啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「去りゆく年」

2018-12-31 15:11:47 | その他
 当ブログに訪問していただいた皆様、この1年間、本当に有難うございました。また、あたたかいコメントをお寄せいただき、励みになりました。年齢を重ねた為か、1年間が早く感じ、そのスピードは、年々増すばかりです。
 過去に一度もアップされていない草花を、今年は23種掲載。そのほとんどが、旅でであったもの。日本の○○とよく似ているけれど、でも、どこか違い、明確な名前が分からない為、アップできない花々もたくさんありました。来年はまた、新しい草花に出会えるよう願っています。
 年末恒例の、country grandpa yearend party、いつも同じ、高崎ジョージアンハウスで開催。バンド演奏、フルコース食事、気の合う仲間とのパーティーは、年末の慌ただしさを忘れ、楽しいひととき。もちろん、アマチュアバンドであるけれど、生演奏を聴くと、学生時代の、その時の時代やその瞬間を思い出す。そして、年に一度当時の仲間と会い、時を超え、一瞬にして空間を超えてしまう。たとえ何十年経とうとも、お互い元気で会えること、そのような仲間に巡り合えたこと、健康でいられること、声をかけていただけること・・当たり前のようだけれど、それはとても幸せなことだと思っている。
 今年も残すところ、数時間で新しい年が始まる。自然災害、世界状況の変化、財務省の公文書改ざん、その他にも腑に落ちない事柄がたくさん・・来年は消費税もあがる。ボーッとして生きたいが、どうも、そういうわけにはいかなそうだ。
 皆様、どうぞ良いお年を。
 アップしたのは、ジョージアンハウス。
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「年末寒波」

2018-12-28 14:11:16 | 庭の花木
 「セツブンソウ」  キンポウゲ科
 ついに冬の嵐。北海道から日本海側は大雪。ところによっては、猛吹雪の情報。ニュースでは、年末から年始にかけての寒波情報を伝えている。確かに予報どおり、県内の山沿いでは50cmの降雪量、平野のこの辺りでも、乾いた空気と冷たい空っ風が吹き、澄み渡る空の中にも、ところどころ、どんよりとした重たそうな雲も垣間見える。つい先日まで、すごしやすい日が続いていたのに、年末、この帰省ラッシュのこの時期に、こんな意地悪しなくてもいいんじゃないの?と空を見ながら、つい恨みごとの一つも言いたくなるが。
 土に埋めてある鉢の中に、何やら白いもの。何と、咲いていたのは、一輪のセツブンソウ。え~、こんなに早くぅ~、へんじゃないの?だって、節分の頃に咲くので、セツブンソウの名がついているのに・・早いっ、早すぎる。草丈、4cm、5枚の白い花びら。あまりに小さく、見過ごしてしまいそう。上品な佇まいで、大好きな花。原産、日本。花言葉「微笑み、高貴」
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「台湾 あれこれ」

2018-12-25 18:33:47 | 旅行
 鮮やかなピンク色の花。眺めていると、”あれは、トックリキワタだよ”と教えてくれたのは、沖縄の人。ブーゲンビリア、ハイビスカスなどは情熱的な花だけれど、それに負けていない。花が終わると、実をつけ、中から綿が出てくるのだという。それで、とっくり木綿。

熱帯アジアが原産という”モクセンナ”。こちらは鮮やかな黄色。かなり高木。マメ科。誕生花 1月1日。


「虹の村」
 虹氏が描いたアート。アニメのような可愛らしい絵が、家の周囲、道に至るまで描かれている。彼は、現在96歳。お会いしたその姿は、実に若々しい。“文化”として、現在は残しているとのこと。観光客でかなり混雑。
 公園を歩いていると、何やら異様な鳴き声。リス! リス! 皆、興奮気味。その鳴き声、にわかに信じがたい。まるまる肥って、毛がふさふさ。何とも大きいのだ。第一、人間を怖がらない、堂々としたものだ。野生のリス、まじかで見たのは初めて。
 台北101展望台からの夜景は絶景! 5Fから88Fまで、わずか37秒。超はやっ!さらに、自力で91Fの屋外展望台へ。足がすくむ高さ。
 日本から近くて、冬は温暖な台湾。ホテルもバスも冷房しかなく、少し困ったけれど、食事は美味しい。
せっかく少し中国語を勉強したのに、全く使うことなし。挙句の果ては、Thank Youだなんて・・謝謝と言えば良かった。
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「いいね! 台湾」

2018-12-21 19:34:53 | 旅行
 「肉形石」
 成田空港からおよそ3時間30分、そこは温暖な気候の台湾。訪れは台北は気温22℃。日本と変わらない近代的な都会の姿。総統府、中正記念堂、九ふん、台南の高雄、蓮池澤、日月澤、忠烈祠・・逃せないスポットはたくさんあるが、旅の一番の目的は、何といっても故宮博物院。歴代の中国の皇帝たちが、権力、財力を示し、収蔵してきた宝物は69万点。見応え満点。ルーブル、メトロポリタン、エルミタージュとならぶ世界4大博物館の1つで、中国工芸美術の最高峰。以前、北京の故宮博物館を訪れたが、台湾の故宮はすごい!
 教科書にでてくるような青銅器の数々、 陶磁器、象牙細工・・絶対に外せないハイライトは、豚の角煮ソックリの天然石”肉形石”。肉の質感が見事で、本物そっくり。このまま食べられるのではないか、という錯覚に陥るほど。もう1つは、翠玉白菜。ところが、何とこのお宝、他へ貸し出し中。あ~残念、何ということか! 
 69万点という膨大な収蔵品の、わずかしか展示されていないが、一点一点、そこには歴史の喜びと、悲しみが込められている気がする。これからも、本物に触れる機会を多く持ちたいと思う、元気なうちに・・。

台湾南部、蓮池澤。七重の塔・龍虎塔は高雄のシンボル。龍の口から入り、虎の口から出ると、何か良いことが!そういえば、誰かさんは寅年。
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「五感で」

2018-12-14 21:03:25 | 庭の花木
 「イソギク」  キク科
 ”クリスマス プレゼントです”と渡された可愛らしいパッケージ。中からは、日日是好日の本。さすが、私の好きな本をよくご存じの友。久方ぶりであったのに。その夜、一気に読破。食事を摂るのも忘れて。勿論、映画は観た。素晴らしい!本当に素晴らしく、感動の連続だった。でもねっ、本はそれ以上。一つの言葉から、頭の中では、映像となって想像の翼を広げられたり、考えたりもする。その連続。だから、本は楽しい。そして、心の栄養もたっぷりいただく。
 文庫本の帯から
 「会いたいと思ったら、会わなければいけない。好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない。花が咲いたら、祝おう。恋をしたら、溺れよう。嬉しかったら、分かち合おう。幸せな時は、その幸せを抱きしめて、百パーセントかみしめる。それが多分人間にできる、あらん限りのことなのだ」。
 文中に登場する先生、凛として、何と素敵で魅力的な方なのでしょう。こういう方に出会いたい、とつくづく思う今日この頃。文中、銀座 空也、島根 三英堂 、長岡 大和屋 越乃雪・・・どれもこれも絶品。
 イソギクは、漢字で磯菊。字のごとく、磯を代表するキクとのこと。あざやかな黄色の花は、直径1cm弱。とても小さい。葉っぱは厚みがあり、白い縁取りもある。その裏は、細かい毛でおおわれて白く、肌触りもスベスベ。10月頃から咲き始め、冬になってもまだ咲いている。
 ブログ、少しお休みします。
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「新そばに舌鼓」

2018-12-12 14:20:21 | 庭の花木
「ヒメツルソバ」  タデ科
 ソバは冬の味覚。打ちたて、茹でたての新そば、うまっ! ほのかに甘く香り、歯ごたえの良さは抜群。店で食べるより、ずっと美味しい。作ってくれたその人は、そばの愛好家。ご自宅では、そば教室の看板を掲げている。
 そばを美味しく食べるには、茹で方にコツがありそうだ。キッチンでその様子を、拝見させていただいた。・・たっぷりの湯に1人前だけのそばを入れ、そばが少し上に上がってきたら、火を弱め、お湯に入れてから待つこと1分。その間、絶対箸を入れないし、水もささない。その後、そばを掬いあげ、たっぷりの水の中へ。それをすぐ取り出し、氷で冷やした水の中へサッと通し、ザルに盛り付ける。何人分でも、その繰り返し。一度に2人分とか3人分とか茹でない。招かれたAKBBのばばちゃん、お腹いっぱい、幸せいっぱい! ついでに、年越しそばを注文した。なんと、5人分!
 ヒメツルソバは、ソバの名前がつくけれど、そばではない。小さな小さなピンク色の花が集まって咲く。丈夫で、手がかからない多年草。放っておけば、こぼれ種で雑草のように増えるが、一面に咲く花の様子はかわいらしくもある。また、個体のように、紅く色づく葉も美しく、見どころの一つだ。
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「季節前進」

2018-12-09 18:27:59 | その他
 「ヤツデ」  ウコギ科
 北日本からは大雪の便り。関東にも、どんどん冬の空気が迫る。これが、例年の冬の気候。今までが異例で、暖かすぎたのかもしれない。今年の紅葉も見納めだ。
 昨夜は久方ぶりのクラシック。シューベルト「ロザムンデ」 シューマン ピアノ協奏曲イ短調、ブラームス 交響曲第2番ニ長調。バイオリン、ビオラ、チェロ、フルート、オーボエ、クラリネット・・・たくさんの楽器が、それぞれに個性ある音を奏で、それらが見事に調和し、音の束となる。あまり、馴染みのない曲であったが、生演奏はやはり迫力があり、音を独り占めできる至福のひと時でもある。
 猫の手も借りたい師走。何かと気ぜわしい。それこそ、八つ手が欲しいこの頃。ヤツデの葉は大型で、しかも、沢山の切れ込みがあるのでよく目立つ。民家に植えられているので、時々見かける。花期は冬。花の少ない時季、蜜を求めて、虫達も集まってきます。花言葉「健康」。

 ヤツデの葉。
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「コットンボール」

2018-12-05 17:18:27 | その他
 「綿花」 アオイ科
 散歩中、偶然見かけた地植えの綿花。日当たりがよく、風を避けるように、畑の隅に植えてある。触れると、ふわふわ優しい感触。花は、7月頃からハイビスカスのような花が咲くようだが、実際には見たことがない。
 ”綿”と言えば、思い出すのが敷き布団つくり。綿は保湿力もあり、吸湿性に優れているが、数年使用していると、布団はペシャンコになり、晴天時、日に干しても、布団自体は暖かいけれど、弾力がない。そこで、業者に綿の打ち直しを依頼。家庭では、カバーを新調し、うち直して返されたふわふわの綿を、幾重にも重ね、綿が動かないよう4隅を糸で固定し、カバーごとひっくりかえし、形を整える。
 高校生の頃、12月頃になると、母の手伝いをしながら覚えた。母も歳を重ねるにつれ、そうした作業は全て業者に依頼し、ふかふかの新調した布団が送られてきたものだ。綿花を目にした時、師走の我が家の、こんな行事を思い出した。もう、半世紀近くも前のこと。
 そして、思い出した今年訪れた赤城の宿。就寝時、何だか身体が圧迫されるように重い。はて、何だろう?・・・。分かりましたその理由。綿のかけ布団!軽い羽毛に慣れていた為か、かなり重さを感じた。
 あっちにゴロリ、こっちにゴロリ・・寝付くのにちょっと苦労してしまった。

 6月に頂いたハイビスカス。まだ、咲いている。今日はやや風が吹いたが、晴天。昨日は蕾だったのに。
青空に映えて、きれいです。
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「結んで結んで」

2018-12-02 18:08:43 | 庭の花木
 「シロヤマブキの実」
 友人から、手作りの干し柿を頂戴した。渋柿をもぐ際に、ヘタの上の枝を少し残すように切りおとす。柿をむいたら、糸でその枝を結び、一つ一つの柿がくっつかないように順々につなげてゆき、風通しのよい軒で乾燥させるという。カビが生えないように天候に気を配り、柿の硬さや乾燥状況を見極める。
 かつて私も挑戦した経験があるが、あまりに硬すぎて歯が立たなかった記憶がある。美味しい干し柿を作るのは、なかなか手がかかる。
 葉が真っ黄色にそまり、小枝の先には、黒く熟した可愛らしいシロヤマブキの実。ヤマブキと名がついているので、黄色の花をつけるヤマブキと同じ、と思いがちだが、両方を比較して観察すれば、違いは一目瞭然。
 最近は弱風であっても、一枚また一枚と枝から離れて散りゆく葉が多いが、”実”は案外しっかり枝についており、殊のほか長く目を楽しませてくれる。黄色い葉と真っ黒な実、なかなか調和のとれた色調。改めて、自然の美しさを感じる。

頂いた干し柿。毎年、100個以上作るという。
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