啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「大輪の花」

2024-08-19 15:43:31 | その他
 17日、藤岡市制施行70周年記念の大花火大会が、神流川河川敷にて実施。ポスターには大花火と記されており、少々大げさかなと思ったけれど、今回はその名のとおりの大花火。長岡の花火と見劣りがしない規模。
 夜空に咲く大輪の花。お馴染みの菊、点や線で型づくられた様々な模様の色彩が夜空を彩る。
ドーンと鳴り、ヒュルヒュルヒュルーと夜空に打ち上げられれば、その音を聞いただけでも心が高なる。そして、そしてその花火は、まんまるに開くのだ。数か所で、次から次へと打ち上げられるスターマイン。藤岡の春、夏、秋、冬とテーマがあり、フィナーレは最高潮。わぁ~凄い、拍手喝采。およそ1時間の花火。ありがとう‼と花火師さんに拍手を送った。
 体調不良の長いトンネルから、なかなか抜け出せないでいる。いつしかブログも遠のいて、気が付けば2週間もアップしていない。連日の厳しい暑さから逃げ出すため、涼を求めて榛名湖に出かけたり、機会を見つけては気分転換。早く涼しくなって欲しいと願う今日この頃だ。

「榛名湖の花火と花々・・フシグロセンノウ」

2024-08-04 17:09:32 | 高山植物
「フスグロセンノウ」
 色鮮やかな花火、次から次へと打ち上げられ、榛名の真夏の夜空を華やかに彩る。それは、湖面にも映し出され、その美しさは抜群。何といっても見どころは、水中花火だ。あの広い湖をボートが走り、そこから玉を次から次へと湖に放り込む。迫力満点‼、湖のほとりに座っていると、すぐ近くで水中から花火が上がり、少し恐いような感もするが、それが真っ暗な夜空から、星が降ってくるような凄さでした。そして、その音は山々にこだまして、ますます迫力を増し、心に余韻を残す。
水中花火、初めてみたので感動しました。写真がとれず残念でした。・・ところで、湖に住んでいるお魚さん、大丈夫だっただろうか。約1500発。さぞ、驚いていたことだろう。「早く終わってよ」とじっと息をひそめて・・。
 湖畔には、夏の花がたくさん咲いている。カラマツソウ、ソバナ、ウバユリ、オタカラコウ、ホタルブクロ、クルマバナ、オトギリソウ…アップした花は、フシグロセンノウ。
「あっ、ここに咲いていた」と気づかせるオレンジ色の鮮やかな花色のフシグロセンノウ。緑の多い林の縁で、よく目立つ花。フシグロセンノウは、名前のとおり、茎の節が黒褐色になっている。当家に、マツモトセンノウがあった、つい先日まで。草むしり中、雑草と一緒に抜いてしまった。もう、ガッカリ。

「夏はやっぱり榛名でしょ・・カラマツソウ

2024-07-19 15:12:13 | その他
 「ミヤマカラマツ」  キンポウゲ科
 ようやく梅雨があけました。ジメジメした天気から夏空へ。連日の暑さ、これも嫌ですね。夏になると、恒例の榛名湖へ。何といっても自宅とは10℃以上の差があるので、無上のしあわせ。「湖一周歩いてみようよ」 榛名湖周遊道路約5.4㎞。湖畔に、テント、サマーベット、テーブル、椅子等々を設置し、いざ出発。榛名で一番高い「掃部ケ岳」、「氷室山」、「天目山」等々、登った山々の記憶をたどりながら歩く。そして、榛名といえば「榛名富士」。その山の手前にちょこんとたたずんでいる「ひともっこ山」。この、遊歩道が素晴らしいです。ずっと日陰で、湖からの風は涼しく、道は良く整備され、湖と山の景観が素晴らしい。泳いでいる魚もまじかに見える。およそ、1時間30分の散歩。榛名の山は、ほとんど登ったけれど、こんな楽しみも又いいものです。
 昼食後、ボ~と湖を見ていると、「ウサギが飛んでいる」と同行者。「はて?ウサギ・・」。風により波がたち、風が強くなると波がしらが吹き飛ぶので白くみえる・・こんな現象を「ウサギが飛ぶ」というのだそうです。サングラスをつけると、より一層見えるので、お試しあれ。
 林の縁に咲いていたカラマツソウ。(たぶん、ミヤマカラマツ)花がカラマツの葉に似ているので、カラマツの名前がついたらしい。ふわふわした小さな頼りなさそうな花姿。清楚な可愛らしい花に心を奪われる。

「箱島湧水 ほたるの里・・ホタルブクロ」

2024-07-06 20:31:30 | 庭の花木
「ホタルブクロ」 キキョウ科
 凄いっ、すごい‼ 闇の中にものすごい数のホタル。昨年、初めて見て感動したけれど、今年もまたその数の多さに圧倒された。自宅から車で1時間30分ほど、日本名水百選に選ばれている箱島湧水。1日3万トンの清らかな水がわき出しているという。そこを源とする鳴沢川で今、息をのむような幻想的な世界が広がっている。ゲンジボタルとヘイケボタルの乱舞。風もなく、月も出ていない夜。やや上の方にゆっくり飛びながら、パコーンパコーンと優雅に光を放つゲンジボタル、一方、下の方で忙しそうにパカパカ点滅しているのはヘイケボタル。ここは 有名なホタルの里。8時を過ぎると、人の数も多く、平日でないと駐車もできない混みよう。ゆっくり鑑賞できるよう、長い木の椅子も用意されている。ヘイケボタルは草むらに多くいるが、時々人懐こい子がいて、手のひらに止まって点滅する。しばらく飛び立つ様子もないので、ふっと手をあげると、ふわっと飛び去った。とても涼しい夜、気温は24℃。とても気持ちはいい。わが身にとって、医者の薬よりこの景色は「薬」になった気がした。
 ホタルブクロ(蛍袋、火垂袋)別名、チョウチンバナ。釣鐘状の花は可愛く、この中にホタルを入れて提灯にするというところからの命名とか。6月から7月が見頃だが、当家ではほとんど咲き終わってしまった。

「さだまさし  コンサート」

2024-06-30 17:50:02 | その他
 「ねっ 知らないでしょう?」数曲連続で歌い終えたさだまさし。昨年、50周年を行ったので、51年目は「ツー」のコンサートとのこと。どおりで、全く知らない曲ばかり。それはそれで、そうした考えもあると思うが、たまにしか「生」の音楽を聴けない田舎者の身にとっては、彼は数々のヒット曲があるのだから、いくつかは歌ってほしかった・・と思うのは、私だけだろうか。勿論、相変わらずおしゃべりは上手だし、人を愉しませるテクニックは素晴らしい。歌、ギター、ヴァイオリンと素敵なパフォーマンスで客を魅了し、くぎ付けにする。さすが、プロ‼ CDからラジオから、そしてTVから流れる歌声も素晴らしいが、やはり、なんといっても「生」で聴くのが一番。迫力満点。すばらしいコンサートでした。
 チケット・・高崎芸術劇場のメンバーズになっているので、今回は、一般に先行してチケット予約が可能。パソコン前にて準備万端、あとは予約時間にキーを押すだけ。いよいよその時が来て「ポチッ」と押した瞬間「込み合っています。もう一度・・・」のアナウンス。「えぇ~‼そんなバカな~」もう一度最初からやり直した時には、sold out。友人に依頼して、一般の部でようやくチケットをゲット。大変でした。

「玉原湿原・・ノビネチドリ」

2024-06-21 15:48:19 | その他
 「確かに、この辺りにあったんだよ」と夫。この辺りとは、駐車場から徒歩で玉原湿原(標高1178m)に向かう「ぶなのわきみず」の水飲場の近く。当時、そのあたりを何度も探したが、目的の花は見つからなかった。これは、11年前の5月上旬のことだった。夫が最後に見たかったその花は「ノビネチドリ」。
 19日、行ってきました玉原湿原。その花を探しに。注意深く見たはずなのに個体は見つからず、湿原には、クリンソウ、ウラジロヨウラク、アヤメ、ワタスゲ、ギンリョウソウ・・尾瀬を彷彿させる風景。湿原の遊歩道は木道。ところどころに休憩所があり、のんびり風景を愉しめる。湿原をわたる風はさわやか。眠気がやわらかく降りてくるような居心地の良さ。この風景を独り占めの贅沢さ。自宅から車で2時間以上かかったけれど、夫が元気なころ、何度か訪れた時の風景と変わらない。あの頃が懐かしく、心のアルバムが一枚、また一枚と引き出される思いだ。
 後ろ髪をひかれる思いで湿原を後にし、「ぶなのわきみず」を数歩過ぎたころ、「あんなところにゴミ?」と同行者。「ん?」・・と見た瞬間「あった、あったノビネチドリ‼」それは、ゴミではなく、大切に経過観察されている札が、個体の根元につけられていた。すでに花は終わってしまっていたが、あれから11年も経ち、ようやく個体を確認できた。もう少し早ければ、花の美しい姿を確認できたかもしれない、と少し悔やまれた。見つけてくれた同行者に感謝です。
次回は、ブナの森を散策しに行きたい。

ノビネチドリ


 クリンソウ

「円良田湖から鐘撞堂山 ・・コウゾリナ」

2024-06-11 16:42:44 | 低山歩き
 埼玉県寄居町に造られた円良田湖(つぶらだこ)はへら鮒釣りのメッカで有名という。当日は晴天で、駐車場は満車。湖の桟橋ではカラフルな傘の花が咲き、所狭しと釣りを楽しむ人たちでにぎわっている。釣れる場所は密集し、お互いの糸が絡まないかと、人のことながら気にかかる。その様子を横目で見ながら鐘撞堂山(かねつきどうやま)330mの山歩き。登山道は良く整備され歩きやすい。山頂へはおよそ1時間弱。看板には、敵の襲来を対岸の鉢形城に鐘をついて知らせた山、と説明が記されていた。低山ながら関東平野の眺めがよく、東屋が設置。地元の人にとってはハイキング程度なので、毎日登っているというおじいちゃんに出会い、自身が造ったという竹トンボ風の遊び道具を頂戴した。彼はボランティア活動をしており、いろいろな施設に届けているという。「ボケ防止に」と頂いたが・・。自分ではそれなりに若い(?)つもりでいるが、まっ、立派なおばあちゃんか?また、竹の節をくりぬいた望遠筒もあり、遠く筑波山がピンポイントで見ることが出来る。
 さわやかな緑の風に吹かれていたら、昼寝でもしたいと思うほどの心地よさ。ゆっくりとコーヒーを飲みぼんやりしていたら、周りにいた人たちは、皆さん下山していた。低山ながら展望も良く、楽しくハイキングを愉しめる山。


 登山道に咲いていたコウゾリナ。葉や茎にはトゲのようなものが密に生えている。手で触るとざらつき、痛い。どこにでも生えている多年草。
 

 

「シロヤシオ詣で」

2024-06-03 18:49:15 | その他
 シロヤシオの花がみたい・・花が咲く頃になると、○○の山はもう咲く頃かしら・・○○山はどうかしら・・今年は花の時期が早い、もう咲いてしまったか・・プールでは、山の好きな人たちからの情報が飛び交う。山が好きな人は、得てして、山で咲いている花を知っているし、好きらしい。
勿論、ネットでも情報はキャッチする。今年みたいのは、赤城小沼のシロヤシオ。検索を何度しても、昨年のものばかり。「みたい」と思ったら、居ても立っても居られない。5月22日赤城行きを決行。勇んでいったのにも関わらず、咲いていたのは二輪。この日は、徒労に終わってしまった。
 続いて1週間後、29日再び挑戦。期待ワクワクで車を走らせたが、状況は変化なし。ガッカリして小沼一周を決め、歩きだしたその先に、シロヤシオの花、花 花・・。ありましたぁ~。あなたは、こんなところに咲いていたのねっ‼  きれいです。とても‼
 シロヤシオは別名ゴヨウツツジ(五葉躑躅)。その名のとおり、枝先には5枚の葉。その縁には薄く赤い色がついている。花はやや大振りで純白。すがすがしく上品な花。咲いている時期が比較的短いので、貴重な花。堪能しました。当日は晴天。少しさざ波のたつ小沼からは、電波塔が立つ地蔵岳。素晴らしい景色です。初夏の1日を愉しみました。

「長野県諏訪・・美術館への旅」

2024-05-28 13:48:41 | その他
 江戸千家、群馬不白会、長野県諏訪への美術館めぐり。当家の周りの木々の葉は、すっかり深い緑色に変わってしまったが、、上信越道を走るバスの車窓から見える山々は、まだまだ緑のグラデーションを愉しめる。遠くには、うっすら南アルプス。佐久南ICから大門街道。ガイドさんの楽しいおしゃべりをききながら、バスに揺られること3時間弱。到着したのは、諏訪湖畔のほとり、サンリツ服部美術館。服部セイコーで有名な服部一郎が、こよなく愛した美術品の数々を紹介している。26日の当日は「煎茶のたのしみ」 (4/23~7/21) と題して、煎茶の数々のお道具が展示されてあった。お煎茶のお道具は、あまり馴染みがなかっただけに新鮮な印象を受けた。個人的には、楽しみにしていた本阿弥光悦の国宝「不二山」の茶碗が拝見できなかったのは残念‼
 次いで訪れたのはハーモ美術館。「諏訪湖のほとり、富士山を望む癒しの空間」とパンフにもあるように、確かに素敵な建物で、館内の一室には絵画と共にピアノも常設。アンリ・ルソーやシャガールは、あまりにも有名であるし、その画風は独特なので、記憶に刻まれていた。しかし、記憶にない作者の作品も多く、勉強不足は否めないが・・しかし知らないけれど、作品と向き合っていれば、何か心安らぐものを感じる。そして、初めて知ったのは素朴派。画家を職業としないで、他の仕事を持っている者を、素朴派というのだそうだ。例えば、ルソーは税官吏を生業とし、独学で絵を勉強したという素朴派を代表する画家とのこと。それを知り、1つ心に響きました。
 久方ぶりの美術館、諏訪の旅、楽しい1日。それにしても、お買い物が・・・。凄い‼

「鼻髙展望花の丘と高崎おとまち」

2024-05-20 11:47:12 | その他
 諸般の事情により、タイムリーにお花がアップできない。今回の花はネモフィラ。県内、高崎市西部にある「鼻髙展望花の丘」は、地域住民の手作りの花の丘。訪れたのは、およそ10日前。まだ、鯉のぼりが元気に大空をおよぎ、丘は、春の彩にあふれていた。ここは、1年をとおし、四季折々のお花を愉しむことが出来る。
 「菜の花まつり 4/20~5/12 花密度は日本一、70万本のネモフィラ」の立て看板。ネモフィラで有名な茨城県のひたちなか市の海浜公園まで行かなくても、十分に愉しめる。何といっても入場料無料ですし・・。地域住民の手間を考えると、申し訳ない気がするのですが・・。また、この丘からは、上毛三山が美しい山並みを見せてくれる。特に、山の端を染める秋の夕暮れの美しさは、言葉がいらない。まるで、魔法の国に吸い込まれていきそうな錯覚を覚える。
 そして・・・12日。 50年ぶり、もっとかな?上信電鉄にのりました。山名駅から高崎へ。
~音楽のある街、高崎~「高崎おとまち」。この日は、街中20か所、166組のミュージシャンによる路上ライブ。どこもかしこも街中が音楽であふれた1日。初めて見た楽器もあり、それぞれのグループの腕前はプロ級。生の演奏は迫力があり、ただただ「凄いな~」と感動するばかり。こちらも無料で、大勢の観客。楽しめました。