啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「感染が止まらない」

2020-01-29 19:01:29 | 庭の花木
「ワビスケ」 ツバキ科
 世界で感染者数が拡大。その数は日ごとに更新され、事態が悪化。謎が多い新型肺炎。潜伏期間中も人に感染、ウイルスの毒性が強まっている、と報道されている。武漢の病院に押し寄せる患者、都市は封鎖され、その様子は、さながらゴーストタウン。ワクチン、特効薬なし。どうやって、自分の身を守ったらよいか。人ごみを避ける、マスク、アルコール消毒、手をあらう・・。マスクと言えば・・Uさんは、香港にいる友人から、マスクを依頼されたという。ご本人が希望するマスクは、香港では品切れ。その商品、防塵マスク3M。その金額を聴いて、驚いた。何と、180枚で91800円!1枚当たり500円。それほどの高額でも、香港の友人は買い求めた、という。指定感染症に指定された新型肺炎。いつになったら、治まるのだろうか。
 白い花びらより、およそ1カ月遅れのピンクのワビスケ。原種は白色らしいが、ピンク色も可憐。一般的なツバキに比較すると、花は半開きで小さい。
 昨夜は猛烈な雨。1月の強い雨音には驚いたが、今日の気温は18℃。もう、花粉が飛んでいるような・・・。

「かおり  甘く」

2020-01-26 17:25:20 | その他
「ウメの花」
 真っ青な空に、真っ白な梅の花。プールの駐車場の植え込みに、梅の花がほころび始めた。たくさん人が通るのに、誰も足を止める人がいない。花に近づいてみると、ほのかに甘~く、梅独特の上品な香り。好きな花ベスト5に入る。県内梅の名所といえば、秋間、榛名そして箕郷梅林。鑑賞するには、まだ少し早いが、来月中旬頃には愉しめるのではないかしら。整備された梅林を、暖かな、春の風に吹かれながら、散策するのも心地が良い。
 梅の絵で好きな画家と言えば、小杉放庵。上へ、上へと伸びる枝に、真っ白な清楚な可憐な花。その姿からは、香りまでも伝わってくるようだ。当家のしだれ梅は、まだまだ硬い蕾。
 梅の花は、冬から春への移ろいを形にしてゆく。

「変身」

2020-01-23 10:09:04 | 庭の花木
 新聞やニュースで伝えられている、冬野菜の異変。暖か過ぎて大きく育ちすぎ、出荷するには規格外。廃棄処分されてゆく映像をみるにつけ、”せっかく作ったのに、もったいないなぁ~”と。
自身も家庭菜園を少しばかりしているが、口に入るまでは大変な労力。肥料は思いのほか高く、土づくりや草むしりなどは、年齢を重ねると、身体もままならない。自然を相手に生活している人にとって、手塩にかけた廃棄されてゆく野菜・・どんなに辛いことか。
 昨日の朝、ようやくみることが出来た、シモバシラの霜柱。急に冷え込んだ寒い朝、シモバシラの根元をみると、氷の彫刻。秋、花を愉しんだ後、根元から、30cmほど茎を残した状態で冬を迎えると、茎の水分が凍り、茎の外へ飛び出して、きれいな氷の花が出来る。冬なら、いつも出来るというわけでなく、冷え込んだ朝が条件。眠りについている冬の庭、早起きした朝のプレゼント。

「冬将軍が・・来ない」

2020-01-20 15:11:35 | 庭の花木
 「ウグイスカグラ」
 今日は大寒。一年中で最も寒い時期とされる。この頃になると、しんしんと辺り一面銀世界、白い冬・・の情景がTV映像で流れるが、今年は少し様子が違う。スキー場は雪不足で苦戦しているらしい。上州名物、からっ風もお休み状態。毎日ポカポカ春の陽気。今日も3月の気温。雨の日や、特に曇天は気分も沈み滅入ってしまうが、穏やかな晴天は、気分もパァ~と晴れやか。洗濯物も、たっぷりの光をうけ、気持ち良さそう。このまま春になるのだろうか?
 まだ葉を、一枚もつけていないウグイスカグラの花が、咲き始めました。もう少し暖かくなれば、葉もでて、花も成長し、ラッパ状の小花で賑わうことだろう。ウグイスが隠れられるほどに、枝が密生し葉もつける。名の由来ともなっているようだが、そこまでは・・・。可愛いピンク色の花は、春を告げる花か。花言葉「未来を告げる」


「壁」

2020-01-16 10:34:22 | 庭の花木
 「ニホンズイセン」 ヒガンバナ科
 教えたことを、すぐにやれなくていいんです。でも、意識することは大事です。そこに、ちゃんと記憶しようと脳が働くから。ただむやみにやっていたってダメ。何年やっても、上手くならないですよぉ~、と水泳教室のY先生は、時に手厳しい。教室に入っている生徒達(ほとんど○○歳以上)に檄をとばす。指導内容は、頭ではよく理解できるが、ひとたび水中に入ると、み~んなどこかに飛んでしまい、頭の中は真っ白状態。選手になるわけではないけれど、上手に泳ぎたい、きれいに泳ぎたい。でも、そこには壁がある。かなり高い壁。年齢を理由に辞めることも出来るが、そこは、くじけるわけにはいかない。ちょっとした意地もある。志を同じくする仲間と励ましあいながら、がんばろ~っと。
 別に、日本寒水仙、寒咲き水仙の名を持つニホンズイセン。白い花の中心に、小さな黄色い盃の形。ようやく咲き始めた。日当たりの良い場所を好み、ほのかな香り。球根で増える多年草。花の少ない冬の庭で、貴重な存在。

「冬の使者」

2020-01-13 18:18:15 | 野鳥
 一緒に白鳥を観に行こう、と約束したのに、自身に急用ができ、一人で行ったIさんから、思いがけず数枚の写真が、携帯に送られてきた。ここは鏑川、高崎市と藤岡市の境に位置する河川で、毎年白鳥が飛来する。いわゆる”白鳥飛来地”として、観光地化しているわけでもないと思うが、地域の”白鳥を守る会”の方が、餌付けをしているようだ。他の写真には、長い首を伸ばし、黄色のくちばしを水面につけ、餌を探している様子や水中に逆立ちしている姿の白鳥・・何とも滑稽で可愛らしい。全体が白色、首が長く、目先は黄色そして先端は黒・・実に美しく見惚れてしまう。以前、夫と観に行った記憶があるが、飛び立つあの瞬間は、美を全身にまとって、しかも逞しい彼らの生命力に魅了された。3月頃までこの地で越冬。

「時を愉しむ」

2020-01-10 09:57:26 | 庭の花木
 「ロウバイ」
 そのワンちゃんは、黄色の暖かそうな帽子、花柄の服で身を包み、外に出ている箇所といったら、足と顔。両手にしっかり抱えられ、お散歩中。一日に一度は、外の空気を吸わせてあげたい、と飼い主さん。そういえば、ヨウム(オウムの仲間)をペットにしている知人。その子をカゴに入れ、それを乳母車に乗せ、一緒に散歩しているというのだ。(私、ちょっと狼狽)。得意の歌は、”春が来た”や”どんぐりころころ”など、レパートリーは他にも。勿論、言葉もたくさん話すらしい。ヨウムの話をしている時の知人は、満面の笑み。家族同然。日常の暮らしの中に、そうした”時を愉しむ”癒しの時間は、心穏やかに、優しい気持ちになることだろう。
 蕾の頃はあまり香りがしないが、ひとたび開花すると、強い香りを放つロウバイ。黄色い花びら一枚一枚は薄く、透明感がある。葉がついていない枝に、たくさんの蕾。もうすぐ満開だ。花言葉「ゆかしさ、慈しみ」など。

「パプリカとパプリカ」

2020-01-07 13:27:49 | 庭の花木
「オモト」
 「パプリカって何番目?」 その問いに、何番目とは何?パプリカは冷蔵庫にあるけど、と答えると、家の者は苦笑。説明を聴いて、ようやく理解、それが歌のタイトルと。どこかで、BGMとして流れていたかも知れないが、それは”音”として聴いているので、認識がない。
 パプリカがはじまると、2歳の孫は右に左に身体を曲げ、ステップをふみ(フラフラしているだけ?)曲に合わせ、両手で花の形を作ったり、時には口ずさみ・・たった2歳で。恐るべし2歳児。
 オモトは漢字で万年青。文字通り、葉は一年中青く、縁起が良い植物とされる。しばらくぶりで赤い実をつけたが、じつのところ、実よりも葉の鑑賞をする植物。直射日光に弱く、外に出すと葉やけをおこしてしまうので、鉢で管理するのが良いが、当家では地植え。日差しの強い夏は、草にすっぽり覆われて、難を逃れている。花ことば「長寿 長命」など。

「新しい年 子年」

2020-01-03 13:55:07 | その他
 新年おめでとうございます。今年は干支の一番め「子」。動物はネズミ。ネズミは人にとり、あまり折り合いがいいとはいえない動物。十二支の「子」に、なぜネズミか。子、丑、寅・・は、本来動物とは無関係。しかし、その起源は、生物とは深い関係があることから、十二支に動物が当てられた。子年の「子」(ね)は「子」(こ)で、象形文字では幼児の形。そこで、動物の中で、最も繁殖力のあるネズミだ当てられた、という内容が、書物に記されていた。
 そして、お正月と言えば初参り。つい先日、新しく建て替えられた菩提寺へ。さらに、初詣。
今年は、縁のある高崎神社。願うは、ただただ健康。風もなく、お正月とは思えない暖かさ、雲一つない青空、穏やかな天気に恵まれかなりの人出。息子が、両手いっぱいに抱えてきた、美味しい甘酒にお腹も満たされ、高崎だるま市へ。駅前通りは歩行者天国。三味線や太鼓、ダンスなどイベントで大賑わい。弟は、縁を起こし、福を呼ぶというだるまを、お店の人と交渉し2つも。金色や赤色の特大だるまに、たくさんの願い事。  本年も訪問頂けたら嬉しいです。

高さ2、8mの特大だるま。