啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「関心事」

2021-05-31 19:02:43 | 庭の花木
「ヒメヒオウギ」 アヤメ科
 今、私たちの関心事は、もっぱらワクチン接種と五輪。当該市の接種は5月中旬から、85歳以上の予約が開始され、それぞれ5歳刻みで、予約が開始されている。ネットが、電話が繋がらないといった状況ではあるが、それは必ず時間が解決するので、その時まで粛々と待つほかない。
 一方、悩ましいのは五輪。緊急事態宣言の再延長、人の流れを減らすための対策をとりつつも、他方では、パブリックビューイングの会場整備が着々と始まっている。勿論、入場制限があると考えられるが、いくばくかの矛盾はぬぐい切れない。4年に一度しか開催さない世界的なスポーツ。トップアスリートの競技はみたい。けれど、世界的な未曽有の事態に五輪開催は、どうなるのだろうか。海外から数万人が来日するという。人が動けば、ウイルスも動く。別の新たな変異も伝えられている。感染拡大が心配。
 草丈15cm程の可憐な花、ヒメヒオウギ。昨年のこぼれ種で自然に増え、今年も咲いてくれた。特に手入れの必要もなく、虫もつかない。日当たりの良い庭先で、かわいらしく咲いている。小さな一輪挿しの花入れによく似合う。
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「城峯公園 散策」

2021-05-29 16:07:29 | その他
 車を南に走らせること小1時間。神流湖(下久保ダム)を抜けると、そこは埼玉県神川町。山沿いに車をはしらせると、標高500m程の高台に、城峯公園がある。ここは、冬桜で有名だが、キャンプ場も併設されている自然豊かな公園だ。だ~れもいない、きれいに整備されている山道をぶらぶら、ただひたすら、ぶらぶら散策。展望台からは眼下に神流湖。緑のそよ風に吹かれ、カエデの葉が、日差しにまぶしく透きとおる。楽しそうな野鳥のさえずり・・ブログで声をお届けできないので残念。ただ、何も考えず、ボーっとして景色を眺めているだけでも、今日という一日を元気で過ごせた幸せを感じている。「これ、なんていう木?」などと言いながら斜面を歩いていると、あちこちにシロツメグサ。童心にかえり、四つ葉探し。なんと、ものの数分、私3つも見つけちゃいました!Mさん2本、Eさん1本、みんな本気度、半端ない!幸福のシンボル、四つ葉のクローバー・・何かいい事がありますように。


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「桜山 ハイキング」

2021-05-25 11:55:42 | 低山歩き
「ヤマボウシ」 ミズキ科
 標高591mの桜山は、藤岡市鬼石の西南に位置している。11月月から12月にかけて、山一面は冬桜が咲き誇り、訪れる人も多い。ハイキング当日は、うっすら雲がかかっていたが、時々薄日が差し、暑くもなく寒くもなく、ハイキングには最適な日和。5月下旬ともなれば、山は新緑から濃い緑色へと夏の装いに変わっている。
 桜山公園の駐車場を少し登ると、池や日本庭園があり、そこが登山口になっている。丸太で造られた❝山頂への道❞の階段を登り始めたころ携帯、「何してんの~」と友人から電話。どのくらい話していたのだろうか・・かなり・・・話に気を取られ、景色を見る間もなく、気がついたら目の前は山頂だったのだから・・。同行者もやや呆れ顔。
 下山は❝中腹の道❞をとおり、俳句の里(・・? 確かに俳句はいくつか)をぬけ、茶室、見本庭園を見学しながら下山。途中、芝生広場にて昼食。木陰にシートを敷き、いつ尽きることもない話題で盛り上がる。このひとときが、なんとも言えず楽しい。
 高さ10m近くあっただろうか、芝生広場に堂々と、たくさんの花をつけている、ヤマボウシ。白い4枚の花びらのように見えている苞が美しく、初夏の到来を告げる。本来の花は、真ん中の小花。熟すと甘くておいしい。

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「雨がやんで」

2021-05-22 14:16:24 | 庭の花木
「ムラサキツユクサ」 ツユクサ科
 適度な温度とたっぷり降った雨、雑草がぐんぐんのび、畑は緑のジュータン。少ししか植えなかったジャガイモも葉っぱがわさわさし、これでは葉っぱばかりに、栄養がとられてしまうのではないかと案じている。水分を十分に頂き、夏野菜も元気に育っている。
 雨がやんだ後の庭の草むしりは、土が柔らかく、根っこから抜けるので、小気味いい。横に広がって伸びているカタバミの緑色の種は大きく膨らみ、スギナは根っこを掘っても掘っても、どこが根元なのかもわからないほど伸びている。
 「たくさん花が咲いてきれいね」といわれるのも嬉しいけれど、「草が生えていないね」は自身にとって、最高の誉め言葉。昨日から降っていた雨が上がり、ほんの少し薄日が差し、新緑の葉を渡ってくる風は、なんとも心地良い。
 植物に❝ツユ❞の名があるように、水滴をおびて咲く姿が美しい、ムラサキツユクサ。園芸種でどこにでも生えている。たくさんの蕾があり、次々と花を咲かせる。葉は細長く、シューッと立ち、外に向かって垂れさがる。紫のほかに白花もある。一日花。
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「梅雨のはしり」

2021-05-19 16:12:05 | 庭の花木
「フタリシズカ」 センリョウ科
 雨が降ったりやんだり、まるで梅雨のような天気。雨音もなく、糸のような細い雨が、土に吸い込まれるように落ちてゆく。草木は潤い、土も潤い、毎朝の水やりはしなくていいしちょっと楽。玄関先に敷いてあるいくつかの石はたっぷり水にぬれ、よく見れば、その色や変わった模様の美しさに気づかされる。
 プールは休館、傘をさして散歩に行く決心もつかず、こんな日は静かに、静かに自宅で時間が過ぎてゆく。毎日の雨は、多少気持ちが沈むが、基本的に雨は嫌いではない。九州や西日本では大雨による被害が出ている。関東では、まだ梅雨入りの報はないけれど、すぐそこまでに来ているようだ。カエルたちが元気に鳴き、少し沈んでいた心を吹き飛ばしてくれる。
 梅雨のシーズンによく似合う花、フタリシズカ(二人静)。日陰を好み、晩春から梅雨にかけて花を咲かせる。米粒より小さく白い花。華やかさはなく、楚々として控えめな花。この植物を見ても「花の名は?」と問われることもないほど地味目。個人的には好み。
 植物の写真が小さいので、以前の大きさに戻してくださいとリクエストを受け、前の大きさに戻しました。いかがでしょう?
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「貫く志」

2021-05-17 15:01:10 | その他
 大河ドラマ「晴天を衝け」。主人公、渋沢栄一、生誕の地、旧渋沢邸「中の家」、尾高惇忠生家そして、深谷大河ドラマ館などを、その日は晴天に恵まれ、のんびりと歩いた。渋沢栄一は雅号「青淵」。近代日本経済の父といわれる実業家。なんと、今にも脈々と続く有名な大企業500社の創立や発展に貢献し、教育福祉事業にも携わったとのこと。名前は、知識としては認識していたが、それほど多くの企業で活躍していたとは知らず、大河ドラマにより改めて意識した。
 生家「中の家」は、広い立派な屋敷と敷地、いくつも建ち並ぶ蔵、一目見れば、相当な豪農だったことが想像できる。外から座敷をみれば「おっ!」。座した和服姿のアンドロイド・・これが実にリアル。思わず、見入ってしまった。
 現在、赤レンガで作られた深谷駅、街中で見かけるレンガの歴史的建物、有名大企業とのつながり、そして渋沢栄一の従兄、尾高淳忠が、世界遺産富岡製糸場、初代場長ということも知った。
いろいろなものが、点と線で繋がっている。2024年度には、新一万円札の肖像になる。よくよく、お金に深い縁のある人なんですね。
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「築城の跡 子王山」

2021-05-14 18:38:47 | 低山歩き
 藤岡市の南に子王山(こおうやま)。長尾景勝が築城したといわれ、本丸跡が子王山(550m)の頂上にある。登山口には広い駐車場があり、以前は茶屋もあったが、現在は閉鎖されている。100m程の整備された藤棚を通り抜けると、いわゆる❝二千階段❞と呼ばれる急な登りの、丸太でできた心臓破りの階段が、長々と続く。「もう半分は登ったんじゃない?」「まだまだこれから」などと熟女3人は青息吐息。鎖やロープを頼りに一歩、また一歩。その階段、時々高さが違ったり、丸太が朽ちていたり、足の上げ下げもままならない。何度休んだことか。しばらく登ると、女坂と男坂の分岐。「どっちにする?」と一番若いKさん。「どっちって、決まってるよね~」
 やっとのことで登った頂上。展望台で、景色をごちそうに昼食。山での食事は格別だ。たとえ低山であっても、頂上まで登ったという達成感は心を満たす。
 下山の足どりの早いのなんのって!あの急勾配の階段を、ロープを頼りに駆け降りること一気・・・?案の定、翌日「昨日から臀部と足が痛い、筋肉痛~。○○さん、大丈夫?」とメール。
だから、言ったじゃないの・・ゆっくり降りてってさ。
 とうとう、一人の登山者にあうこともなく、無事下山。子王山は夫との思い出の山。

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「竹沼の小径」

2021-05-11 08:29:22 | その他
「コゴメウツギ」 バラ科
 新緑の葉がそよそよと風に揺れ、まだ朝早い竹沼は散歩をしている人は少なく、魚釣りを楽しんでいる人もちらほら。木漏れ日の小径は緑のカーテンがひかれ、さわやかな風と空気を一人で存分に味わったのは、前橋で30度を記録した日曜日。
 賑やかに咲いていた春の花はすっかり姿を消し、ハルジオン、ニガナに似た黄色い花が咲き、姿勢の良いユリが咲きどきを待っている。この辺りにギンラン、こっちにジュウニヒトエがあったような・・と記憶をたどって歩いていたが、その姿はどこにも見当たらない。かんざしの様に垂れ下がって咲いていたキブシの花は跡形もなく、花が咲いていないとどれがキブシなのか迷ってしまう。その中で、淡い薄紫の1本の桐の花、清楚な感じで夏の訪れを感じさせる。
 小径の縁に、白い小さな花、コゴメウツギだ。低木で漢字では、小米空木。花の特徴を「小米」に例えての命名。バラ科であり葉は少し切れ込みがあり、互生。目を愉しませてくれる。

竹沼の小径

当家のヒメウツギ(姫空木)。ユキノシタ科、葉は対生。名残の花。
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「臨時休館」

2021-05-08 16:24:01 | 庭の花木
「アマドコロ」 ユリ科
 感染急拡大に伴い、県の警戒度が「4」に引き上げられ、市有施設、イベントも一部または中止が決定している。プールもその中の一つであり、差し当たって今月中は臨時休館。確かにプール内ではマスクもマウスシールドもつけないので、感染の危険性は常々感じており、必要以外のおしゃべりは極力控えていたが、いざお休みとなると少し寂しくもある。昨日は三桁に近い感染者数も示され、目に見えない変異ウイルスに怖さを感じる。
 茎がアーチ状になり、それぞれ葉っぱのもとから細い柄がでて、そこから細長い鐘を2つ並べて咲いているいる姿が可憐なアマドコロ。少し意地悪して、茎のもとをゆらゆらゆすってあげると、カランコロンと小さな音まで聴こえそう。よく似ている植物に、ナルコユリがあるが、同じような姿形だけれど、ナルコユリは茎が丸く、花も3~4個くらいつけるので、見分けられる。

果実が赤く色づきはじめたころ、野鳥が行ったり来たり。1日さらに1日と日を追うごとに彼らの数も増え、丁度食べ頃を見計らって、そばにいる私には目もくれず、1粒口にくわえて近くの木に飛び去り、また舞い戻り集団で賑やかについばむ。あれは、ヒヨドリそしてムクドリ・・。一夜にしてサクランボは一粒もなし。
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「初めて咲いたヤグルマソウ」

2021-05-05 15:18:08 | 庭の花木
「ヤグルマソウ」 ユキノシタ科
 植えてから3年? 4年?もっと経ったかもしれないヤグルマソウ(矢車草)が今年、ようやく花を咲かせた。毎年、葉っぱは出すのに花はさかず。しかも、本来草丈1mほどになるというのに、当家では30cm弱。もうダメかしら?とあきらめ、期待もしていなかったので、白色の小花を見つけた瞬間、目も胸もキュン!ジメジメした暗い場所を好むので、山の木陰などで出会えば、目を奪われること間違いなし。というのは、かわいらしい花は然る事ながら、5枚の葉っぱがあまりに大きく、手を開いて比べてもそれ以上。葉の形が鯉のぼりの竿の先についている❝矢車❞に似ていることからの命名。
 鯉のぼりといえば、本日はこどもの日。紙面によれば、15歳の子供の数は前年より19万人少なく、40年連続で減少しているという。一方、65歳以上の高齢者の割合は、前年を上回り、少子高齢化進んでいるという。そういえば、休日であっても子供の姿をあまり見かけない。外で遊ばなくなったという理由だけでもなさそう・・。
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