啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「宇宙科学研究所見学」

2020-09-28 18:57:34 | その他
 宇宙に関しては、全くの門外漢で、何をみてもおそらく、ちんぷんかんぷんだろうと認識しながらも、息子達に誘ってもらい、相模原のJAXA宇宙科学研究所へ見学に行った。事前予約が必要であり、1時間の制限。想像していたより、こじんまりしたスペースに、探査機のたくさんの部品の展示や説明、自身にとって知っている事と言えば、昨年、小惑星リュウグウへのタッチダウンに成功した「はやぶさ2」。この「はやぶさ2」が実寸大で展示されている。「お~、これがあのはやぶさ2か」と。2014年打ち上げられ、2020年12月に地球帰還とのこと。
 リュウグウで採取した砂が長い時間をかけ今、地球に向かって飛行している。カプセルには、どんな未知の情報が入っているのだろうか。年末が楽しみだ。
 自身の日常生活には、ほとんど直接に影響がなさそうだけれど、全く違う大きな宇宙という空間に、小惑星の岩石の中にある物質を研究することにより、過去もそして未来を研究する手立てになるのでしょう。
 爆音をたて打ち上げられるロケット、映像が壁面に映し出され、感動!
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「風は涼しく」

2020-09-23 11:45:01 | 庭の花木
フジバカマ」 キク科
 もう、風は秋。あの暑かった日差しは力を失い、空は秋の色。影法師は長くなり、眠りの床につく頃には、虫達の鳴き声が耳に心地よい。これって、ホワイトノイズっていうものだろうか。いろいろな種類の、虫達の声を聴き入っているうちに、自然と眠りについているようだ。さらに、エアコンとは全くちがう部屋の秋の空気が、より一層睡眠へと導いているようだ。なにせ田舎暮らしなので、木々の枝を伝わる風のそよぎに、少しずつ進む秋を感じる日々だ。

 秋の七草の1つ、フジバカマ。花の色は淡いピンクといおうか、いわゆる藤色。咲いた姿が、袴のように見えることからの意味という。個体は、まだ蕾の状態。秋の七草と言えば、思い出すのが、埼玉県長瀞の七草寺。秋の七草、一種ずつ植えている7つのお寺がある。咲く時期がそれぞれ多少違うが、今頃は七草を一度に愛でる事が出来るかもしれない。
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「賢いカラス」

2020-09-21 16:43:01 | 庭の花木
「カクトラノオ」
 友人からの話。 数日間家をあけて畑に行ってみると、びっくり!収穫まじかの落花生が無残な姿。どうやら、カラスが土を掘り起こしたらしいという。友人宅の前には大木があり、そこに彼らは巣を作り、一家が”ねぐら”にしている。羽が少しグレーがかった、子ガラスもいるとのこと。家族全員で畑に来たのだろうか。それにしても、どうしてカラスは ”今が食べごろ” が分かるのだろうか。当家のイチジクも、”明日はとれるかも”と思っていると、すでに、口ばしでつついた跡がある。夏のスイカもしかり・・。嗅覚が発達しているとも思えないし、視覚・・?でも遠い空から見えるの?100%譲っても、まさか土の中までもとは。じゃぁ・・”勘”? そんな馬鹿な! い ず れ に し ろ、カラスは賢い。
 カクトラノオ(角虎の尾)は、ハナトラノオともいわれる。宿根草であり、地下茎でどんどんふえる丈夫な草。花は淡いピンク色で、特徴的なのは茎。四角い茎なのだ。茎と言えば、”丸い”という固定観念があるけれど、四角いものもあるんだと、植物の不思議を思う。

6月にオープンした、高崎吉井JAファーマーズに、友人が連れて行ってくれた。新鮮な野菜が、珍しい商品が店頭に並ぶ。今日の目的はショウガ。なんと、2キロも買ってしまった。凄く大きくて、とりたて。スライスしたりぶつぶつ切ったり、大きいものそのまま漬けたり。楽しみ!
 
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「消費拡大 商品券」

2020-09-17 17:34:49 | 庭の花木
 当市在住限定、事業者支援、消費拡大プレミアム付き商品券が発売された。そのプレミアム、何と30%。これを買わないという選択肢はない。1セット10000円(13000円分利用)、ただ購入限度5セットまで。勿論、家族の人数に応じて、複数分の応募が可能だ。大型店、一般店合わせておよそ200店舗が参加。買い物は、通常大型店ばかり利用していたけれど、こうした時だからこそ、この機会に、なるべく個人事業者を支援したいと考えている。ただ、チケットなので、金銭感覚が鈍り、余分なものまで買ってしまったり・・お財布の紐が、かなりゆる~くなった。
 雨上がりの朝、サトイモの葉っぱが水をはじき、キラキラ光っていた。茎を少し揺らしてあげると、コロコロころがり、何とも言えず愉しく、見あきることがない。当家のサトイモは、食するために育てているのではないので、茎の高さも50cmあまり。従って、葉っぱもかなり小さい。広口の容器に水を張り、小さな葉っぱを浮かべるのも風情がある。
 そういえば、知人が芋茎(ずいき)を料理したと、届けてくれた。母の懐かしい味がした。
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「奥多摩で観る日本の美」

2020-09-12 16:01:01 | その他
 吉野街道、玉堂美術館のすぐ近くに、櫛かんざし美術館がある。江戸時代から昭和に至る櫛とかんざし、およそ4000点。展示もシーズンに合わせ、蒔絵は秋に因む。光琳菊文様蒔絵螺鈿櫛、象牙櫛、蒔絵矢立・・それらの華やかさと美しさは、まさに日本の美そのもの。どういう立場の人が、どんな着物を身にまとい、これらのかんざしをつけていたのだろうか。想像がどんどん膨らむ。時代は遠く、しかしその美は今でも鮮やかに、見る人の心をとらえて放さない。
 旅のもう一つの楽しみは食。当美術館を下り、多摩川にかかる楓橋を歩いて渡ると、料亭 ままごと屋。かねて予約したコース料理に舌鼓を打つ。およそ2時間。どれも美味しかったけれど、さすがお豆腐自慢のお店、汲み上げ湯葉は美味。澤の井園でお茶しながら、楽しいおしゃべり。少し秋を感じる美しい渓谷のせせらぎの響き、川を渡る涼やかな風・・どれもがご馳走。心は幸福感で満たされた。

 ままごと屋
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「奥多摩 玉堂美術館」

2020-09-09 21:00:46 | その他

関越道ー圏央道ー青梅街道・・奥多摩方面へ車を進めるにつれ、緑が深く自然が豊かな青梅市御岳。自宅から車で1時間30分程。向かった先は、玉堂美術館。日本画家、川合玉堂の個人美術館だ。駐車場から美術館へ向かう小径は、緑をわたる風を受け、清涼感に包まれる。美術館前は多摩川が流れ、そこではラフティングを愉しむ。台風の影響で、水が濁っているかと思ったが、さほどでもなく、風情ある景観。全体が文化的な風景に包まれている。自身がここを訪れたのは3度目。玉堂の日本画は、遠い昔どこかで観たような、長閑な自然の山村風景。絵の中には、そこで働く人たちの姿が小さく描き込まれ、自然と人間に注がれるやさしい情感をおぼえる。「くまどりだけで雪を表現、描かずに描くのは、玉堂だけ」とVTRでの説明があったが、日本の自然を描き続けた、そしてさりげない日常を描いている作品に心をうたれる。運転をしていただいたAさん、お疲れさまでした。
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「オンライン」

2020-09-05 18:29:08 | 庭の花木
「アサガオ」
 Kさんは大学生。昨年11月、東京に住まいを移したが、冬休み、コロナと続き、キャンパスに行ったのは、わずか3回。授業はオンラインとなり、東京に住む理由がなくなり、早々に実家に戻ったという。ゼミなど少人数の講義は、教室での対面授業が可能だが、その他は全てオンライン授業という。学生なのだから、学問が第一だけれど、新たな友人との出会い、サークル活動やキャンパスライフを愉しむのも、若者が成長していくプロセスでは、大きな財産になりうると思うが、それがかなえられない現状は、かなり精神的に厳しいかもしれない。オンライン授業は、課題やプラスの側面もあると考えるので、コロナ後の授業のあり方に変化が生まれてくるかもしれない。
 ネットに絡んで咲いているアサガオ。種がこぼれ、毎年咲いてくれる。アサガオと言えば、小学生が鉢に種をうえ、その成長をノートに記録し、育てた経験があるのではないか。誰でもが知っている、身近な夏の花だ。ピンク、ブルー、紫など色はさまざまな品種がある。朝に花を咲かせ、午後には萎んでしまう儚い花。
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「二百十日の頃」

2020-09-02 16:18:44 | 庭の花木
「ホトトギス」 ユリ科
 二百十日・・立春から数えて二百十日目(今年は、8月31日)の日を言うのだが、若い人は耳にしたことがあるだろうか。稲の開花時期にあたり、台風が来る時期でもあるので、農家では厄日とされる。子供の頃、親から聴いていた二百十日。当時、その意味は聴いていたと思うが、そんなこと、子供にとっては、右の耳から入り左の耳へ。でも妙に言葉だけは、記憶に残っている。折しも、本日、台風9号は大型で、強い勢力を保ちながら、今夜には九州に接近、さらに続く台風10号も、非常に強い勢力で、西日本にかなり接近の予報。特別警戒級の恐れもあるという。改めて、我が家の防災グッズを確認。でっ、でっ驚いた。なっ、なんと水の賞味期限切れ!ケースで買い置きしてあったのに・・ガッカリ。
 花の白色に点々と入る模様が、野鳥の杜鵑(日本には5月頃来て、9月頃に帰る渡り鳥)の胸の模様にたとえてつけられた名。全国に分布するが、林道や山地の草地で出会うと、より感動する。アップした個体は、園芸種?斑点がやや少ない。
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