啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ヒガンバナ(曼珠紗華)」

2012-09-30 14:58:49 | 山野草

ケバケバしいと言うか毒々しいというのか・・。お彼岸の頃になるといつの間にか真っ赤で派手で、目立つ花をさかせる。嫌いな花だが存在感がかなりあることは認めざるをえない。1週間ぶりに自宅近くの散歩コースを歩くと、田のクロや堤防沿いの草叢などあちこちに派手な姿を誇っている。台風が近付いている。簡単な備えはしたが、明るいうちにもう一度見直しておこう。

「ヒガンバナ」はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。球根植物。ユリ科に分類されることもある。写真の個体は鮎川堤防沿いの桜並木の下。点々と咲いている。草丈は30-50センチ。地中から真っ直ぐ伸びた花茎の上部に通常6個の花をつける。花弁は6枚あり細長く、リボン状で反り返るように複雑で絡まっているように見える。雄シベ6本、雌しべ1本があり長く飛び出している。飛び出した雄シベが派手さを倍加している。

葉はスイセンなどに良く似た形をしている。花が咲き終わった後、晩秋になって濃い緑色の細長い葉をロゼット状に出す。この葉は春になって周囲の草がはびこる頃になると消滅してしまう。そして、忘れ去ってしまう秋のお彼岸の頃に球根からニョキニョキと花茎を伸ばす。妙な植物である。

全草が毒草なのだそうで、誤って食べると吐き気や下痢になってしまうという。

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「オトコエシ」と白花の「ハギ」

2012-09-29 17:05:49 | 山野草

稲刈りを一段落させ、台風が来る前に群馬に戻った。23日にトキの島に行く時、南魚沼の穀倉地帯はまだまだ刈り残された田んぼが目立ったが、今日戻る頃には殆ど刈入れが終わっていた。台風の襲撃前で農家の人はホッとしているだろう。台風17号の進路予想では群馬県辺りを通過する気配。当家の野菜が再び水没するかも知れないピンチ。稲が倒れてしまうことや、収穫の最盛期を迎える果物など農家の方の心配は、計り知れない。

「オトコエシ」はオミナエシ科オミナエシ属の多年草。草丈は60ー100センチ。花期は8-10月。散歩コース竹沼の周回道路沿いに咲いていた。白色の小さな5弁花をいっぱい平面状に咲かせる“散房花序”で、似たような花が多く見分けが難しいが多分間違っていない。

秋の七草として知られるオミナエシ(女郎花)に対し和名を「男郎花」と書く。調べると“女郎花に対し強壮に見えることから名が付いた”と説明されているものが多い。ただし、女郎花も結構強くしぶとい。私には男郎花の方がひ弱に見えるが・・・・。

白花の「ハギ」。ハギはマメ科ハギ属の落葉低木。木本だが毎年根から芽を出すことや、枝先がしなだれることなどから草本の性質の方が強い。本来は赤紫色の花をつける。当家に咲いている白花タイプは園芸種として改良されたものだろう。

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自然の中で咲いていた「キキョウ」と奇妙な形の「ナンバンキセル」

2012-09-22 20:58:16 | 山野草

周回すると4・2キロ。陽射しが避けられ、風も弱く、アップダウンが無く散歩には快適なコース。何よりも嬉しいのは“自然が豊富なこと”全周に植えられた桜の名所となっているだけでなく、山野草の宝庫であり、バスフイッシングを楽しむ人も多い。やや問題はある(タラの木など芽を出す度に欠かれてしまう)がワラビなど山菜があり、秋にはアケビやクリの実なども・・。

8月の中旬だったと思うが、駐車場から右回りにスタートして1キロほどのところで密かに咲いているキキョウを見つけた。その1週間ほど前に、更に1キロほど先の草叢の中に咲く1輪のキキョウを見つけたがカメラを持たず、数日後には下刈りで刈り取られてしまっていた。キキョウは当家の庭にも咲いており、珍しい花ではないが、野生のものを見る機会は殆ど無い。自生しているものであって欲しいと願っている>。9月に入って珍しい寄生植物のナンバンギセルも見つけた。可愛い花ではなく、奇妙な姿が印象に残る。

「キキョウ」はキキョウ科キキョウ属の多年草。日本全国の日当たりの良い野原に生えると欠いてあるが、私は野生で自生しているものを見たのは1回(高峰高原に登る道路わき)しかない。草丈は40-100センチほど。葉は互生し、縁には鋸歯がある。8-9月に鮮やかな青紫色で径が4センチ前後の星型の花をつける。広い釣鐘型で、先が5裂している。根にはサポニンを多く含み生薬(桔梗根)として咳や痰、鎮痛や解熱などの効くという。



「ナンバンキセル」はハマウツボ科ナンバンキセル属の寄生植物で1年草。草丈は15-25センチほど。葉緑素を持たず、イネやススキなどの根に寄生し栄養分を吸収して成長する。竹沼周回コースの左回り3キロ付近の、ススキが多く生えている辺りに数株見られた。3、4本固まって生えているのもあった。

花期は7-8月。茎は地中にあり、花柄だけを伸ばして先端に赤紫色の無気味な花を1個つける。どこかに小さな葉があると言う。花の形をマドロスパイプに見立てて名が付いた。 ※明日から、しばらく休みます。
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「イワインチン」と「ハナイカリ」

2012-09-22 06:04:01 | 山野草

散歩コース「竹沼」の水位は“魚が苦しくなるのでは?”と思うほど下がったまま。セミの鳴き声もぴたりと止んだ。ようやく適度のお湿りがあり、秋の気配が感じられてきた。山野草も種類が限定されてきたが、夏の花が残り、野菊など秋の花が咲き始めた。

「イワインチン」はキク科キク属の多年草。高山植物。黒斑山の中コース上部で、トーミの頭付近、表コースと合流する辺りで撮った。日本固有種で中部以北の高山ー亜高山の岩場や礫地に自生。保護活動が行われているようだが、先日歩いた湯ノ丸ー烏帽子では山頂周辺のガレ場にあちこち見られた。

草丈は10-20センチほど。岩と岩の間などにへばりつくように咲いている。細い線形の葉が密生しており、茎の先端に黄色の花をいっぱい平面状につける。1つの花は小さく、花径は3-4ミリでやや丸まって見える。花期は8-9月。



「ハナイカリ」は意外にもリンドウ科。ハナイカリ属の1年草。黒斑山の中コース登山道脇で見つけた。盛期を過ぎてしまったようで、独特の“碇系”の花が目立たないのが残念。花期は8-9月。

茎は直立し、草丈は20-60センチほど。花は淡い黄色というか薄い黄緑色の静かな佇まい。その形が船の碇に似ており名が付いているという。
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「湯ノ丸山」と「烏帽子岳」

2012-09-21 10:18:00 | 登山

谷川縦走に私のミスで参加できなかったことが未だ重く心に残っている。そろそろ次の行動をとらないと・・と思い「どこでも良いから歩こう」と候補を探した。鈴ヶ岳、尾瀬沼etc・・(イ)高速料金が余りかからず(ロ)適当な高度があり(ハ)ある程度歩き甲斐があり(ニ)できれば花が咲いているーー湯の丸山にした。烏帽子を回るか、角間を回るかは気分しだい。途中、碓氷峠では雨雲が厚く、天候を心配したが、湯の丸高原は上々の天気だった。毎年1回は歩くところだけに、地図も必要ないほど良く知った場所だが、この時期は初めて。

「湯ノ丸山」(2101M)は長野県東部の東御市の北、群馬県の嬬恋村の南西。レンゲツツジの大群落が有名な湯の丸高原、湯の丸スキー場などがある。東御市と嬬恋村(鹿沢温泉など)を結ぶ県道の地蔵峠が登山口。売店前の駐車場(スキー場の?)に車を止めてスタート。この山は登り始めて、山頂まで行けなかった初めての山でもある。友人と約束をし、台風が接近しているのは知っていたが「駄目なら引き返して温泉」という軽い気持ちでスタート。ツツジ平のあたりで引き返した記憶がある。

スキー場のリフト沿いに登る。夏場は牧場になっている。ツツジの頃には色々な花が咲いているがもうイタドリの花が残る程度。ツツジ平の周辺ではエゾリンドウやヤマハハコなど豊かな植生の名残りが感じられた。天気も良く70分で山頂到着。雲の間から嬬恋村方面が展望できた。いつも人の多い山だが、誰一人いないのも良い。北峰に寄り、そのまま烏帽子岳を目指した。角間山方面は昨年歩いている。



「烏帽子岳」(2066M)は湯の丸の北西に深い谷を隔てて並ぶ山。湯の丸から、ガレた急坂を25分ほど下ると地蔵峠方面と分ける道のある鞍部。標高差で200Mぐらい下がっただろうか。もったいない。ここから、烏帽子岳に向けてだらだらと登る。夏だったらコマクサを初め多様な植物が楽しめる。自生しているコマクサ、イワインチン、ミヤマハンショウヅル、ヤマラッキョウなどこの山で初めて見た種も多い。花の季節は終わっていたが、名残りはいっぱい残っていた。ガンコウラン、コケモモ、シラタマノキやブルーベリーなど木の実もいっぱい実っていた。山頂では東京の高校生の一団に静寂を奪われてしまったが、味噌汁・コーヒー付きの昼食を堪能できた。
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区別が煩わしい花Ⅰ「キオン」「ハンゴンソウ」「オオハンゴンソウ」

2012-09-19 08:47:34 | 山野草

先月、有名国立大学の教授先生がテレビで「上高地に特定外来生物のオオハンゴンソウが入り込んでおり、植生に影響を及ぼす危険性があるので、駆除しなければ」と言う趣旨で語っていた。オオハンゴンソウは1昨年にも上高地で見かけたし、川原や荒れた草地などでたまに目にするだけに“何を今更”・・大袈裟な??という感じがしないでもない。少し離れて見ると良く似ている「キオン」や名前まで似る「ハンゴンソウ」などとの区別のポイントが、ようやく判りかけた。

女峰山や根名草山の登山道ではキオンとハンゴンソウが混在。上高地ではハンゴンとオオハンゴンが混じり、キオンを含む3種が混合。黒斑山ではキオンが大半だった。キオンとハンゴンソウは秋口の登山道脇を代表する花。鮮やかな黄色の花が気持ちを明るくさせる。

「キオン」はキク科キオン属の多年草。写真は国道122号線の金精峠に近い丸沼付近の道路わき。草丈は50-100センチ。8-9月に鮮やかな黄色の花を咲かせる。舌状花は5枚ほどで、茎の先端に開くように多数の小さな花を咲かせる。


「ハンゴンソウ」葉キク科キオン属の多年草。金精峠付近でキオンと混在していたが、キオンはコンクリートの間から石が目立つ場所に多いのに対し、ハンゴンソウはしっかりした草地が多いような気がする。花期や散状に開く花は両種が良く似ているが、見分けのポイントは葉の形。互生して先が尖り、縁が浅い鋸歯状になるのがキオン。ハンゴンソウは手のひらを開いたように、深い切れ込みがありすぐ判る。


「オオハンゴンソウ」は同じキク科だがオオハンゴンソウ属の多年草。国道122号から薗原ダム方面に下る道路わきに群生していた。草丈は50センチから高いものでは2メートルに達するという。やや大雑把な舌状の花弁は10-14枚あり、黄色で細長く垂れ下がり気味。他の2種と比べ間が抜けている感じがする。
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上高地の花3「カメバヒキオコシ」「メタカラコウ」

2012-09-18 09:12:41 | 山野草

ヤマハッカ、タカクマヒキオコシ、アキチョウジなど似た種の植物はあるが、ネットで検索して確信しようとするとどこか違う。今日の“カメバヒキオコシ”は確信度70%程度。ファイルにつけた名もタイリンヤマハッカ、ハクサンヤマハッカ、ヤマジオウなど二転三転の大苦戦。黄色の花“メタカラコウ”は90%以上大丈夫だと思うが、山道で出会ったときに聞かれると、迷ってしまうことが多い。例の通りに知ったかぶりで掲載してしまうので、誤りを見つけた人は是非とも厳しいコメントをお寄せ下さい。

「カメバヒキオコシ」はシソ科の多年草。本州中部から東北の低山、亜高山下部で湿気の多い場所に咲く。草丈は1メートルほど。大きめの鋸状の葉。葉の先端部分が亀のように三裂しており、最先端となる中央の部分が亀の尾のように見えるのだという。ただ「変形が多く、三裂しないものも良く見かける」というから難しい。写真の個体は葉の先が三裂していないので悩んでしまった。総状につく花は青紫色で唇形。花の長さは1-1・5センチほど。

日本海側、三陸では花や葉が大きいタイリンヤマハッカという種があり、写真の個体も葉が大きいので一時はこちらだと思った。ただし「カメバ引き起こしの変種として区別しないこともある」ということ。エィ、ヤァーで名を決めてしまった次第。

「メタカラコウ」はキク科メタカラコウ属の多年草。草丈は60-100センチほど。葉はフキと似ており、長い葉柄の先にハート形の面積の広い面積を持っている。花は茎の先端に総状に付く。黄色の目立つ舌状花を下から咲かせる。写真の個体は花が終わりかけているもので、やや地味に見えるが、やや湿った深い林の中では良く目立つ。

遠くからでは区別が難しい種に「オタカラコウ」がある。区別のポイントは1、舌状花の枚数が1-3枚なのがメタカラコウ。オタカラコウは8枚2、メタカラコウのほうが小柄・・・だとか。

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上高地の花2「アケボノソウ」と「サラシナショウマ」

2012-09-17 10:47:15 | 山野草


「アケボノソウ」はリンドウ科センブリ属の多年草。梓川沿いの日陰に静かに咲いている。昨年、戸隠山に行ったとき、山麓の遊歩道沿いでこの花を知った。草丈は60-80センチほどで、茎の断面は四角形。葉は10センチ程度の卵状で互生する。

花期は9-10月。花は5弁で星形をしており、径は1・5センチほど。紫色の斑点と黄緑色の独特の模様がある。

「サラシナショウマ」はキンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草。当家の庭にもあるが茎は水準以上??に成長するが、穂状の花の部分がフッくらと開かないようだ。草丈は40センチほどから1メートル以上になり大型。上高地では8月末に咲いていたが、藤岡周辺の里山では今月末ぐらいに咲き始める。やや日陰の草叢から、穂状の白い花の部分を頭1つ浮かび上がらせており目立つ。

名の「サラシナ」は“更級”の意味だと思っていた。ところが本当の意味は“水に晒す菜っ葉”と言うことらしい。若葉を茹で、水に晒して山菜として食べるのだそうだ。生薬(升麻=ショウマ)として解熱・解毒、抗炎作用などがあるという。升麻葛根湯と言う漢方薬にも含まれているそうだ。

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上高地で見つけた花「キツリフネ」と「クサレダマ」

2012-09-16 09:12:14 | 山野草

上高地を訪ねたのは8月末だったが、もう大分前のように感じる。日中の暑さは相変わらずだが、その頃から上高地の夏は終わりかけており、昨年行った7月末と比べると、花の種類もめっきり減っていた。

「キツリフネ」はツリフネソウ科ツリフネソウ続の1年草。全国の低山から山地にかけ分布しており、水辺などやや湿った場所で見ることが多い。上高地では梓川沿いの林の中の草地にひっそりと咲いている。草丈は40-80センチほど。

花期は8-9月。花弁状のガクと唇形の花びらが特徴的で、細い葉ながら柄を延ばした先に3-5個の花をつける。花の色が黄色で、距が長く筒状に伸びている姿が小舟を吊り下げているように見えることからこの名が付いている。

「クサレダマ」はサクラソウ科オカトラオ属の多年草。知り合いは「可哀相なネーミング」と言った。ただし“腐れている”のではなく“マメ科の「レダマ」という落葉小木に似ており、こちらは草本である”ことから草連玉(クサレダマ)と名が付いたようだ。

図鑑で名は知っていたが、実際に確認したことは無かった。車山高原で名前のプレートつきで咲いており、クサレダマを思い出した。実は、上高地では大型(よく成長した)のアキノキリンソウだと思って写真を撮っていた。所有している図鑑のクサレダマの写真はアキノキリンソウと素人には区別しにくいほど似ている※そう感じるのは私だけとは思うが・・・。

今回調べて、何となくだが理解できた。葉には柄が無く、対生しているか3-4枚が輪生しているのがクサレダマ。互生しているのがアキノキリンソウ。アキノキリンソウの方が草丈も小じんまりとまとまっているし、葉も小さいような気がする。

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女峰山山頂に咲いていた「トウヤクリンドウ」

2012-09-15 08:55:29 | 高山植物



奥日光の山々はそれぞれ特徴を持った山容と適度な高度を持つとともに、植生も豊かと思っている。先月末に女峰山(2483M)に登り、植物との出会いも楽しみにしていたが、夏が終わり秋にはまだ早い時期だったのだろう・・・やや期待はずれ。山頂のゴツゴツとした岩だらけでようやくわずかの草が取り付いているところにトウヤクリンドウを見つけた。

「トウヤクリンドウ」はリンドウ科リンドウ属の多年草。高山植物。中部高山地帯から北の高山の砂礫地や岩と岩の間、石の多い草原などで見る。今年、南アルプスの荒川三山の尾根沿いの岩場でも見たが「もっと近くにあるはず」と思っていたらシャッターチャンスを逃していた。女峰山のゴツゴツした山頂で昼食を食べていると、目の前にトウヤクリンドウが咲いている。よく見ると一株ではない。キオンやハンゴンソウにオヤマノリンドウと定番の植物しか無かっただけに、かなり喜んでシャッターを押した。

草丈は10-20センチほど。花期は8-9月上旬。茎の先に長さ3-4センチの花を2-3個つける。淡い黄色(薄い黄緑色?)の清楚な花。花は陽射しをいっぱい浴びないと先端を開かないが、筒状で先が五裂している。また、花には緑色の斑点がある。

トウヤク(当薬)は薬草になるセンブリのことで、トウヤクリンドウも胃腸の薬にされることで名が付いていると言う。
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