啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「アカザ」

2012-12-18 09:11:55 | 山野草

年賀状のレイアウトがようやくできた。早くしようと思っていたのだが、やっとその気になった。画像の取り込み方など1年使っていないと、ソフトの使い方を忘れてしまうのは私だけか?今年初めて写真に撮った植物も多くある。カッコウソウ、オサバグサ、オゼソウ、タカネバラ、バンダイクワガタ・・・・何を選んだのだろうか・・・・。今日は久し振りに植物がテーマ。

「シロザ」はアカザ科アカザ属の1年草。ほとんど良く似た姿をした“アカザ”という植物があるが、シロザのほうが原種でこちらが変種だというからややこしい。とにかく、日本中の道端や荒地に自生している雑草で、畑の中まで侵入すると手に負えない困った草だ。若葉は茹でて食用になるほか、葉や茎の煎じ汁は歯痛に効果があり、生の葉の汁は虫刺されに使われると言うから有効な草でもある。

シロザとアカザの見分け方だが、私は茎の色が赤っぽいものがアカザでグリーンのものはシロザだと思っていたが、今調べて見るとそうではないらしい。新芽の辺りが赤紫色をしているのがアカザなのだという。シロザの若葉や葉の裏は白っぽい粉粒に覆われ白っぽい緑に見える。

茎は直立し草丈は60戦から1メートル以上になる。花期は秋。つい10日ほど前まで風の当たらない場所で残っていた。この時期になると草丈は5、60センチにしか伸びないようだ。枝の先のほうに黄緑色の小さな花が集まった花序をつける。