啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ハンゲショウ」

2017-06-28 17:46:56 | 庭の花木

チャイムの音と共に、玄関にでてみれば、可愛いらしい園児が、ピンク色の帽子をかぶり、整列していた。えっ、何事?きけば、皆でじゃがいも掘りをしたので、プレゼントとの事。あらっ、まあ~。思いがけない訪問に、びっくりするやら嬉しいやら……。こうした先生方の教育に頭がさがる。“三つ子の魂百までも”の格言があるが、3歳頃までに受けた教育により、その子供の性質、性格はいくつになっても、根本は変わらないということらしい。つまり、そのくらい幼児教育は大切な事という意味か。親からの知的刺激は勿論の事、多様な経験をとおし、豊かな心を育んで欲しい、と願わずにはいられない。
ドクダミ科のハンゲショウ。ドクダミといえば、繁殖力旺盛で、抜いても抜いても増えてゆくが、ハンゲショウも例外でない。半夏生とは、夏至から数えて11日目。今年は、7月2日とか。この頃になると、この植物の葉の半分が白くなるところからの命名、あるいは半化粧で、葉の半分が白いので、半分の化粧のからの命名もあるという。しかしこの葉、日が当たらないと白くならない。涼しげな夏の花だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「クガイソウ」

2017-06-26 11:19:56 | 庭の花木
「クガイソウ」  ゴマノハグサ科
 ベランダで干し物をしていると、数匹のハチが飛び回っている。何でこんなところに?頭上を見れば、なんと、直径5~6cm程のアシナガバチの巣。キャァ~。すぐさま部屋に飛び込み、業者に駆除してもらおうかとあたふた。しかし、ここは、落ち着いてと。早速ホームセンターで、定員さんに相談し”巣ごと全滅ハチジェット”を購入。暗くなるのを待って、エイッ!と一気に噴射。その威力、抜群。・・巣を守っているハチを見れば、心が痛むが、自分が刺されては、かわいそうなどと言っていられない。初めての経験、無事難を乗り越えた。うん、自分でもやろうと思えばできるのだっ。ハチさん、ごめんなさ~い。
 「これ、何という花ですか?オカトラノオに似ているけれど」と友人。クガイソウは、漢字で九蓋草、九階草と記す。一本の茎を取り巻くように、5枚の葉が付き、それが、九段くらいになる、というところからの命名。草丈は70cm程あり、ひょろひょろと細く伸びた茎の先に、薄紫色の、ブラシのような花穂が涼しげだ。花入れに、やや長く切ったクガイソウ、それに沿うようにハンゲショウ、ピンク色の小さめのホタルブクロを根元にさした。お互いの佇まいも控えめで、部屋も穏やかな空気に満たされた。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アジサイあれこれ」

2017-06-23 10:33:41 | 庭の花木
 「アジサイ」 ユキノシタ科
 先日、一時、大雨が降ったが、梅雨に入っても、晴天が続く。本日も、関東地方は高気圧に覆われ、真夏日の予報。その日差しにも負けず、アジサイが清涼感を放っている。アジサイの咲き方は、手まり咲きとガク咲きがある。花に見えるのは、実はガク。このガクは、装飾花であり虫を呼ぶ飾り。ほんとうの花は、小さく中央にかたまっている両性花。5月上旬だったと記憶しているが、知人宅で、コアジサイが咲いていた。何年たっても大きくならない、と嘆いていたが、山にひっそり咲いているようで風情があった。このコアジサイには、実は、装飾花がない。しかし、その変わり甘い香りがある。虫たちは、この香りに誘われるのでしょう。一般的な大ぶりな豪華なアジサイに比べ、コアジサイは清楚な佇まいを感じさせる。当家の庭では、カシワバアジサイ、オタフクアジサイ、ガク、てまりなど咲いているが、これから雨に打たれるたびに、鮮やかな色彩を深めてゆくことだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ウツボグサ」

2017-06-20 16:34:34 | 庭の花木
 「ウツボグサ」  シソ科
 日中、ほとんど聞こえないカエルの鳴き声。夜には、田んぼで大合唱。その激しさから察するに、相当な数がいるのではないかと思う。どんなに大きな鳴き声であっても、子供の頃から聞き慣れているためか”やかましい”という感覚はなく、むしろ、梅雨らしさを実感する。小さくかわいい緑色をしたカエル。庭先にも現れて、ピョンピョン跳ね回っている。明日は、雨の予報。今夜あたりは、あのアマガエル、相当な鳴きっぷりかもしれない。
 ウツボグサは、漢字で”靫草”と記すように、靫は花穂の形を、矢を入れる靫にたとえたという。とりたてて、育てる、栽培するというような大げさな植物ではないと思うが、それでも、紫色の花が重なっている姿は、可憐だと思う。花が終わると、茶色になり、乾燥してしまうので、”夏枯草”ともいうらしい。広い緑の草原で、群生した紫色のウツボグサは、きっと目をひくことだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「初夏をうたう」

2017-06-17 14:28:59 | その他
 「子持ちシシャモのようにならないでぇ~、まずいオスのシシャモのように、体が平らになるように、体幹をしっかりとってぇ~、ストリームライン!」と、水泳教室の先生の元気な声。子持ちシシャモとは・・・(ぷっふっふ~)。生徒達(ほとんど、おじいちゃま、おばあちゃま)は、お互いの顔を見ながら苦笑い。頭初は、水着が嫌いで、嫌いで、ついつい猫背になってしまった。今でも、まだ慣れないのだが、堂々といているご婦人方もたくさんいらっしゃるので、なんとなくそれに紛れ込んでいる。クロール、背泳ぎ、25メートルは苦労しないが、もっと、もっと美しく泳ぎたいと、少し欲が出てきた。
 田植えが終わったばかりの水田で、カモが水遊び?グエッ グエッと、喉を押しつぶしたような低いこえで、何をおしゃべりしているのだろうか?梅雨に入ったとはいえ、連日の暑さ。こんな日は、水の中は気持ちがいい。カモちゃんも仲良くのどかでいいなぁ~。
 またまた1つ歳を重ねました。息子達からのプレゼントは、麻の扇子。うすむらさき色で、涼しげな風合い。これからの季節、バッグにしのばせるには、程よい大きさ。いいセンス!忘れずにいてくれてありがとう。Mさん、ジュエリーペンありがとう。友人からのメールにも感謝。”暑いから無理しないで長生きしてください”だって。ムムムゥ・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「クチナシ」

2017-06-14 15:16:06 | 庭の花木
 「クチナシ」  アカネ科
 梅雨の時期をいろどる代表的な花といえばアジサイ、そしてクチナシも例外ではない。写真でさえ、あの強い香りが漂ってくるかのようだ。なぜ、クチナシという名なのか?調べると、果実が熟しても割れない、口が開かない、その為に「クチナシ」の名がついたという。しかし、当家のそれは、果実など一度も見たことがない。が、偶然にも、あるTV放映をみて、その疑問が解けた。つまり、一重のクチナシは、果実を結ぶが、八重は、花は豪華だけれど、実はつかないとのこと。その名は、「ヤエクチナシ」というのだとか。ちなみに、果実は黄赤色で、染料や薬用として用いられるという。花言葉「喜びを運ぶ」「優雅」。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ニリンソウ」

2017-06-11 09:03:11 | 庭の花木
 「ニリンソウ」  キンポウゲ科
 あれから4年目。記憶のフィルムは、まだまだ鮮明なカラー。この間、時は静かに、静かに過ぎたわけではない。いろいろな思いを文字に綴れたら、どんなに気がやすまるかとも思うのだけれど。あの人がいるから、くじけるわけにはいかないと思える「あの人」が、誰にとっても必要なことだ、と何かの本で読んだことがあるが、実に同感であり心に響く。この日が近づけば、決まって連絡をくれる彼の友、ゆかりのある山に誘ってくれる彼の友・・。そうした励ましが力になり、心を支えてくれる。
 ニリンソウの花期は、4月から5月頃なので、今は名残の花が、ひっそりと木陰で咲いている。名のとおり、基本的には、1本の茎に2輪の花をつける。地下茎で増えるので、手間いらず。可憐な白い色が清楚で美しい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「マツモトセンノウ」

2017-06-07 18:10:03 | 庭の花木
 「マツモトセンノウ」  ナデシコ科
 たった一曲”ジュピター”を聴きたいがために、平原綾香のコンサートに友人と出かけた。音域の豊かさと美しい声、音の確かさ、そして愛らしい姿。”あーや”の掛け声にあわせ、飛んだり、はねたりパワフルで、エネルギッシュなステージ。広い空間をたった一人で、大勢の人たちを魅了する。プロとして自信に満ちた、躍動感あふれるステージでした。しかし、席がいまいち。一階のやや前列、中央。申し分ない席なのだが、私の前の座席の方は、体格の良い男性。およそ2時間、その方の頭とにらめっこ。体制が、ちょっと崩れるとチャンス到来。しかし、チャンスはそう簡単にはやってこない。仕方ない...ほとんど目を閉じ、生の音楽を楽しみました。
 ひときわ目を引く、鮮やかなオレンジ色の花、マツモトセンノウ。花は深く切れ込みがあり、色合いが美しい。図鑑によれば、名は歌舞伎役者、松本幸四郎の四花菱(よつはなびし)紋に、花が似ているからという。なお、センノウの名は、京都 嵯峨野にあった仙翁寺にあったことに由来するらしい。
花言葉「転機」。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「三寸アヤメ」

2017-06-03 15:50:32 | 庭の花木
 「三寸アヤメ」  アヤメ科
 先日、故障したパソコン、使えないと分かっていたが、愛着があり処分に踏み切れず、手元に置いていた。
ところが、遊びに来た甥が、それを見て「液晶はだめだけれど、本体は大丈夫じゃぁないの?」と、ケーブルでTVとつなぎ、いとも簡単に大画面でパソコンを使えるようになったのです!かんげき~!!ここ数か月、パソコンを使っていなかった事と、あまりの画面の大きさに面食らって、アップの方法を思い出すのに時間がかかること・・・。4年もやっていたのに、忘れることの速さにがっかり。
 一方、息子から送られたパソコン、甥は片手にパソコン、片手でスマホを操作し、あっという間に初期化。「2台必要?」かと。「2台はいらないかな?スマホもあるし」と私。「じゃ、もらっていい?」・・ん??気のいい私は、彼にあげてしまったのでした。何か、腑に落ちたような、落ちないような。
 故障したものは、処分するしかないと決めつけていたが、それなりに愛着のあるものを、再び使えてうれしい。いろいろな経験をし、知ることの楽しさを、また一つ学んだ。これからは、使い方を忘れないよう、両方でアップするよう心掛けたい。ただ、スマホは、段落がとれないのが残念だけれど。
 三寸と名がつくとおり、通常のアヤメより、丈がかなり低い。三寸・・10~15センチ程度で咲いている。しかも、花の大きさは普通と変わらない。従って、バランスはあまり良くないのだが、小ぶりで耐寒性があり丈夫。宿根草なので、手間いらず。特に大切な植物は、鉢ごと土におろし、花をめでていたのだが、今年はどうしたのか、ほとんどの鉢から芽が出てこない。枯らす名人になりつつある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ヤマボウシ」

2017-06-01 09:08:06 | 庭の花木
 「ヤマボウシ」  ミズキ科 
 郵便はがき、本日から新料金62円に変更。郵便といえば、前島密。彼が、郵便の仕組みを築いたといわれ、1円切手の肖像にもなっている。最近は、はがきを書く機会が少なく、もっぱら携帯のメール。既読まで明記されるのだから、便利この上ない。しかし、すべてメールというわけにもゆかない。事柄の内容により、直接電話で申すか、はがきをしたためる事により、相手に礼儀を尽くす、という作法も忘れてはならないと思うのだが。
 清楚な白い花をたくさんつけ、夏には緑の葉が涼しさを運ぶ。秋には、赤い甘い実をつけ、ヤマボウシは、花も実も楽しむことができる。そして、この果実は一般的に、スーパー等には出回っていないので、自宅の庭木ならではの特権かな?とも思う。花言葉「友情」。友人へのプレゼントとして送ったら、喜ばれるかもしれないが、通常5m~10mまで成長。落葉高木で、当家では、伸びたら剪定の時期にかかわらず、頭を止めてしまうので、花が年々少なくなってしまった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする