啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

イタドリとゴゼンタチバナ(実)

2010-08-31 13:50:26 | 山野草
花や美しい景色を見ても、写真に撮ろうと思わない事がある。理由はあまり無い。
ゴゼンタチバナは今年山で何回も見たが、一度も花の写真を撮らなかった。イタドリ
もどこでも見られるが、花の写真を撮った記憶が無い。本白根山を歩いたとき、ふんわり
としたイタドリの花、ゴゼンタチバナの赤い実が何故か気に掛かり写真に収めた。

1、「イタドリ」 タデ科の植物。山里から登山道脇、草原などあちこちで見る。子供
    の頃、トキの島ではこの植物を「ぽんぽんスイコウ」と呼んでいた。春に伸びた新
    芽を食べることができる。噛んですっぱい味がしただけのような記憶しかないし、    美味しくない。本白根山の遊歩道脇にもいっぱい咲いていた。何だか花が新鮮で、    フックラして可愛く感じ、写真を撮った。


2、「ゴゼンタチバナ(の実)」  日光白根山や湯の丸山、あちこちでこの花と会った。
    ところが何故か、写真は撮らなかった。この花の名は、白山の最高峰=御前峰で
    発見されたことから付けられたという。背の高さが10-15㌢の低木。
    カミさんから「この可愛い赤い実は何?」と聞かれ、改めて興味を持った。

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コマクサとヤナギラン

2010-08-30 08:51:18 | 山野草
真夏の高山植物と秋の草が咲き始めた本白根山。今日、掲載する花はそれぞれ2回目だが
写真を撮った場所により、それぞれ思い込みが違ってくる。

「コマクサ」  高山植物の女王と呼ばれる。高山の石とわずかな砂などに囲まれた
  厳しい環境のガレ場に咲くこの花。登山者には、この花を見つけたときホッと
  する時間を与えてくれるのだろう。盗掘や自然環境の変化などで、本白根山の
  コマクサも絶滅しかかったそうだ。地元の皆さんや、草津の中学生の努力で今は
  かなり復活している。それでも、盗掘する人がいるというから許せない。

  本白根山の旧噴火口を取り巻く尾根沿いに、まだコマクサは残っていた。かなり
  の個体数。写真を撮るのも接写できる範囲にいっぱいある。コマクサをじっくりと
  見るには最高の場所と言える(私の経験では)。自然の姿で生えている。


「ヤナギラン」 逢の峰に咲いていた。風通しの良い草原や尾根沿いに、夏を飾る
    花。高峰高原のヤナギランを掲載したが、草津高原のものも元気だった。



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ツルリンドウ

2010-08-29 08:41:25 | 山野草

「ツルリンドウ」。草津、本白根山の鏡池から、山頂ロープウェイ駅に向かう山道。
イワカガミがいっぱい自生しているやや日陰の道で、カミさんが目敏く見つけた。
何年も前のことだが、トキの島から持ち帰り、小さな鉢に植えていた。順調に伸び、
篠竹を伝って伸び、可愛い花をいくつもつけた。晩秋に実る赤い実も楽しめると思っ
ていたが、花は咲くものの、2年ほど実が付くことは無かった。そして、新しい目が
出なくなってしまった。

ツル状の幹に、小さな薄紫の花が付いている。これがリンドウ?とも思えるが
よく見ると花の形も、葉の形の梨郷に似ている。つる草ながら、何かに巻きついて
高く伸びるのではなく、私が見る限り地面を這うように伸びているケースが多い。
春の葉のグリーン、夏から秋口の紫の花、そして晩秋の濃い紫の実と3回楽しめると思う。
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アキノキリンソウ

2010-08-27 10:18:45 | 山野草

「アキノキリンソウ」は登山道脇や、草原などどこでも良く見る花。
アキノ(秋の)と名がついているが、私の印象では「盛夏」の花という感じが強い。
日当たりの良い場所を選んで咲くようで、歩いていても良く目立つ。至る所に咲いており
写真を撮るのも億劫になるほど。ただ、写真を撮ろうと思うと、咲き始めたばかりのものや
ピークを過ぎたものなどが大半で、なかなかよいものをとるのは大変だ。

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本白根山とリンドウ

2010-08-26 17:19:22 | 低山歩き
この暑さを避けるには、映画館や図書館、プールなど考えられるが、どれもいまいち。
結局、高いところに行こうという事で、草津の本白根山(2165㍍)のハイキングを選んだ。リンドウが咲き始め、アキノキリンソウは満開。まだ、コマクサが残っていた。

 草津の町を抜け、高原に向かう。午前9時30分頃、車の気温表示は24度Cほど。
スタート地点の白根山湯釜のレストハウス駐車場辺りは気温21度C.夏休み中とはいえ
平日なのに、駐車場は早くから車で一杯。湯釜見物のコースは人が連なっている。

 カミさんと2人、準備を整え人と反対のロープウェイ山頂駅方面に歩き出す。キリンソウ
やリンドウ、イタドリなど咲く道葉人通りも少なく快調なスタート。逢の峰(2110㍍)
で小休止。ヤナギランが満開だ。ここから、ゲレンデ沿いに降り、ロープウェイ山頂駅に
降りる。

 ここから、本白根への本格的なコース。火口跡を見下ろす尾根に出ると、雄大な景観。
そして、ガレバにはコマクサが残っている。地域の人々の努力で復活したものと言うが、
ほぼ自然に近い形で生きており、カメラの接写もらくらく。個体数はコース全体に無数と言って良いほど。見事である。

 本白根山山頂で昼食。ヒメシャジンなど写真を撮って、鏡池経由で本の道を戻った。
快晴で無いと花を開かないと言うリンドウが、所々で開いていた。完璧な天候。平地では
35度Cを上回る猛暑だったが、天空の散歩とは行かないまでも、快適な3時間半の散歩だった。


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ネジバナとハナイカリ

2010-08-25 13:09:49 | 山野草
赤城の小沼を周回する遊歩道沿いを歩いた。ここも季節の花や木が楽しめる。草の間に
ネジバナや咲き始めたばかりのハナイカリを見つけた。
1、「ネジバナ」
  ネジバナのことをモジズリと呼ぶと図鑑に書いてある。百人一首の「みちのくの
  しのぶモジズリたれゆえに みだれそめにし われならなくに」と言う句を思い
  した。「しのぶモジズリ」と言う意味がわからないが、何となく激しい恋心を歌
  っているようだ。
   小さな可愛い花。ラン科の花だという。ラン科の植物は個体を減らしているも
   のが大半だが、この花は心配ないそうだ。そう言えば、庭の芝生の中に突然と
   咲き出すこともある。


「ハナイカリ」
   春に咲くイカリソウはメギ科。8-9月に咲くハナイカリはリンドウ科のハナイ
   カリ属。花の形が船の碇に形が似ていることから、名がついているようだ。夏の花
   は、色は薄い黄色から緑がかっている。春のものは紫や白に近い色があったと
   思う。地味な花だが、花の種類が減った時期にタイミングよく咲き出す。

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センニンソウ

2010-08-23 11:49:12 | 山野草

※「センニンソウ」の画像です。
  添付を失敗してしまいましたので再掲載。
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センニンソウ

2010-08-23 11:32:10 | 山野草
ちょっとピークを過ぎた花で恐縮だが、赤城山に前橋方面から登る道路添いに咲いていた。
登りかけて直ぐ。以前は有料道路の料金所があった辺りの先である。カミさんと恒例の
「赤城の焼きトウモロコシ」を食した帰り道で見つけた。

この花は、8-9月に咲くつる草。変わった名前がついているが、花柱に伸びる白い羽毛を
仙人の白いひげに見立てたものだと言う。十字に広がる白い部分が花弁と思うが、そうではなくてガク片と図鑑に書いてあった。驚いたことに、世界に仲間が多く、クレマチスやテッセンなどは、この花が原型の園芸種だそうだ。


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キオン

2010-08-22 10:26:54 | 山野草

一定の高度のある山では、夏の花々がおわりを告げ、秋の花に変わり始めている。
赤城山の湿原・覚満淵の周辺の草原では、黄色の花を付けたキオンが、周りの草より
一際高い背丈で目立っていた。花の種類が減ってきている時期だけに、余計に人目を引く。

冬を除き、道端や畑にいつでも咲いているノボロギクがキク科のキオン属だと図鑑に書いてあったが、わざわざ高原まで行って見るせいか、はるかに存在感は高い。ただ、夏の花が一杯の時期ではカメラを向ける人が少ないのではないか。アキノキリンソウも咲き始めているが、華やかさはキオンに劣るものの、こちらの方が知名度?が高いような気がするが・・。
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ススキ

2010-08-21 10:25:37 | 山野草

いい加減にしてよ!というほどの暑さが続く。
19日の赤城山は平地より、10度C弱気温が低い23-24度だった。
覚満淵と小沼を一周したが、この一帯は夏の終わりが感じられ、ススキ
が穂を開き始めていた。一本だけだが小さなリンドウも明日には咲きそう
だった。尾根沿いではもう咲いているのかもしれない。

山野草に興味が無かった時期には、見向くことも無かった「ススキ」。
今では、季節の変わり目を実感するのに貴重だ。どちらかというと、秋の
花は好みではない。どこか寂しいような気がするのは私だけか・・・・。
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