啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「御射鹿池(みしゃかいけ)」へ

2023-10-28 19:55:47 | その他
 国道254号を下仁田町~南牧村~塩ノ沢トンネル~上野村 299号~佐久穂町~八千穂峠~麦草峠~茅野市~奥蓼科御射鹿池。自宅からおよそ140㎞。
 北は蓼科山、横岳、南は八ヶ岳、赤岳を突っ切る麦草峠、2127m。この辺りまでは、広葉樹が多く、金色に輝いたカラマツが美しいが、標高2000mくらいになると、風景がガラリと変わり、山はすでに冬支度。移りゆく山の風景を楽しみながら、車を走らせると、そこは、長野県奥蓼科。案内標識に従い進んでゆくと、目の前に大きな池、御射鹿池だ。画家、東山魁夷が描いた作品「緑響く」のモチーフとなった場所だ。あまりに有名な作品であるし、インパクトが強い。この場所、一度は訪れたいと願っていた。標高1500mにある池。静かな池の、水面に映った逆さの山の風景の何と美しい事!静寂に包まれるひととき。そして、目を閉じて想像してみる、描かれたあの白い馬を・・・。
 ちょっと残念だったのは、湖面に近づいていきたいけれど、柵があり道路からの見学だけ。
 御射鹿池から白樺湖へ向かう途中、「女の神氷水」という看板。本当の氷のように冷たい水。手がちぎれそうに冷たかったけれど、美味しい水でしたよ。白樺湖をとおり、車山、そして女神湖・・。走行距離、およそ300㎞。遠方ではあったが、実際、自分の目で見ることが出来、良かったです。

 
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「昇仙峡へ」

2023-10-22 20:56:50 | その他
 日中は穏やかに晴れて、過ごしやすいけれど、朝晩はだいぶ冷えるようになった。秋は、寒暖差が大きく、少しひゃっとする朝の冷気に、季節の移ろいを感じる。TVからは、山での紅葉が映し出されるようになり、紅葉にはまだ少し早いかと思ったけれど、まだ訪れたことのない昇仙峡へのドライブ。当家から車で約4時間、およそ150㎞。昇仙峡は、山梨県甲府市にある渓谷だ。「日本五大名峡」のひとつに数えられているという景勝地。
 県営無料駐車場からバスで滝上バス停へ。そこから、渓谷をみながら遊歩道へ進んでゆくと、「日本の滝百選」に選ばれている「仙娥滝」が目の前に。落差およそ30m。葉はまだ色づき始めたばかりではあるが、滝の一気に落下する様は、自然の雄大さと、その爆音に豪快な迫力を感じる。これからは、鮮やかに色づいた紅葉と、遊歩道にある名所を鑑賞しながら、お散歩するのも良いかも知れません。
 帰路は、韮崎から八ヶ岳を見ながら、長野からの帰宅。走行距離300㎞以上のドライブ。とっても疲れました。
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「榛名  水沢山」

2023-10-13 10:07:33 | 低山歩き
 「山」の姿は、見る角度により、その形が違い、「えっ 、あんな形をしていたかしら?」と思うことは、たびたびある。県内、榛名にある「水沢山」は、当家から見れば漢字の「山」の形にそっくり。空気が澄み渡り、秋晴れの日、水沢山(1194m)への山歩き。8月の武甲山から数えて、実に2カ月ぶりの山。
 本来なら、水沢観音堂わきから登るのだが、以前の記憶をたどれば、ここからは急登の連続で、苦しかった思い出があり、2カ月ぶりの山歩きにしては、きついイメージ。ということで、今回は、伊香保森林公園方面から。トリカブト、アキノキリンソウ、ヨメナ、サラシナショウマ・・登山道は良く整備され、花々を愛でながら歩くこと45分、山頂到着。超省エネコース。すっごい素敵な展望!実に素晴らしい!西上州の山々、秩父連山・・榛名の相馬山や二つ岳が間近に迫っている。秋風のさわやかな空気に、気持ちよさそうに、トンボが空を楽しんでいる。群馬の低山でも、指折りの展望の良さと言われている水沢山、是非お勧めしたい。
 帰路も同じ道。道幅が狭く、少し注意しなければならない箇所もあるが、おおむね心配ない。けれど、下山中、3回も転倒!なにせ、この山、軽石の山。注意していたのに・・・。
 帰りの車窓から水沢山を仰ぎ見れば、山頂にキラッと光るものが・・。「あれは何?」と尋ねれば「山頂標識だよ」と同行者。下から、てっぺんの標識を見たのは、初めてでした。夕日に輝いて、きれいでしたよ。
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「忍(おし)城へ  シュウカイドウ」

2023-10-05 17:49:57 | その他
 足袋産業で有名な、埼玉県行田市には、歴史ドラマになった「のぼうの城」、忍(おし)城がある。この城は、15世紀後半に成田氏により築城され、戦国時代の終わりに、豊臣秀吉の関東平定に際し、石田三成による水攻めを受けながらも、降伏しなかった城として、歴史にその名を刻んでいる。徳川家康が江戸に入ると、忍城には徳川家のゆかりの大名が代々城主として入り、明治維新に廃藩。現在、忍城址には郷土博物館に、再現した城郭と二の丸御殿の模型や武家の資料が多く展示されている。なお、郷土資料館からは「忍城御三階櫓」(アップしたもの)に入ることができ、そこは展示室となっていて、行田の街並みを望める。
 「のぼうの城」のDVD、改めて鑑賞。NHKドラマ「どうする家康」の時代背景とのタイミングもあい、また、三成が築いた堤防の一部(石田堤)がわずかに現存しているという。
 シュウカイドウは和名で「秋海棠」。淡いピンク色の花が、下向きに咲いている。花の中央のまん丸い形を観ていると、大きな涙が、今にもこぼれてきそうに見える。江戸時代、園芸用として日本に持ち込まれたという。直射日光があまり当たらず、湿気の多い場所を好むようだ。季節もようやく秋らしくなり、秋海棠が美しい。

シュウカイドウ
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