啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「思い出の断片」

2022-12-31 15:26:53 | 庭の花木
 「日本ズイセン」
 29日、年末恒例のCountry Party。いつもの会場、高崎ジョージアンハウスで、いつものメンバーと再会。あれからおよそ半世紀、あの時に聴いた音楽に出会うと、その時の時代の香りや心に残る一瞬一瞬が、思い出の断片としてよみがえる。思い出は、いつも心の中にあり、それはどこへも行かない。若い頃に歌った名曲、時代を飾った名曲は、今でも心の中で生きている。思い出の断片として。
 2022年、本日は大晦日。今年最大の、心躍る楽しい活動は山登り。一年間で37座。高山も低山もあったけれど、それぞれに山様が違い、自然がつくりだした絶景に感動。野鳥のさえずりや木の葉の木漏れ日の美しさ、山に咲く草花の美しいこと‼全身を使ってよじ登る岩場も緩やかな樹林帯も、泣きべそをかきながら登った山々も、いつも「ここに来てよかった‼」と感じた。それぞれの山に思い出があり、自宅からそれらの山並みを眺めながら、「あのてっぺんに登ったんだなぁ~」
と、その時の感動がよみがえる。自宅から見える名山は、ほとんど登ってしまった。
来年はどんな山に登らせてもらおうか・・。元気なうちに、もう少し山登りを愉しみたいと思っている。趣味のお茶にしても、水泳にしても、音楽や山登りにしても、いつも私の人生を後押ししてくれる人が周りにいることに「ありがたい」と心から思っている。ブログを開設してから本日まで、トータル訪問数223360人、閲覧数592321。当ブログに訪問してくださる皆様、ありがとうございました。来年も、よき年でありますように。
 円形とも違うし、かといって三角形とも違うし・・なんだか少し変形な茎の先から、5~6個の花をつけている日本ズイセン。白い花の中央に黄色の、盃のような形をした花冠があり、甘くとても良い香りを放つ。冬の盛りだというのに、寒さにもめげず咲くスイセン。特に、晴れた暖かい日、まとまって咲く花姿を見れば、一足早く、春が来たのではないかと思わせるほどだ。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ぐんま百名山  戸神山とヤマガラ」

2022-12-25 16:40:36 | 登山
 今年、最後の山登りは、戸神山(とかみやま)772m。関越沼田インターで降り、「玉原」方面へ。登山口が少しわかりにくいが、「観音寺」を目標にするとよい。関越道は何度も走っているのに、「その名」を全くしらず、「おむすびみたいな山があるなぁ~」としか認識がなく、「その名」が「戸神山」と言う名前であると、初めて知った。まさか・・登ることになろうとは。
 Pから緩やかな山道を歩くこと20分程度、登山口には「鉱山跡経由戸神山山頂へ(急坂)」の標識。この(急坂)を見過ごしてしまい、直登‼ (実は、他に緩やかなコース‟林道コース”があったことを後に知る)。直登コース、すごい!です。岩、岩・・岩の連続。どこへ足をかけていいか分からない。「かわいそうに・・足がみじかいからねえ~」と同行者。四つん這いになり、膝で登っていく。この山は、少し気を抜けるような、いわゆる中ダルミがない。ただひたすら登るだけ・・しかも岩を。どこに足をかけようかと迷っていると、前方に女性が、谷の方面に片手を伸ばしている。何?・・なっ なんと野鳥のヤマガラが、彼女の手のひらから、餌をもらっているではないか‼ 「えっ え~‼」 彼女・・「やってみますか」と、私にクルミを分けてくれた。真似をして、手のひらに餌をのせ、腕を伸ばすと、一羽のヤマガラが、ちょこんと止まり、一粒口にくわえ、サ~ッと飛び立っていった。「うわぁ~かわいい‼」何とも愛くるしいその姿。鳥の足が手のひらに止まったときの、ちょっとくすぐったい感覚は、今でも忘れられない。
 さらに、クサリやロープにつかまり、”まさか、まさか”の岩をよじ登っていくと、今度はゴールデンレトリバーを連れた夫婦。この犬もまた賢く「気を付けて下ってね」というと、「気を付けるのは、あなたです」と同行者。
 泣きべそをかきながらも登頂‼ これが、また凄い‼360度の展望。思わず、全ての山々に拍手‼よくぞ、ここまで美しい山並みを見せてくれたと。しばし、言葉を失う。ここでも、登ってきた方から、野鳥の餌を頂いた。よく、観察すると、あの子たちは、餌の選り好みをしている。小さいものは、プイッとはじき、大きいものから選んでは飛び立ち、また戻ってきては「ちょうだい」とせがむ。もう・・呆れるほど可愛い。
 低山ながら、こんなに素敵な山とは思わなかった。戸神山の真正面を直登するこのコースは、ミニアルプスと呼ばれていると、ガイドブックに記されていた。
 山登りは、今年1月9日の崇台山から今回で37座の登頂。充実した山登りでした。感動をたくさん頂いた山に感謝‼
手のひらから餌をついばむヤマガラ


三角形の戸神山
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ぐんま百名山 吾妻山・・・ヤブコウジ」

2022-12-19 10:48:43 | 登山
 桐生駅近くにある吾妻山(あづまやま)は、標高481m。低山であるがゆえに、休日はもちろん平日であっても、多くの市民に親しまれているという。
 吾妻公園に駐車し、園内の「哲学の小径」をとおり抜け、明るい尾根道を散歩気分でしばらく進んでいくと、吾妻山登山口の標識。急にゴツゴツした岩が現れる。「散歩程度の山だから、軽装でいい」と同行者に言われたが、実際「散歩程度」というには、少しきつい。第一男坂は急登、女坂は少し巻き込んでいるが、緩やかな坂。勿論、女坂を選択。時々、ロープを頼りに進むと、目の前に大きな岩「トンビ岩」出現。端っこは鋭く切れ落ち少し恐いが、ここからの桐生市街地の展望は素晴らしい。街は、冬の陽ざしに輝いている。さらに、第二女坂。岩場が続き、落葉が多く、足場には要注意。
 当日は強風。山頂では、風で飛ばされそうになったが、桐生市街は勿論、遠方には新宿副都心、スカイツリーも見え、展望が素晴らしい‼
 早々に下山。途中、登ってくる10名ほどのエネルギッシュな男子高校生。部活のトレーニング?冬空に半袖、半ズボンのジャージ。若いなぁ~・・羨ましい~・・。あんな時代が、自分にもあったのか・・。「こんにちは」という元気な挨拶。それだけで、こちらが元気をいただく。
 吾妻山は低山といえど、山は山。雑木林の尾根歩きを楽しんだ。

  登山道で見つけたヤブコウジ。常緑小低木。真っ赤な実が美しく、葉に隠れるように下向きにつく。つややかで美しい果実。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「作ってみました」

2022-12-12 15:26:21 | その他
 お正月料理というわけではないが、友人とお料理作りを自宅で楽しみました。寒くなると、冬野菜が美味しい。だいこんやかぶなど新鮮でみずみずしく、甘さが一段と増して、寒い時期だからこそ冬野菜が美味しいのです。
 かぶの彩炊き合わせ、サケの白みそ漬けの焼き物、大根、人参と干し柿のなます、レンコンのきんぴら、タイのこぶ締め、ハナビラタケのおひたし、ウグイス菜の胡麻和え、ギンナン、ラディッシュの塩もみ、さといもやニンジン、青物野菜のお吸い物、サツマイモ入りごはん・・。
手前みそになってしまうが、どれもとても美味しい。そして、大切なのは「だし」。自身は、通常福岡から取り寄せる「だし」を使っている。焼きあごやかつお節、うるめいわしや真昆布を使った和風だしで、いつものお気に入りなのだが、友人は「だしは味の基本となる大切なものだから」と、だしにこだわる。従って、「だし」をとるところから始めた。そして、彼女曰く「包丁はよく切れること」と。まっ、これはセーフかな?最後の仕上げは、盛り付けと器。盛り付けは、器に合わせるので、「あーでもない、こーでもない」と数少ない器の選択。
 総じて、やはり「だし」は料理の基本と改めて認識すると同時に、料理を作るのに「ひと手間を惜しまない」ということだろうか。今回は、ご飯のおかずというよりは、「酒の肴」的なもの。薄味ながら、しっかり素材の味がする。そして、話に花が咲いたのは言うまでもない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ティータイム」コンサート

2022-12-07 11:37:56 | その他
 4日(日)、本庄レンガ倉庫、多目的ホールにて、ティータイムコンサート、「明日にとどけ」。
このコンサートは、ギター弾き語りを愉しむ仲間たちのメンバーによる発表会。フォークソング、JーPOP、演歌などいろいろなジャンルの曲の弾き語り。
 自身が、「一緒に楽しみませんか」と声をかけられたのは今春。月1回の集まりで、2時間程度の練習後、それぞれが好きな曲を1曲だけ披露するという形態。勿論、ギター演奏の達者な方が(ユーチューブに出ています)いらして、アドバイスを頂けるので勉強になる。何気なく参加していると、12月にコンサートがあるというので・・びっくりです。現在のように、自分が趣味で歌っているのと、他人に聴いていただくのとではわけが違う。本気を出さなければ・・と思いつつも、お茶、プール、山登りに忙しく、練習時間を確保するのは難しい。プールの教室を割かなくてはならない時間が出来てしまった。
 コンサートの日が迫ってくる。気持ちばかり焦り、緊張もあったが、友人に「明日は楽しんでおいで」と背中を押され励まされた。
 早朝から会場作り、リハーサル、13時から本番。想像以上のお客様に、仲間たちはびっくり‼自身は「思い出のグリーングラス」「見上げてごらん夜の星を」「人生の扉」の3曲。演奏後「ギター演奏をしたり、歌ったりしているじいちゃんはいくらでもいる。若い人もそこそこいるけれど、ばあちゃんはあまりいない、かっこよかったよ」「綺麗な声ですねぇ」などど声をかけられ、心に充実感が広がる。
 来年は自身が企画し、友人や学生時代の仲間に手伝っていただき、皆で愉しむというイベントを予定している。是非、成功させたいと願っている。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「残菊」

2022-12-01 15:51:48 | 庭の花木
 「コガネギク」 キク科
 秋の花の王者、「菊」が残りわずかとなってしまった。菊はたくさんの種類があり、当家の狭い庭には、サガギクを初めハマギク、イソギク、その他名前の分からないものが、何種類か咲いていた。それらは「野菊」と言っているが、ヨメナやアキノノゲシのように可愛らしい印象だが、中には、野菊と呼べないような大きな花もあり、求める時は、しっかり名札をつけておけば良かったと後悔する。寒い時期に咲く「寒菊」は、もうすでに咲き終わってしまった。
 ところで、「残菊」といえば、古の時代、それを愛でる宴があった、と書物に記されている。菊は、そもそも中国から伝来し、権力、尊厳、崇高の象徴で、その花姿が高貴な風格であるがゆえに、日本でも古くから栽培され、公家、朝廷に愛されていたという。そういえば、天皇家の紋章として、菊の花が使用されていることは、広く知られているところでもある。
 今日から師走。急に気温が下がり、これから本格的に冬がやってくる。

サガギク
 嵯峨天皇が好まれた菊で、1つの形に仕立てて育てるようだが、当家のそれは、植えたままなので、王朝の感覚はないが、古代菊とあってか、他のものとは異なる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする