啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ボタン」

2017-04-30 21:08:58 | 庭の花木

「ボタン」 ボタン科
花王、花神などといわれるボタン。中国原産で、国の花。日本には、平安時代に薬草として、渡来したという。根を頭痛や関節炎などの治療薬に用いたらしい。江戸時代には、栽培がさかんに行われ、種類も多く、現在は200種もあるという。連休の今頃は各地で花が咲き、花言葉「王者の風格」らしく、貫禄ある花姿を見せている。又、散る時は、花びらがパラパラと1 枚ずつ落ち、風情がある。
奈良県、長谷寺は牡丹寺として有名だが、古くから由緒あるお寺でも、大輪のボタンが咲くと、雰囲気も華やかで和らぐ。
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「エビネ」

2017-04-27 10:37:27 | 庭の花木

「エビネ」 ラン科
月1回の楽しみは、生演奏を聴くこと。今月は、天満敦子ヴァイオリンコンサート。そのヴァイオリン、世界最高峰といわれるストラディバリウス。ところが…である。悲しいかな、その音色がよくわからない。最近、友人が、ギブソンのギターを買い、その音色は、たとえるなら、街の娘さんと宝塚の娘さん位違う、と表現していたので、笑ってしまったけれども、多分、さまざまな音色があるということなのだろう。複数のヴァイオリンの音を聴き、ストラディバリウスを当てよ、と問われても、間違える自信100%。まさに、猫に小判。しかし、生で聴く音楽は迫力があり、この時間そのものが、心地よいひととき。
届いた段ボール箱を開けると、鉢に入っていたのは、エビネ。数年前、欲しいと言っていたのを、覚えていて、夫の弟さんが送ってくれた。蕾を持っていたが、やや大きめの鉢に植えかえ、土が合わないかもと心配したが、美しく咲いた。エビネ(海老根)は、地下茎の曲がりを、海老に見たてつけられた名前という。花の形も面白く、白と茶褐色でバリエーションに富む。花言葉「謙虚、誠実など」。
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「シロヤマブキ」

2017-04-24 11:56:33 | 庭の花木

「ヤマブキ」 バラ科
超満員の江ノ電。所用があり、昨日は長谷へ。大安吉日、春うらら。久方ぶりに、鎌倉の空気をすって参りました。
日本、中国が原産とする落葉低木。庭木として、家庭に植えられて、古くから親しまれている。山吹と和名で記するのは、風が吹くと揺れやすいからだという。確かに、その枝は細く、弱い風でもしなやかにゆらす。枝の先に、花茎2~3㎝の花をつけが、一重もあれば八重もある。山吹色は、わずかに赤みをおびた黄橙色。黄色より深みを感じる。
花の図鑑を眺めて、なるほど、と感じた事を一つ。それによると、ヤマブキは恋の花だったという。万葉集には、いとしい人の面影に重ね、庭に植えた歌もあるという。さらに、武将、太田道灌は、ある日、雨にあい、簑を借りようと立ち寄った農家で、娘が八重の花を差し出した。彼は、その意味がわからず、恥じて学問に目覚め、大成したというのだ。“七重八重花は咲けども山吹の実(簑)ひとつだになきぞ悲しき”。
当家には、黄色い一重の他、白いヤマブキがある。シロヤマブキは、花も可憐だが、秋に小さな黒い実をつけるので、こちらも見どころ。
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「シラユキゲシ」

2017-04-21 11:28:23 | 庭の花木

「シラユキゲシ」 ケシ科
恋の季節?河川敷の明るい場所で、あちらからも、こちらからもケーン、ケーン。時には、喉を痛めたのかしら、と思うほどその声はかすれ、せつなささえ伝わってくる。キジの話です。どこにいるのか、鳴く方向を見れば、草むらに見え隠れしている。“キジも鳴かずば撃たれまいに”というが、鳴いて、自ら災いを招くこともなかろう、とも思うが、やむにやまれず、そうしなければならない瞬間が、人間にもあるものだ。
白雪芥子と記するように、一重で清楚な白い花。どことなく頼りなさそうで、風に吹きとばされそうな、かよわい印象を受けるが、豈図らずや、なかなか丈夫な植物。鉢で育てているが、手間いらず。暑さや寒さに強いが、半日陰を好むので、木の元に陣取っている。草丈、30㎝程、4枚の花びら、花茎4㎝位。
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「ヤブレガサ」

2017-04-19 09:03:10 | 庭の花木

年齢を重ねると、風邪ひとつとっても治りにくい。若い頃は、微熱くらいでは仕事も休めないし、逆に仕事をしながら、なんとなく治ってしまった気がする。ところが、今ではたっぷり時間があるものだから、“大事、大事”を決めこんでいる。それがマイナスにでているのか、自分自身に完治のサインが出せないでいる。ずっと自宅にこもっていたが、もう限界‼2か 月ぶりに、プールに行こう。と、いうことは、完治のサイン?こうなったら、ヤブレガブレだぁ~。
そして、ヤブレガサ(破れ傘)。個体の見頃は、何と言っても、今の時期。若い葉が、土から出た時の様子が、傘をつぼめた形になり、その傘を開くと、破れているように見える。この姿が実にユニークで、こんな植物があるのかと、驚かされる。夏には、茎の先に淡い紅色の小さな、地味な花をつけるが、正直あまり見栄えがしない。花言葉「透き通る心」
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「タンチヨウソウ」

2017-04-16 11:37:37 | 庭の花木

「タンチヨウソウ」 ユキノシタ科
ブルルル~とトラクター、ブーンブーンと小さな耕うん機のエンジン音。季節がら、夏野菜を植える準備の為、畑を耕しているのだろうが、一方、特別、種をまいたわけでもないのに、ホトケノザ、ナズナ、ハコベ、スズメノテッポウ、小さな黄色い花を咲かせたカタバミ…など、畑一面を覆っている。特に、手を焼くのがスギナ。スギナの根は、地獄まで続くと聞いたことがあるが、実際、土を掘っても、掘っても根は限りなく続く。庭ならまだ手入れのしようもあるが、畑となると、そうもゆかない。やっぱりトラクターで、一網打尽にしてゆくしか方法があるまい。
原産地が、中国東北部~朝鮮半島と記述があったタンチヨウソウ。別名、イワヤツデ。頑丈な根から、いきなり、蕾のかたまりが出たかと思ったら、あっという間に、まっすぐ茎が伸び、5㎜程度の白い花をたくさん咲かせた。草丈、30㎝程。タンチヨウソウは丹頂草と記するように、頭部がタンチヨウヅルのように赤い色をし、また葉を羽に見たてた名とのこと。別名のイワヤツデは、葉がヤツデのような姿をしているから。葉は、花が咲くその後を追いかけるように、ういういしい緑色の姿をあらわす。可憐で好きな花。花言葉「愛嬌」。
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「イセヒカゲツツジ」

2017-04-13 13:09:09 | 庭の花木

花が足早に過ぎて行く。一昨日の冷たい雨や昨日の強い北風で、あれほど待ち望んでいたサクラも、少しずつ散り始め、お気に入りのサクラ並木の遊歩道は、ピンク色に染まり始めた。まるで、桜の雨が降ったように。
県内で有名な、館林市のつつじが岡公園では、10日から“つつじまつり”が始まっている。見頃は、中旬から下旬という。園内では、50種、1万株のつつじが植えられているとの事。何度も訪れたが、車が渋滞し、閉口した記憶が強い。
当家で、現在咲いているツツジは、ミツバツツジと個体のイセヒカゲツツジ(伊勢日陰躑躅)。関東以西、四国、九州に自生するという。高さ、1メートル~2メートル程になるらしいが、当家では50㎝程。木は、“家”の額縁みたいで大事だと考えるが、あまり高くなると、始末におえない。従って、可哀相と思いながら、丈を止めてしまう。高い木を見上げ、「もう切っとばしてしまおう」と昔、父親がぶっそうな物言いをし、その言い方がおもしろく、夫は笑いながら、時々真似をするのだが、全く“さま”にならなかった。うっふふ~⤴。イントネーションが全然違うのです!話題が少しずれました…。個体はヒカゲと名前がついているように、半日陰を好むと思うが、あまり心配いらない。丈夫で手間いらず。淡い黄緑色が4月に相応しく、春らしい。花言葉「情熱、初恋、節制」など。
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「ヒメリュウキンカ」

2017-04-10 11:14:58 | 庭の花木

「ヒメリュウキンカ」 キンポウゲ科
「サギソウ、植え替えしたらしいです。鉢をひっくり返し、中にある球根を拾い、芽を上に向け植えます。土は鹿沼土を、鉢の底から大粒、中粒…と植えます」と、友人からの丁寧な植え替えメール。当家のサギソウを心配しての事。早速、鹿沼土を買いに行こうと考えたが、その前に、球根の数を調べてからと、鉢をひっくり返したのだが、なっ、何とビックリ😨一つも球根がない!あらら~。残念。
姫立金花は、その名のとおり、花びらは光に当たると、金色に輝く。草丈、10㎝、花径 3㎝程の植物。葉が興味深く、緑色に黒を混ぜたような、しかも少し紫がかった暗い色で、ハート形。ちっちゃな花だけれど、なかなかの存在感。
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「シュンラン」

2017-04-07 13:23:37 | 庭の花木

「シュンラン」 ラン科
青の中に、少し白色を混ぜたような空から、弱い雨が降っていたのも束の間、午後からは、おだやかな温もりに包まれている。新学期がはじまったのか、色とりどりのランドセルを背負った小学生の元気な声が、通学路から聞こえてくる。春は希望に満ちた良い季節。
シュンランは、漢字で春蘭と記すように、春に咲く花を代表する名。別名、ホクロともいうらしいが、夫は、ジジババと言っていた記憶がある。唇弁に、2個ある斑点をホクロにたとえたとか、あるいは年寄りが、顔に出来るシミにたとえたようだ。
一般的にランは、華やかなイメージだが、個体はどちらかといえば、少し地味な印象。しかし、細い緑の葉に包まれ、淡い黄緑のような、若草色と表現したのが良いのか分からないが、いかにも春らしく、じっと眺めていると、思わずフッフッと笑いたくなるような、ユニークな花姿だ。
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「イヨミズキ」

2017-04-04 11:43:09 | 庭の花木

春爛漫。正にお花見日和。朝から麗らかな、柔らかい日差しがふりそそぎ、野鳥達も、あちらの枝、こちらの枝とさえずりながら、春を楽しんでいるようだ。昨夕は、突然の春雷。晴れ渡っていた空が一変し、瞬時にして、強風といなびかり、そして雨。夜桜を楽しんでいた人も、多かっただろうに…。県内のサクラ開花状況も、日々伝えられ、その美しさに誘われ、お出かけしたいけれど、いまいち体調が不安定。仕方なく、庭の草花や遊びに来る野鳥のかわいいしぐさを楽しむことにしょう。
イヨミズキは、落葉低木。今が満開。淡い黄色の花を、細い枝にたくさん咲かせている。樹高は、通常2メール程になるというが、当家では、枝を詰めてしまうので、1メール弱い。葉にさきがけて咲く小さな花は、やさしげだ。
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