啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「みなぎる力」

2018-02-26 09:44:37 | 庭の花木
 「バイモユリ」
 オリンピックが閉幕した。当初は、政治色が強くにじんでいた感があったが、始まってみれば、心を熱くした名場面の数々。肋骨を骨折し、痛み止めを飲みながら、本番に臨むという驚きの事実、怪我と闘いながら連覇を果たす驚異、プレッシャーと闘いながら、それに打ち勝つ精神力、勝つための努力のプログラム・・・。名場面に、何度も何度も、繰り返し放映される映像を観るたびに、手に汗を握り、大興奮し、拍手を送る。メダルにかかわらず、世界のアスリートの競技に、感動の日々だったけれど、一つだけあげるとすれば、スピードスケート女子500メートル、小平奈緒。金メダルの素晴らしさは勿論だけれど、韓国の友を尊重し、たたえるその姿には、心にず~んと来るものがあった。そこにこそ、スポーツの真髄をみた気がした。4年に一度しか観ることができない特別な日々、本当に楽しませていただいた。
 硬い、かた~い土を打ち砕き、日一日とグングン伸びている茎、バイモユリ。たくましいです。今朝は、10Cm程まで丈を伸ばしている。春に花を咲かせ、5月頃になると枯れて、およそ10カ月、暑くても寒くても、土の中で耐える。これからは、少しずつ暖かくなり、植物も成長する。開花の瞬間に向かって、いまエネルギーをため込んでいる。

ピンク色のワビスケが、ようやく咲きました。白花よりだいぶ遅れての開花です。先日、少し雨が降った折に、撮影しました。友人のご主人お手製の竹の花入れにさし、日々楽しんでいます。
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「春は名のみ」

2018-02-23 10:29:56 | 山野草
 「ホトケノザ」  シソ科
 ”B型インフルエンザだったわ”と友人から電話。”えぇ~!”。風邪だと思って、市販薬を飲んだら、熱が下がったけれど、念のため診察していただいたら、B型と判明。3日間外出禁止。タミフル飲むと余計に具合が悪くなるし・・飲んだほうがいいよね? そりゃ~、そうでしょうよ。 今年は、A型 B型が混在して発症しているというし、B型は高熱が出にくく軽いため、気づかない人も多いという。さっそく、スポーツドリンクと簡単なおかずを持って、お見舞いに出かけたけれど、本人はいたって元気。でも・・でもねっ、発症する前日は、一緒に外出していたし、私大丈夫かな?潜伏期間はあるし・・なんだか心配。
いつになったら、春になるの?連日かなり低温。本日も、前橋では最高気温9度の予報。あ~寒っ。
 葉が茎をぐるっと取り囲み、何段にも葉が出ている。この姿が、仏像をすえるための台座に似ていることからの命名。もっと、暖かくなれば、茎も伸びるのだろうが、まだ寒い2月は伸びられないでいる。本格的な春の到来ともなれば、根を張り、畑一面ピンク色に染まり、少し厄介な雑草と化してしまうが、寒い季節は温もりを感じさせる。
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「まんず咲く」

2018-02-20 13:27:53 | その他
 「マンサク」  マンサク科
 会場の70%は女性だっただろうか。誰にでも、平等に与えられた24時間、同じ一日なら、今日という日を思いっきり楽しもうとする、女性の行動力あるパワーはすごい。爆笑寄席に、プールの仲良しさんと出かけた。今、超人気の春風亭昇太氏、林家たい平氏、かみきりが得意な林家二楽氏など。”笑点”でおなじみのメンバー。知名度は高く、本物をみにゆこうと、11月にようやくとれたチケットは、最後列。友人は、オペラグラスなんぞを持って、いたく熱心。落語なので、お顔は・・・渡されたグラスを覗いたが、テレビで観るのと全く変わることもなく・・です。でも、人気があるには、理由がある。観客を飽きさせない、知らないうちに、ぐいぐい話に引き込まれ、会場はたちまち笑いの渦。まさに、笑点。たっぷり2時間、楽しんだ。
 日本全土に分布しているマンサク。春を告げる花はたくさんあるが、この花も早春にまっ先にさく(まず咲く)から、マンサクの名とも。また、豊作からの意味もあるらしい。薬用植物で、枝葉の煮だし汁は、胃腸病や傷に良いという。楽しく、踊っているように見えるのは、花びら。そのもとに、おしべやがくがある。黄色の花びらは、よく見かけるが、紅色は珍しい。観ているだけで、ウキウキ楽しくなってくる。
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「すべすべ、ふわふわ」

2018-02-17 12:12:21 | その他
 「ネコヤナギ?」 ヤナギ科
 一口に、○○ヤナギといわれる植物が、図鑑で調べると殊のほか多い。なじみは、ネコヤナギなのだが、イヌコリヤナギ、バッコヤナギ、シバヤナギ、コゴメヤナギ、タチヤナギ、オノエヤナギなど、聞いたこともない名がずらり。これらは果穂にそれぞれ特徴があり、図鑑と首っ引きなら、判別できそうな種類もある。ただ、キツネヤナギやネコヤナギはよく分からない。キツネヤナギは、花の穂がキツネの尾を、ネコヤナギもネコの尾に見立てての命名のようだ。図鑑によれば、キツネヤナギの分布は、岩場とか火山砂地で、ネコヤナギは川岸に分布。そういえば、確かに河原でよく見かけた気がする。
 アップした個体は何?ネコヤナギ?でも、これに似たフリソデヤナギなるものを、図鑑で知った。ネコヤナギより、花が一回り大きいとのこと。なんだ?なんだってぇ?・・・?結論として、分からない。けれど、○○ヤナギに間違いがないでしょ?見ているだけで、猫の毛の感触が、伝わってくる。晩春から初夏になれば熟し、ふわふわとした種子は風に飛ばされてゆく。
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「わが家の春」

2018-02-14 13:52:17 | 庭の花木
 「フクジュソウ」  キンポウゲ科
 埼玉県内の高校、吹奏楽部、Winter Concertに出かけた。全日本吹奏楽コンサートで、金賞、銀賞など受賞し、海外でも演奏している、有名な吹奏楽部。定期演奏会ともなれば、チケットをとるのも大変ときいている。当日、会場は中学生、高校生もかなり多く、満席。駐車場は混雑し、遠方からのスクールバスも。個人的に、吹奏楽の知識が乏しく、そのサウンドについて、残念ながら分からない。ただ、うますぎる、素晴らしい音色、ハーモニー抜群・・過ぎてしまえば、夢中で聴いてしまったという感覚。そして、ステージから学生に向け、楽曲の紹介とともに、譜面の音符の解釈の仕方・・たとえば、音符どおりに吹けば、こんな感じだけれど、そこは、これこれこんな様に解釈して吹いてもいいのかな、と分かりやすくチャレンジ指導もする。私には、ほとんど理解できないのだけれど・・。アンサンブルステージ、吹奏楽ステージでも、どれをとっても素晴らしい演奏で、生徒の個々の、意識の高さをみせつけられた。高校生とは思えぬ本格的な吹奏楽を聴いた心もちだ。
 フクジュソウが咲いています。たっぷり、うららかな春の陽をうけて。福と寿で、実におめでたい花。別名、元日草。花びらは、光に敏感で、曇るとすぐ閉じてしまう。きれいな花だから植えるといいよ、と母が庭先に植えてくれた。この花が咲くと想い出す母の姿。今年も咲きましたよ。

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「小さな春」

2018-02-11 15:29:04 | その他
 「ウメ」  バラ科
 やばみ、じわる、おけまる・・・久方ぶりに、高校生と話をした。何の意味か、さっぱりわからない。勿論、目上の人との会話ではなく、友人同士の話の単語。つい先日の話題ではあるが、広辞苑が10年ぶりに改訂され、新しく1万項目が追加された。その時、こんな語が広辞苑に載るのか、と少し驚いたが、それも市民権をしっかり得て、定着したのだろうと考え、自分の感覚とはちょっと違うと、違和感を覚えたものだ。自宅の広辞苑は、昭和54年発行版で、だいぶ古いけれど、現在の生活環境ではほとんど不自由しない。リビングの片隅で鎮座し、それなりに重宝している。今の時代、分からないことはネットを開けば、すぐに教えてくれる。分厚く、重たい辞書をひかずとも、調べ物ができ、非常に便利な世の中になったと、つくづく思うのだが、アナログ人間としては、ページをめくる楽しさもあったりする。
 葉っぱのないさびしい枝に、梅の花がほころんでいた。たくさん咲いていても、華やかさというよりは、控えめな清楚な花姿からは、ほんのり甘~く、かぐわしい香り。小さいけれど、生き生きとした蕾は、生命力に満ちている。上品な佇まいに春の気配。
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「春よ来い」

2018-02-08 14:56:54 | 庭の花木
「ウグイスカグラ」  スイカズラ科
 北陸を中心に、記録的大雪。長時間、車が立ち往生し、いたましいニュースも伝えられている。ドライバーの苦労も”さこそ”と推測する。生活にも物流にも影響を与えている大雪。長岡の友人からも、屋根に積もった雪のメールが送られてきて、深さは腰ほどあるという。関東では、連日、乾燥した冬晴れ。日本海側は、まだまだ雪が続きそう。
 一方、昨年から続く天候不順で、野菜がかなりの高値。白菜は、1玉 500円、大根300円、ほうれんそう、レタスの高いこと! そうした状況下、野菜の泥棒被害が多くなっているという。なんだか、信じられないけれど・・・。それにしても、高いなぁ~野菜。春が早くやって来てほしい。
 ウグイスカグラが咲いています。3月頃に咲く花、という認識だけれど、1月下旬から咲いているので、ミヤマウグイスカグラでしょうか?かなり枝分かれし、全く葉のない枝に、たくさん淡いピンクの蕾を付けている。筒状の、ほんとに小さな花なので、主張しないその姿から、茶花として重宝している。また、花が終わると、赤色の可愛い実をつけるので、二度楽しめる。
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「隠しきれない儚さ」

2018-02-05 13:34:14 | 庭の花木
 
「セツブンソウ」  キンポウゲ科
 雪どけの植木鉢に、何やら白いもの・・? あらら~、びっくり、何とセツブンソウが咲いていたのだ。その可愛さと、花びらのはかなさは、言葉に表現できない。それは、非常に心もとなく、触れれば、散ってしまいそう。姿は、カゲロウ(エフェメラ)にたとえられ、エフェメラルプラント(短命植物)の一種と、図鑑に記されていた。
 その名のとおり、節分のころ、土から芽を出し、花をつけることからの名。埼玉県、秩父の方から分けていただいた。通常は、2月下旬頃でないと咲かないのだが・・・。日本特有の山野草で、関東地方から以西に分布し、山地の木陰、落葉樹林、特に石灰岩地を好むとされる。当家でも、それらしい土を鉢に詰め、夏の蒸し暑さ、乾燥を避けるよう、植物にとって、居心地の良い場所を選んで、移動して育てているのだが、今年の花の状況からは、非常に危険な状態。数少ない花の中では、茎さえまともに伸ばせないで、やっと咲いているものもある。劣悪な環境の中、エネルギーを最大限使い、土を破って、精一杯広げている一枚一枚の花びらは、実に愛しい。想い出がたくさん詰まった花、私の好きな花、ベスト5。

































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「Winter」

2018-02-02 11:31:42 | その他
 昨日、昼頃から降り出した雪は、ちらちら途絶えることもなく、現在も続いている。時々、うっすら陽が差す瞬間は、屋根や木や畑に積もった雪に反射して、まぶしく輝く。前橋では、積雪15cmと発表されているが、当家では11cm程度。前回は、積雪量も多く、大騒ぎをしたが、今回、近所では雪かきをしている様子もなく、自然に融けてゆくのを待っている状態。そういう私もしかり。どこにも行かず、じっとしている一日になりそう。少々、不便を感じるが・・・でもねっ、みて、みて、この景色!本当に、きれいなのですよ。上州名物、空っ風が吹き、時には、土ぼこりが舞う景色とは一変し、音もなく、静寂な世界。清らかな気持ちになるのです。
 当家から南西には、ぼんやり霞んで見える牛伏山、そして、みかぼ山。雪はその稜線に降り積もり、美しい姿を現わしている。山と言えば・・・群馬は、山に囲まれ、どこにいても眺めることができる。それが日常であり、当たり前の環境。東京から群馬に帰る電車の窓から、赤城山が見えると、いつも、ほっとする。自分を迎え入れている気がする。そういえば、あれは中学校の校歌だったか・・・♪ みかぼの峰はいや高く、神流(かんな)の流れ、いや清し・・・・。どこの学校の校歌にも、地元の山はうたわれているのではないだろうか。山は、そんな包容力を持っている。
 一昨夜は、スーパー、ブルー、ブラッドムーン。寒い中、部屋から出たり入ったりの皆既月食を楽しみ、カメラに納めた。夜の闇に浮かびあがったお月さま、一段ときれいでした。
 
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