啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「Country Grandpa Yearend Party 」

2014-12-30 14:06:27 | その他
 「年末恒例の Yearend party を開催します。年末に親しい友人をお招きして、大人の年越しをするというものです。Coutry MusicとDanceで楽しみましょう。以前、ご主人と来ていただいたライブです。お出かけください」と、学生時代のサークル仲間 Nさんからのお誘い。もちろん、年末恒例行事であり、お断りするわけがない。とても楽しみにしていた。仲間の、Oさん、I さんからも声をかけて頂き、さらに遠方より妹夫妻も参加し、昨夜(29日)は、美味しいディナーに加え、学生時代にうたった曲の数々・・・。あれから40年以上もたつのに、時間と空間を越え、青春のみずみずしい記憶がよみがえってきた。時間が経つのも忘れ、本当に楽しいひと時だった。それから、思いがけない出会いがあったのです。同席していた、あるバンドリーダーに、なんとボーカルでスカウトされた。歌は苦手とお断りしたのだが。
 今年は一時体調不良のため、少しブログを休むことになってしまったが、それでも、再開を根気強く待ってくださった皆様に感謝します。「ブログを続けてくれないか。できる範囲でいいんだよ」と言っていた夫の意を、途中でやめるわけにはゆかない。私が元気でいる限りは。少なくとも、ブログの中で、夫は共に生きているのだから。
 この一年、訪問してくださった皆様、本当にありがとう存じました。皆様にとりまして来年も良い年でありますようお祈り申し上げます。
 



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「氷の花」

2014-12-28 09:50:51 | 庭の花木
「シモバシラ」 シソ科
 さむっ!! いつまでもグズグズして、寝坊を決め込んでいる。それでも意を決して起きると、今朝のリビングは6℃。カーテンを開け、庭に目を向けると、そこにはシモバシラにシモバシラが、まるで氷の花が咲いたように輝いていた。美しい! きれいだ! ステキ。 秋には、枝に、しかも片側だけに、小さくて白い可愛い花をズラッ~とたくさん咲かせた。花が終わったころ、下から30cm位を残し、茎を切る。冬になり、茎が枯れてもなお、地中の水分を吸い上げ、茎の上まで送り続けているので、その水分が茎の割れ目から出て、外気に触れ、氷となり横方面に広がり、氷の花が咲いているように見える。この氷の結晶は、さまざまな形を作り、中にはヒダスカートをパァ~と広げたようなエレガントな形もあり、見ていて飽きない。しかし、寒い冬の朝は、いつでもお目にかかれるというわけでもなく、ある一定の条件が必要らしい。例えば、急激に冷え込んだ朝、強い風が吹いていないこと、雪が降らないことなど。
 今日は、快晴。 この時間でさえも、氷は全く消えない。手で触れてみると、何となくパサパサしていた。植物は、日本固有種。関東以南の九州にかけて分布。
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「竹細工」

2014-12-25 19:18:48 | その他
 竹で遊びませんか? 是非お出かけください とのお誘いを受け、Uさんと共に邑楽郡のYさん宅へ訪問。Yさんは夫の友人であり、竹細工の指導者でもある。ご自宅には、孟宗竹、真竹があり、その違いは節。節一本が孟宗竹、二本が真竹。また、竹のどの部分を切っても、この節をみれば、素人の私でさえ、上下は容易に判断できる。そして、この節こそが、風にも強く、折れない弾力的な竹をつくる所以なのでしょう。
 ところで、遊びの対象は、花入れと茶杓の製作。まずは、花入れ。切り出した孟宗竹は、水分をたっぷり含んで重く、切り口から水が滴り落ちるようだった。高さ(一重切り)を定め、のこぎりでカット。次は、竹についている臘を落とす。さらに、窓の部分を定め上下のこぎりを入れる。切った部分にノミを入れ木槌でたたくと、竹が一直線にスパッと気持ちよく割れる。竹を割ったような性格というのはここからきているのかな?最後は、上の節を抜けば完成。
 茶杓は難しい。特に櫂先の部分に熱を加え曲げるのだが、熱が強すぎて焦がしてしまったり、ヒビが入ってしまったり・・・とうとう未完成。次回、再度挑戦することにした。
 花入れは、高さ30cm、径10cm、やや楕円形でお気に入りの一品。ワビスケを生けようか、ロウバイにしようか?何をさしても似合いそうな花入れだ。今は、切ったばかりでみずみずしい青竹も、日が経つにつれ、色合いも変化してくる。それも楽しみの一つだ。
 一日楽しい至福の時間。奥様がご馳走してくださった甘酒は格別なおいしさ。心まで暖かくなった。
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「オニノゲシ」

2014-12-22 09:53:51 | 山野草
「オニノゲシ」 (鬼野芥子) キク科
 今日は冬至。朝のニュースでは、今年は「朔旦冬至(さくたんとうじ)」にあたると報じていた。「朔旦冬至」は、新月(朔)と冬至が重なる日で、月と太陽の復活が重なる日という事で、大変おめでたいとされているようだ。 冬至といえばゆず湯。身体を温めて風邪を予防したり、ビタミンCによる美肌効果、香りによるリラックス効果があるそうな。やっぱり 今夜はゆず湯! (効果を期待して・・・)
 オニノゲシは、ヨーロッパ原産の帰化植物。日本では、各地に生育。道端でタンポポのような黄色い花を咲かせる。花期は春から秋にかけて長く、多くの花をつけるが、温暖な地域では一年中開花しているという。花は舌状で径2cm位。葉は硬く、縁はギザギザで刺のようになっており、触れると痛い。茎は中空。草丈50cm位だ。アップしたのは、先月にとったもので、今では、フワフワした綿のような白い冠毛をつけている。名の由来は、仲間のノゲシに似ていて、全体が厚いので「オニ(鬼)ニゲシ」。同じ時季に咲く、アキノノゲシも黄色の花を咲かせるが、こちらはやさしい立ち姿で、葉も柔らかい。花色もやや控えめな印象を受ける。共に、道端に生えているので比較すると面白い。
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「フユのハナワラビ」

2014-12-19 09:51:57 | 山野草
 「フユのハナワラビ」 (冬の花蕨) ハナヤスリ科
  
空気の澄んだきれいな夜空。そこには、冬の星座が輝いている。冬の星座の王者といえば、何といっても、3つ並んだ星が特徴のオリオン座。オリオン座の左には、こいぬ座とおおいぬ座を結んだ冬の大三角形。こいぬ座の上には、私の誕生日のお星さまも仲良く並んでいる。オリオン座から西にみると、おうし座。その先に、プレアデス星団、すばるだ。昔の人々が、星々の並び方を見て、星座を作り、物語を作ったロマンは、星と人間とのふれあいであったのでしょう。ところで、星座は88個あるというが、そのほとんどを私は知らない。当家の近くにコンビニがあり、満天の星空というわけにはいかないが、それでも昨夜は星々がきらめきステキでした。肌を刺すような冷たい空気であっても、時には外に出て、夜空を楽しみたいものである。
 フユのハナワラビという植物があると知ったのは、3~4年前である。晩秋の赤城自然園を夫と散策していると、芝生からたくさんニョキニョキ、今まで見たことのない植物に出会った。園の方にその名を教えていただいた。以来、花の名前が耳に心地よく、忘れることはなかった。日本全国に分布。胞子をつける葉が、あたかも花びらのようである というのが名の由来という。草丈20cm位。冬に葉をだし、ワラビに似たシダ植物。当家でも、鉢植え
したことがあったが、残念ながら育たなかった。強風や直射日光を嫌い、水の管理も大切。山野草の土を使ったのだが、植え付けには、他の土との微妙な混ぜ合わせがあるのかもしれない。植物にも、それぞれ好みの土があるのですね。
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「ヤドリギ」

2014-12-16 09:26:41 | その他
「ヤドリギ」(宿り木) ビャクレン科
 「ヤドリギ持って来ましたよ。是非、見せたくて」と花好きのAさん。ヤドリギといえば、他の樹木に寄生し、高い枝で毬のように丸っこくなっている植物、と、この程度の知識しかない。彼女は、わざわざ私の為に、相当高かったであろう枝からゲットしてくれたのだ。お蔭で初めて本物を目にした。感謝! 果実が何とも言えず、実に可愛らしく、緑色の葉は1組ずつ対をなし、まるで竹トンボのようだ。調べてみると、宿り木の名のとおり、エノキ、クリ、ブナ、サクラなど幅広い樹木に寄生。それというのも、鳥が果実を食べ、果実の内部は粘りがあり、種子はそれに包まれている。粘液が樹皮上に張り付くと、そこで発芽して、根をおろし寄生が始まるというのだ。確かに、果実をつぶしてみると、納豆のように強い粘りがあった。
 雑木林では葉が落葉し、高い枝の一部分だけ丸くなっている姿を目にすることがあるが、こんな形をしているのかと思うと興味深い。今度は、双眼鏡を持っていこうか。
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「イヌホオズキ」

2014-12-13 10:13:18 | 山野草
 「イヌホオズキ」 ナス科
 朝の、あの霜は何だったのだろうかと思うほど、今はどこまでも青空が広がっている。空気は乾いているが、日差しが、さんさんとふりそそぎ、ポカポカと暖かい。庭に出てみれば、片隅に白い花をつけた草を発見。植物図鑑で調べてみると・・イヌホオズキという名前だと知った。よく見ると、花は、径1cm位の白いナス状の花びらに、黄色のおしべが突き出している。果実は未熟な場合は青く、熟すと径1cm位の黒色となり、ツヤがない。タイミングよく、今日は花も咲いていたし、青や黒の果実もつけていた。草丈20cm位。茎は真っ直ぐに伸びるのだが枝が分かれる。名の由来は、草の姿などが、ホオズキに似ているが、果実に赤い袋をつけないので「似て非なるもの」の「非(イナ)」から「イヌ」に転訛したものという。有毒で、別名、バカナスとも呼ばれ、ナスに似ているが役に立たないことから、名付けられたとも言われる。全く、毒があると思えない可愛い花をつけるのだが、花言葉は「嘘つき」。
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「お茶の花」

2014-12-10 13:40:27 | その他
「茶」 ツバキ科
 花は10月~11月頃咲くのだが、時季外れの花がいくつか咲いていた。霜が降り、茶の果実も、今では種が入った、あの独特な形のふくらみがない。花は白く、径は3cm位。ほとんどが下向きに咲いている。カメラにおさめるには、自分が仰向きになりながらシャッター切るので、この光景を見ている人は「ヘンなおばさん!」っていう雰囲気だ。葉は枝に互生。長楕円形で、縁には細かいギザギザがある。葉質は硬く、表面にはツヤがある。そして、この葉こそが、まさに お茶っ葉だ。お茶にもいろいろ種類があるが、例えば抹茶ができるまでを考えてみると・・・
 葉の柔らかな新芽が出始めると、ムシロ、ヨシズ、ワラなどで一定期間覆い、日光の量を調節しながら生育。この作業をすることで、光合成を抑え、葉にうまみや甘みが蓄えられる。八十八夜を過ぎるころから茶摘みが始まる。葉はすぐに蒸して揉まずに乾燥させ茎や葉脈を除き、葉の部分だけ残し、、約5ミリに裁断。そして、半年ほど寝かせると旨みが増すという。さらに、茶臼で挽いて粉末状に仕上げる。茶臼1台が、1時間で挽ける量は、わずか40g位だ、と書物には書かれていた。
 私のお気に入りは、八女のお茶。緑茶にしても抹茶にしても、八女茶はまろやかで美味しいと個人的には思っている。
 
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「パラスとケンタウロス」

2014-12-07 12:34:55 | その他
 日本海側では大雪のニュース。まだ、12月上旬なのに各地で銀世界が広がっている。私の住んでいる地域では、まだ晩秋らしさを保っているが、朝晩の冷え込みに冬の訪れを感じる。強風にあおられて、舞い飛ぶ落ち葉にも、冬めいてゆく季節の移ろいを感じるこの頃だ。
 昨日は、妹と上野で待ち合わせ。目的地は東京都美術館。現在、ウフィツィ美術館展が開催中。2012年、訪れたフィレンツェの思い出深い美術館だ。ウフィツィは、オフィスを意味するイタリア語。(もちろん、ルネサンス黄金期を支えた、メディチ家の事務所である。)私のお目当ては、有名な「春」、「ヴィーナスの誕生」を描いたボッティチェリの作品 「パラスとケンタウロス」だ。現地で見たときは、他の作品に目を奪われ、正直なところ印象が薄かった。しかし、実際、改めて本物を目にすると、リアルで立体的で、強力なインパクトがある。作品の大きさにも圧倒された。
 女神が、半人半獣の髪をつかんだ絵は、理性が人間の獣の部分を押さえつけるという意味で、欲望に対する理性の勝利を描いているという、音性ガイドの説明であった。
 余談だが、「ボッティチェリ」 実は、あだ名。ある情報によると、「小さい樽」という意味らしい。その理由は、兄が太っていたので 樽 というあだ名がついていた。その弟なので「小さな樽」。つまりボッティチェリなのだ。なんとコミカルなネーミング!本名は、「アレッサンドロ・ディ・マリアーノ・フィリペーピ」。誰?という印象なので、小樽が親しみやすい。
 ウフィツィ美術館は、美の宝庫。できるならもう一度ゆっくり訪れたい。 
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「赤とんぼ」

2014-12-03 11:36:11 | その他
 今日も、透きとおるような青空。気持ちの良い天気だ。朝から散歩。藤岡運動公園の一部にだるま池がある。この池は、水田へのかんがい用水としてつくられた農業用のため池だ。11月下旬の頃、ため池の柵の一点に目が釘づけ。何と、カワセミがジッと水面を見つめている。暫くするとサッと飛び立ち、魚をダイビングキャッチ。ほんの一瞬の出来事。鳥の宝石と呼ばれるカワセミ。太陽の光に反射してコバルトブルーの背が美しかった。カメラにおさめられず残念!
 同じ柵に止まっていたのが、赤とんぼ。童謡「夕焼け小焼けの赤とんぼ・・・・・」。故郷や里山の風景を思い描く一曲だ。赤とんぼは、一般的にアキアカネをさす。とんぼといえば、秋という印象だが、実際には梅雨の頃に出てくるそうだ。卵は、水田などの中で冬を越し、春になるとヤゴが育ち、成虫になったら山をめざし飛び立つ。確かに、山でとんぼの群れを見たことがあった。小さな身体で、こんな高い山までよく飛んできたものだ、と感動したことを思い出す。まだ、オレンジ色した身体で夏を過ごし、平地に戻ってくる秋には、体力をつけ真っ赤なとんぼに変身。そして、稲刈りの終わった水田の水溜りなどに産卵。12月上旬には命を閉じるという。とんぼが、何故山に登るのか不思議だが、高い山で出会うとその逞しさに、心動かされる。
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