小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

歯と年齢(6ヶ月~3歳の食生活)

2008-08-10 10:02:00 | 小児歯科

乳歯は3歳くらいまでに生え揃います。

           

個人差がありますので、3歳になってずべての乳歯が生えていなくても心配は

いりません。

             

                 

さて、この時期は虫歯予防のためにもっとも大切な時期であるといえます。

                  

この時期に将来虫歯で苦労するかどうか決まるといっても過言ではありません。

                     

キーワードは「味覚形成」です。

              

人の味覚は3歳までに決まります。

                

この時期に甘いものの味を覚えてしまうと、一生甘い物好きになってしまう可能性

があります。

               

甘い物好きだけなら良いのですが、むやみに甘いものを食べたくなる人が

虫歯になる危険が大きくなります。

             

大人になった時に、虫歯になりやすい人は甘いものを控えなければ虫歯を

予防することができません。(甘いものをいくら食べても虫歯にならない人も

いますが。)

               

虫歯になりやすい人は食生活を改善しないと、どんなに歯磨きをがんばっても

虫歯ができてしまいます。

               

そうならないように、3歳までに甘いものをむやみに食べなくても平気なように

したいのです。

                 

そのために、3歳までは砂糖の入った甘いものを極力与えないようにした方が

良いです。

               

ただ、甘いものはおいしいのでまったく与えないというのは現実的には難しいもの

です。

                

                         

ですから以下のような約束を取り決めるとよいでしょう。

           

「のどが渇いたらジュース」という習慣をやめて、水やお茶で水分補給する習慣を

つける

(特に水を飲む習慣をつけることがいいようです。)

           

甘いものをまったく食べない日を作る

          

おとなしくさせるためにアメやガムを与えない

          

甘いものを口にするのは1日1回にする

                

                

甘いものを食べるルールを決めることによって食生活が規則正しくなり、虫歯に

なるリスクが減ります。

               

歯磨きを頑張ることよりも、こちらの方が虫歯予防に効果があります。

                   

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