啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「春の到来」

2023-02-26 15:57:09 | 庭の花木
 「紅梅」 バラ科
 ライブはやっぱり最高‼ どんな音質の良いCDより‟生”を超えるものはない。楽しみにしていた「南こうせつ」のコンサート。前回は8年前。この時より、さらにパワーアップしている感じ・・観客も。同じ年代、青春時代を彼と共に過ごした昔の若者で、会場は満席。髪がなびく様な若者はいないね・・とYさん。彼がステージに現れた時は、涙が出てきちゃって・・と感動しているKさん。見れば、目には涙をいっぱいためている。(ホンマかいな?)一度もあったことがないのに、「こ~せ~つ こ~せ~つ じゅんぺい~」と何度も連呼していた誰かさんもいたりして・・・いや~実に楽しかった!‟満天の星”の演奏は、会場総立ち。拍手の渦と観客の一体感・・凄い‼さすがプロでした。
 当家のしだれ梅も咲きました。梅は、春の到来を告げる。花に近づくと、梅、特有の良い香りがする。ちょっと控えめで、気品のある清楚な花の姿が大好きだ。
 梅は中国が原産地。書物によれば、奈良時代初期に到来。最初は薬用としての果実利用のためであったが、早春に他の花に先駆けて開花するので、観賞の為の栽培が広まったと記されていた。
春風に誘われて、ほのかな香りや色を愉しみたいが、梅の花が咲く頃は、風が強く、まだまだ気温も低い。けれど、明るく優しそうな色をした梅は、春の到来を告げる。


 素敵でした。楽しいコンサートでした。大満足‼

「星の花束」

2023-02-21 18:20:06 | 庭の花木
 「フクジュソウ」 キンポウゲ科
 街は勿論のこと、田舎であっても夜は様々な灯りがあり、夜空に輝く星々が見えにくくなってしまった。「月がなく、風もなく、雲もない条件の良い日に星を見に行こう」と約束してから数カ月、ようやくチャンスがやってきた。
 外気ー8℃。「あの三ツ星、オリオンの目印だね。こっちはプレアデス星団、スバルだよね。あれはふたご座。むこうはひしゃく星、北斗七星だ」星座の名前をあまり知らない私でも、このくらいは・・・。自宅で見る星とは、その輝きが全然違う。これを何と表現したらいいのでしょう。
満天の星・・明るい星、暗い星、青白い星、少し赤っぽい星、大きいものもあれば、小さな星の、数えきれない星々が、夜空いっぱいに広がっている。じっと眺めていると、別世界へと吸い込まれて行かれそう。
 フクジュソウは、とっても正直な花で、太陽に光に敏感。雨が降れば、曇りであって花を閉じてしまう。1株を露地に植えてから20年弱、栄養の乏しい土であっても、この時季になれば、春を告げてくれる花だ。

「軽井沢・・白糸の滝」

2023-02-18 20:31:02 | その他
 急に思い立ち、軽井沢、白糸の滝に行ってきました。自宅からおよそ2時間30分、国道146号‟峰の茶屋”の信号、白糸の滝入口の交差を曲がり、道なりに進むと、その道沿いに入口がある。
 外は-8℃、寒い。滝までは数分、その道すがら、滝から流れている川には苔が生え、また、その優しいせせらぎに心が癒された。遊歩道の片側には、工夫を凝らした風情ある竹が、滝まで並べられ、夜はライトアップされたというから、観光客の足元を照らしていたのでしょう。日本の情緒ある冬の光景を想像する。
 高さ3m、幅なんと70mもの湾曲した滝。岸壁から地下水が白糸のように流れ落ち、見るものを圧倒する。高い場所からど~と流れ落ちるのではなく、筋状に流れる滝は、優しく美しい。まさに、自然がつくりだした芸術そのもの。手でその水をそっとすくってみると、冷たさは感じない。紅葉シーズンもいいと思うが、ピーンと張りつめた空気感と冬の透きとおる様な景色を楽しんだ。
 

 

「ぐんま百名山  嵩山」

2023-02-13 16:48:12 | 登山
 中之条に位置する嵩山(たけやま)は789m。道の駅「霊山たけやま」に駐車。鳥居のある表登山道から登る。よく整備された登山道をしばらく進むと、くねくねしたつづら折りの、急登の坂道。汗がじんわりとにじむ。その先には‟あづまや”があり、展望を楽しみながら一休み。さらに進むと‟天狗の広場”があり、そこをとおり「小天狗」へと向かう。そこは大きな岩が重なり、展望は良いが、私にとっては長居は無用。目的地は「大天狗」。途中、ちょっとしたコブみたいな「中天狗」へ寄り道。
 嵩山は戦国の秘話を秘めた霊山。戦死者を弔うため、山中の至る所に石像が見られた。
わあ~凄い、目の前に立ちはだかるのは大きな岩‼そこには、クサリが・・。「勾配の緩やかな長い鎖」とガイドブックに書かれていたが、とんでもないです!私にとっては「地獄の1丁目」。心臓ドキドキ。ここをクリアしなければ、山頂までいけないので、覚悟を決めて、1つ目の大きな岩を突破。・・また現れたクサリ。立ち止まっていると、後ろから来た男女は、いとも簡単にどんどん登っていく。「もう・・あきらめようかな?」と思っていると、岩に沿って山頂までいける道を、同行者が見つけてくれた。ホッ!
 「さすが、大天狗!大きな岩からの展望が素晴らしい」と書きたいのだけれど、それには直登する大きな岩を登らなければならない。・・ので、山頂標識まで。それこそ天狗だったら、岩などものともせず、一っ飛びだろうに・・。
 下山は東登山道。少し下ると、左手に大きな岩壁。数個の穴があり、そこには石仏があるようだ。まさに、山全体が信仰の対象といった印象。
 5月5日は嵩山まつりがあり、約100匹の鯉のぼりが、大空をおよぐという。
 駐車場、道の駅のトイレにちょっと感動した。入った瞬間、ヒノキの香りが漂い、全体にヒーターが入れてあり、とても暖かい。他では経験したことがないので、気持ちも暖かくなった。

表登山口


小天狗からの展望

「榛名・・永室山~天目山」

2023-02-09 17:41:04 | 登山
 高崎~榛名神社~天神峠の石燈籠の先に駐車。まずは氷室山を目指す。登山口に着いてみれば、これまた恐怖の階段の連続。けれど、それは木の板を規則正しく並べてあり、歩きやすい。登るにつれて、少し汗ばむ頃、ふっと後ろを振り返れば、落葉している木立の間から、どんと構えた烏帽子岳や榛名富士。そして、青空に映えた榛名湖がきらめいている。自然の美しさを全身で味わい、私の心もきらめく。スタートして40分ほどで氷室山(ひむろさん)1236m到着。山頂は比較的狭く、一休みする程度。汗をかき、風邪をひかないよう上着を調節し、天目山を目指す。
 榛名湖の南に位置し、標高1303の天目山(てんもくさん)は外輪山。山頂は広く、いくつかのベンチも整えられていて、居心地のいい空間だ。当日は天気も良く、風もなく、絶好の山歩き日。南方には、高崎の街並みの風景がきれい。山頂に来なければ味わえない景色を堪能。それらをご馳走に、昼食を愉しむ。
 氷室山~天目山~榛名湖畔へと、山をぐるっと一周するコース。‟藪漕ぎ”しながらショートコースで駐車場到着。およそ3時間30分のランチタイム山ハイクでした。

天目山山頂


山頂まで続く階段

「赤城 小滝の氷瀑」

2023-02-05 18:53:50 | その他
 「小滝の氷瀑がみたい」。赤城に2か所(1か所は昨年行った不動大滝)の氷瀑があると知り、早速出かけた小沼の駐車場。スパッツ、アイゼン等を装着し、小沼の氷上を歩く。何度も来ている小沼なのに、氷上は初体験。アイゼンの威力は凄く、氷であろうと雪であろうと、滑ったり、転んだりはしないので、冬山登山には必須アイテム。ザクッザクッと氷に突き刺さる音が、耳に心地良い。なかなか体験できないので新鮮。沼は完全氷結しているので、安心して真ん中を、水門目指して歩く。水門を出ると、オトギの森。とってもロマンチックな名前の森。クマザサの緑と白い雪、なんとも美しい雪景色。冷たい風と冷たい空気、雪の上には可愛い動物の足跡。あれはウサギ・・こっちはテン・・?こんな足跡を見つけるのも、雪ならではの光景で、密かな楽しみのひとつです。そして、アイゼンのパワー全開。
 多少のアップダウンを繰り返すと、眼下に氷瀑‼ これがTVで紹介していた氷瀑?氷がちょっと茶色まじり・・。大滝とは、スケールがだいぶ違う。氷の塊が崩れ落ちている箇所があり、近づくのをためらう。「ミソサザイがいるよ」と同行者。ちらっと見えた小さなミソサザイ。さえずりは聞えなかったが、かなり高い音で鳴くらしい。
 下山は同じ道。寒かった身体も歩いているうちに暑くなり、上着を脱いで調節。小沼の氷上からは、電波塔がある地蔵岳が良く見える。

  氷上からみた地蔵岳