啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「蜜を求めて」

2018-07-30 12:21:12 | 庭の花木
 「キンカンの花」 ミカン科
 東から西への異例の台風も、当方では大きな被害もなく、朝から照りつける日差しの中で、久方ぶりにたっぷり降った雨に、草木が生き生きしている。空を見渡せば、白い雲がやや多く、その隙間から透明感ある青い空。まさに”半分、青い”。
 公園や花畑では、植物の種類も豊富で、沢山の花が咲き乱れているが、一般的に夏場は、花がありそうでない。当家でも、夏枯れというのか、咲いている花はわずかだ。その少ない花の蜜を求めて、ミツバチや蝶がやってくる。個体はキンカン。清楚な白い花からは、甘い香り。11月頃には、ビタミン豊富な黄色い果実。ミツバチの受粉に感謝。
 明日から少しの間、当ブログおやすみします。
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「ホッと一息」

2018-07-27 10:27:29 | 庭の花木
 「ヒメヒオウギズイセンとエノコログサ」
 30℃って、こんなに涼しいの?と思うほど、猛暑の影響で、体感温度が麻痺してしまったらしい。今朝は、少し陽ざしが遮られ、多少の風も吹き、冷房の涼しさとは、肌に触れる感覚がまるで違う。
 さて、某新聞にも、友人とも話題になっている蚊。確かに、いまだ、蚊に刺されていない。夜になると、例の、ブ~ンという羽音さえ一度もきいたことがない。あまりの暑さゆえ、活動が鈍くなっているようだ。しかし、いないわけではない。天井、軒下、葉の裏、枝の間等々にいるらしい。そして、気温が25℃~30℃になると活発に動くという。天候の異変、大きな災害、蚊も異変..いろいろが連動してはいないか。
 ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)は、アヤメ科。濃いオレンジ色の花が、下から咲いてゆく。球根でどんどん増え、繁殖力旺盛。放っておくと大変なことになるので、春には数本だけ残しておく。
 エノコログサというより、猫じゃらしが分かりやすいかな?ブラシのような穂を、猫の前で振ると、猫がじゃれついて遊ぶ。一般的に、緑色が多いが、ムラサキエノコロ、キンエノコロなどがある。雑草として、厄介だけれど、ガラスの器に数本さすと、涼やかですよ。
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「たいそうお暑うございます」

2018-07-24 16:22:17 | 庭の花木
 「ワレモコウ」  バラ科
 昨日、熊谷、最高気温41.1℃! 猛烈な暑さ。群馬県内でも39,9℃を記録。夜になっても、30℃を下回らない。マスコミは、命にかかわる危機的な暑さ、不要な外出は控える、水分補給、エアコンは夜でも切らない、高齢者は熱を感知する能力やのどの渇きを自覚しにくく、気がつかないうちに、熱中症にかかることがあるので、要注意と。事実、亡くなる方も各地で相次ぎ、日中だけでなく夜間も警戒するよう連日伝えている。寝る前のコップ1杯の水、夜間の冷房は絶対切らない。気象庁は、今年の暑さを”災害”と認識していると説明している。
 ワレモコウは日本全土に分布し、馴染みの草花。蕾が宮中の御簾の上部を飾る帽額(もこう)の模様から生じた木瓜(もっこう)紋に似て、四つに割れ目がはいっているので”割れ木瓜”と図鑑には記されていた。しかし、馴染みの漢字は”吾亦紅”かも。ススキを添えれば、そこは秋の風情なのだけれど・・。
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「ネコのイタズラ」

2018-07-21 14:23:14 | 庭の花木
 「キキョウ」 キキョウ科
 どこのお宅のネコちゃんかは、分からない。当家がお気に入りなのか、散歩中の寄り道なのか、時々現れる。我が顔をみると、歩を止め、横向きで不審げに、じっと見てくる。しばらくすると、おもむろに、堂々と立ち去るのだ。まっ、ここまでは、いいとしょう。ところが、朝、気がつく、お土産に。も~う、ぷんぷん、憤慨!(フン害)。バラの枝をおいたり、クレゾール散布したり・・あれこれの対策。現在は、ホームセンターで、”ここダメシート”を購入。数十枚組み合わせ、軒下や軟らかい土の上に張り巡らしている。
さてさて、効果のほどは?
 キキョウは、秋の七草の一つとして親しまれているが、花期は7月から9月頃。白、ピンクなど花色はあるが、濃い紫の花は、他とは少し違う大人の色。可愛らしさよりは、気品ある印象をうける。多年草で、暑さにも、寒さにも強い。この炎天下でさらされている姿より、涼やかな草原で出会いたいものだ。
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「酷暑」

2018-07-18 06:13:36 | 庭の花木
 「ムクゲ」  アオイ科
 今日も、最高気温38℃の予報。体温より高い。家にいる間は、冷房が止まることがない。設定した温度に体が慣れると、その温度でも暑く感じ、1℃ずつ温度を下げる始末。湿度が高く、空気が体にまとわりつく。まだ、7月半ばなのに、先が思いやられる。
 西日本の被災地、連日の猛暑。多くの人が避難所生活。精神的ストレス抱え、体調を崩したり、不自由な生活が続いている。命を落とした人も多く、報道される映像を目にするたびに、心が痛む。一日も早く、常の暮らしが取り戻せるように・・。
 個体は、宗旦ムクゲ。花の中心が紅く、白く一重の花は、千宗旦が好んだという。夏の茶花。ムクゲは、暑さにも寒さにも強いので、庭にも公園でも、どこでも植えられている。成長するスピードも速く、挿し木でも大丈夫。樹高2m以上、花径も大きく、この暑さでも元気そのもの。
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「幸あれ」

2018-07-15 21:09:04 | 庭の花木
 「ユリ」
 芳しい香りが、チャペルを包む。荘厳ななかにも、やわらかな居心地の良さ。そう・・気持ちを満たしているのは、慶びと参列席椅子横に飾られた、大きな白い大輪のユリの香り。白いユリは、マドンナリリーと言うそうだ。マドンナリリーは、聖母マリアに捧げられた花であることから、”純粋”のシンボルになっているという。
 今日は、Aさんの結婚式。彼女に出会って、かれこれ15年。可愛く、あどけない少女だったのに、今では、実に美しく素晴らしい女性。両親の愛情を全身に受けて。真面目、温和、努力家、控えめな佇まい・・好感度抜群。人間的なバランスが良い。
 披露宴もすすみ、ひな壇の後ろのカーテンがパッと開き、目に飛び込んできたオーシャンビュー! レインボーブリッジ、フジTVのビル、建設中のオリンピック宿舎。会場が、船上と見紛うほどの錯覚にとらわれる。きらめく水面が、二人を祝福し、美しい光がこぼれてまぶしい。
 心地よく楽しい雰囲気に浸っている中、突然のインタビュー。しかも、新婦さんのすぐ前の席で。祝福の嬉しい思いが伝わっただろうか。二人の人生に幸あれ。
 それにしても、今日も暑かった! 着物が・・・。
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「友達の輪」

2018-07-12 18:01:51 | 庭の花木
 「タチバーベナ」
 歌の好きな人たちが集まり、自身が主役になって歌をうたう会、題名、歌声喫茶。というものの、実際、喫茶の部分がないので、歌声同好会のような存在。月、2回開催。友人に紹介され、初めて参加したが、ほとんどが熟女。当日は70名程。歌詞カードが渡され、先生の演奏に合わせて合唱。ジャンルも多様で、懐かしい曲が多い。なかには、メロディーきいたことがあるんだけど・・・?突然、私の隣の熟女、”楽譜があったら唄えるのにねぇ~”だって。”ほんまかいなぁ~?”。彼女、AKBBのメンバー。譜面があっても、あやしいような。
 タチバーベナは、どこにでも咲いているので、馴染みの花。和名、ヤナギハナガサ(柳花笠)。柳は、葉の形、花笠は開花時の花姿から推測される、とネットに書き込みがあった。草丈は1m程、ひょろひょろと長く、茎は四角でかなりざらついている。紫色の小花を多数つける。たくさんの友達が手をつないでいるように。多年草で丈夫。
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「継続は力」

2018-07-09 10:31:40 | 庭の花木
 「トモエソウ」  オトギリソウ科
 4回限定、初級アコースティックギター教室、昨日で終了。都合により、2度しか参加できず、先生には大変失礼した。最終日は一人ひとり成果の発表。年齢層は40~70代、15名。若い頃は弾いていたけれど、ギターはずっと奥にしまいこんだまま、という方がほとんど。それでも、昔取った杵柄、歳をとっても、体が覚えているようで、技術もなかなかだ。中でも、全くの初心者、40代と思しき男性。弦を見ながら、コードを懸命に押さえ、ボローン、ボローンとストローク。時々、音も絶えがち。しかし、途中でやめることなく、最後まで1曲、弾き語り。ご本人は、恐縮していたが、4回だけの教室で、ここまでできるには、相当、練習したのではないかしら。私も、弾けなかった昔を思い出しながら、大きな拍手をした。
 私は・・先生は上手くなった、と褒めてくれるが、自分ではあまり上達したとは思えない。ギターにかかわっている期間だけは、そこそこあるんですけどねっ。知床旅情、アルペジオでなんとか・・。来月からは、月1回の練習、名付けて”ティータイム”。名のとおり、ある人は、自慢のコーヒーを、私は抹茶をメンバーにふるまう。必然的に私の練習時間は少なく・・う~ん?上手くならない原因は、これ?
 トモエソウ(巴草)が咲きました。漢字のとおり、花びらが巴状に見えることからの命名。花びらの先が少しねじれて咲く。まるでスクリューのように。つくづく、植物の不思議さを思う。草丈70cm、花径5cm程、優しそうな緑葉、柔らかく透き通る程の黄色の薄い花びら、残念ながら一日花だ。
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「芸は身を」

2018-07-06 10:31:34 | 庭の花木
 「ラムズイヤー」  シソ科
 茶箱の点前教えてください、しかも短期間で。と訪ねて来たその人は、そして、そのご主人も、仕事で海外へ時々行かれる方。従って、外国の友人も多く、時々来日するという。今回は、日本の伝統文化でおもてなしをしたいと。その気持ちを応援したいので、即、承諾。初心者とは違い、10代の頃、お稽古をしていた経験は、動作を覚えていて、すぐに点前を思い出し、学びが速い。そして、その時間は、私にとっても幸せなひと時。好きな事を仕事にし、そこで出会った人々と趣味を同じくし、たとえ年月が経とうとも、つながりを持てるのは、人生の喜びでもあり、生活を豊かにしてくれる。
 外は小雨。庭のアジサイが雨にうたれるたびに、あざやかな青色を深めていく。
 ラムズイヤーは羊の耳。ピンク色の小花よりは、むしろ葉っぱが魅力的。銀色がかった毛で覆われた葉は、肌触りも柔らかで、羊の耳に触れているような感覚。多年草なので手間いらず。ただ、株はどんどん増えるので、そのまま放置しておくと根ぐされし、絶えることもある。数か所のい株分けをおすすめする。
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「いちばんに賞状みせたい人はだれですか」

2018-07-02 20:50:46 | 庭の花木
 「ギボウシ」
 「1コース○○さん、2コース○○さん、・・・・・」コースごとに、順々に名前がアナウンス。選手は、自分の名前が呼ばれると、椅子から立ち一礼。TVでお馴染の、あの映像さながらに。生まれて初めて経験した。昨日、NSP泳力検定にチャレンジ。数年前は、顔も水につけられない臆病者が、まさか検定に挑戦するとは。しかも、この年齢で。ノミのような心臓しか持ち合わせていないので、教室の先生からすすめられた時は”冗談でしょ?”と。しかもですよっ、リレーのメンバーにも加えられて・・・あ~どうしょう。ハードルはグングンアップ、気持ちはダウン。 ・・でも、いつまでグズグズ考えたって仕方ない、ここはひとつ、せっかく頂いたチャンス、初めての泳力検定を楽しもう、と気持ちを切り替えた。25m自由形、take your mark,ピストルの合図でいざ! 無我夢中、腕なんか全然伸びない、手も足も、がむしゃらに動かしているうちに到着。あっという間。結果、合格。嬉し~い。リレーは、すごく楽しかった。心のスイッチが、個人競技より入った。プールサイドには、観客席も設置され、応援者も多い。一生に一度の経験、楽しみました。息子にも、よく頑張った、と褒めてもらいました。合格認定書もバッジもいただけるので、あちらへの良いお土産ができたかなぁ~。いちばんに賞状をみせたい、あなたへ。
 庭の片隅に咲いているギボウシ。どちらかといえば、庭の主役というよりは脇役の感がある。個体は、オオギボウシ。常のものよりやや葉も茎も、花も大きい。少し淡い紫色で、茎には多数の花をつけるが一日花。寒さにも、暑さにも強く丈夫。
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