観音山から小林山(達磨寺)まで歩くハイキングコース。基本的には、舗装道路が多くつまらないが、点在する農家の庭の花々や丘陵(鼻高地区あたり)のノンビリとした風景など歩いていれば楽しいものがある。
道路脇に咲いていたのが「枇杷の花」。道路の下から伸びており、花の位置が丁度目の前。思わずザックからカメラを取り出した。トキの島でも枇杷は栽培されており、海で泳いだ帰り道に腹が減り、失敬して食べて叱られたものだ。スーパーで売っているものを見ると、愛媛や和歌山、房総など海の近くで、温暖な場所が産地。海の近くで、温かいところというイメージだったが、トキの島にもあるし、内陸の群馬でもあちこちで見るから結構強い植物のようだ。
枇杷は黄色(橙?)のフックラした卵形の実が旨そう。種が意外に大きいのが邪魔。実が小さく個数が多いタイプもあるようだ。花は11月ごろに咲き、地味な白。秋というより初冬に咲く割に地味なのは、動物などに媒介されずとも、地力で受粉できるという理由があるようだ。
薬効も色々あるようだ。乾燥して「ビワ茶」(葉?)になる。直接幹部に使う生薬、葉の上にお灸を載せる温圧療法など色々な形で使われる。