乳歯がすべて揃うと歯並びが気になってくるものです。
すきっ歯、受け口、乱ぐい歯など、、、、、。
乳歯のすきっ歯は全く心配ありません。乳歯よりも大きな永久歯に生え変わる
時に有利になるくらいです。
受け口は専門的に「反対咬合」とよばれるもので、下の前歯が上の前歯よりも
前に出てしまっている状態です。
乱ぐい歯は前歯が混み合っている状態で、大人の場合は「八重歯」になりやすい
状態です。
乳歯の歯並びが永久歯に影響するとは限りません。
ですから乳歯の歯並びが悪くても心配する必要はありません。
ですが、将来歯並びが悪くなるのであれば早めに対応しておきたいものです。
まずは矯正専門医に相談することです。
では、何歳になったら相談すると良いのでしょうか。
矯正専門医に聞くと「歯並びが気になった時」に相談するのが良いとのことです。
つまり相談するのは何歳でもいい、ということです。
専門医であれば歯並びを見ただけで、将来の予測ができます。
それによって次は何歳の時にチェックをすれば良いかわかります。
そうやって定期的に専門医に相談することによって、必要な矯正の時期を計る
事ができます。
ちなみに5歳までに矯正治療を始めることはめったにないそうです。
また適切な矯正開始時期は小学校3年生くらいであることが多いそうです。
矯正治療は何歳からでも(成人でも)始められるものですが、8~9歳が適切で
ある理由はその時期に始めると歯を抜かないで矯正ができる可能性が
高くなるからです。