啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「良き年へ」

2020-12-31 11:11:12 | 庭の花木
「ニホンズイセン」 ヒガンバナ科
 ブログ開設から2723日と、パソコンが教えてくれた。文章を書くのはあまり得意ではないのに、この数字には、少し驚いている。週に2回程度、およそ7年半になろうか。ブログを続けることは、夫との約束とは言いながらも、一つの事を続けるには正直、忍耐がいる。途中で心が折れそうになった時期もあったが、コメントを頂いたり、あの記事よかったよとか、花について話題が広がったりすると、そうした中から勇気がもらえる。特段、これと言って、役に立っている、とは思わないけれど、旅をとおして歴史を知り、素敵な美術品に出会い、人とふれあい、花に出会う。年齢を重ねても、好奇心を失わず、その翼をはばたかせたい。そしてブログは、そんな自分の心を受け入れ、励まし、救ってくれる存在でもある。
 今年は、人と接する機会が少なかったが、それでも気の合う友人と、水泳、散歩、山や美術館などで過ごした時間は貴重であり、これからも大切にして行きたい。
 来年は、希望の光が見える良い年になりますように。
 皆様、1年間当ブログに訪問していただき、ありがとう存じました。
 スイセンはいろいろな仲間があり、個体はニホンズイセン。1つの球根から、数本の扁平な花径を出し、その先端に数個の花を咲かせる。寒いこの時季は、花が低い位置で咲くが、春になるともう少し高い位置で咲く。水仙・・水の仙人・・考えれば奇妙な名。スイセンは冬の茶花。
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「国民総マスク」

2020-12-28 10:34:17 | 庭の花木
「サザンカ」 ツバキ科
 2020年がこんな年になろうとは、誰が想像しただろうか。本当は、”いいね(子)!”の1年にしたかったのに。クルーズ船でコロナウイルス集団発生以来、コロナ感染に悩む1年。オリンピック・パラリンピックの開催延期決定、緊急事態宣言、Go Toトラベル、イート、今月は1日4000人弱の感染者が記録される日も。つい最近では、変種ウイルス確認されたという情報。この先、どうなってしまうのだろう。携帯に、ココアのアプリが入っているけれど、当時あれほど推進していたのに、最近では、ココアのコの字も言わない。医療関係者は、毎日のように危機感を募らせているのに、肝心かなめの偉い人のメッセージ力は、非常に弱いと感じる。
 県内でも累計感染者は2000人を超えた。警戒度4.。個人的には、楽しみにしていたクリスマスもお正月も、家族と会うことがない。お互い会いたいけれど、このような状態では帰省しないが得策と、話し合って決めた。一方、「桜・・」・・へんですねぇ。こちらはマスクどころか、口にしっかりチャックして、知らぬ存ぜぬ。
 寒い日を愉しませてくれるサザンカ(山茶花)。とても芳しい香り。10月~12月にかけて開花。個体は、ピンクの八重咲き。白花の一重咲きもあるようだ。当地では北風が強く、防風の目的もあり、家の垣根として植えている家庭も多く、色とりどりの花色をみながら、散歩するのもよい時間だ。
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「氷の結晶」

2020-12-25 09:11:33 | 庭の花木
「シモバシラ」
 サァーツとカーテンをひく寒い朝、目にとび込んでくるのは、氷の結晶。毎年アップしている、シソ科のシモバシラの霜柱。知る人ぞ知る植物。9月から10月にかけて、枝には白い小花をたくさんつける。普通の植物は、草が枯れてもそのままだが、シモバシラはそうではない。寒さで葉は落ち、茎は確かに枯れてしまうが、その中は空洞。根っこがまだ活動しているので、茎の毛細管をつたって吸い上げられ、これが茎の外に出て、霜の花を咲かせる。
 気合いを入れないと、床から起きられない寒い朝であっても、「今朝は結晶が出ているかしら」と期待しながらカーテンを開くのは楽しみであり、シモバシラこそが自身にとって、”冬の便り”なのだ。名の由来はご覧のとおり、根元についた氷の結晶から。

シモバシラの花
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「冬至なかば冬はじめ」

2020-12-21 13:33:12 | その他
 昼が最も短く、夜が最も長くなる日、冬至。この頃から本格的な冬がはじまり、寒くなるというが、先日は年に何度あるかの寒気で、関越自動車道では、大雪による立ち往生が、2日間も続いた。身動きできない車中では、さぞ不安な時を過ごしたことでしょう。
 友人が、自宅で収穫のゆず、黒豆、里芋を届けてくれた。本当にありがたいことです。冬至といえばゆず湯。お風呂のお湯にゆずを浮かす、何とも言えないその香りがさわやかで、身体が温まる。お風呂に関する行事は、5月の菖蒲湯と冬至のゆず湯。こんな昔ながらの行事も、最近では少なくなっているのだろうか。
 頂いたゆずは、まずは柚みそ、柚大根、なますと料理し、黒豆は煮豆、里芋は皮のままふかしたり、煮物やお味噌汁の具などに。買ったものは美味しいけれど、手作りのものは、もっと美味しい。手前味噌かな?美味しいけれど、砂糖の分量の多さには・・・。今日も寒い。今夜はゆず湯を愉しもう。
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「便利なアプリ」

2020-12-19 13:20:03 | 庭の花木
「アラゲハンゴンソウ」 キク科
 9月の末頃だったか、頂いた草花にまじって、草丈30cm程の黄色い花。どこかで見たことがあるような・・名前が分からない。図鑑で調べても、それらしい花はいくつかあり、”これだ!”という正解が見いだせないまま、時を過ごしていた。
 ある朝、ラジオから聴こえてきた養老孟司氏(たぶん)の花散歩。うっつら、うっつら聴いていたので、明確とは言えないが・・散歩中、名前が分からない植物を携帯で写真をとり、それをアプリで検索すると、にわかに名前を知ることができ、散歩が楽しくなった・・・という話だと記憶している。そして、そのアプリについて、リスナーから問い合わせが多くあり、翌日の放送で、アナウンサーが検索方法を伝えていた。「これだ!」と思い、床から飛び起きて、鉢に咲いていた例の黄色い花を撮影。早速、アプリを頼ってけんさ~く。そして、そして大正解!その花の名は、アラゲハンゴンソウ(荒毛反魂草)。反魂・・死んだ人の魂を呼び返すこと。蘇生させること、と広辞苑には書かれていたが、なんでそんな名前?名の由来は分からない。本来、草丈1m程になるらしいが、鉢では最近まで、こじんまり咲いていた。葉や茎など全体に毛が生えていて、ふれると痛い。花の名前が分かって、気持ちがすっきり。
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「冬が来た」

2020-12-16 20:03:06 | 庭の花木
「ストレプトカーパス」 イワタバコ科
 日本列島、一気に冬。県内、水上では一気に171cmの積雪。強烈な寒波だ。赤城山でも初冠雪。平野部の当地では、雪こそ降らないが、北風は冷たく、重い鉛色の雲が広がり、寒々しい空。何か不吉な予感。そんな寒空に、ドドド~と爆音をたてながら、飛行する米軍機オスプレイ。かなり低空飛行であり、その音が地面を伝わって響き、かなりやかましい。日米共同訓練が、県内相馬原演習場において、実施されているので、その飛行の通り道に当たっているようだ。頭上を飛行するオスプレイ・・こっちも何だか異様。
 草丈20cm程。室内で育てている鉢植えの、ストレプトカーパスがまだ咲いている。茎の元から、さらに赤紫の細い、ほそ~い茎をのばし、その先に花をつけている。暑さにも寒さにも弱いので、地植えは難しい。少し厚めの葉っぱには、細かい毛があり、薄紫の花色はやさしい。花言葉「この囁きに耳を傾けて」
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「猫に小判」

2020-12-13 17:57:28 | その他
 佐賀町の文字に魅かれ、ふらっと寄った近代美術館。「佐賀町エキジビット・スペース 1983~2000、現代美術の定点観測」の催し。佐賀県での、美術関係の催しと思いきや、何と、東京佐賀町にあったビルを修復し、アーティスト達の発表の場として、展覧会を催す行事が、1983年~2000年までの17年間、106回開催されたという。そのジャンルは、美術、デザイン、建築、写真など広範囲に及ぶ。そして、その17年間の一部が回顧展として、本日まで開催されていた。「何だろう、この催しは?」という単純な好奇心で立ち寄ったので、正直、作品がよく理解できないといおうか、ほとんど分からず、”猫に小判”とはこのことか、と自身にガッカリした。
 作者は深い意図があり、作品はどれも抽象的かつ個性的であり、とても感性が優れているのだと思うが、自身の心の世界にあまり響いてこなかった。たぶん観る力、眼力が乏しいのだと思う。絵面だけをみるのではなく、作品のもつ本質に迫るのはとても難しい。何となく絵面だけ眺めてしまったが、アーティストのための、このような展示空間があったのだ、と初めて認識した。
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「初登場、カンザキアヤメ」

2020-12-10 09:52:37 | 庭の花木
「カンザキアヤメ」  アヤメ科
 冬に咲くアヤメがあることを知ったのは、数年前。遠く県外に住む妹から、株を分けてもらい、その珍しさに、冬の愉しみとして、花姿を心待ちにしていた。が、その年も、あくる年も一向に咲く気配がない。しかし、どんなに寒くても、葉だけは元気な緑色。「必ず咲くから、辛抱強く待つように」と妹に言われ、「そうかしら」と、やや疑い、期待は半分もしていなかったけれど、今年、ついに、ついに一輪の花が、他の植物の陰で、咲いている姿を発見!
 葉の間から花径をのばし、目に鮮やかな青色の花。草丈20cm程で、花は葉っぱより低い位置で咲く。”寒咲あやめ”と名がついているので、雪の降るような、地面がカチカチに凍るような冬の庭に咲く花は、愛しさも倍だ。茶花にいけようか、とも考えたが、可哀そうで切れない。
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「帰還」

2020-12-07 16:22:30 | 野鳥
「オナガ」
 カプセルが流れ星のように、一本の光の跡を残し、飛んでくる映像を何度みたことか。9月末、相模原のJAXA宇宙科学研究所へ見学に行った事を思いだしていた。その時、12月6日帰還と掲示されていたが、まだまだ先の事と「はやぶさ2」の事はすっかり忘れていたが、実際一筋の光を放ち、夜空に飛んでいるカプセルをTV映像でみた瞬間、”すご~い!”と拍手を送っていた。小惑星「リュウグウ」で採取した情報は、今すぐ私達の暮らしに直結するとは思わないけれど、あまねく宇宙の研究につながってゆくことでしょう。明日、相模原のJAXAに到着するというカプセル。宇宙科学探査交流棟を見学した経験が、こうしたニュースに心を寄せるきっかけになった。
 硬くなったブドウの実をついばみに、オナガがやってきた。その名のとおり尾が長く、飛ぶとその長さが、いっそう際立つ。黒い帽子をちょこんとかぶり、水色の羽根が美しい。リビングのガラスに、そっと そ~っと静かに近づいて撮影したのだが、だいぶぼやけてしまった。
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「コガネムシキッズ」

2020-12-04 10:48:46 | 庭の花木
「イソギク」 キク科
 丈夫な木なので、何処に植えても大丈夫と、頂いた植物の苗木。成長すると株が張り、暴れるので、大きめの鉢に植えた。友人から頂いたので、枯らしてはいけないと、水だけはたっぷりあげていた。ところが、しだいに元気がなくなり、とうとう枯れてしまった。再度、こんどは少し大きめの株を持ってきてくれたので、水やりを控えめにしたのだが、しだいに木がぐらぐら・・・やっぱり枯れてしまった。事の次第を話したら「それって、コガネムシキッズが原因じゃないの?」と。何それ?・・初めて登場、コガネムシキッズ!きけば、コガネムシの幼虫と教えてくれた。鉢にはよく卵を産むので、オルトランを植物の根元にまくと効果があるとのこと。確かに、鉢をひっくり返すと、イモムシのようなものが・・・。成虫はきれいな緑色をしているのに。あっ、バラの鉢植えも枯らした記憶、ム ム ム・・さてはあれの仕業?
 感謝、清楚な美しさなどの花言葉を持つイソギク(磯菊)。日本が原産。磯と名があるように、海岸に咲く菊が名の由来。草丈30cm程で、多年草。小さな黄色い花は鮮やか。乾燥に強いので、育てやすい。
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