啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ばばちゃん 東北珍道中」

2018-06-29 10:30:19 | 旅行
 ”遠野に行きたい!カッパみに”とばばちゃん。まっ、遠野は興味あるけれど、カッパとは。しかし、大人の休日フリーきっぷは4日間、乗りたい放題。”それならば”と青森まで足をのばすことに。新青森駅、10時前に到着。びゅーバスに乗り、(郷土文化と自然アート、夏の津軽路号)で、太宰治記念館”斜陽館”、津軽三味線館にて生演奏、立倭武多の館では、22mという巨大な高さに驚き、鶴の舞橋では、3人共女優になったつもりで”はい、ポーズ”。
 翌日、盛岡で旧友に再会、石川啄木新婚の家、盛岡八幡宮、原敬記念館など見学。急いで新幹線に飛び乗り、花巻温泉へ。
 最終日、いよいよ本命のカッパ。朝から雨が地面をたたきつける。釜石線に乗ったことないし、雨だし、温泉からの連絡バスにやや不安を抱え、それでも無事乗車口に到着。日本の案内表示は、本当に親切で分かりやすさに感心させられる。ただし・・読めばの話ではあるが。雨に濡れ、緑の葉が美しい山間を走ること、1時間。タクシーにて、ふるさと村コース。伝承園では、なんとTVでおなじみの、2代目カッパおじさんに遭遇。勿論、記念写真。いよいよ、目的のカッパ淵。眼を皿のようにして川をみていたが、何事も起こらない。ただ、濁った水が流れているだけ・・竿につるされているキュウリが1本。だから、言ったのにぃ~、カッパはいないよ~って。みた人いんの? でも、それでも気が済んだのか、満足顔。よかった、よかった!そして、ふるさと村。南部曲り家、農村が再現。雨で、早池峰山は全く見えなかったけれど、遠野出身のドライバーさんは、郷土愛にあふれた案内と方言で、暖かさを感じた。
 3人旅はハプニングの連続。誰かさんは、少しのアルコールで靴をはきそこない・・うっ・・いたっ!
誰かさんは、無口・・いやいや6口でにぎやか。誰かさんは、暑い・・暑いんだけど・・むむ・お腹苦しい・・。最終日は雨にたたれたものの、3日間、まさに楽しい”大人の休日”でした。
あっ、そうだ! フロントで、カッパにあった?・・ような。

  鶴の舞橋
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「手のぬくもり」

2018-06-24 20:08:06 | 庭の花木
 「ストケシア」  キク科
 ビニール袋に、大、小、さまざまな大きさのジャガイモ。玄関に出れば、愛らしい園児が20名以上、お互い手をつなぎ整列している。梅雨の晴れ間に、ジャガイモ堀をしたので、プレゼントとのこと。来年は、小学生になるという年長組の子供たち。一人ひとりにお礼の握手をすれば、ぷっくり膨らんだ愛らしい手。肌にも、心にもジーンと温もりが伝わってきた。
 露地植えは手間いらず、丈夫な宿根草が多い我が家。どこに、どんな草花が植えてあるのか、ほとんど覚えているが、すこし馴染みの薄い草花は、すぐに忘れてしまう。名札をつけるのだが、1年もすれば、それさえも風に飛ばされ、いつの間にかどこへやら。
 全く、名前が思い出せなかったストケシア。園芸店で、ようやく確認。もやもやしていた気持ちが、すっきり。花径は、7cm程。白、ピンク、青紫などの花色。うっとうしい梅雨を吹き飛ばすような美しい花。
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「スローライフ」

2018-06-22 10:56:24 | 庭の花木
 「ウツボグサ」  シソ科
 公民館主催行事、アコースティックギター、弾き語り初級教室が、週一度のペース、全四回終了の予定で開催されている。昨年度も参加し、その後、希望者のみ月一回練習日が設けられ、参加している。日曜日の練習であり、予定が重複して欠席したり、遅れての参加になってしまう。”○○さん、出てきてよ~”との連絡も頂くが、暇そうで案外忙しい。しかも、実のところ、上達している手ごたえが、いまいち。仲間は、”上手になったよ~”とリップサービス。水泳と違って、燃える本気度の”温度差”があるような・・。最終日には、一人ひとりの発表もあるとか・・。”入門教室でないので、それくらいは”と先生は手厳しい。
ドキドキ、あ~、こわっ!。まっ、好きなことを、少しだけ自分にプレッシャーをかけつつ、でも、楽しむことも忘れないで、のんびりと・・でも心拍数が・・。
 漢字で、靭草。濃い紫色がとても美しく、頂いた頃は、囲いを作り大切に育てた個体は、思いのほか、増えた。靭は、昔、矢を背負っていた武具に、花穂が似ていることからの命名という。草丈、20cm程の多年草。なお、個体は薬草であり、花の穂を干して利尿剤に。確かに、花が終わると、枯れて茶色になるが、その穂を乾燥させて薬にするとのこと。別名、夏枯草の名も。
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「突然の災害」

2018-06-19 17:37:23 | 庭の花木
 「クガイソウ」  ゴマノハグサ科
 日本、第二の都市と言われる大阪で、震度6弱の地震。終日、被害の状況が報道され、夜になっても、なお、その拡大が伝えられていた。朝、元気に登校したというのに、落下したブロックの下敷きになってしまった小学生の女の子、何ともいたましい。民家のブロックの下敷きなった方、あるいは、家の中で・・。大都市の暮らしを一変させた地震。突然の揺れに、恐怖でいっぱいだったに違いない。
  そういう私も前日、17日午後3時30分頃、信号で止まっていた車が、急に揺れ始めた。何? なに? 考える間もなく、携帯の緊急地震速報。ラジオからは、県南部を中心とし、震度5弱との報。日本中、どこにでもおこりうる、とはいうものの、群馬県の、しかも自身が住んでいる近くが震源とは!何だか、日本中が揺れている気がする。
 草丈60cm以上、細くスーッと伸びた茎の先に、薄紫色の花穂。その茎を取り巻くようにつく葉が、九段(九階)にもなるというのが、命名のいわれ。涼やかな花色と、伸びた茎の美しさは、家の庭でめでるより、草原のさわやかな風に吹かれて咲くのが風情がある。


誕生日に、必ず花を持ってきて下さるIさんは、市内在住の方。今年は、黄色いハイビスカス。蕾がたくさんついて、秋までたのしめそう。息子達からは、夏用の涼しそうな上質エプロン。だいぶ奮発したような・・。Mさんからはお菓子が届けられ、お祝いメールもたくさん頂き、本当にありがとうございました。
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「梅雨寒」

2018-06-16 20:57:31 | 庭の花木
 「モジズリ」  ラン科
 最高気温、20℃にも満たない寒い一日。つい先日は、30℃のむし暑さを経験していただけに、今日は一層の寒さを感じた。東北地方では、”やませ”が吹いているらしいので、こうした日が続けば、農作物にも影響を与えてしまう。一方、台風6号の影響により、沖縄や奄美地方では、猛烈な雨。災害がなければよいのだけれど。 
 「みちのくの しのぶもぢずり誰ゆえに 乱れそめにし われならなくに」・・・百人一首より
 この花を目にすると、ついこんな和歌を思い出してしまう。モジズリというよりは、”ねじれ花”と言っていたかもしれない。草丈、20cm程、茎にらせん形の、ピンクの小花をつけて咲き誇る。芝生や河原の土手あたりでよく見かけ、子供ながらに、きれいだな、と思った記憶がある。梅雨晴れの、急に晴れ間がのぞく頃、丈の低い草の間から、ピンクの可愛いねじれ花、その愛らしさは強く心に残っている。
花言葉「思慕」
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「かくれたつもり?」

2018-06-13 14:41:38 | 庭の花木
 「ナンテン]  メギ科
 雨がやんだ後の草取りは、絶好のチャンス。土がやわらかく、根ごと抜けるので、草取りの満足感がある。手を止め、ふっと立ち上がると、目の前にカエルちゃん。バラの花びら一枚に体を沈め、チョコンと座った姿が、実に愛くるしい。急いでカメラを手にし、何度もシャッターを切っているのに、微動だにしない。まるで、蛇に睨まれた蛙のように。それとも、私の事、怪獣か妖怪のように見えているのかしらん?幼い子は、ピョンピョンはねるカエルが大好きで、捕まえようと、自分もその後を追ってピョンピョン。カエルにとっては、全く迷惑な話だが、それを見ている私は、どちらも可愛らしく・・結局のところ、カエルに軍配があがる。

どちらが主役か分からなくなってしまったが、本日の花はナンテン。秋には、美しい赤い実が、冬枯れの庭に彩りを添えるのだが、花は非常に地味で、人の目にもあまり止まらない。なぜなら、この季節、他の花が美しさを競っているから。庭木として、身近な存在で、白い花を咲かせたその中心は黄色の小花。”難を転じて福となす”に通じる縁起のよい木として親しまれ、その果実は咳止めの効果あり。そういえば、昔、風邪をひくと、ナンテンのど飴、舐めたっけ。
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「想い出の貯金」

2018-06-10 22:07:49 | 庭の花木
 「ハンゲショウ」  ドクダミ科
 春が去り、梅雨になり、そしてまた”この日”が来た。季節はめぐり、辺りの風景も大して変わることなく、まるで、何事もなかったかのように、月日が過ぎてゆく。40年程一緒に暮らした歳月は、月並みな言葉だけれど、長いようで短くも思えるのだ。他愛もない日常の暮らしの中に、沢山の幸せが詰まっていたのだと、改めて思う日々。
 ”今日は、お茶の勉強会で、だいぶ遅くなったけれど、あなたに見せたい花がありました。庭に咲いている花を両手に抱え、少し雨に濡れながら、薄暗い道を歩いて。どうしても、今日でないとだめ。きっと、待っていると思ったから。”
 夏至から数えて11日目、7月初めの半夏生の頃に咲くといわれるハンゲショウ。今年は、もうとっくに咲いている。個体の見どころは、白くなった葉。陽に照らされた葉は、半分白く、”半分、化粧”そのもの。地域により、絶滅危惧種に指定されているとのこと。当家では、繁殖力旺盛。この花が咲きだすと、もう夏。
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「梅雨色」

2018-06-06 20:21:22 | 庭の花木
 「アジサイ」  アジサイ科
 本日、気象庁は関東地方の梅雨入りを発表。朝から、かなり強い雨音をたてながら、降っている。いよいよ、雨の季節がやってきた。梅雨に似合う花といえば、やっぱりアジサイ。ガクアジサイ、ヤマアジサイ、タマアジサイと名がつく花は多く、その色も美しい。毬のような大きな花、緑色の鮮やかな葉は、たっぷり水を含み、梅雨を”待ってました”とばかりに意気揚々としている。公園にも、道のわきにも、庭園にも、家庭の庭にも、いろいろな種類のアジサイが植えられ、目を楽しませてくれる。いささか、私見を述べさせていただくと、一番似合う場所は、お寺だと思っている。雷や台風のどしゃぶりの雨は、全く風情がないが、そぼふる雨は涙、アジサイの花は供養。そんな思いがするのだ。梅雨の花アジサイ。紫、白など様々な色があるが、私は青が一番好き。
 梅雨は、少し気持ちが滅入る季節かもしれないけれど、そんな時は、ショパンの”あまだれ”は如何?
雨音は6月の音。
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「一重と八重と」

2018-06-03 15:31:08 | 庭の花木
 「ドクダミ」  ドクダミ科
 朝露に、少し足を濡らしながら畑に出てゆくと、20cmほどのキユゥリが1本、つるの下から顔を出し、辺りでは、5cm位の小さなキユゥリがちらほら。紫色のナスの花、トマトの花房には、沢山の黄色の花、ピーマンも元気。植えるだけで、手間がいらない、と頂いたサトイモの種イモ。葉っぱが、ようやく2枚出て、サトイモらしくなるつつある。手間いらず、と言われたが、追肥や土寄せ、さらには、夏の乾燥には、水やりが欠かせないとのこと。おまけに、除草作業・・。
 ところで、とりたてのキユゥリ。表面もみずみずしく、そのままかじれば、パリッ、カリッ、何と美味しいことか。これぞ、キュウリ!スーパーで”朝どり”として売っている品物とは全く味が違う。”野菜は買った方が早い”と友人には言われるが、確かに、そのとおりではあるが、田舎育ちの私には、この味は最高。スイカも植えたしオクラも。”植え木鉢で育てているナス元気だよ”と息子はベランダで野菜を育てているらしい。何と、オオバの種も蒔いたというから、驚き。今月は、夏野菜が楽しみ。でも、その前に一仕事。じゃがいも、そろそろ掘る頃。イモは上につくと言うが、一度も土寄せしていない・・大丈夫かな?
 どんどん増えて、やっかいな雑草、と言ったら、この花に叱られてしまうだろうか?どこにでも生え、根を断つのは困難、と思うほど地下になが~く根を張っている。葉っぱに触れれば、独特の臭みがある。「毒や病みをとること」からドクダミが名の由来との説。個体は、薬用植物。十の薬効から「十薬」の名で呼ばれるとのこと。茎の先に、白い十字の花、嫌われもの、厄介もの扱いしては可愛そうなのだけれど・・。

八重咲きのドクダミ。
 
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