啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

イヌタデ

2010-09-30 10:01:55 | 山野草

畑や道ばた、林のヘリなどに今の時期、あちこちで見かける花。普段はほとんど気にしない花だが、だんだん花が少ない時期になってきており貴重だ。よく見ると、ちょっと変わった可愛い形をしている。似たような花で、大型のタイプを庭などに植えているお宅もある。野草なのか、園芸種なのか判らない。


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フジバカマ

2010-09-29 08:40:24 | 山野草

秋の七草のひとつ。私のブログへの登場では最後(七草の)になる。何とか自然に咲いているものを撮りたくて探していた。結局は見つからず、当家の庭にカミさんが育てているものを掲載することとなった。利用している2冊の図鑑にも掲載されておらず、何だか難しい花のようだ?

有名な割りに、図鑑にもあまり載っていない?植物。ネットで検索すると一杯情報がある。
フジバカマはキク科のフジバカマ属。準絶滅危惧種に指定されているそうだ。利尿剤として効用があるという。また、乾燥させると芳香があり温浴剤としても使われるようだ。

当家の庭のフジバカマ。間もなく開花しそうだが、なかなか開かない。もう待ちきれなくて掲載しました。背景が隣家の田んぼのため、わかりにくく済みません。散歩コースの庚申山総合公園(藤の丘)にも植栽されているが、まだ開花しておらず、当家のものの方が立派!?
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タムラソウ?????

2010-09-28 08:51:03 | 山野草

碓氷峠から鼻曲山への途中、留夫山(1591㍍)の山頂手前のところ。ちょっと変わったアザミがあると思って葉に触れた。「ウッ!トゲがない。と言うことはタムラソウ?」と大喜びでシャッターを切った。

タムラソウは図鑑では知っているが、まだ現物を見たことがない。何年か前、友人と父不見(テテメイジ)山に登ったとき、咲いていたと言われた。帰路に写真を撮ることにしていたが、気付いた時にはその場を過ぎていた。「アザミと似ていて、トゲがないのがタムラウ」と教えてもらい、そのときから何となく探していた。

家に帰って、図鑑で確認すると何だかおかしい。葉の形状が違うのだ。写真のタイプは葉が先のとがった長マル形。図鑑のものは、切れ込みが入っている。残念ながら違ったようだ。図鑑に葉の形状や花がほぼ写真と似ている「チシマアザミ」があった。ただ、生育地が北海道と限られていたので確信できない状態。

※どなたか、この花の名をご存知の方がいたら教えてください。よろしく。

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鼻曲山と3種類の花

2010-09-27 08:46:39 | 低山歩き
旧・碓氷峠の熊野神社から一の字山(1336㍍)留夫山(1591㍍)鼻曲山(1654㍍)を往復した。往路は鈍い私の足で約3時間15分。シラネセンキューとゴマナの白い花、ノアザミとトリカブトの紫の花の中を歩くというと、ロマンチックだが「ここは熊の生息地です」の看板と猪の掘り返した土を見ながらの寂しい一人歩きだった。

もうひとつ。歩いた場所は上信国境(群馬と長野県)沿い。長野県には名だたる名山が一杯ある。それだけに、群馬県境の余り有名でない山まで、標識を整備する余裕がないのだろうか(ボランティアで頑張っていらっしゃる方には済みません)。有数な避暑地の軽井沢に接し、ハイキングする人も多いのではと思うが、熊野神社の登山口から、鼻曲山まで案内標識は少ないし、朽ちているものが多い。霧積温泉や二度上峠方面など群馬側への案内が多いこともあり「間違うはずはない」と思いながら、2度も引き返す羽目になった。山頂から降りると直ぐ、霧積への標識があり「霧積に降りるのではなく、熊野神社へ」との思い込みがあるから、直進してしまう。地図で確認すれば問題ないのだが、持参していても見ない私に責任がある。軽井沢からのハイキングコースである、長日向への下山コースの標識も大分古かった。

1、「鼻曲山」  今回で3回目。最初は群馬の霧積温泉から。2度目は二度上峠から。そして今回が軽井沢から。留夫山を経由してのコースは、アップダウンも多く、展望は全くないが結構楽しめる。留夫山の山頂は林の中、鼻曲山の山頂も木が成長しており、角落山方面と霧積温泉方面への展望が開ける程度だった。

2、「3種類の花」 先日紹介した赤城の花と同じ花が目立った。赤城ではポツリポツリと残っていた程度だったが、ここでは登山道沿いをずっと飾ってくれた。写真が下手くそだかこの中に紫の「トリカブト」と白い左上側の「シラネセンキュー」。中央部に、見分けにくいが「ゴマナ」が咲いていた。


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ヤブミョウガ

2010-09-25 16:01:05 | 山野草

里山の日が余り当たらない林の中や薄暗い湿った場所で夏から秋にかけてよく見る植物。散歩コースの竹沼や牛伏山(北口)などで何回か写真を撮ったが、何故か使わなかった。この写真は富岡市の丹生湖の北側に咲いていたもの。元気がよく、かなりの数で群生していた。

ツユクサ科の植物で、ヤブに生えているからこの名がついたようだ。ミョウガは新芽や花の部分を美味しく食べるが、この花は図鑑には「食べられる」と書かれていない。
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ヤブミョウガ

2010-09-25 15:51:15 | 山野草

里山の湿った林の中や林のヘリなどに夏から秋口にかけて咲いている。竹沼の周辺、牛伏山の来た登山口から咲きなど、あちこちで写真を撮ったがなんとなく使っていなかった。富岡市の丹生湖の北側では、かなりの数が群生していた。また、この時期になっても花がついていた。

ツユクサ科の植物だと言う。藪に生えているからこの名が着いているが、食べられる植物ではないようだ。
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キバナアキギリとノササゲ

2010-09-24 10:12:50 | 山野草
西群馬の富岡市西部。一ノ宮の南から碓氷の松井田方面に抜ける道路沿いに丹生(にゅう)湖がある。灌漑用のダム湖で周囲が約4㌔。ヘラブナ釣りの名所であり、舗装された周回道路があり、散歩を楽しむ人も多いようだ。3連休の最後の日、カミさんと訪ねた。初めて見た花があり、カミさんが「初めて見た」というカワセミの姿など結構楽しめた。

1、「キバナアキギリ」  ダム湖の北側。日のあたらない湿った場所の一角に、10数株咲いていた。100㍍ほどの間に、ぽつりぽつりと咲いている。図鑑やネットで名前を調べたがなかなか判らない。図鑑でようやく見つけたのがこの名前だった。シソ科の多年草で、アキギリに似ており黄色い花が咲くのでこの名がついたという。ネットでアキギリを調べて見たが、確かに花の形は似ているが、赤紫に見える花だった。


2、「ノササゲ」  この草も意識して見るのは初めて。喜んでカメラに収めた。調べてみるとマメ科の多年草。野生のササゲという意味でこの名がついているようだ。ササゲは野菜として利用価値が高いが、この草は役に立たないということだった。


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ヤクシソウ

2010-09-23 09:40:16 | 山野草

花が少なくなった秋の山から下りてくると、道路わきの崖などに黄色の花が目立つ。道路沿いの斜面や崩壊地などに咲く。赤城の五輪峠から舗装道路を大沼方面に歩いていると、コンクリートの間から小さな個体が目一杯成長し、花をつけていた。

図鑑によると崖っぷちや裸地など厳しい環境に対応する植物だと言う。反面、土地が安定してくると、他の植物にその場を明け渡してしまうのだそうだ。コンクリートの隙間から成長しているのを見ると、大分しぶとい植物に思えるが、結構健気なタイプのようだ。
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シラネセンキュー

2010-09-22 07:35:28 | 山野草

「シラネセンキュー」は赤城山から前橋市方面に下る道路沿い。新坂峠から下り始めて間もない、細い川沿いの日陰で咲いていた。この花も、日陰がちの林のなかなどに咲き、花が少ない時期だけに際立っている。

似たような花が多くあるが、花の咲く時期が遅いのと、セリと似た葉などで区別している。図鑑によればセリ科のシシウド属。背丈が1㍍ほどあり、周りの草むらから頭ひとつ抜けだした存在。小さな花が集まり、その集まりが外に向かって広がっている。花火と言うのは大げさだが、けっこう美しい。日光白根山で見つかったことから白根を冠している。
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サラシナショウマ

2010-09-21 09:13:26 | 山野草

赤城山の大沼、沼尻方面のキャンプ場の中。沼に流れ込む小川の淵で日陰に咲いていた。この場所では花のピークを過ぎていたが、里山では11月頃まで見かけることがある。里山から亜高山帯まで生殖範囲が広い。里山の林の中で、白い穂状に咲いた花が印象的。背丈が1㍍以上のものもあり、花の部分が15㌢以上もありかなり目立つ。

葉の形はセリとかニンジンに似ているが、図鑑によるとキンポウゲ科でサラシナショウマ属を構成。若葉を水にさらして食べることから(さらし菜)の名がついた。ショウマはこの仲間の中国名だそうだ。

近所の里山では11月に入ってから見ることもある。農協のグリーンセンターで買ったものを自宅に植えた。何年も元気で生きていたが、背が高くなりすぎ、花の部分が自然に咲いているような長さにならなかった。今は消えてしまった。

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