             

この時点で削る治療が必要になります。象牙質はやわらかいので、象牙質に達し

てから虫歯の進行が早くなるからです。

              

ただ、この年齢ではおとなしく治療させてくれないことの方が多いです。無理やり

治療して「歯医者嫌い」になってしまい、大人になっても治療できなくなってしまう

こともあります。

              

どうしても治療できないようでしたらサホライドを塗って様子を見ます。そして治療

ができるようになったら削る処置を行います。

             

            

■ C3 虫歯が歯の神経にまで達している状態

               

早急に治療する必要があります。歯の神経が化膿してしまうと、後から生えてくる

永久歯に悪影響があるからです。

                 

この段階になると薬で様子を見るということができませんので、無理にでも治療

しなければならなくなります。

         

永久歯でもそうですが、虫歯を神経まで達するほど大きくしないことが重要です。

             

           

■ C4 歯がほとんど虫歯で崩壊してしまっている状態

               

抜歯の対象です。

                  

                         

         

乳歯は永久歯が生えるまでのスペーサーになっています。

つまり、乳歯が永久歯の生える場所を確保しています。

永久歯が生える前に乳歯が抜けてしまうと、永久歯の生える場所がなくなって

しまい永久歯の歯並びが悪くなってしまうことがあります。

         

そうならないように専用の処置がありますのでご相談ください。

        

                  

経験から言いますと、歯磨きを頑張るよりも砂糖の入った甘いものを

控える方が虫歯ができません。

          

この時期は歯磨きは適当でも良いですから食生活を適正にすることを心がけて

ください。

           

                   

小幡歯科医院

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歯と年齢(3歳~6歳の虫歯)

2008-08-13 10:00:00 | 小児歯科

3歳から6歳は乳歯が揃っていますが、この時期の虫歯予防も大切です。

         

「乳歯は抜け落ちるのだから、少しくらい虫歯になっても構わない。」

「永久歯になったらしっかりと虫歯予防をしよう。」

          

と考えがちですが、乳歯の時期を侮ってはいけません。

                  

それは、乳歯の状態が永久歯に引き継がれるからです。

            

乳歯が虫歯になりやすい場合、永久歯になってから気合を入れてもそうそう

お口の中の状況は改善しません。

                

ですから乳歯のうちから虫歯になりにくい環境を作ることが大切です。

                    

逆に、一度虫歯になりにくい環境ができあがると虫歯菌の入り込む余地がなくなり

ます。

               

そういう状態になれば甘いものを食べても簡単には虫歯にならなくなります。

             

是非、虫歯になりにくい環境になるように歯が生える6ヶ月から頑張りましょう。


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歯と年齢(6ヶ月~3歳の歯並び)

2008-08-12 10:15:00 | 小児歯科

乳歯が生え出したらもう歯並びが気になるものです。

         

初めて乳歯が生えた時に「曲がって生えてきたので将来歯並びが悪くならないか

心配だ」といって歯科医院を受診される方がいらっしゃいますが、この時期には

心配はいりません。

         

というか、心配しても仕方がありません。

            

どんどん顎が成長する時期でもあり、この時期の歯並びが将来にわたって続く

わけではないからです。

         

ただ、心配を解消するためにも歯科医院で相談するのは良いことだと思います。

             

なおこの時期に大切なことは、顎がしっかり成長するようにやわらかいものだけで

なく歯ごたえのあるものもしっかり食べさせることです。

           


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歯と年齢(6ヶ月~3歳の歯磨き)

2008-08-11 10:14:00 | 小児歯科

乳歯が生えてきたら歯磨きをしたいところです。

         

が、この時期は歯磨きを嫌がるのが普通です。

                

まったく口の中に歯ブラシを入れさせない子もいるくらいです。

                

対応策といいますと、「徐々に慣らせる」「遊ぶ感覚でやらせる」「親が磨いている

ところを見せて真似させる」などがありますが、ダメな時はダメです。

              

だんだんできるようになりますので、無理に歯磨きさせる必要はありません。

             

甘いものを与えなければ虫歯になりませんから。


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歯と年齢(6ヶ月~3歳の食生活)

2008-08-10 10:02:00 | 小児歯科

乳歯は3歳くらいまでに生え揃います。

           

個人差がありますので、3歳になってずべての乳歯が生えていなくても心配は

いりません。

             

                 

さて、この時期は虫歯予防のためにもっとも大切な時期であるといえます。

                  

この時期に将来虫歯で苦労するかどうか決まるといっても過言ではありません。

                     

キーワードは「味覚形成」です。

              

人の味覚は3歳までに決まります。

                

この時期に甘いものの味を覚えてしまうと、一生甘い物好きになってしまう可能性

があります。

               

甘い物好きだけなら良いのですが、むやみに甘いものを食べたくなる人が

虫歯になる危険が大きくなります。

             

大人になった時に、虫歯になりやすい人は甘いものを控えなければ虫歯を

予防することができません。(甘いものをいくら食べても虫歯にならない人も

いますが。)

               

虫歯になりやすい人は食生活を改善しないと、どんなに歯磨きをがんばっても

虫歯ができてしまいます。

               

そうならないように、3歳までに甘いものをむやみに食べなくても平気なように

したいのです。

                 

そのために、3歳までは砂糖の入った甘いものを極力与えないようにした方が

良いです。

               

ただ、甘いものはおいしいのでまったく与えないというのは現実的には難しいもの

です。

                

                         

ですから以下のような約束を取り決めるとよいでしょう。

           

「のどが渇いたらジュース」という習慣をやめて、水やお茶で水分補給する習慣を

つける

(特に水を飲む習慣をつけることがいいようです。)

           

甘いものをまったく食べない日を作る

          

おとなしくさせるためにアメやガムを与えない

          

甘いものを口にするのは1日1回にする

                

                

甘いものを食べるルールを決めることによって食生活が規則正しくなり、虫歯に

なるリスクが減ります。

               

歯磨きを頑張ることよりも、こちらの方が虫歯予防に効果があります。

                   


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歯と年齢(0~6ヶ月)

2008-08-09 10:00:00 | 小児歯科

乳歯が生えるのは6ヶ月くらいからです。

             

乳歯の生え方には個人差があり、半年~1年近くちがうこともあります。

               

乳歯が生えるのが早い、遅いというのは将来の永久歯にまったく関係ないので

心配する必要はありません。

        

よその子供と比較することは意味のないことなので、自分の子供の成長を楽しみ

ましょう。


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