東京国立近代美術館にて、日本画家、菱田春草展が現在開催されている。いつもは、夫を動員して美術館まわりをしていたが、今では、そういうわけにもいかず、思い悩んでいたところ、友人に誘われ即OK。実は、密かに興味を持っていた絵画があったのだ。それは「王昭君」(おうしょうくん)。中国、前漢、第10代皇帝、元帝の妃である。おそらく、「王昭君」がいなかったら、彼は歴史に登場することがなかったかも知れない。当時、漢の国では匈奴に元帝の妃を1人嫁がせることになった。妃たちは、匈奴に嫁ぎたくないので、絵師に賄賂を渡し、美しく描かせた。王昭君はそれをしなかった為に、醜く描かれてしまい、匈奴に送られることになった。しかし、実際は絶世の美人で、元帝は非常に嘆いていたが、時すでに遅く、王昭君は匈奴へ嫁いでいった。
「王昭君」は実に美しく描かれていたが、他の女性も素晴らしい美人揃いの立ち姿。別れを惜しむ悲しい姿、女性たちの、それぞれの思いを抱いたひそひそ話まで伝わってくるようだ。また、つややかなシルクの衣の質感、上品な色合い・・・さすが重要文化財!
美術館は、どれもこれも素晴らしい作品で溢れている。私は、美術の鑑賞力なんて持ち合わせていないので、ただ、ボォ~とみているだけだが、心に残る作品が1つか2つあれば、それで「よし」としている。今日のように、風もなく、小春日和のさわやかな日は、ふらっと美しいものがみたくなる。
「王昭君」は実に美しく描かれていたが、他の女性も素晴らしい美人揃いの立ち姿。別れを惜しむ悲しい姿、女性たちの、それぞれの思いを抱いたひそひそ話まで伝わってくるようだ。また、つややかなシルクの衣の質感、上品な色合い・・・さすが重要文化財!
美術館は、どれもこれも素晴らしい作品で溢れている。私は、美術の鑑賞力なんて持ち合わせていないので、ただ、ボォ~とみているだけだが、心に残る作品が1つか2つあれば、それで「よし」としている。今日のように、風もなく、小春日和のさわやかな日は、ふらっと美しいものがみたくなる。