山野草を少し調べるようになったが、種を判別するのは今でも一苦労。図鑑で見て覚えただけのもの、初めてなもの、似たもの同士など判別が付かないものが多い。キキョウソウは図鑑で見て知っていた。キキョウそのものは花屋さんからその辺の花壇まで、至る所で見かけるが、自生しているものを見るのはまれ。この花もどこか深い里山辺りで咲くものと思っていた。意外にも自宅から離れていない、散歩コースの道端に咲いていた。
「キキョウソウ」はキキョウ科の一年草。北アメリカからの外来種だそうで、里山や草原ではなく路傍や郊外の空き地などに多いのだという。生育環境は何となくイメージ外れだが、花径1センチ余りの赤紫の小さな花は凛として可愛い。5-7月に咲く。本物の?キキョウが妖艶な感じがするのに対し、こちらは爽やかな感じ。
花には昆虫から受粉してもらう開放花(写真)と茎の下方につき花を開かないまま種子を作る閉鎖花があり繁殖力が強いと書いてあった。開放花は下から徐々に上に咲き上がっていくのでダンダンギキヨウの別名もあるという。草むらに頭を一つ分高く出しており、赤紫の花が目立っていた。
※昨日掲載した「地蔵岳」の登山日を18日としていましたが、勘違いで25日の誤りでした。訂正します。