啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「一挙に緊張」

2020-02-28 11:29:06 | 庭の花木
「ヒメリュウキンカ」  キンポウゲ科
 感染拡大を防ぐため、新たな対策。ついに、休校要請。学校現場では、3学期は学年末処理、卒業式、来年度の行事検討など、非常に忙しい学期であるが、感染の拡大は日々、状況が変化している。親にとっては仕事があり、悩ましい事態ではあるが、個人的に休校は妥当な判断と考える。ただ、あまりに急すぎて、その準備が整わず難しい。せめて、1週間ほどの時間があれば、対応も考えられるのに・・。今日は現場では、てんやわんやの大騒ぎになっているに違いない。こんなに急なのは、つまりは政府の危機感が甘かったのではないだろうか。その他、理由でも?心配なのは、検査してほしくても、検査してもらえない現実が訴えられている。新型肺炎が、世界的に拡大している現在、さらなる感染を防ぐためにも、検査は重要事項と思われる。個人的に、花粉症で辛い時期でもあるが、医者にも行けず、今どき咳の一つでもすれば、まわりの目がきになる。さらに、熱でもでれば・・不安はつのる。
 ヒメリュウキンカは、リュウキンカより小型の植物。漢字では立金花と書き、立って金色の花をつけるから、と命名の理由が記されてあった。リュウキンカは、草丈15~50センチの中型の多年草であるが、当家のそれは、ほとんど立ち上げがないが、今日も陽に照らされ、キラキラしている。
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「地元愛 満載」

2020-02-25 15:07:18 | 庭の花木
 「クリスマスローズ」  キンポウゲ科
 藤岡まち映画「コウとチョウゴロウの夏~ 高山社 小さな記憶の物語」、再上映を鑑賞。地元の偉人、関孝和(群馬県出身者なら誰でも知っている上毛かるた、”わ”の札で馴染みの数学者)、世界遺産の遺産群「高山社跡」、高山長五郎は養蚕を広めた人物、そしてゼロ戦設計者と言えば、堀越二郎。これらの人物を軸に展開してゆく物語。地元の名所、その他諸々。感動したのは、キャストの子供たち。演技も素晴らしかったが、映画終了後の舞台挨拶。小学生とは思えない発言。あまりにもしっかりしすぎて、大人顔負け。大勢の前で、堂々と発言出来るのは、今の学校教育の賜物か、と感心するやら驚くやら。
 温暖な地域ならば、クリスマスの頃に咲くのだろうか。当家では、ようやく咲き始めたクリスマスローズ。毎年、咲いてくれるが、あまり増えない。寒さに強く、冬枯れの庭を彩る。
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「春の日に」

2020-02-20 10:25:06 | その他
「オウバイ」  モクセイ科
 久方ぶりに、庚申山散歩。低山ではあるが、群馬百名山に数えられている。”山”というには、少しおこがましい気がするのだが・・。隣接する藤の丘公園では、ここに一輪、あそこにも・・あっちにも、と河津桜がほころび始めた。暖かい陽気になれば、じき満開になることだろう。整備された土の道は、落ち葉でクッションもよく、足に優しい。コンクリートの道を歩いているのとは大きな違いだ。雑木林では、野鳥のさえずり、時々、私たちの目の前で、枝から枝へと優美な姿を披露する。「あれ?ウグイスじゃないの?」とSさん。同行者は一斉にうなずき賛同したのではあるが・・・?。
 南の斜面を歩いてゆくと、黄色い花を発見。オウバイだ。一瞬、レンギョウと思ってしまうが、これはツル性の植物。オウバイは黄梅と書くので、梅の花に良く似ているが、梅の仲間ではない。今日、2月20日の誕生花。黄色い花びらは、春に良く似合う。
 庚申山は、花も豊富。山野草もたくさん咲く。新緑の頃は、一年で一番美しい。その頃は、お弁当を持ってこよう、と約束。
 いつもは、ブログ用にと、数枚写真を撮るのだが、今回は1枚のみ。だいぶボケてしまい、失礼しました。
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「美味 完食」

2020-02-16 14:11:26 | その他
 「奥歯、忘れたぁ~」 「じゃぁ、反対側の奥歯で食べれば~」 「今、そっち治療中」 「じゃぁさっ、ソバは喉であじわうっていうから、かまないで飲んじゃえば~」3人の女性達は言いたい放題。他のお客もいるので、おもっきり笑いたい口元を両手で押さえ、下を向き笑いをこらえる。その様は、まるで女子高生。誰が歯を忘れたのかは知らないけれど・・普通、忘れる?
 お蕎麦と言えば、桑風庵。赤城山の麓で少し遠いけれど、お気に入り。メニューをみて、3人が迷うことなく指さしたその先は、4人前の1升。すごっ! おいしいねっ、おいしいねっ、どんどんお箸が進み、あっという間に、かんしょ~く。少し硬めだけれど、歯ごたえ、風味抜群。楽しくて、心も満たされ、お腹もいっぱい。
 午後は、芸術鑑賞。マルク・シャガール、高崎市美術館にて開催中。全279点。シャガールは、正直あまり馴染みがない。これ、みたことがある、という程度。「出エジプト」「旧約聖書」「オデッセイ」・・などの版画で、シャガールのイマジネーションに、自身があまりにもついてゆけない”もどかしさ”を感じながらも、版画に写しだされた色彩の美しさに、ひきこまれた。
 さらに、隣接する旧井上房一郎邸を見学。群馬県立近代美術館、群馬音楽センター、群馬交響楽団などの文化活動にも関わる。自分が知らなかっただけで、立派な人が大勢いる事を、改めて認識する。
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「福を招く花」

2020-02-12 21:28:20 | 庭の花木
「フクジュソウ」  キンポウゲ科
 吹きさらしで乾燥した、かちんこちんになっている土を、少しずつ、ほんの少しずつ、何日もかけてつきやぶり、ようやく春の陽光を受け、フクジュソウが咲き始めた。日々、その様子を眺めるにつけ、自然の持つ力、逞しさ、生命力の強さに、心揺さぶられるものがある。福と寿で、おめでたい花として好まれている。一枚一枚金属的な花びらで、光沢がある。
 この花をみると、この樹木をみると、○○さんを思い出す、なんていうことが良くある。そういう時は、大方、その○○さんから頂戴した植物。フクジュソウは想い出の花。母が家の門に植えてくれたから・・達者で暮らせるように、と。この花をみると、母の小さな背中を想い出す。もっともっと茎を伸ばし、ニンジンのような葉をひろげるのは、そう遠い日ではない。
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「特別収蔵品展・・群馬県立歴史博物館」

2020-02-05 18:35:57 | その他
 午前中はポカポカ、日差しも暖かく”さすが立春”と春めいた陽気を感じていたが、午後に一変、雲は重く垂れこみ、夕方には風も強く”やっぱり冬”を思い知らされた一日。でも、気分は上々。友人のKさんと美術館へ。屏風、絵巻、画帖、掛け軸など、およそ50点が展示。24日まで県立歴史博物館にて「日本の美」開催中。酒井抱一や谷文晁はあまりに有名だけれど、過去に耳にしたことのない作者の作品の、描かれた色彩の美しさに心打たれる。美術館に行くたびに、新しい発見をする。それも愉しみの一つだ。作品のテーマを読み解く力は到底ないけれど、絵の持つ力強さ、美しさ、繊細な1本1本の線に、ただ見入るばかり。ほとんどが、江戸時代に描かれた作品。薄暗い夜の空間に、これらの絵はどのように語りかけたのだろうか。時間を超えて、今そうした芸術に触れられるのは感慨深い。
 一方、同時開催のテーマ展示。今回は「くらしのうつりかわり」。昭和から平成にかけて、くらしはどのように変わってきたか。その暮らしを再現し体験もできる。展示されている全ての道具は、子供の頃に実際に使っていたもの。それらを懐かしみ、今の時代の便利さを痛感する。経済成長と共に、一気に便利で豊かな暮らしになったけれど・・それで幸せ?


群馬県立歴史博物館 kさんと。
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「待ってました!」

2020-02-01 13:17:33 | 山野草
「セツブンソウ」  キンポウゲ科
 咲いた! 咲いた、セツブンソウ!! 待ってました、この花を。まるで、恋人に会えたかのように、待ち遠しく嬉しい。どこにでもある花ではなく、石灰岩地に多く群生していることが多いので、それは、それは大事に大事に育てていた。鉢に植え、水加減に心配り、夏には木陰の風とおしの良い場所に移したり....ようやく咲いたセツブンソウ。節分の頃に花を咲かせることからの命名。草丈、15cm程度。スプリング・エフェメラル(春のはかない命)。他の植物がやっと芽生えたころには、地上部は枯れてしまう。淡い花色、小さく可憐、この花をめでるのに、言葉はいらない。
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