啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「アキノノゲシ」

2012-10-31 07:53:07 | 山野草

夏に脳幹出血で倒れ治療を続けていた、ミュージシャンの桑名正博さんが亡くなった。ロック歌手や俳優などとして活躍する一方で、大麻取締法や強制わいせつ致傷などで問題を起こすなど、ロック歌手らしい派手な振る舞いが目立った。昨日のTVニュースの特集でこの人を取り上げていたが、阪神大震災に際しての有効な被災者支援救援活動、体の不自由な子供達への音楽など通じた支援の継続など、素晴らしい活動を行っていたようだ。有益な人だった・・・今更ながらだが、ご冥福をお祈りします。

それに比べて“政治屋達のだらしなさは何なんだろう!!”。法律で禁じられている(政治資金規正法?)のだと言うのが建前だが“政治家が資材を投じて困っている人や被災者に献金したと言う話は聞いたことがない!!!!“自分がお金を取り込むためなら何でもやるくせに・・例え法に違反していても、政治家が自分の私財をなげうって人を救う活動をすれば、人々はキチッと見ていてくれる。家族ぐるみで政治を職業にしているお宅、親子3代税金を掠めて政治屋をやっている人・・もう止めたらどうでしょうか!!!!!!!!!!!!!!

「アキノノゲシ」はキク科アキノノゲシ属の1年草または2年草。草丈は50-150センチほど。竹沼の堤防南面の草叢で他の草より頭一つ飛び出して咲いている。淡い黄色の目立たない花、薄い緑色のヒョロヒョロとした幹。軟らかいというか、頼りないという印象。

根出葉をロゼット状に出すが、切れ込みのある羽状となり棘はないようだが“アザミ”の葉に形が良く似ている。花期は8-12月。舌状花だけで構成され淡い黄色。花径は2センチほどで目立たないが、背が高いのと数が多いので見逃すことはない。

「ツリフネソウ」

2012-10-30 07:45:59 | 山野草

“どの政党に投票したらよいか悩む”と多くの友人が悩む。本心は不明。決めなければならないことを放ったらかし政争に明け暮れる。政争ならまだ良い・・・自分の地位を守ることに精一杯の人が大半。メチャクチャだ。私の“絶対投票しない候補者”は・・・・・。
1、世襲の候補
2、65歳以上の候補者
3、タレント候補者
4、テレビ番組ではしゃいでいる候補者           以上です。

「ツリフネソウ」はツリフネソウ科ツリフネソウ属の1年草。湿り気のある林の中、川の周辺や傾斜のある道路の側面・・など。群馬でも良く見かけるが、写真は1月以上前になるがトキの島で撮ったもの。新穂ダムの辺りで撮った。赤紫色で奇妙な形をした花が良く目立つ。

草丈は40-80センチ。花期は8-10月。茎の先のほうの葉の腋から細い花房を伸ばし、赤紫色で横長の花が釣り下がるように咲く。この花の形を船が釣り下がっているように見立てて花の名が付いた。

花弁状の3個のガク片と唇形の3枚の花弁を持ち、下の花弁2枚が大きい。距(花の管状になっている部分)の部分が長く独特の形。「野鳳仙花」という別名があるようだが、園芸種の鳳仙花の花を付け根の部分を中心に少し細くしたような形。種の飛ばし方も良く似ており、熟した実に触ると弾ける。

野菊の区別は難しい「ノコンギク」

2012-10-29 07:54:27 | 山野草

昨日、元同僚から電話をもらった。「高校野球の関東大会を見に来て、高崎の城南球場にいる」という。天候が悪く開始が遅れているとのこと。結局試合は中止となり、久し振りに会うことなった。旅好きの彼の“青春キップ”とかを使っての北海道旅行などの話は尽きない。とにかく、病気だとか薬の話がお互いに殆ど出てこないのは互いに良いことである。

「ノコンギク」はキク科シオン属の多年草。野菊の一種で“最もありふれた野菊の一種”といわれるが、道端から林の縁、川沿いなどあちこちで見かける。写真の個体は金精峠の駐車場登山口で見かけたもの。風が当たらない場所にそっと咲いていた。読んだ事はないが「野菊の墓」(伊藤左千夫)という小説があった。この“野菊はノコンギク”と言う説があるそうだが、ヨメナなど野菊は皆似ており、素人が区別するのは至難の技!!??当欄の独断に異議のある方は是非ともご教示いただきたい。

草丈は50-100センチ。葉の両面に細かな毛があるという。花期は8-11月。花径は2・5センチほど。舌状花の部分は紫色が少し入った白から薄紫色まで。中央の管状花の部分は黄色で4-6ミリの冠毛がある。

良く似た「ヨメナ」との区別が難しい。本来なら両種の写真を撮って比較すればよいのだが、今はできできません????これから出かけなければならないのです???ネット情報で“見分けのポイント”を探ってみました。
1、花の基の部分を支える場所を総苞片と呼ぶが、この1枚1枚の先がぴたっと
  揃っているのがヨメナ。ノコンギクは反り返る。
2、花の中央部の黄色い部分は管状花が集まった部分。ここに冠毛が生えているが
  ノコンギクは長く(4-6ミリ)。ヨメナにもあるが殆ど目立たない。
3、葉の形も良く似ているが、ノコンギクには葉の両面に薄い毛が生えており、手で
  触ってみると少しざらざらする。

“ノコンギク”に自信を持っていたのだが、冠毛が余り目立っていないような点などヨメナかもしれないとぐらついてきた。



「梨の木地蔵」

2012-10-28 12:25:31 | 旅行

トキの島の真野地区。承久の変(1221年)で島に流された順徳上皇の墓地「真野御陵」があるが、この入り口を通り、本土と最短距離の港がある赤泊港へ向かう県道がある。小佐渡山脈を越えるが、山の中の一角(県道近く)に梨木地蔵尊がある。写真のように、小さな地蔵様が無数に祭られている。数え切れないほどあり、寂しい山中で独特の雰囲気を醸し出している。

「梨の木地蔵」は地元の猟師が海中で拾い上げたという“お地蔵様”を本尊とする小さな地蔵堂。子供の病気を平癒してくれる仏様と言われ、古くから県外を含め多くの人がお参りしたのだという。願いの叶った親達が、その御礼に小さな身代わりのお地蔵様を持参し納めた。数が増え、小さなお堂の入りきれなくなり、周囲の地面あちこちに並べられている。・・・説明の看板ににそんな趣旨のことが書かれていた。

4,50センチの大きなお地蔵様を囲むように集まっているもの。10-15センチほどの小さなお地蔵様だけで群れているものなど色々ある。観光スポットとして殆ど知られていないが、物寂しげな独特な景観を演出している。興味のある人は是非とも訪ねて欲しい場所だ。

夏の野菜の花「ナス」「キュウり」「オクラ」「ゴーヤ」

2012-10-23 06:12:33 | 山野草

一昨日、夏の野菜を整理した。ゴーヤやナスはもう少し実が付きそうだったがこの辺で一段落させた。大分元気がないが、まだ花が残っていた。もう、ダイコンが成長しておりコマツナやミズナなど冬の野菜が食べ頃となっている。

※明日から数日間掲載を休みます。

日光「刈込湖・切込湖」と「温泉ヶ岳」

2012-10-22 08:43:28 | 低山歩き

日の出前、自宅を出るときには満天の星空。高崎ハイキングサークルの会員と待ち合わせて高速道路に乗る頃には見事な朝焼け。好天に感謝しながらR120金精トンネル栃木側の駐車場(登山口)に着くと午前7時ごろで既に満車。気温は3度C、強い風が吹いていた。

「温泉ヶ岳」(2333M)は9月に単独で歩いた山。その時は、奥鬼怒方面に更に2時間半ほど歩いた根名草山(2330M)がメイン。花はリンドウが数輪程度で少なく、紅葉には早かった。紅葉の奥日光を歩くことに期待して参加。

登山口から(旧)金精峠まで30分間、いきなり急登となる。樹林の中でも帽子が吹き飛ばされそうになるほど風が強い。峠を越しさらに登ると南側に展望が開ける場所が何箇所かある。金精山の岩肌、五色山や前白根山方面の山々、男体山の麓には中善寺湖が光っていた。


根名草山方面への分岐を左に分け入ると間もなく山頂。75分とほぼ標準時間通りで到着。北側に根名草山への通過点となる念仏平小屋が微かに見通せる。途中から霜柱が目立ってきたが、山頂は寒く、尾瀬や奥鬼怒方面の山々は今にも雪が降りだしそうな灰色の雲に覆われている。お湯とココアをいただき、一息入れた。登山口をスタートする時には「根名草山までピストン」と決めていたが、強風と天候の悪化を予測で第2の目標「刈込湖・切込湖」に変更。駐車場に戻った。

「刈込湖・切込湖」は金精峠を降りて湯元温泉の北側の山中にある小さな湖。湯元温泉から小峠(1672M)を越えて2・5キロあり、ほぼ1時間ほど。湖の東南側にある三ツ岳(1944M)が噴火した際にできたという。写真左側の山は於呂倶羅山(2020M)か。温泉ヶ岳方面殻見下ろした湖の周辺は紅葉に包まれているように見えたが、着いてみると殆ど周囲の木々の葉は落ちていた。ゆっくりと昼食を楽しみ、キノコ狩りをしながら(私は遠慮)下りた。

刈込湖に毎年写真を撮りに来ているという男性は「今年の紅葉は最悪」と話していた。いろは坂周辺は判らないが、湯元温泉や湯ノ湖周辺の紅葉は終わりかけている。群馬側では丸沼高原周辺の紅葉が見事だった。



「堤防沿いに咲いていた「キクイモ」と「マルバハギ」

2012-10-20 08:30:44 | 山野草

NHKの朝ドラ・・・昔は“何であんなもの”と思っていた。今、何となく見てしまう。友人曰く「(見ることが)クセになる」という。多分そうだろう。半年単位で番組が変わるが、テーマが変わろうと何しようと面白かろうが悪かろうが・・何となく見てしまう。時間だけがたっぷりあると思っていた無職の“(低)年金生活”。新しいことをやろうとすると、些細なことでも時間が足りなくなってしまう。意識しない内に、新しいクセやルールが絡み付いているのだろう。

「キクイモ」はキク科ヒマワリ属の多年草。北アメリカ産の外来種で、日本だけでなく世界中にはびこっているのだそうだ。もうひと月ぐらい前になろうか・・鮎川堤防沿いの深い草叢の中で頭1つ高く、黄色の目立つ花を咲かせていた。堤防沿いや河原の深い草叢であちこち小群落を作っている。写真の花は盛期を少し過ぎており、舌状花の部分が少し痩せて見える。

草丈は1.5~3メートルになるという。花期は9-10月。菊に似た黄色の花を咲かせ、芋に似た形の塊茎を持つのでこの名が付いている。花径は4-5センチほどで大きく、鮮やかな黄色で良く目立つ。茎や葉には小さな棘がある。繁殖力も強い。塊茎(芋)は多糖類イヌリンを含む食物繊維を豊富に含むという。食用になるほか、健康食品などに取り込まれ結構有用な植物でもあるようだ。

「マルバハギ」はマメ科ハギ属の半低木。野山で一番普通に見られるハギだそうだ。秋の七草で言うハギは「ヤマハギ」を指しているという。萩の仲間で3枚セットの葉が丸いのでこの名が付いている。竹沼の周回道路沿いで撮った。花期は8-10月。




「リュウノウギク」と「マユミ」の実

2012-10-19 12:22:31 | 山野草

法相が辞任するらしい。議員も辞職した方が良いのではないか。選挙も近いようだし、有能な人なら再び議員として復活するだろう。暴力団が絡むと論外だが、外国人からお金をもらったかどうかなど“暴きあい”になっている。どんどんやれば良い。政治家に信頼できる人は少ないと証明しているようなものだ。外国人の選挙権に関するものなど、まともな献金なら良いのだが、輸出入に関する権益、パチンコ屋さんからなどの裏がありそうな献金などは怪しいものがある。

「リュウノウギク」はキク科キク属の多年草。低山の林や道路わきなどに咲く。写真の個体は赤城の鍋割山に向かう登山道沿い。荒山高原から登り、尾根に出る直前の日当たりの良い登山道脇にさいていた。草丈は30-80センチほどだというが、笹に隠れていた良く見えない。葉は浅く3裂し更に粗い鋸歯ある。

花期は10-11月。茎の先端に単独か、多くても2-3個の白い花をつける。花径は2-3センチほど。外側に舌状花が丸く並び、中央に黄色の管状花が集まる。全体的に丸いポッチャリした感じのする野菊である。
※野菊の種は多彩で区別が難しい。意義ある方は是非ともお教え下さい。

「マユミ」ニシキギ科ニシキギ属の落葉小低木。荒山高原から鍋割山方面に上り始めて間もなくのところに、ヤマボウシの木が数本ある。まだ実が残っているか・・・と注意してみたが見当たらなかった。目に飛び込んできたのが青空に赤ピンクの色が眩しいマユミの実。もうしばらくすると、外側が割けて黒い実が見えるようになる。新緑や紅葉時の色が鮮やかなことに加え、実が付いた時の色も可愛いため、庭木として植える人も多いのだという。

材質が強く、良くしなるので弓の材料となったのでこの名が付いている。印鑑や櫛の材料になるほか、新芽は天ぷらやおひたしで食べられるなどかなり有益な木のようだ。




「雷鳥の親子」と「ミゾソバ」

2012-10-18 09:35:38 | 野鳥

突拍子もないというのか、訳がわからないというのか・・???歌手の「和田アキコ」のこと。親分とかアネゴとか呼ばれているようだが、歌手の世界と言うかタレントの世界では“大御所の存在”でもあるようだ。私は昔からというか、若い頃から好きではない。最近、芸能ゴシップがあると「芸能ジャーナリズム」から、コメントを求められるようだ。その答えは決っている。強い方の味方、業界に影響力のある方を支持する。週刊誌の見出し程度でしか知らない人の批判など余計なお世話だが、とにかくそんなイメージがする人。今日の写真も何の脈絡もない2枚。南アルプスの雷鳥の親子。トキの写真を撮りたいと思って歩いたトキ?道端に咲いていたミゾソバ・・・・。分裂症気味????

「ライチョウ」は北アルプスや南アルプスなど高山の限られた場所に棲む特別天然記念物の留鳥。荒川三山の悪沢岳付近のハイマツ帯のガレ場で親子連れ3羽が歩いていた。しっかりと写真に収めたつもりだったが、後で見ると親しか判別できないのでがっかり。下手さ加減にげんなりする。

それでも諦めないのが私の良いところ???というか・・・。“必ずどこかに入っているはず”と目を凝らして探してみたのが今日の写真。噴出しをつけても表現できませんが、ヒョコヒョコ歩く子供達の姿は可愛いものでした。

「ミゾソバ」はトキの島で9月末に撮ったもの。14羽のトキを新たに自然に放鳥した日のお昼過ぎ。トキの自然保護センターから10キロほど離れた、ダムの近くの廃田の近くで「こんな所なら飛んでくるかも・・・」と歩いていたが・・・。何もなし。ミゾソバ(タデ科タデ属の1年草)が可愛く咲いていました。


「榛名富士」と竹細工

2012-10-17 13:39:16 | 旅行

昨日から、仕事を通じて知り合い付き合いが続いている友人3人との小旅行。「榛名富士」にハイキングし、榛名湖畔の温泉ホテルで小宴。今朝は、TBS土曜日午後6時からの“人生の楽園”に登場した事もある竹の民具作家?Yさんに手ほどきを受け、テーブルに置く小物の敷きモノ作成にチャレンジした。

「榛名富士」(1391M)は榛名山群を代表する山の一つ。榛名湖の北西側にありビジターセンターが登山口。ケーブルカーで山頂までいける。少しだけ色付いているが、紅葉には少し早い変哲のない山道を歩き始める。山頂までは登山と言うよりハイキングで片道50分ほど。笹が生い茂った登山道は結構斜度があるが、ゆっくりとジグザグで登っていく。

一汗かく頃に傾斜が緩くなり、ケーブルカーの山頂駅があった。山頂はここから数分北のところ。北東側に展望が開ける。榛名山群の相馬山、二ツ岳、水沢山が真近にあり、赤城山、はるかに日光白根山。北側には谷川岳も見える。ノンビリと昼食をとった。

ホテルでは早速温泉につかり、軽くビールをいただいて久方ぶりのバカ話が続く。議論がエキサイトすることも度々。そんなことが楽しい仲間なのだ。夕食の頃にはかなり出来上がっていた。下手なカラオケを歌いまくり、部屋に戻ってまた飲む。皆さんより先にダウンしてしまった。



今朝は例の通りに6時過ぎに目が覚める。風呂に入り食事を済ませると、竹細工教室が始まった。真竹を4枚におろしたものをYさんが準備してくれており、私達は指示通りに組み立てるだけ。ただし、そう簡単には行かない。手とり足とりの大変な教室となってしまった。