啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「オミナエシ」

2013-07-31 14:30:25 | 庭の花木
本日、ある新聞の群馬版に「キンコウカの花、陽光にきらめく・・盛夏迎えた尾瀬ケ原」の見出し。「金黄花」や未の刻(午後2時ころ)に咲くといわれたことから名前がついたヒツジグサ。見た瞬間胸がいっぱいになった。昨年丁度今頃、二人で数回訪れた尾瀬。初めて教えてもらったヒツジグサやオゼソウ。そして至仏山への登山。その時の会話や記憶が昨日のことのようによみがえってきた。

「オミナエシ」  オミナエシ科 

秋の七草の一つ。高さ60㎝〜100㎝位。日本では万葉の昔から人々に愛されている。開花時期も長い。名の由来は諸説あるらしく「おみな」は「女」の意。「えし」は「へし(圧)」で、美女を圧倒する美しさからなずけられた。あるいは、花の色を「あわめし」にみたてたともいわれる。漢字で「女郎花」と書くようになったのは、平安時代の半ばらしい。個体のものは、近くのJAで求めたもの。長年同じ場所に植えておくと株消しがおこりやすいので、子苗をとり株分けすると良いらしい。
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「ユウスゲ」

2013-07-30 10:51:41 | 里山
2010年3月〜2013年5月まで(書籍化したもののみ)が新啄木鳥の詩に挿入されました。夫の遺した文章はもちろんのこと、写真まで加えて頂きました。お力添えいただいたHさんに心から感謝申し上げます。

「ユウスゲ」  ユリ科

♪ 「ゆうすげは 淡い黄色よ 夜に咲き 朝に散る花  あなたは夜更けに来て・・・・・・」ユウスゲというとこの歌「ゆうすげの恋」を思い出す。詩の言葉のように、夕方花を開き、翌日の午前中に萎む一日花。葉はスゲの葉に似ている。花は鮮やかな淡黄色、レモンイエロー。別名「キスゲ」。ところで、群馬の榛名湖に、周辺を散策できる「ゆうすげの道」というのがあり、訪れた人たちを迎えてくれる。毎年夏の盛りは時々訪れ、草花を楽しんだものだ。個体のものは、竹沼の土手で撮影したもの。花言葉「麗しき姿」。
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「ヒメヒオウギズイセン」

2013-07-27 13:10:35 | 庭の花木
「ヒメヒオウギズイセン」  アヤメ科

「ヒオウギ」「ヒオウギズイセン」「ヒメヒオウギズイセン」・・・混同しやすい植物名。
ヒオウギは「檜扇」。これは、扇状に広がる葉がヒノキの薄い板で作った扇に似ていることから「檜扇」の名がついたらしい。ヒオウギズイセンは「檜扇水仙」。葉のつき方が檜扇状で、しかも花が水仙に似ているから。ヒメヒオウギズイセンは「姫檜扇水仙」。ヒオウギズイセンに似ていて、小型である為「ヒメ」がついてる。
個人的には植えた覚えがないのだが、たぶん他の植物にくっついて植えられたのだろう。繁殖力が旺盛であり、毎日蒸し暑い日々の中、この色は鮮やかでよけい暑苦しい印象を与える気がする。花もそれぞれ個性的で、一生懸命咲いているのに・・・・・。失礼。
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「イトハハルシャギク」

2013-07-26 14:03:10 | 庭の花木
「イトハハルシャギク」  キク科

この花の名前は何というのだろう・・・。ず〜と気になっていた。4月になると必ず芽をだし、やがて花を咲かせる。決して私の期待を裏切らない。葉がコスモスに似ているが、とにかく細い。花は直径3㎝位。名前もわからず余りの可愛さにあちこち株分け。この猛暑の中鮮やかな黄色で、庭を彩ってくれる。ところがである。昨日、何気なく立ち寄った近くのお店。 あったぁ〜! 即、店員さんに名前を尋ねた。「これは、イトハハルシャギクっていゆんですよ」 ふぅ〜ん。あまり聞いたことがない。漢字では?「糸葉春車菊」。と教えていただいた。糸、葉、菊は何とか理解できるのですが、春車とはどのような由来でついたものか?まっ 良くわかりませんけど、耐暑、耐寒、とても愛らしく強健な花です。
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「ツユクサ」

2013-07-25 11:34:08 | 庭の花木
「ツユクサ」  ツユクサ科

「あなたの好きな夏の花ベスト3をあげてください」と問われれば、迷わずツユクサをあげるだろう。畑の隅や道ばたでよく見かける雑草。節から根を出しどんどん枝分かれして広がっていく。1,5〜2㎝ほどの青い花をつける。花の形は特徴的で、上の2枚は青くて大きいが、下の1枚は白くて小さい。朝咲いた花が昼萎むことから、儚さを象徴するものとして、古くから歌に詠まれ、日本人に親しまれていた花の一つ。また、花の色素は、友禅染などの描染の下絵用の染料に用いられる。というのも、それで描いた絵は水に浸すとサッと消えてしまうため、都合が良いのだそうだ。
放っておくと、茎は地面を際限なく這い、草むしりにはちょっと手こずるけれど、全部抜いてしまうには、心にブレーキがかかる。
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「ウツボグサ」

2013-07-24 20:23:30 | 山野草
「ウツボグサ」  シソ科

高さ20㎝〜40㎝の多年草。草原、道ばたに生育。日本全土に分布し、今が花のさかり。和名は「靭草」で、花の形を、矢を入れる「うつぼ」にみたてたもの。穂はほして利尿薬にするのだとか。 個体のものは、竹沼の土手で撮ったもの。ここは、植生が豊かで色々な草花を楽しめる。散歩はもちろん、野鳥の声をきけるのも嬉しい。「ピーチクパーチク」賑やかで、「何を話しているのかな」とつい想像してしまう。また、これからは、運が良ければ、日本の国蝶に指定されているオオムラサキにも会える。今年も出会える事を期待しているが、私のカメラと腕前では大いに不安・・・。おまけにハチもいるのです。
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「スパティフィラム」

2013-07-23 18:28:10 | 庭の花木
「スパティフィラム」  サトイモ科

原産地 熱帯アメリカ。多年草。近くのJAで求めた。葉は深い緑色で、花穂には周囲を取り囲む仏炎苞。葉、花、仏炎苞のコントラストが鮮やかで、水芭蕉のように清楚である。戸外の半日蔭か室内の窓辺を好むようであるが、当家では年間を通し外に出しっぱなし。最近やや小ぶりになってしまったが、それでも時期になると花をつけてくれる。ほのかな甘い香りが魅力的である。
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「ムクゲ」

2013-07-22 18:09:26 | 庭の花木
「ムクゲ」  アオイ科

新しいパソコンに本当に悩まされている。もう何時間格闘していることか!気がついたら、昨夜アップした写真が消えてしまった。あ~もう。というわけで今はまた元のもので。8は少しずつ勉強したいと思います。

インドや中国が原産で、日本へは、奈良時代に中国から渡来。夏から秋にかけて、白、紫、赤などの美しい花をつける。比較的狭い場所に植えることができ、こまめに枝きりしても新しく次々と出てくる。ムクゲは栽培しやすいのか良く目にする。
個体のものは「ソウタンムクゲ」(宗旦木槿)。千利休の孫である千宗旦が好んだ事からこうよばれている。白の一重花に中心が赤い底紅のムクゲである。朝開花し、夕方に萎んでしまう1日花。夏の茶花には欠かせない花であり、大きめにふんわりと咲いた様子が美しく、品格があり、一輪でも存在感がある。
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ヤブミョウガ

2013-07-21 23:03:22 | 里山
ヤブミョウガ  ツユクサ科

新しいパソコンに四苦八苦している。ただでさえ機械オンチなのにもう大変!。
ヤブミョウガは「藪茗荷」と書く。高さ50〜70㎝。多年草。湿気の多い土地を好み、ヤブに生え、葉の形がミヨウガに似ているので、そのものズバリ、ヤブミョウガ。茎の先端から花序をまっすぐ伸ばし、純白で可愛い花を咲かせる。茎が凛として伸びているその姿は、見ていて気持ちがよい。花が終わると、直径5mm位の球状の実をつける。地下茎を伸ばし繁殖。
個人的には好きな花で、当家では何回もトライしてみたが、育たなかった。この時期はヤブミヨウガに会いたくて竹沼を訪れる。
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ブドウの袋かけ

2013-07-19 11:46:40 | 庭の花木
ブドウの袋かけ

今回の件では皆様にご心配をおかけし、また励ましのメッセージをいただきありがとうございました。特に新「啄木鳥の詩」を開設するにあたり、手を尽くしてくださったHさん、心から感謝します。まごまごしている私の姿をみて「何やっているんだろうね〜」と夫は笑っているに違いありません。

4〜5年前の春。高田の夜桜見物を楽しみ、山梨への旅。とあるドライブインでのこと。剪定した約20㎝のブドウの枝、4本100円。私は目もくれなかったが、夫が目ざとく発見。即購入。店員さんからレクチャーうけ、1年間プランターで育て、土におろした。昨年初めて数房収穫。今年は豊作。(多分)連休で帰ってきた孫たちと早速袋かけ。飛んだり、跳ねたり、兄弟けんかしたり・・・大騒ぎ。久方ぶりに家の中が賑やかになった。
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