啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「カンザキアヤメが咲きました」

2023-01-31 19:14:17 | 庭の花木
「カンザキアヤメ」 アヤメ科
 1年で最も寒さが厳しい時期。特に朝夕の冷え込みは厳しく、早朝は吐く息も白く見えることがある。その寒さの中、庭ではカンアヤメが咲きました。草丈15cmほどの小さなアヤメ。けれど、花びらは大きく、10cm弱あり紫色。茶色ばかりが目立つ庭で、鮮やかな色を見れば、心が弾む。「この寒さの中、よくぞ咲いてくれたね」と声をかける。「今までと同じ景色のはずなのに、その日の気分で、形ばかりか色まで変わって見えることがある。気の持ちようひとつで、変化するならば、日々楽しく、自分らしい視点を大切に過ごしたいものだ」という文言を読んだことがあるが、まさに同感で、日々の生活の中で、心がワクワクするようなことを、たくさん持つようになれば、景色を見ても花を見ても心が動く。
 先日、たくさんの野鳥が、きれいなV字型をつくり、北から南へ飛んでいく姿を見た。「それはカワウだよ」と教わった。寒々しい空に、まるで、スクリーンの中から飛び出してきたような美しいその形に暫し見とれてしまった。
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「ぐんま百名山・・茶臼山」

2023-01-28 17:47:07 | 登山
 桐生市に位置する茶臼山(ちゃうすやま)は294mの低山。登山という言葉が適当かどうか・・または、どれほどの高さの山を登ることを登山というのかしら、と思うけれど、案内板には、茶臼山ハイキングコースと書かれていたから、家族向きの手軽な山と言えるのだろう。
 案内板を見ると、複数のコースが記されているが、登山口付近に数台の駐車スペースがあり、ここに車を止めて出発。登山道はよく整備され、明るい山道。危険な箇所もなく、さすがファミリー向けの山。オリエンテーリングが行われているらしく、時々チェックポイントが設置されている。
ガイドブックには、春にはヤマツツジの群落や、初夏にはヤマボウシの白い花が咲き、山肌を彩るという。花を愉しみながら、緩やかな山道を散策するのは、さぞ楽しいことだろう。山頂付近では、一部立ち木の伐採が行われて、遠く赤城山をはじめ、群馬の名山の山並みが美しい姿を見せている。雪をかぶった雄大な山々がそびえたち、双眼鏡を持ってくれば、もっと楽しい時を過ごすことができたのかしら・・。これからは、雨カッパとともに、双眼鏡も標準装備にしよう。
 山頂は電波塔が立っていて、眺望がすばらしい。
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「ぐんま百名山・・牛伏山」

2023-01-21 16:54:36 | 登山
 「どこまで続いているの?この階段は。」見上げれば、最近整備されたと思われる丸太(?)の階段が、場所によっては天まで伸びているのかと思うほど、ずっとず~と続き、階段と階段の間の土が見えない。
 牛伏山(うしぶせやま)は491mの低山。登山ルートはいくつかある(自動車で行くことも可能)が、今回は「関東ふれあいの道」の自然歩道を選択。登山口には、案内標識が立てられ、それに従って、なだらかな杉林を進む。(かれこれ20年前になるが、梅雨のシーズン、この辺りに大きな蛇が寝そべっていて、あれからは、この山には春か冬にしか登らない。)杉の林を抜けると、ロウバイが良い香りを漂わせていた。ここからが、ゾッとする階段の始まり。通常、山道は階段の両脇に、人が踏にならした道が自然とできるのだが・・。足腰を伸ばす休憩用のベンチが、ところどころおかれているのが、ちょっとした心の救い。そして、この階段の両脇に「杭」が打ってあり、よく見れば数字が書いてある。???・・そうですっ、階段の数・・1175と。そこに含まれない最初の10を合わせれば、1185。下山も同じ登山道なので・・凄い‼。そうだ、写真を撮っておけばよかった・・。
 牛伏山は低山ながら、展望がよい。牛が伏せているような山の形からつけられた。春には桜、梅雨にはアジサイ、そしてその山頂には「あのお城は何?」と目をひく天守閣の展望台。ここへの山歩きは何度もしているが、危険な箇所はどこにもないけれど、階段だけが「忍」の一字。
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「子王山」

2023-01-15 17:55:19 | 登山
 今年、最初の山歩きは子王山(こおうやま)、標高550.8mの低山。群馬県藤岡市の南に位置している。遠方から見れば、山頂が特徴的で、樹木と樹木の間隔があり、不思議な山という感覚ではないでしょうか。通常「二千階段」で知られている。
 藤岡、上日野線を進み、「二千階段」の案内の標識に従い、細いくねくねとした坂道を進むと、大きな駐車場。かつては、ここに「かあちゃん茶屋」があり、気の良いおばちゃんが、お茶のもてなしをしてくれたものだが、現在は建物だけになってしまい、昔を思い出すと、少し寂しい。駐車場から100m程はある藤棚を抜けると、ここからがまさに、「二千階段」の始まり。私にとっては、地獄の階段‼ 数年前、友人と登った時よりは、丸太の階段は新調されていたが、階段としての幅が広く、高さもあり、登山者にとって親切と言えるかといえば・・・?。何といっても急登で、今年初めての山にしてはきつい。途中、男坂と女坂があり、ちょっとだけ緩やかな女坂を選択。2つの坂の合流点からさらに登るが、足元があまり良くない。ちょっしたクサリやロープがあるが、危険というほどでもない。ただし、ロープに結び目がなく、スルスルすべってしまう。登山経験ない人が、設置したのかな~?。最初の階段から歩くこと、およそ1200段目あたりに広場があり、ここは展望も良く、赤城山、上州武尊、子持山、谷川岳、小野小山、榛名山の景色が素晴らしいといいたいけれど、本日はうっすらとしか見えない。山頂までは残り僅か。霧雨が降ってきて、早々に下山。山歩きには天気が良くなく、やや消化不良。しかし、藤棚で「ムカゴ」発見。同行者とムカゴ拾い。「転んでもただで起きない」と言われてしまったが。因みに「藤」は藤岡市の市花。
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「雪中四友」

2023-01-10 15:11:44 | その他
「ロウバイ」 ロウバイ科
 快晴、けれど朝から風が強く、天気予報で発表されている気温よりも、体感温度は低く、いつもきれいに見えている赤城山や榛名山は見えない。上州名物「からっ風」も健在で、空気が乾燥し、彩の無い庭に水を撒いても、まるでスポンジのように土に吸収されていく。
 寒いけれど、この季節になれば咲いてくれる花々もあり、庭の片隅ではロウバイが咲き始めた。
梅、山茶花、水仙、そしてロウバイを雪中四友と言い、当家では梅の蕾はまだかたいけれど、他の花は、冬の寒さにもめげず、けなげに咲き、その花の持つ力強さを感じる。こうした植物に元気をもらい、「自分で自分を制限しない、何でもできる」という意識を持つには、少し歳を重ねすぎた感は否めないが、できればオールラウンドでいたいという少しばかりの希望を持っている。
 ロウバイは、中国原産の落葉低木。花は葉っぱより先に咲き、直径2cm程で、よい香りを放つ。基本種は、花の内側が赤紫色で、周囲は黄色。当家のそれは、花全体が黄色で、品種としては素心蝋梅のようだ。花言葉「ゆかしさ、慈しみ」など。
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「新春・・卯年」

2023-01-04 16:33:43 | その他
 令和5年は卯年。十二支の4番目。「うさぎ」といえば、真っ白いフワフワの毛並み、赤い目、長い耳。可愛らしく、身近な動物といった印象。絵画にも、題材としてよく登場し、面白いのが、国宝「鳥獣戯画」。以前、東京国立博物館で開催された「鳥獣戯画展」。蛙、猿、狐などの多くの動物が描かれ、その格好は人間のしぐさにそっくりで、ユーモアたっぷり。特に、うさぎの登場回数は多く、そのたわむれた表現に、人間の動作について、作者の観察力と表現力の凄さを感じた。
 「月にうさぎがいる」なんて、本当に信じていた幼い頃もあり、その頃の習慣なのだろうか・・毎夜、月や星を見る癖がついてしまった。
 正月、三か日もあっという間に終わり、元旦は恒例の年頭墓参。思うに、昔は、羽根つき、凧上げ、かるたとり、双六などで遊んだが、最近の子供たちはどうなのかしら?昔を懐かしみ、今年は孫と凧あげをして遊んだが、凧の絵柄も、私にはさっぱり分からない。家の中は賑やかで運動場と化したのは言うまでもないが、帰ってしまった今では、物音ひとつしない。これも、少し寂しい。
 年があらたまり、心も新たに、健康で無事に過ごしたいと願っている。当ブログに訪問してくださっている皆様、本年もどうぞよろしくお付き合いくださいませ。
 
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