啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「マンサク」

2016-02-27 11:25:26 | その他
「マンサク」 マンサク科
  “健康のために„と始めた水中ウォーキング。隣のレーンでは、スイスイ泳いでいる人を見ると、自分でも出来るのではないか、と思ったのが、錯覚の始まり。水中教室に入り、思いもかけず、奇跡的にわずか2ケ月で、25メートル泳げてしまった。しかし、その後、一向に上達しない。もがき、苦しみ、ぷかぷかしているうちに、なんとな~く25メートルたどり着く。運動神経の無さに、ほとほと呆れる。あまりの情けなさに、自主練習していると、上手な方々から、泳ぎのコツをアドバイス。しかし、水中に入ると、思いどおりに手足が動かない。焦らない、焦らない、と自分に言い聞かせても、進歩がないと、ある意味、自信をなくす。そんな時、励ましてくださる方、良いところがあるとほめてくださる方、声をかけてくださる方々に、勇気とやる気を頂いている。水が怖くて、顔もつけられなかったけれど、25m泳げたことを励みに、今後も続けよう。しかし、なんと、教室では次回から、背泳ぎが始まる。クロールも満足にできないのに。 こわっ! こわっ!! こわいよぅ~。
 植物には、いろいろな花の付き方があるものだが、マンサクは、見ていて楽しい。2cm位の細いヒモのような花びらが、あっちをむいたり、こっちを向いたり、まるで、おどりを踊っているようだ。アップしたのは、アカバナマンサク。花弁が黄色いキバナマンサクも、時々見かける。名前が興味深い。由来は諸説あるらしいのだが、“早春に先ず咲く„ことからマンサク。あるいは、花を枝いっぱいにさかせた姿を、豊年満作との縁起をかついでマンサク、の意とも。山では、おそらく春一番に“まんず咲く„木の花なのだろう。
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「サンシュユ」

2016-02-24 16:56:21 | 庭の花木
 「サンシュユ」 ミズキ科
 晴れた穏やかな日は、心ウキウキ庭に出て、草花の手入れ。たまに降る雨で、土の中から緑の草の芽が、グーンと萌えだしているのだ。雑草の退治は大変だが、土を割って、出てくる小さな芽は、みずみずしい春の息吹を感じさせる。吹き溜まりの枯葉を掃除しながら、赤紫色のクリスマスローズが咲いているのに気づいた。うつむきかげんで、可憐な姿。風が当たらず、日当たりの良い場所では、ツルニチニチソウまで咲いている。楽しみにしているバイモユリは、草丈20cm位まで伸びている。実際、咲いみないとわからない花の芽が、あちこちから顔を出し始めた。
 少々言いずらい植物名、サンシュユ。サンシュウなどと言ってしまいそうだ。黄色の鮮やかな小花が集まり、葉よりも早く、樹木を彩る。この花が咲くと、個人的には、♪ 春が来た 春が来た・・・です。別名、“ハルコガネバナ”。秋には、赤いグミのような果実を実らせることから、“アキサンゴ”とも言われるという。春には、黄金色の花も魅力的だが、秋の真っ赤な果実も可愛らしいのです。
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「ヒメオドリコソウ」

2016-02-21 11:27:12 | 山野草
 「ヒメオドリコソウ」  (姫踊子草) シソ科
 ギィー ギィー キッ キッと独特の鳴き声。コゲラ(小啄木鳥)を発見。しかも2羽。他の鳥たちに混ざり、忙しく枝から枝へと移り、小枝をつついている。スズメ位の大きさで、木の幹に、縦にチョコチョコ登って行くのですぐにわかる。あ~、カメラがない!携帯をポケットから取り出し掲げてみたが、動きが早くて追いつかない。こういう時に限ってカメラを持っていない。見つけた場所は、高速道路の斜面。交通量は多いし、しかも住宅地。こんな場所で見つけたのは初めてで、その可愛らしさに暫く見入ってしまった。
  ピンク色の花、“ホトケノザかな?”と一瞬思ったが、それよりもう少し赤紫色で、葉の付き方も下方に向かい密集、葉そのものの上部は、うっすらと紫色に色づき下は緑色。そう、ヒメオドリコソウでした。日当たりの良い道端に、いくつかまとまって咲いていた。草丈は、まだ10cm位。オドリコソウより小さいので姫の名が付いている。オドリコソウは当家にもあるが、こちらは丈も30cm位。花は段になって咲く。段と段の間が広く、共にオドリコソウという名がついているが、見かけはあまり似ていない。しかし、同じシソ科なので、唇形花。 花言葉は“愛嬌 陽気 春の幸せ”など。日差しはすっかり春そのもの。北風がやや冷たいが、どこのお宅の梅の花も満開。我が家の枝垂れ紅梅も、可愛い花をつけている。“春の幸せ”が訪れますように。
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「あららら~」

2016-02-18 14:12:43 | その他

 何とも無惨なお姿! 硬い茎を残して、柔らかい葉は食いちぎられ、悲しいかな、ブロッコリーは丸坊主。庭には、毎日、スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ、セキレイ、ハト、カラス、モズなどが来るので、彼らの仕業に違いない。ナンテンの赤い果実も、マンリョウの実も、今は一粒も残っていない。鈴なりになっていた、あの大きなキンカンの実さえも今では乏しく、樹の根元にコロコロ転がっている。両足を交互に動かすウオーキングの上手なムクドリ君、両足をそろえて跳ねながらすすむホッピングをみせてくれるスズメ君。羽をおもいきり膨らませ、寒さをしのいで鳴いている姿を見ると、かわいそうになる。きっと、食べ物に苦労しているのに違いないのだ。毎日、遊びに来てくれる野鳥達に、慰められることも多いのだから、これくらいは許してあげよう!
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「咲きました! フクジュソウ」

2016-02-15 09:46:52 | 庭の花木
 「フクジュソウ」  キンポウゲ科
 昨夜は、嵐のような北風。関東は春一番。本日は朝から曇天だが、近くの保育園からは音楽と共に、子供たちの元気な声がきこえてくる。
 にょきにょきと、黄色の顔を出しはじめたと思っていたら、翌日には、太陽の光をいっぱいに受け花びらが全開。花びらは30枚程度はあるように思う。茎や葉はまだ伸びず、わずかに土から突き出した茎の先に一輪、真上に咲いている。こんな咲き方をするのは、日の光を花の中心に集め、、温度を高め、花粉を運んでくれる虫たちを集めるのだという。従って、日が陰ったり、日中でも曇っていると、花びらは閉じてしまう。フクジュソウは福寿草。“福”も“寿”も共におめでたい文字で記されるように、お正月用に鉢植えとして、園芸店で販売される。これらは、ハウス栽培であり、やはり本来は2月頃。雪国では、雪解け後あたりだろうか。花が終わると、葉も茎もグングン伸びるが、夏前には枯れてしまう。耐寒性が強く春を告げる花。
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「ショカツサイ」

2016-02-12 13:47:06 | 山野草
 「ショカツサイ」 アブラナ科
 花屋の店先には、色とりどりの春らしい花が、たくさん並べられている。こうした花を写真におさめ、ブログにアップすることはたやすいのだけれど、それは、本当に花がなくて、困った時でないとしない。どんなに小さく、地味で質素な花であろうと、道端にひっそりと、自然に咲いている花が好きだ。
 菜の花のそばで、ちょこんと2~3本、小さく咲いていたショカツサイ。丈は、まだ10cm位で、枯葉に埋もれ気味だったが、鮮やかな紫色が目をひく。本来ならば、4月頃が花のさかりで、30cm以上の丈があると思われる。本日は、朝からぽかぽか陽気の日差しだが、咲くには少々気が早く、成長するにはまだまだ寒い。別名、ハナダイコン、オオアラセイトウ、ムラサキハナナとも。さて、馴染みの呼び方は・・・。中国原産の帰化植物。4枚の花びら。うららかな春の日に、土手の斜面で群生している風景をよく見かける。その風情は、のどかな春を告げているようだ。
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「ノボロギク」

2016-02-09 12:35:30 | 山野草
 「ノボロギク」  キク科
 今、庭に咲いている花といえば、サザンカ、ワビスケ、ロウバイ、ウグイスカグラ、枝先にほんのり黄色の花をのぞかせているサンシュユ、だいぶ紅色が濃くなったジンチョウゲ、もう少しで咲きそうな紅い枝垂れ梅。暖かい陽だまりでは、フクジュソウがツンツン芽を出してきた。これからが楽しみだ。 野に出れば、道端、空き地、畑などで目につくノボロギク(野ぼろ菊)。花期は2月から12月というが、この辺りでは、時期に関係なく、一年中みられる。黄色く小さな花が可愛らしい。花の後につく、そう果の白い毛がたくさん集まり、まるでボロくずのように見えるところから、ノボロギクと名付けられたという。道のコンクリートの間からさえも花を咲かせ、逞しく、力強い植物と思うが、ボロにたとえるのも、ちょっとかわいそう。ヨーロッパ原産の一年草。草丈、20cm位。日本全土に分布。
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「オオイヌノフグリ」

2016-02-06 11:29:09 | 山野草
 「オオイヌノフグリ」  ゴマノハグサ科
 ♪ “ 春は名のみの 風の寒さや 谷の鶯 うたは思えど・・・・・・” 早春賦の詩の如く、朝は風も冷たく、だいぶ冷え込む。しかし、晴れさえすれば、昼間の陽だまりは暖かい。絶好の散歩日和。あぜ道では、目が覚めるほど鮮やかな、コバルトブルーの小花。そう、オオイヌノフグリだ。当ブログにも、この時期には、何度か登場している。フグリとは、フグリ以外のなにものではなく、可憐な花からは全く想像できない。しかし、名前のインパクトが強く、記憶に残る植物名。植物の名は、その花の形、葉の形、果実の形など、何かにたとえて、つけられるようだ。その語源を知ると、大方は得心し、名前を覚えるのだ、いっときは。年齢のせいにはしたくないが、残念ながら、すぐに忘れてしまう植物名も多い。しかし、オオイヌノフグリは別。個体の語源は、果実の形が、犬の陰嚢に似ていることからの命名。確かに、よく似ているけれど・・・、命名者の牧野富太郎センセイッ、他に、たとえるものがなったのですか? あまりにも、お花がかわいそうですぅ。
 朝開いて、夕方には閉じる一日花。ネモフィラのブルーにも似ているが、それよりは鮮やかなコバルトブルー。別名、ホシノヒトミ、ヒョウタングサとも言うそうだが、当方、オオイヌノフグリ以外、きいたことがない。
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「節分」

2016-02-03 14:44:55 | その他
  “あっ„という間に2月。そして本日は節分。節分といえば恵方巻? いやいや、節分は季節の変わるとき。冬と春の分かれ目。「福はうち~ 鬼はそと~」と家の中の邪鬼を追い払うべく、父親が大きな声を出して、家中いたる所に豆をまいた。もちろん、“おにはそと~„という時は、家中の戸を全開にして・・・。オォ~ さむっ! 子供たちは、まかれた豆を競争して拾い、自分の年齢の分だけ食べたように記憶している。母親は、イワシの頭やヒイラギの枝を玄関にさし、魔除けにしていた。一説によれば、節分の起源は、奈良時代。当時は悪疫が流行したので、それを払うための儀式が、節分の始まりと書物には書かれていた。明日は立春。暦の上では春。しかし、寒さは今が本番。一年中で一番寒い頃なのに、“もう、春だよ~” と春の香りの期待を持たせ、この寒さを乗り越させようなんて、人間というのは素晴らしい。生きる知恵というものか。また、すっかり定着した恵方巻で、福を呼び寄せる考えも、商魂たくましい。・・・と言いつつ、今夜は豆まきと恵方巻で・・ねっ!
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