啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「移りゆく時代」

2019-04-30 16:33:14 | 庭の花木
 「ワスレナグサ」  ムラサキ科
 自然災害、さまざまな団体の社会問題、政治、テロ、スポーツ・・・平成30年を振り返る映像をみながら、こんな事も、あんな事もあったのだと、改めて認識し、感慨深いものがあった。自身にとっての平成は、それなりの事を乗り越え、今は一番居心地の良いところで暮らしている。これから新しい歴史の始まり。心の中でブレーキを踏まず、充実した日々を生きたい。
 ワスレナグサ・・・・”forget me not” 「私を忘れないで」。こぼれ種で、どんどん増える植物というが、当家では土地が合わないのか、1年で絶えてしまう。暑さを嫌う植物なので、それも原因しているのかもしれない。ブルーの小さな花、植物名も印象的。今年も知人からプレゼントされた。
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「花の命は短くて」

2019-04-27 20:35:17 | 庭の花木
 「ヤマシャクヤク」 キンポウゲ科
 この花の美しさを、どの様な言葉で表現すればいいのだろうか。待って、待ってまちわびて、蕾がようやく膨らんで、”咲いたぁ~”と喜んでいるのも束の間、わずか3日ほどで散ってしまう。今年は、咲いた翌日が雨、そして強い風にあい、はかなくも、あっという間に散ってしまい、花ちらしの雨を恨んだ。
当家の庭でさえこの美しさなのだから、もし山で出会えたら、それはもう極上の幸せと言わざるを得ない。
 花で嫌いなものはなく、どれも特徴がありきれいだけれど、ヤマシャクヤクは気品があり、純白の清楚な花びらは儚く、それゆえ心をとらえて放さない。
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「心のハードル」

2019-04-23 19:23:54 | 庭の花木
 「ラショウモンカズラ」  ソソ科
 通常のお稽古の他に、今年度からお家元まで通わせて頂くことになった。そのお話を頂戴したのは、数か月前。「えらいことになったもんだ」と心がザワつき、一人で勝手に緊張する日々。あれやこれやと様子をシミュレーションすれば、どんどんハードルが高くなり、自分のアドレナリンを下げるべく、日々、心の落としどころを探る。何もしなかったら、何も見つからない。好奇心がなければ、生活がときめかない。勇気を持って、自分の心に向き合おう、肩の力を抜いて・・・。初回、終了。勉強するべきことがあまりにも多すぎて、なかなか心の有り様がおさまらないけれど、未知の空間の、限りない深さを予感した。
 ラショウモンカズラ(羅生門蔓)は、京都の羅生門のあたりに、昔たくさん生えていたからとの説がある。昨年、知人から鉢ごと頂いた。鮮やかな紫色の花をたくさんつけた。草丈、20cmくらい、花の長さ、4cm程で横向きにつける。花言葉「幸せを招く」。
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「形あるもの」

2019-04-18 16:17:57 | 庭の花木
 「リキュウバイ」  バラ科
 あのバラ窓が・・・。ノートルダム大聖堂の変わり果てた姿、焼け落ち、崩れゆく内部や尖塔の映像に大ショック! フランスの宝、世界遺産、訪れたのはいつの頃だっただろうか。あれから20年は経っていると思うが、あの美しさは心に強く残っている。ヨーロッパでは、たくさんの教会のステンドグラスをみたけれど、ノートルダム寺院のバラ窓は荘厳で、神々しくもあり、神秘的な闇の中に吸い込まれるような錯覚にさえなった。ダヴットの作として有名な、ナポレオンの戴冠式が行われた歴史的な建物であり、内部では、自分も同じ空気を吸っているという、何やらわけのわからない感動にとらわれた記憶がある。
建物や飾りの中に歴史が残っており、それを次世代へとつなげることを願っている。
 リキュウバイが青い空に映え、美しい。白い花びらは清楚で、ぷっくり膨らんだ蕾が可愛い。半日陰を好むようだが、当家では年間を通して日当たり充分。枝もかなり伸び、詰めたとしても心配なし。茶花として活躍。花言葉「控えめな美しさ」
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「珍客」

2019-04-15 14:41:55 | 庭の花木
 「カエデの花」
 遠くの畔で何やら動くもの。なんだろう?目を凝らしてみると、美しい羽根がちらり。あれは・・キジ。しかも、つがいで。しばらく見ていると、雄のキジ、あちこち土をつつきながら、どんどん自宅に近づいてくる。急いでカメラを手に、撮影の準備。彼はこちらを意識していないのか、全然怖がるそぶりも見せないで、むしろ、その美しい羽根を見せつけるように、堂々と通り過ぎる。春は、求愛の季節。目の周りの赤い皮膚が大きく広がり、一段と目立つ。ところで、雌のキジ・・あれ?・・どこへ・・・。
 若葉がういういしく、エネルギーがほとばしる季節。カエデの花が咲いています。あまりにも小さいので、見落としてしまいがち。直径2mm程度、紅色。軟らかく、透けるような新緑に可愛い花。秋の紅葉も美しいが、新緑も素敵。

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「変化の季節」

2019-04-12 09:18:20 | 庭の花木
 「ユキヤナギ」  バラ科
 一時的とはいえ、ここ数日の寒さは身にこたえる。おとといは、まさかの雪。スタッドレスからノーマルタイヤにかえたばかり。幸い、積もることはなかったが、植物にとっては、さぞ驚いたことだろう。今までためていたエネルギーで、木々が芽吹き、草花もようやく咲いたのに、この寒さに、ふるえる思いで耐えていたのではないだろうか。TV映像によれば、桜の花がすっぽり雪に覆われ、枝はしだれ、まるで雪だるまのようだった。今日も曇天。4月は寒暖の差が激しく、また、新年度となり、環境が変わり、新しいことをやり始めるので、体調が崩れがち。日常が変化する季節でもある。
 白一色のユキヤナギ。長くしだれた枝に、小さな花をたくさん咲かせる。その様が雪をかぶったように見えるのでユキヤナギの名。大きく成長した個体が、風になびく様は、豪華で見応えがある。非常に丈夫で、寒さにも暑さにも強い。
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「満ちる春」

2019-04-08 18:54:31 | 庭の花木
 「ヒトリシズカ」 センリョウ科
 東北、北海道を除けば、各地で桜が満開。情報によれば、この桜をめあてに、外国からの旅行者が急増。ヨーロッパからもアジアからも、日本にやってくるという。桜を愛でる感性は、日本人だけでなく、外国の人にも共通の理なのかもしれない。満開になると、特に風の強い時は、すぐに散ってしまうという残酷な運命をもっている桜。そして、その花びらはピンク色のカーペット。はらはらと、散りゆく様にも”美”を感じないわけにはいかない。
 ヒトリシズカ(一人静)が咲きました。茎の先に1本の花穂。葉が完全に伸び切らない時に、その葉に包まれた花穂が、白拍子が袂で顔を隠した姿をうつしたものという。静とは、勿論、義経を恋う静御前のこと。舞う姿を見立てての命名なのでしょう。
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「夜桜見物」

2019-04-03 15:42:00 | その他
 新元号が発表されたその夜、かねてから約束していた夜桜見物。お気に入りのスポットは、高崎城址公園。ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヒガンザクラなどが楽しめ、夜はライトアップ。お堀の水面に映し出されるその姿は、えもいわれぬ美しさ。空気の色や月の光は春色なのだけれど、夜は寒い。お堀の桜も3分~5分咲き。春の幸せ気分を満喫しよう、とでかけたお花見だったけれど、早々に引き揚げてしまった。
 それにしても、すごい元号フィーバー。なんとも・・・。一連の報道や映像に考えること暫し。
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