啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ワビスケ」

2016-12-29 14:02:19 | 庭の花木
 「ワビスケ」  ツバキ科
 一年たつのが実に早い。振り返ると、当ブログも3年半。1週間に1度でもいいよ。できる範囲でいいから続けてくれないか、と夫から引き継いだ啄木鳥の詩。今年も、たくさんの方に訪問頂き、ありがたく思います。古里の自然や野鳥観察と紹介しておきながら、実際は、当家の草木、高山植物、道端に咲いている草花を、つれづれに、想いでと共にアップさせていただいた。そして、今年新たに出会えた、34の植物をブログの仲間に加えられたのは、喜びでもあった。旅に出、山に登り、音楽、お茶に親しみ、スポーツを楽しむ。“あなたは、じっとしていない”と人からは言われるけれど、何もしなかったら、何も見つからない。すでに、人生も後半、残された大切な時間を、心から楽しみ、有意義に使わなければ、もったいない。まだまだ学びたい事、興味のある事、好きな事たくさんあるのだから。
 そして、今宵は毎年恒例、Country Grandpa Yearend Party.一年に一度、学生時代の仲間に会い、懐かしい音楽を聴き、美味しいディナー。至福のひと時。楽しみ!
 ワビスケ(侘助)はツバキ科。一口に、ツバキといえど、かなり種類が多く、国内だけでも1000種類とか。花弁の枚数や色、大きさで種類が分けられるという。新潟ではユキツバキ、長崎でも県の花として知られている。ワビスケの名の由来は、ネットによれば諸説あり。花が、一般的に小さく、全開しない。一重咲き。当家では、シロワビスケは咲いているのに、ピンクはまだ蕾状態。花言葉「控え目、簡素」。清楚で可憐なワビスケは、茶花として重宝している。
 今年もあとわずか。皆様、良いお年をお迎えくださいませ。


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「ヨーロッパへの旅  2」

2016-12-26 10:10:13 | 旅行
 建築物の世界遺産は、どれもこれも大きすぎて、カメラにおさまりきれない。ロマネスク様式、ゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式、ロココ様式・・覚えようと思えば、もうたいへ~ん。毎日、教会を見学、ガイドの説明を聞き、昨日みたのも忘れてしまいそうな勢い。なれど、中世栄えた美しい街並みや、教会の荘厳さ、はっと息をのむほど美しいステンドグラス。その当時の、権力者の象徴、というべき建造物が、歴史の変遷を今に伝えている。
 ライン川クルーズで、楽しみにしていたのは、かの有名なローレライ・・のはずだったのだが・・高校時代抱いていた乙女心を無惨にも打ち砕かれ、え~っ、そんなぁ~。高さ、132mのローレライの岩がそびえているだけ。ロマンチックなあの歌のイメージはどこに?しかし、ライン川河畔には、古代ローマ時代に建てられた城や塔が、その美しさをとどめている。
 1つだけ、全体像をカメラにおさめられたのは、キンデルダイクの風車。ネーデルランドといわれたこの土地は、国土の4分の1が海抜0m以下で、水害対策に力を入れてきた。風の力で羽を回し、その動力で水車を回し、水をくみ上げ、運河へ運ぶ。風車群の中には、人が住んでいる様子もうかがえた。

ローレライの岩
 高さ、132m、川幅が狭くなり、流れも急になる。伝説によると、船乗りはここへ来ると、岩の上に立つ金髪の水の精の美しい姿と歌声に魅せられ、つい気をとられたとたん、岸壁に突き当たり、水に消えてしまったという。

ローレライの岩の彼方、川岸に、水の精の像
 4カ国、13都市、10の世界遺産、9つの名画観賞、だいぶハードな旅だったが、書物でなく、実際その場所に行き、ワクワクしながら、自分の目で歴史物をとらえるという実感は、充分に満足できるものであった。
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「ヨーロッパへの旅  1」

2016-12-23 14:39:54 | 旅行
 「ドイツ ルクセンブルク ベルギー オランダ」
 夜のとばりがおりました。数百年、あるいは、千年以上にわたる建築の、歴史を紡ぐ柱や壁に、光が影を落としていく。時を告げる鐘の音は、それぞれの時代を生きてきた人々に、さまざまなものを伝えたに違いない。喜び、悲しみ・・石が造り出した建造物は、それらを全て吸収し、今を生きる私たちに、長い歴史を伝えている。夕刻になれば、時には霧が出て、高い塔や教会を、闇のヴェールで優しく包み込む。
 10の世界遺産と9つの名画観賞。レンブラント「夜警」 「デュルプ博士の解剖学講義」。フェルメール 「真珠の耳飾りの少女」 「牛乳を注ぐ女」 「手紙を読む女」 「デルフトの眺望」。 ルーベンス 「キリストの昇架」 「キリストの降下」 「聖母被昇天」。教科書でみた名画を、まさに自分の目で確かめたという実感と満足感。「フランダースの犬」のネロ少年が一目見たいと憧れたルーベンスの絵画は、アントワープ、ゴシック建築のノートルダム大聖堂。子供の頃に涙して読んだ感動を思い出す。鑑賞時間が実に少なく、消化不良を起こしたが、それでも、そこに行かなければ味わえない時間と空間は、格別な満足感がある。あちらでは、名画といえど、フラッシュをたかなければ写真OK。アムステルダムでは、自由時間に「ゴッホ美術館」を訪れた。ここだけは、写真不可だけれど、日本のように混雑することもなく、楽しめた。
 写真をアップしたのは、ブリュッセル。世界で最も美しい広場といわれる中世の面影を残す、世界遺産、グランプラス。クリスマスマーケットでごった返す人の波。夕刻、5時頃からプロジェクトマッピング。思わず歓声! 13都市を訪れたが、どこもクリスマスマーケットで賑わう。寒いけれど、グリューワインをのみ、身体を温める。楽しいクリスマスマーケットなのに、ベルリンでは悲惨な事件。デュッセルドルフに向かう朝、ニュースを耳にした。
 ほぼ同じコースの旅は2度目。今回は、長岡のIさんご夫妻、Iさんの友人のNさんと私の4人組。Iさんにお誘い頂き、また旅ができた事を感謝している。初めてお会いしたNさん、気さくで、気の付く優しい女性でした。長旅で、やや疲れ気味。11時間以上の飛行機は閉口。それでも懲りずに、また行きたくなるのは何だろう・・・。
 追伸 muto様
 リンゴのコメント、ありがとうございました。暫くパソコン開かなく、気がつきませんでした。子育てでお忙しい中、読んでくださり、感謝です。


 
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「ヒメツルソバ」

2016-12-13 09:51:57 | 庭の花木
 「ヒメツルソバ」  タデ科
 充電して、一日もたたないのに、携帯の電池切れ。早速、ショップに持っていくと、電池の取り寄せに数日かかるとのこと。天下の○○○がそんなにかかるの?宅急便だって、注文してから翌日には配達されるのに・・・。新たな携帯を勧められ、それでラインをするには、現携帯の、メルアド、パスワード、組み合わせた数字を入力しなければならないとのこと。あ~、メモしておけばよかったと思ったが、それも後のまつり。若い人に、その事情を話すと、あっという間に調べて、“新しい携帯になった時は、アカウント引き継ぎ設定に、これらを入れれば、今までと同じように使えます」と。凄~いです!便利なものを持っているのに、全く使いこなせない私。パソコンもしかり。いろいろな、訳の分からない機能を使っているうちに、もっとわからなくなってしまう。 ところで、現携帯、異常なし、との連絡を受けた。何だったの?
 淡いピンク色の、可愛らしい小さな花。地面を這うようにどんどん延びて広がる。雑草のようにはびこるので、気にもとめなかったが、その名は、ヒメツルソバと知った。その名のとおり、ソバの花に似ているが、食用ではない。草丈、10cm程度で、開花期間も春から秋までと長い。今でも咲いている丈夫な植物。葉の中央に、V字の模様。紅葉してきれいだ。ヒマラヤ原産の多年草。花言葉「愛らしい  思いがけない出会い」など。
 * 明日から少しの間、ブログお休みします。
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「ニホンズイセン」

2016-12-10 11:28:49 | 庭の花木
 「ニホンズイセン」  ヒガンバナ科
 冬枯れの庭に、霜で白く覆われている朝が数日続いたが、今朝は穏やか。しかし、今どきは、風が強く吹き、風花が飛んできそうな空模様。西の彼方では、雪化粧した浅間山が美しい姿を見せている。こんな風景を眺めると、いよいよ本格的な冬の到来かと、心が引き締まる。11月中旬あたりから、喪中のはがきが届いている。ほんの数年前、サークルのOB会で再会したその方も、あちらへ旅立ったと知らせを受けた。私が入部するとき、強く勧誘してくださった方で、厳しかったけれど、誠実で優しく、思い出深い存在。お蔭で、楽しく、夢のようなきらめきの時間を過ごせたと感謝している。時をさかのぼるチケットがあれば・・もっと話せたのにと、今ではせつなく残念で悲しい。
 中央に盃の形をした黄色い花びら、その周りに6枚の白い花びら、ニホンズイセンが咲きだしました。顔を近づけると、かぐわしい香りが漂う。1本の茎から数本の花径が伸びる。蕾のうちは真っ直ぐなのだが、それが伸びきると、横を向いて咲く。それぞれの花には、咲く時期があるけれど、寒い冬に咲いている姿はいじらしい。県の花になっている、福井県の越前海岸では、もう咲いているだろうか?
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「シロヤマブキの実」

2016-12-07 16:05:10 | 庭の花木
 「シロヤマブキ」 バラ科
 月1回のボランティア活動も、今年は無事終了。“お抹茶は苦いから”と遠見していた方も、何度か体験していく度に、あまく美味しい、とおっしゃっていただけるようになり、嬉しく思っている。“先生のファンもいるんですよ”とおだてられれば、もっと嬉しく、来月は何の花をテーブルに飾ろうかと、思いをめぐらす。院長は、庭に咲いている花を切って使ってください、とおっしゃるのだけれど、私は自宅から、花入れと茶花をお持ちすることにしている。
 今月は、シロヤマブキの実。「え~っ、ヤマブキに実がつくの?」と珍しげに、黒く、ツヤのある実を眺めている眼が、まんまるく光る。確かに、春に咲く黄色のヤマブキは、昔から馴染みがあるが、実がつかない。花びらは5枚のバラ科ヤマブキ属。しかし、シロヤマブキは同じバラ科なのだが、シロヤマブキ属。白い花びらは4枚。そして、そこに4個の実。初めは、グリーンだけれど、だんだん黒色に変化。葉の眺めも良い。葉の縁はギザギザして、葉脈もしっかり凹凸があり、きれい。落葉低木で、日向を好む。絶滅危惧種に入っているらしいのだが、当家の個体をみる限りでは、にわかに信じがたい。
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「フローラルライフ   自画自賛」

2016-12-04 16:39:42 | 庭の花木
 年に一度、近隣の高校で、生徒達が育てた草花、野菜、手作りのパンなどを販売する、アグリフェアが今年も開催された。シクラメン、ポインセチア、パンジー、ビオラ、ハボタン、デージー、アリッサムなど、校内の会場は朝から長蛇の列。特に、野菜販売会場は、早々と売り切れ状態。高校生たちが、丹精込めて栽培した草花を、遊びに来ていた妹と、両手に抱えきれない程買い込み、早速、数鉢、寄せ植えをしてみました。窓辺には、ピンクのシクラメン。初冬の庭が、一気に華やいだ。

 自画自賛
 少し遅かった種まきで、発芽を心配していた野菜も、自分で驚くほど立派に生育した。カブ、ダイコン、ネギ、シュンギクの収穫。ブロッコリーも大きくなり、タマネギ、ニンニクも15cm程になった。カキ菜もグングン伸び、見るからに美味しそう。消毒は一切しないので、虫もちらほら・・。土を作り、追肥、間引き、草むしりなど手間もかかるが、小さな種が芽を出し、日に日に生育していく様子は、見ていて楽しい。“あなたが、こういう事をする人には見えない”と友人には言われるのだが。収穫した野菜は、妹へのお土産になったのは、言うまでもない。喜んでもらえて、私も嬉しい。
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「フユノハナワラビ」

2016-12-01 10:36:48 | 山野草
 「フユノハナワラビ」 ハナヤスリ科
 もう12月。あっという間に、1年は過ぎてゆく。すでに、菊の花も盛りを過ぎて、寒い冬の足音が聞こえている。ハクレンの大きな葉も、ほとんど落ちてしまい、リビングには暖かい日差しがそそいでいる。
 フユノハナワラビという植物を知ったのは、数年前。散歩中、林がひらけた草地の、日当たりの良い場所で、ニョキニョキたくさんの、見たこともないユニークな草を発見。あまりに不思議な姿に、二人とも興味津々。当時、夫は、毎日草花のブログをアップしていたので、花の少ないこの時季は、だいぶ苦労していたのではないかと、今の私ならよく理解できる。従って、個体に出会った時は、よほどうれしかったに違いない。何しろ、初めて見たのだから。
 全国に分布する多年草。秋から春にかけて生育。初冬に開花。草丈20cm程度。ネットの書き込みによれば、光合成を行うための栄養葉と胞子をつけて散布するための胞子葉という2種類の葉をつけるのが特徴で、この胞子が、あたかも花の穂を連想させるので、フユノハナワラビ(冬の花蕨)と命名されたという。小さなツブツブが、まるで葡萄のよう。自宅で、茶花として育てたこともあったが、土や気温などが影響したのか、うまくゆかなかった。
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